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「暑い五月」の始まりを告げるように水銀灯は、ぐんぐんと上昇し、上着を着ていることが煩わしくなるような、そんな季節が始まりました。

そして、今月の第一号の相談者は・・・というと。。。

「盗聴のことですけど・・・ここでは話せませんわ。だって聞かれているかもしれないんですもの。」
ごもっとも・・です。でも、それならばなぜ、ご自宅からお電話されるのでしょう?・・・という素朴な
疑問は、ひとまず置いて、こちらにこられますか?とお誘いすると「ええ。行きます」と、意気込んだお答え・・・・(ふ・あ・ん・・・・)

50代とは思いますが、真っ白のカットソーに、千鳥格子のパンツ。デニムのミニボストンの出で立ちはなかなか・・です。

「わたくしのお隣の人は、子供が三人もいるのに、仕事もしないで、いわゆるひきこもり。いいえ、鬱病なんですわよ。きっと。一日中ベットに寝て、壁ごしにわたくしの部屋を盗聴してるのです。」と、一気にまくしたてます。
一息いれると、聞きもしないのに
「さっき、その公園でお弁当食べてきたんです。つつじがとても綺麗でねぇ。でも、暑いですわよね。ここ。とっても暑い」
「公園からいらしたからでしょう?」
「いーえ。公園から来て、おトイレ使って、それから来たんですのよ。それなのに、暑いわここ。」と、手に持ったハンカチをパタパタと、団扇がわりにしています。

確かに、今日は暑いですが、ビルにはエアコンも入ってますから、そんなに・・・までの必要はないと思うのですが・・・・・。

「お隣はねぇ、親がお金持ちなのよ。だから、マンションの持ち主とも知り合いだし、なに言ってもねぇ・・・手を回すし、民生委員に言っても、警察に言っても、まあまあってかんじだし・・で、ね。
こーいうところだと、できるかどうかとおもって・・」
「なにがですか?」
「だから、とーちょーよ。とーちょー。」
なに、訳のわからないことを言ってるんだと・・心で毒づきながらも、一応は相手に合わせます。

「盗聴器の発見ですか?。」
まちくたびれた私が水を向けると
 いーえっ。ちがいます 第一そんなもん見つけてどーするんです?近所だし
言うわけにはいかないし、むこうだってしらばっくれるにきまってますし・・・」と、至極ごもっともな回答です。・・・・ですが・・・

 最初に盗発といったのはあなたよっ!

深呼吸して、わざとらしく、ゆっくりとお聞きします
「では、なにをお調べになりたいと?」
「そりゃあもちろん、今付き合ってる人のことにきまってるじゃない。だーからぁ、その人の動きよね。動き」
「その方のお名前は?」
「なんで言わないといけないのよぉ。そんな必要ないでしょ。」

・・・・そらきた。。こういう手合いにはよくいるんです。こういうリアクション・・・・・。

「情報いただけないと、お見積もりはだせません。」
「だから、今から情報は言うわよ。私の交際相手よ。その人の動き。」
「ですから、その方のお名前と、ご住所を・・」
「なぜよ??」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こうなったら永遠に交わることのない平行線です。
ぐるぐると尻尾を咥えようと、あえぐ犬と同じです。

「できませんね。」
どうしても、言おうとしない人に対して、もうなにをどう話しても一緒です。

「そ。いーわよ。でも、私のこと、写真なんか撮ってないでしょうね?」
「は??。撮ってどうするんです?」
「ほら、こーいうところは、よくあるって言うじゃない?」
「どなたが言うんです?。聞いたことはありませんけど」
「そ、それならいいわよ。あー、喉が渇いたけど・・・このお茶あなたが飲んでいただけません?」
「は?」
「だって、何か入ってたらいやじゃない?」

・・・・・・・・・・・・・・・・私は、持っていたペンを取り落としそうになりました。
今まで、いろんな方と面談しましたが、毒を盛られているかもしれないと、言外に言われたのは初めてです。。。。(××)

そして、このブログの最中に、またまた彼女から電話がかかってきました。
「あのう・・・私のこと尾行てきてませんわよね?」
「は??」・・・は・・ばっかり・・。
「そんな必要があるでしょうか?」
「いえ、テレビ電話を持った人が私のこと映してたので・・」
「失礼ですが、調査をお預かりしたわけでもなんでもない方を尾行するほど、暇を持て余してはおりません。」
「そーですよね。はい。判りました。またなにか相談があったら、お伺いします。」

もちろん、私は
・・・・ 「いいえ。結構ですっ。」
と、即座に答えて、そのまま受話器を置きました。

あぁぁぁ・・・・・今月の前途も・・・・・多難・・ですわ。。。。

by sala729 | 2006-05-01 16:21

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