リオから東京へ
2016年 07月 06日
もうすぐリオオリンピックが始ります。
水泳も、陸上も、もう殆どの競技が選定を終え、選手たちは出発を待つばかりでしょう。
こんな時に、水を差すようで、なんなんですけれど(なら、言わなければ
いいのですが、生来のこの性格、黙っているということができません。
いつものおババのたわごとと、ご笑止くだされば幸いです。)
今朝の読売新聞を見たら、どうしても言わずにはいられなくなって・・
・・・・ま、いつものことですが・・・
こんな史上一番危険な開催国で、世界中のアスリートを集めて、莫大な国家予算を
つぎ込んで、オリンピックを開催することを、そもそもなぜ決めた?
もちろん、開催国は自らアピールして、その権利を得るまで努力奮闘するのは、
東京オリンピックで十分判りました。
でも、裏金や、過剰接待、委員達の傲慢、政治的かけひきなどで、この開催国の
決定がなされていることは、世界中の周知のことではないですか。
普段でも、路上強盗がはびこり、世界で何番目かに治安が悪いとされるこの国で
世界中からの人たちを集めて、世紀の祭典をする意味はどこにある?
かつて、日本も一回目の東京でオリンピックを開催した時は、戦後の復興の印を世界中に
見せると意気込んで、インフラも含めて、東京中を先進的な清潔で機能的な街に変貌
させました。
でも、それが表向きのことであったことは、昨今の「前回のオリンピック譚」のような
小説や談話や残された文書が明らかにしています。
近年のオリンピック開催国がその後の、莫大な赤字にのた打ち回っていることも、
マスコミで何度も報道されました。
かのギリシャの破綻の、最後の刃は、ギリシャオリンピックとさえ言われています。
それでも、世界中の国々はオリンピックの開催を求めて、運動に余念がありません。
それはなぜ?
言わずとしれた「政治介入」の賜でしょう。
国家の威信と高揚のために、オリンピックを利用しょうとする国家の画策としか
言いようがありません。
リオの競技場の周りに集まる貧民街の子供たち。ストリートチルドレンの横行。
日本の選手たちにも、夜間外出の禁止や、強盗にあったときは眼をそらすなんて
注意事項が伝えられているとか。
アスリートのお父上は、「夜間の外出はやめます。私になにかあって娘が
競技にでられなくなったら大変ですから」とコメントしていましたが、
そんな国になんで娘をやるかと、オリンピック委員会と、日本政府を恨みたくは
ないのでしょうか。
発達途上国を非難しているのではないのです。オリンピックが先進国のものだけと
思っているのではないのです。
いつのまにか、オリンピックがスポーツの神様の手を離れ、強欲な政治家達の
切り札や道具になりはてたことを嘆いているのです。
しかも、それを表立って問題にすることは、それまですべての時間と努力を
そのことだけに費やした選手たちが可哀想という人道主義に反する行為と
世間からの後ろ指に耐えねばなりません。
リオだけの問題ではありません。
次の東京も同じです。開催国に決まったときはあんなに狂喜乱舞したのに、
その時の東京都知事はお金の問題で辞任。国立競技場は他国のデザインのあまりの
高額なことにビック仰天。シンボルマークは贋作疑惑。
ホテルは高騰を続け、いまや東京で宿泊するのは、お金のかかることばかり・・
日本の東京以外の土地で、次回東京でオリンピックを開催することを望んでいる
人はどれくらいいるのでしょうか?
しかも、今回も次回も、世界的に見れば、ISの脅威に晒されていることは
同じです。
あの目立ちたがり屋のイスラム国が、こんな世界のお祭りを見逃すはずはあり
ません。
そんな標的になるかもしれないお祭りを、国内世論を無視して、断行してもいい
のでしょうか?
わたくしは、小学校三年生のときに、前の東京オリンピックを見ました。もち
ろんテレビでです。
国際的な行事を初めて見る興奮はありましたが、それよりも、その時テレビを
見ていたお友達のお家で、おやつに手造りドーナッツがでました。
わたくしには、そちらのほうが驚愕の事実でしたね。
その頃読んでいた、マーガレットや少女フレンドには確かに、おやつにママが
作ってくれたお菓子というシーンはありましたが、それは「マンガの世界」と
わたくしは思っていました。
そういう時代でしたし、それを恥ずかしいとは思いませんでした。
でも、もうそういう時代ではないのです。
ネットで世界中が繋がり、こんな片田舎のおババでも自由にブログで意見を
述べられ、政治や経済や社会のことを語りあえる時代なのに、なぜオリンピック
だけが旧態然とした、政治や権力や金権が横行したままの組織であるのかが
判らないのです。
それはわたくしが生まれながらの「ウンチ」(運動オンチのことです)だから
アスリートの気持ちが永遠に判らないから呟くたわごとなのでしょうか?
