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仕事とはいえ、毎晩毎朝の美砂さんからのメール電話攻撃には、ちょっと参っていますね。
不安を自分で抱えきれない人というのは、いるものですが、そういう人が大人になると、それははっきり言って「はた迷惑」でしかないですね。
ここだけの話ですが(笑)、正直、こういう奥さんを持つと、夫たる人はたいへんかな・・と、一抹の同情も覚えます。しかし、より迷惑なのは子供たちでしょうね。今は幼いふたりがこの母を見て育つことの不憫と怖さを想像するとちょっと暗い気持ちになります。
親を冷ややかに見るか、情緒が不安定になるか・・どちらにしても、これから子供たちに、よりよい環境が与えられますように・・と、祈らずにはおれません。

水ぬるむ・・とはよく言ったもので、旧暦のお正月からは、漂う空気さえも、すこしやさしく暖かく感じらます。なんて言ったら、北国に人たちになにをのんきなことを・・と、叱られるでしょうか。
季節は変わっても、変わらないのは男女のトラブルです。相変わらず、日々相談は続きます。昨日も・・・
「離婚した妻が男と付き合っているらしいんです」と、中年男性の声。
別れた妻がどうしょうと、勝手でしょ。と、思いながら、「それで?」と聞き直すと
「今まで、養育費払ってやってたんですけど、男がいるならそれ、やめようと思って・・」
「養育費は奥様にではなくて、子供さんへの親の義務ですよね。」と言うと、急に哀れっぽい
口調になって「いや、再婚するならその相手に子供が虐待されないかと、心配で。。」
その気持ちは判ります。
たしかに今はそういう時代ですよね。再婚相手の連れ子を虐待死させたり、それを黙ってみていたり・・。心配になる気持ちはよく判ります。
「相手の男のことが知りたい」と、続ける気持ちに動かされて、お逢いすることになりました。
仕事の途中とかの相談者は、作業ジャンバーにズボン。笑うと前歯が何本か抜け落ちているのが目立ちます。54歳という相談者の前の妻は34歳で4歳と2歳の子供がいるということでした。離婚の原因をお聞きすると
妻がギャンブルにのめりこんで、金遣いが半端じゃない。なにかにつけて金がかかる。
子供のことほったらかして、遊びほうけている。
・・しかし・・ですね。ほんとにそういう奥さんなら、そういう人になんで子供を託すのでしょう・・。
そうは思いませんか?
いくら、子供が小さくて、お母さん、お母さんって言う・・とはいえ、そんな母親に預けることに
父親としての不安はないのでしょうか。

一概に決め付けるわけではありませんが、いい人を演じようとして、自分以外の人との
摩擦を避けることしか考えていないのでは?と、思ってしまいました。
たしかに、表面は子供の意思・・ではありますが、4歳と2歳ですよ。たとえ、一時的には子供に嫌われようとも、子供の安全と生活を考えたら、無理やりにでも母親と引き離し、父である自分が責任をとるようにする・・ことがなぜできないのでしょうか。
責任を持って子供を育てなければならない親は、子供に対して、やさしいだけ、いい人だけではだめなんです。子供の意志に反しても、ときには断固やりとげないことはあるのです。
それが「愛情」であり「躾」でもあるわけなのですね。

今の世の中は、両極端です。
子供に理解あるやさしい親と思われたい親か、子供を虐待する親か・・
うまく、バランスをとることができないんですね。
「斟酌」とか「按配」とか昔の言葉にあるような、いいところ、わるいところを適当に、とりいれて自分の判断でそれを実行することができない・・なんて、幼稚な世の中なのか・・と思います。

子供は社会の宝だと私は信じています。子育ては神様から課せられた人間の天職です。
子育てが終わると、子供は社会に返さねばなりません。しかし、同時に子供はどの子も皆で
守らねばならないのです。
美砂さんの子供も、相談者の子供も、こうしてなにかの縁で接した限りは、なにかできることはしたいと、思いつつ曇った重たい2月の空を眺めて、今日も一日は始まります。

by sala729 | 2005-02-10 10:45

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