人気ブログランキング | 話題のタグを見る
暖冬と言われてはいますが、さすがに1月に入ると、芯から寒いと感じる日がありますね。
私たちのように、広範囲に車で移動するときは、高速道路情報が欠かせません。途中が通行止めであったり、規制がかかっていたりすると、仕事が遂行できませんから、この季節、お天気さまには逆らえないな・と。
でも、わが社は全国組織なので、もっと寒い地方に行くと、こんなもんで「寒いなんて・・」と
笑われそうなんですけれどもね。それでも、寒いものは寒い!!・・・ですよ。

さて、そんな日々のなかでも、相談電話は続きます。
もう最近とはいえないのですが、社会問題になって久しい「架空請求」におびえる新妻からの
相談電話に、木枯らしの舞う夜の高速を飛ばして逢いにいきました。
新婚二ヶ月目の彼女は、仕事で遅れてすみませんと礼儀正しく挨拶をして、話はじめました。若いけれど、落ち着きがあって、きちんとした話しぶりに、好感がもてます。
自分で意識して登録したのではなくて、誤作動でそうなってしまったという話にも信憑性が持てます。夫には知られたくない・・これは新婚妻なら当然の思いでしょう。
こういう妻の思いは大事にしてあげたいと思います。その上でなにができるか、それを考えるのが、私の仕事です。

話が終わって、彼女の表情が晴れやかに変わるとき、それが自分の仕事の醍醐味だと感じるシーンでもありますね。もちろん、調査結果の報告で、すべてが終了したときも、それはその満足感は当然あるのですが、それは調査の力である部分が大ですから、本当に私の力で
安心させてあげることできたと感じるのは、じつは、この一瞬なんですね。
私と話をすることで安心が得られた・・そうおもっていただけるのはなんと幸せなことなんでしょうか。それを仕事として、自分という人間が成り立っているということは、最高の幸せであると、私は感じています。

面談の結果をOリーダーに報告して、北風の高速を飛ばして家路に向かいながら、ほかほかと暖かいものが流れていくのを感じるのは至福です。
きょうの夕飯が多少まずくても、ま、いいか・・なんて、やさしい気持ちになれる私です。

# by sala729 | 2005-01-08 11:20

ここ何日かの空白は、けっしておさぼりしたわけでも、ここに綴ることに飽きてしまった訳でもないのです。私たちの仕事は、時間がとて不規則で、真夜中に帰宅したり、急なお泊りになったりすることも日常的なことなのです。ですから、ここに定期的に書き込みすることができない日もでてくるのです。

と、言い訳はこれぐらいにして、H氏の続きに入りましょうね。本人(H氏)も知らないうちに、彼はすっかりここの人気者になってしまいましたが、彼の受難は今回が初めてではありません。なにしろ、酒豪のOリーダーと一緒に仕事をしていたころ、中洲の街でふたりで飲み歩いては、次の時にはもうすっかりお店のおねーさんたちのアイドルになっていた・・と、いう逸話があって、「Hといくと、ホステスさんがみーんな彼のそばに行ってしまう」と、やっかみの陰口がささやかれていたくらいですから・・
あの、家出夫が見つかった奥さんの脳裏から一日も早くH氏の面影が消えることを心から願っている私です。

さて、毎日のようにいろいろな仕事、雑事は入ってくるのですが、ひとつづつそれを辿っているとなかなか魅力的なわが同僚たちをご紹介できないので、合間を縫って、お披露目しますね。
前々回ご紹介のN主任の下にいるのがK班長です。
彼は正真正銘の独身で30ちょっとですが、若くみえますよ。シャイで、Oリーダーのいじられキャラなのですが、それをいやともせず、一身に受けてたじろく姿に母性本能をくすぐられる
女性も多いはず・・。
私たちの仕事のなかでも、とくに調査員は、風俗や出会い系サイトなど、独身男性にとっては、いろいろ誘惑の多い仕事です。そんななかで健気にもがんばっているのですが、時に
がんばりすぎて・・(苦笑)と、いうこともあるのです(・・・内はご想像ください・・)
ということで、好青年のK班長にコンタクトをとご希望の方は、遠慮なくお申し出ください。

ま、同僚たちの紹介はこれからも追ってさせていただきます。なにしろ、約一名、とても
常識だとか、社会通念だとかいう言葉からとおーーい「怪物」がおりますから、このスペースで、ご紹介できるかどうか・・。そして、そのあとのリアクションがどんな展開になるか・・と、思ったら、とて「憂鬱」になる私です。。。

# by sala729 | 2005-01-07 12:52

わが社の初出は5日で、調査もわたしたちも、お休みのようでお休みでない日々をすごしているのですが、それでもあ~~この日が始まりだなぁって思う日があります。
毎日仕事に追われ、仕事に急き立てられるそんな毎日がすごせたら、「最高!」ですわ(笑)

ところでH氏の危機はさらに続きます
なんと、この日記の愛読者までもが、H氏に逢わせろ、写真を送れと私に迫ってくるのです。
まず、一言申し添えておきますが、わが社はハンサム揃いですよ。リーダーのO氏。N主任。K班長、みなH氏に負けず劣らず・・(でもないかな・・)ま、ともあれ水準以上であることは間違いありません。
ですから、妻子ありのH氏にこれ以上の夫婦の危機がきたら・・どうしましょ。と、心のすみで思いながら、仕方ないわよね~~と、自分の気持ちをなだめている私です。