もちろんわたくしはリオには行きませんし、たぶん東京にも行かないと思います。
でも、リオや東京で、不幸にして誰かが亡くなったり、怪我をしたり、
そういう事件が勃発したら、この世界の片隅でオリンピックを憎しみ、嫌う一人の
おババになるに違いありません。
水泳も、陸上も、もう殆どの競技が選定を終え、選手たちは出発を待つばかりでしょう。
こんな時に、水を差すようで、なんなんですけれど(なら、言わなければ
いいのですが、生来のこの性格、黙っているということができません。
いつものおババのたわごとと、ご笑止くだされば幸いです。)
今朝の読売新聞を見たら、どうしても言わずにはいられなくなって・・
・・・・ま、いつものことですが・・・
こんな史上一番危険な開催国で、世界中のアスリートを集めて、莫大な国家予算を
つぎ込んで、オリンピックを開催することを、そもそもなぜ決めた?
もちろん、開催国は自らアピールして、その権利を得るまで努力奮闘するのは、
東京オリンピックで十分判りました。
でも、裏金や、過剰接待、委員達の傲慢、政治的かけひきなどで、この開催国の
決定がなされていることは、世界中の周知のことではないですか。
普段でも、路上強盗がはびこり、世界で何番目かに治安が悪いとされるこの国で
世界中からの人たちを集めて、世紀の祭典をする意味はどこにある?
かつて、日本も一回目の東京でオリンピックを開催した時は、戦後の復興の印を世界中に
見せると意気込んで、インフラも含めて、東京中を先進的な清潔で機能的な街に変貌
させました。
でも、それが表向きのことであったことは、昨今の「前回のオリンピック譚」のような
小説や談話や残された文書が明らかにしています。
近年のオリンピック開催国がその後の、莫大な赤字にのた打ち回っていることも、
マスコミで何度も報道されました。
かのギリシャの破綻の、最後の刃は、ギリシャオリンピックとさえ言われています。
それでも、世界中の国々はオリンピックの開催を求めて、運動に余念がありません。
それはなぜ?
言わずとしれた「政治介入」の賜でしょう。
国家の威信と高揚のために、オリンピックを利用しょうとする国家の画策としか
言いようがありません。
リオの競技場の周りに集まる貧民街の子供たち。ストリートチルドレンの横行。
日本の選手たちにも、夜間外出の禁止や、強盗にあったときは眼をそらすなんて
注意事項が伝えられているとか。
アスリートのお父上は、「夜間の外出はやめます。私になにかあって娘が
競技にでられなくなったら大変ですから」とコメントしていましたが、
そんな国になんで娘をやるかと、オリンピック委員会と、日本政府を恨みたくは
ないのでしょうか。
発達途上国を非難しているのではないのです。オリンピックが先進国のものだけと
思っているのではないのです。
いつのまにか、オリンピックがスポーツの神様の手を離れ、強欲な政治家達の
切り札や道具になりはてたことを嘆いているのです。
しかも、それを表立って問題にすることは、それまですべての時間と努力を
そのことだけに費やした選手たちが可哀想という人道主義に反する行為と
世間からの後ろ指に耐えねばなりません。
リオだけの問題ではありません。
次の東京も同じです。開催国に決まったときはあんなに狂喜乱舞したのに、
その時の東京都知事はお金の問題で辞任。国立競技場は他国のデザインのあまりの
高額なことにビック仰天。シンボルマークは贋作疑惑。
ホテルは高騰を続け、いまや東京で宿泊するのは、お金のかかることばかり・・
日本の東京以外の土地で、次回東京でオリンピックを開催することを望んでいる
人はどれくらいいるのでしょうか?
しかも、今回も次回も、世界的に見れば、ISの脅威に晒されていることは
同じです。
あの目立ちたがり屋のイスラム国が、こんな世界のお祭りを見逃すはずはあり
ません。
そんな標的になるかもしれないお祭りを、国内世論を無視して、断行してもいい
のでしょうか?
わたくしは、小学校三年生のときに、前の東京オリンピックを見ました。もち
ろんテレビでです。
国際的な行事を初めて見る興奮はありましたが、それよりも、その時テレビを
見ていたお友達のお家で、おやつに手造りドーナッツがでました。
わたくしには、そちらのほうが驚愕の事実でしたね。
その頃読んでいた、マーガレットや少女フレンドには確かに、おやつにママが
作ってくれたお菓子というシーンはありましたが、それは「マンガの世界」と
わたくしは思っていました。
そういう時代でしたし、それを恥ずかしいとは思いませんでした。
でも、もうそういう時代ではないのです。
ネットで世界中が繋がり、こんな片田舎のおババでも自由にブログで意見を
述べられ、政治や経済や社会のことを語りあえる時代なのに、なぜオリンピック
だけが旧態然とした、政治や権力や金権が横行したままの組織であるのかが
判らないのです。
それはわたくしが生まれながらの「ウンチ」(運動オンチのことです)だから
アスリートの気持ちが永遠に判らないから呟くたわごとなのでしょうか?
もちろんわたくしはリオには行きませんし、たぶん東京にも行かないと思います。
でも、リオや東京で、不幸にして誰かが亡くなったり、怪我をしたり、
そういう事件が勃発したら、この世界の片隅でオリンピックを憎しみ、嫌う一人の
おババになるに違いありません。
# by sala729 | 2016-07-06 12:01