探偵志望
2006年 05月 17日
なんと安定しない天気の日々が続くのでしょう。
「花冷え」という名前は、綺麗ですが、その底意地の冷たさは、京女の薄情けに、似ています。
(すみません。単なる比喩ですから、京都の女性の皆様、誤解ないようお許しください。深謝)
ここのところ、わが社は「ドロドロ相談」ばっかりで、私もRさんも食傷気味・・です(苦笑)
それでも、今月初めに兄・武生さんの相談を受けた素子さんから「兄が警察に保護されました」という連絡をいただいたりという、嬉しい知らせもありました。
調査に至らずとも、なにはともあれ、こうして身柄が確保されると、相談者も安心です。
これから、この兄妹のやらなければならないことは、沢山あるでしょうけれど、武生さんが
見つかることが、第一歩でしたから、まずはそれはクリアできたわけですね。
この、相互依存の兄と妹が、それぞれひとり立ちすることはないかもしれませんが、それはもう
二人の問題です。もしも、ご相談を受けたら、もちろんお話しますけれど、その日を選ぶのは彼女です。
私は、ただ待っているだけです。いつも、いつでも、その扉を叩けるようにと準備して・・・。
この仕事に興味を持つ方は多いです。
面談にお伺いすると、相談そっちのけで、業務のことや、機材のこと、システムや、調査の内容を質問し続ける方がなかにおられます。
でも、決まってそういう方は、私たちを(私ではなく・・調査員を・・ですね。)「探偵物語」の松田優作さんや、浅見光彦さんみたいに思っていらっしゃるようです(^^;)
宗像さんご夫妻とお逢いしたときもそうでした。
ご主人は31才。東京の大学を出て、フリーターのまま、実家のコンビニの手伝いをしているそうです。子供は三人。
実家の土地に自分の家を新築しょうとしているのですが、その隣のおばちゃんが、例の「騒音おばさん」そっくり・・・・なのだそうです(><)。
もちろん、姿形ではありませんよ。・・・・・その性格と、周りの人たちの感想が・・・。
まず、実家のご両親が反対しました。
「あの人は、難しいけん、子供や連れて行ったら、揉め事の種、ばら撒いて歩くようなもんじゃ。
あの土地にはやめとけ。」
ご近所でも、水道管が破裂したとか、駐車中の車がパンクされたとか、道ゆく中学生を怒鳴りつけたとか、話題には事欠きません。
たしかに・・・この通りなら「奈良の騒音おばさん2世」かも・・・。
ご主人は、親の言うことでもあるので、諦めかけました。ところが、しっかり者の奥さんが「待った!」をかけました。
奥さんが言うには、近所のトラブルなんて何処に行ってもある。そんなこと、いちいち言っていたら住むところなんかなくなると、言うのです。
それも、尤もな言い分・・ではあります。
それでも、子供もいることですし、眼を瞑ってGO!というわけにもいかず、出した折衷案が、では
そのおばさんのことを調べよう・・ということになったらしいのです。
子供さんたちは、保育園に行かれているとかで、リビングでご夫婦と向き合いました。
「探偵さんって、特殊な道具もってるんですよね。今、持っていたら見せてください。」
開口一番、ご主人の嬉しそうな顔。
「いえ。私は調査はしませんから。そういうものは、持っておりません。」
「でも、でも、こう、携帯ピッーとやると、車がヒューンって来たりするんでしょ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(^^;)(**)(><)・・・・・・・・・ほ、本気???・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さすがに、私がひいたと思ったのか、ご主人があわてて
「いゃあ、テレビなんかじゃよくあるじゃないですかぁ。ねぇ、ピピッツって・・・」
(それは、テレビの話でしょ????・・・・)
「あのう、アタッシュケースなんかに、道具入れてるですよね?」
思わず噴出すところでした。
いまどき、アタッシュケースに道具いれて、トレンチコート着て、帽子被って、電柱の影て゛
タバコ喫ってたら、間違いいなく 捕まります 不審者として・・(笑)