で、今は23時をはるかに回っていますが一本の電話がまた鳴りました。わたしの依頼者からです。彼は、じつは明日の彼女の様子を見て欲しいといっておきながら、一旦キャンセルしたにもかかわらず、また、やはり明日見て欲しいというのです。
実際、こーいう優柔不断なのが一番困ります。調査の依頼を受けた瞬間から私達は、すぐに手配に入ります。人手、調査車両、機材などなどですね。
そして打ち合わせ。それらが終わって、よしっ!と、なったころ「・・あのう、もうやめます」と
いわれたら、すべての段取りががらがらと・・。
それでも、無理やりやれとはいえず、お受けしてチームをばらしてしまいます。
それをまた、やっぱり明日やって・・といわれると、いくら温厚なN主任もそれは切れますわよ。でも・・そーいうなかなか決めれない性格だからこそ、事実の確認に私達の協力が必要ともいえるわけですから、ここはひとつ「人助け」と思って、N主任、よろしくお願いします(ペコリ)。こうして、また私と依頼者のわがままな一年は始まり、まわりは振りまわされる・・と、いうことです。・・・(いつか、地獄に落ちるわ・・わたし・・)

# by sala729 | 2005-01-03 23:47

昨日綴りきれなかったのですが、初詣に参りました。
この仕事、案外神頼み・・みたいなことも多くて、Oリーダーの口癖は「墓参りいけよ」なんです・・。初詣は某有名神社なんですが、これがどこなのかはひ・み・つ(笑)。これだけでおわかりの方はいらっしゃるて゜しょうか??
今日は、仕事的には穏やかな一日です。相談のお電話も、なりません。こんな日があってもいいですよね。ただ、現場は動いていますから、心に後ろめたいものをお持ちの方はご用心なさったほうがいいですよ。

こんな穏やかなお正月はビデオでも・・と、思って何年ぶりかでレンタルビデオショップに行きました。そこでなんとなつかしいビデオが・・・。タイトルは「人間の条件」6部作。これは昭和28年製作だそうですが、もちろんそれをリアルタイムで見たわけじゃないのですが、私が中学2年の時、どうしても欲しくて、欲しくてしかたなかった本の映画化されたものだったのです。
当時は映画がすでにあるなんて知らなくて、単行本の2部作がお小遣いで買えず、お年玉を待ち望んで、何十年か前の今日(1月2日ですね)買いに走ったことを思い出しました。とりあえず2本だけ借りて帰って今、見終わったところです。
今みればほんとに青臭いヒューマニスト物語のような気がするのですが、当時の私は間違いなくこの本の影響は強く受けたと思います。そしていいにつけ悪いにつけ、その残滓は今も色濃く残っているように思います。この本は私のいわば「意識のルーツ」のようなものですね。

そして、自分のために、残される人たちのために、今年もきちんと「遺言書」を書き綴り
私のお正月は、すぎて行くのです。

あーあ・・でも、もう明日からはこんなたくさんの時間はいらない。
相談のお電話と、仕事の電話に振りまわされる日々に戻りたい・・と、どこまでも仕事人間の私は思いつづけるのでした。
・・・・(ほんとに、仕事がひまだと機嫌わるいんだから・・『家族のかげの声』)

# by sala729 | 2005-01-02 17:19

こういう仕事でも、調査員も人の子なら、相談員も人の子。もちろんお正月も来ますよ。お雑煮も食べます。それに案外こういうときは飛び込みの仕事が少なくて、ほんとに貴重な家族サービスの時間になったりするものです。
あの、きびしいOリーダーが、お嬢ちゃんの手をひいて、ぼうやを肩車して・・なんてちょっとほほえましいではありませんか。
しかし、それでも私達の携帯にはいつも依頼者から電話は入ります。急用もあれば、他愛ないこともありますが、それは私達が判断することで、依頼者はそんなことはおかまいなし。
いーんですよ。それでもね。ただ「Hさんの携帯番号教えて。住所は?」・・こーいうのは困ります。それでなくても、いつと゜こに出るかもしれない調査員たちは常に離婚の危機にさらされているのです。だって、突然、今日東京・・と、言ってたのが明日の朝は札幌にいる・・なんてことが続いてごらんなさい。どんなに心の寛い奥さんでも、一度くらいはほんとなの???と、言うでしょう。しかも、調査内容次第では夜のお店にも行きます、フーゾクも呼びます。
これではいくら自らを律していても、他の人に品行方正を証明するのがどれほど難しいか・・
男性諸氏ならよーく判っていただけるはず・・(笑)
そんな夫婦の危機を薄氷を踏む思いですごしている調査員に、そーいう誘惑の電話は聞かせたくないのです(笑)

もともと、女性は自分が困っている時や途方にくれている時に親切にしてもらうと、その相手に過剰意識をもってしまうことがありますね。そして、自分を委ねたくなってしまう・・
でもね。それじゃ、浮気したあなたのご主人と同じですよと、私は言いたいのです。
事実関係がはっきりした以上は、これからのこと、夫婦のことあなたが決めなければならないことは、たくさんあります。
どんなに素敵な調査員であっても、心を動かされても、それでもその方向を見てはいけません。あなたには、あなたのなすべきことがあるはずです。

ハンサムな調査員にはそれはそれでいろいろと悩みや危険もあるのです。今年もH氏のご家庭がご安泰でありますように・・・。

# by sala729 | 2005-01-01 16:23