「それで、調べることはできるんですよね?」
奥さんは、そういうご主人のアホさに慣れきっているのか、彼のことは、脳裏にも置いてないようです。
「はい。できます。もちろん、いことも悪いことも含めて、その方のことはすべてそのままご報告しますから、そちらさまの意にかなっているかどうかは、この時点ではいえませんけれでも。」
「いいんです。それで。・・・そのまま伝えてください。」
「あのう、乗ってきた車って、ちょっと見せてもらってもいいですか?」
(まだ言ってる・・・・そんなことばかり言ってると、奥さんに逃げられちゃいますよ。)
「普通の車ですよ。だってそうでしょ?。目立つような特殊な車、乗れるわけがありません。」
「そ、そ、そそそ、そーですよね。」
すばやく納得するのも、なにか不自然・・・・。
奥さんは、調査費用を、住宅設計の会社と交渉すると仰っています。
なかなか賢明です。それにひきかえ、このご主人の幼稚さ・・・。
もしかしたら・・・もしかしたら・・・
彼の実家は、そういうことも踏まえて、本当はあの地に、家を建てて欲しくはないのかも・・・なんて穿った見方をしてしまいました。
そして、奥さんもそれを見越して、なにもなければ、決行しょうとしているのでは???
うーん・・・・なかなか奥が深いかも・・この話。
それにしても、何も判ってないのは、このご主人だけ????(笑)
「ボク、コンビニなんかより、そーいう仕事がしたかったんですよ。今からでもできますかね?
どうやったら、なれるんですか?」
・・・・・・なってもいいけど・・・トレンチコートも、自動制御の車も、うちにはないですよ・・・。・・・
アタッシュケースも自前ですけどぉ???・・・・・・・・・・
「はい。どうもありがとうございました。」
ご主人の、ノーテンキな会話に、どうやら奥さんの方がキレたみたいです。
「では、失礼します。」と、玄関を辞す私に、なおも質問しょうとするご主人の声を聞こえぬふりしてドアを閉めたと、同時に
ばっかじゃないのぉぉ!!! の、声が響き渡りました。
「花冷え」という名前は、綺麗ですが、その底意地の冷たさは、京女の薄情けに、似ています。
(すみません。単なる比喩ですから、京都の女性の皆様、誤解ないようお許しください。深謝)
ここのところ、わが社は「ドロドロ相談」ばっかりで、私もRさんも食傷気味・・です(苦笑)
それでも、今月初めに兄・武生さんの相談を受けた素子さんから「兄が警察に保護されました」という連絡をいただいたりという、嬉しい知らせもありました。
調査に至らずとも、なにはともあれ、こうして身柄が確保されると、相談者も安心です。
これから、この兄妹のやらなければならないことは、沢山あるでしょうけれど、武生さんが
見つかることが、第一歩でしたから、まずはそれはクリアできたわけですね。
この、相互依存の兄と妹が、それぞれひとり立ちすることはないかもしれませんが、それはもう
二人の問題です。もしも、ご相談を受けたら、もちろんお話しますけれど、その日を選ぶのは彼女です。
私は、ただ待っているだけです。いつも、いつでも、その扉を叩けるようにと準備して・・・。
この仕事に興味を持つ方は多いです。
面談にお伺いすると、相談そっちのけで、業務のことや、機材のこと、システムや、調査の内容を質問し続ける方がなかにおられます。
でも、決まってそういう方は、私たちを(私ではなく・・調査員を・・ですね。)「探偵物語」の松田優作さんや、浅見光彦さんみたいに思っていらっしゃるようです(^^;)
宗像さんご夫妻とお逢いしたときもそうでした。
ご主人は31才。東京の大学を出て、フリーターのまま、実家のコンビニの手伝いをしているそうです。子供は三人。
実家の土地に自分の家を新築しょうとしているのですが、その隣のおばちゃんが、例の「騒音おばさん」そっくり・・・・なのだそうです(><)。
もちろん、姿形ではありませんよ。・・・・・その性格と、周りの人たちの感想が・・・。
まず、実家のご両親が反対しました。
「あの人は、難しいけん、子供や連れて行ったら、揉め事の種、ばら撒いて歩くようなもんじゃ。
あの土地にはやめとけ。」
ご近所でも、水道管が破裂したとか、駐車中の車がパンクされたとか、道ゆく中学生を怒鳴りつけたとか、話題には事欠きません。
たしかに・・・この通りなら「奈良の騒音おばさん2世」かも・・・。
ご主人は、親の言うことでもあるので、諦めかけました。ところが、しっかり者の奥さんが「待った!」をかけました。
奥さんが言うには、近所のトラブルなんて何処に行ってもある。そんなこと、いちいち言っていたら住むところなんかなくなると、言うのです。
それも、尤もな言い分・・ではあります。
それでも、子供もいることですし、眼を瞑ってGO!というわけにもいかず、出した折衷案が、では
そのおばさんのことを調べよう・・ということになったらしいのです。
子供さんたちは、保育園に行かれているとかで、リビングでご夫婦と向き合いました。
「探偵さんって、特殊な道具もってるんですよね。今、持っていたら見せてください。」
開口一番、ご主人の嬉しそうな顔。
「いえ。私は調査はしませんから。そういうものは、持っておりません。」
「でも、でも、こう、携帯ピッーとやると、車がヒューンって来たりするんでしょ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(^^;)(**)(><)・・・・・・・・・ほ、本気???・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さすがに、私がひいたと思ったのか、ご主人があわてて
「いゃあ、テレビなんかじゃよくあるじゃないですかぁ。ねぇ、ピピッツって・・・」
(それは、テレビの話でしょ????・・・・)
「あのう、アタッシュケースなんかに、道具入れてるですよね?」
思わず噴出すところでした。
いまどき、アタッシュケースに道具いれて、トレンチコート着て、帽子被って、電柱の影て゛
タバコ喫ってたら、間違いいなく 捕まります 不審者として・・(笑)
「それで、調べることはできるんですよね?」
奥さんは、そういうご主人のアホさに慣れきっているのか、彼のことは、脳裏にも置いてないようです。
「はい。できます。もちろん、いことも悪いことも含めて、その方のことはすべてそのままご報告しますから、そちらさまの意にかなっているかどうかは、この時点ではいえませんけれでも。」
「いいんです。それで。・・・そのまま伝えてください。」
「あのう、乗ってきた車って、ちょっと見せてもらってもいいですか?」
(まだ言ってる・・・・そんなことばかり言ってると、奥さんに逃げられちゃいますよ。)
「普通の車ですよ。だってそうでしょ?。目立つような特殊な車、乗れるわけがありません。」
「そ、そ、そそそ、そーですよね。」
すばやく納得するのも、なにか不自然・・・・。
奥さんは、調査費用を、住宅設計の会社と交渉すると仰っています。
なかなか賢明です。それにひきかえ、このご主人の幼稚さ・・・。
もしかしたら・・・もしかしたら・・・
彼の実家は、そういうことも踏まえて、本当はあの地に、家を建てて欲しくはないのかも・・・なんて穿った見方をしてしまいました。
そして、奥さんもそれを見越して、なにもなければ、決行しょうとしているのでは???
うーん・・・・なかなか奥が深いかも・・この話。
それにしても、何も判ってないのは、このご主人だけ????(笑)
「ボク、コンビニなんかより、そーいう仕事がしたかったんですよ。今からでもできますかね?
どうやったら、なれるんですか?」
・・・・・・なってもいいけど・・・トレンチコートも、自動制御の車も、うちにはないですよ・・・。・・・
アタッシュケースも自前ですけどぉ???・・・・・・・・・・
「はい。どうもありがとうございました。」
ご主人の、ノーテンキな会話に、どうやら奥さんの方がキレたみたいです。
「では、失礼します。」と、玄関を辞す私に、なおも質問しょうとするご主人の声を聞こえぬふりしてドアを閉めたと、同時に
ばっかじゃないのぉぉ!!! の、声が響き渡りました。
by sala729 | 2006-05-17 12:47

