紀伊国屋さんの閉店に寄せて・・
2017年 04月 08日
わたくしの住む町の紀伊国屋さんが、5月末で閉店すると、娘が知らせてくれました。
HPなどを見ると、確かに告知されています。
このブログでもたびたびお伝えしていますが、わたくしの仕事を続けるモチベーションのひとつに
「自由に本が買える」程度の収入を得たいというのが、あります。
これはわたくしの中ではかなり大きな位置を占有しておりまして、少女の頃は母に「いいかげんに
本やめてご飯たべなさい」と叱られ、大人になってからは一人ランチに本は手放せないものに
なっておりました。
もともとは地元の大手本屋さんで買っていたのですが、10冊以上になるとビニールの袋では
持ち手がびろーんと伸びきってなんとも不細工であり、持ちづらい。
それでもそこの店員さんは、ただ事務的にその行為を繰り返すだけでした。
そんなとき・・10年前です。
地元商店街再開発の目玉として、紀伊国屋さんがわが町にやってきたのは・・
もちろん新宿の本店にも何度も行っておりましたから、よーく知っております。
広いフロアでしかも、店員さんの対応が気持ちがいい。そして当時は珍しかった買った本を
宅配してくれるシステムがあるというのです。
いまでこそ、地元本屋でもやっておりますが、当時はそんなこと一言も聞いたことはありません
でした。
月に2~3回。ここで目に付く手当たり次第に本をカートに入れることはわたくしの最上級の楽しみ
でした。
自慢するわけではありませんが・・いやちょっとは自慢かもしれませんが・・
この紀伊国屋さんで、個人の総売り上げ数でいけばベスト30くらいには入っているのでは・・と
思っております(笑)
うちのチビの絵本や図鑑や百科事典、国語辞典も買いました。
カレンダーも日記も、漢検の申し込みもここでしました。
そして毎回購入する10冊前後の本をそのたび宅配で送ってもらいました。
初めてのとき、本の隙間に英字新聞をくしゃくしゃくにして嵌めてあるのを見て、なんてオシャレ!
と、思ったことでしょう。
そのうち何人かの店員さんとも親しく言葉を交わすようにもなりました。
もう毎回宅配の宛名を自分で書かなくても、ちゃんと用意してくださるようにもなりました。
本当に、至れりのサービスを受けていたと思います。
もちろんなんのトラブルもない・・・なんてことはありませんでしたが、その応対も含めてねわたくしは
この紀伊国屋さんが大好きでした。
でも、こういう日がくるのです。
人にも物にも、終わりは来るのです。こうして見送る自分もいつかは見送られる側になるのです。
ここがなくなったら、もうわたくしは本を買うのはやめる・・・なんてはずはありません。
本は買います。これはわたくしの生きる糧です。
食べ物以外でのエネルギーの基です。
なくしては生きてはいけません。
ここには地元大手の宮脇書店、くまざわ書店、ジュンク堂と名だたる本屋さんが揃っています。
でも・・・
でも・・・・・
新しい本屋の平積み台に向かって、新刊と最新刊と、わたくしの好きな作家さんと・・・などなどと
考えていると、その配置に慣れるまでの時間が面倒なのです。
この年になると新しいことになれるのに時間がかかります。
新しい習慣はなかなか身につかないのです。
それでも、生きている以上、変化する環境に慣れていかなくては、生きてはいけません。
ここにこうして、じみーなブログで自分の思いを綴っても、紀伊国屋さんの誰一人に届く
ことはないでしょうが、それでも言っておきたい。
長い間わたくしを楽しませてくださってありがとうございました。
もちろん、閉店まではまだ間がありますから行きますよ。たぶんぎりぎりまで・・・
ポイントは・・・使うかな?(←案外ケチ)
HPなどを見ると、確かに告知されています。
このブログでもたびたびお伝えしていますが、わたくしの仕事を続けるモチベーションのひとつに
「自由に本が買える」程度の収入を得たいというのが、あります。
これはわたくしの中ではかなり大きな位置を占有しておりまして、少女の頃は母に「いいかげんに
本やめてご飯たべなさい」と叱られ、大人になってからは一人ランチに本は手放せないものに
なっておりました。
もともとは地元の大手本屋さんで買っていたのですが、10冊以上になるとビニールの袋では
持ち手がびろーんと伸びきってなんとも不細工であり、持ちづらい。
それでもそこの店員さんは、ただ事務的にその行為を繰り返すだけでした。
そんなとき・・10年前です。
地元商店街再開発の目玉として、紀伊国屋さんがわが町にやってきたのは・・
もちろん新宿の本店にも何度も行っておりましたから、よーく知っております。
広いフロアでしかも、店員さんの対応が気持ちがいい。そして当時は珍しかった買った本を
宅配してくれるシステムがあるというのです。
いまでこそ、地元本屋でもやっておりますが、当時はそんなこと一言も聞いたことはありません
でした。
月に2~3回。ここで目に付く手当たり次第に本をカートに入れることはわたくしの最上級の楽しみ
でした。
自慢するわけではありませんが・・いやちょっとは自慢かもしれませんが・・
この紀伊国屋さんで、個人の総売り上げ数でいけばベスト30くらいには入っているのでは・・と
思っております(笑)
うちのチビの絵本や図鑑や百科事典、国語辞典も買いました。
カレンダーも日記も、漢検の申し込みもここでしました。
そして毎回購入する10冊前後の本をそのたび宅配で送ってもらいました。
初めてのとき、本の隙間に英字新聞をくしゃくしゃくにして嵌めてあるのを見て、なんてオシャレ!
と、思ったことでしょう。
そのうち何人かの店員さんとも親しく言葉を交わすようにもなりました。
もう毎回宅配の宛名を自分で書かなくても、ちゃんと用意してくださるようにもなりました。
本当に、至れりのサービスを受けていたと思います。
もちろんなんのトラブルもない・・・なんてことはありませんでしたが、その応対も含めてねわたくしは
この紀伊国屋さんが大好きでした。
でも、こういう日がくるのです。
人にも物にも、終わりは来るのです。こうして見送る自分もいつかは見送られる側になるのです。
ここがなくなったら、もうわたくしは本を買うのはやめる・・・なんてはずはありません。
本は買います。これはわたくしの生きる糧です。
食べ物以外でのエネルギーの基です。
なくしては生きてはいけません。
ここには地元大手の宮脇書店、くまざわ書店、ジュンク堂と名だたる本屋さんが揃っています。
でも・・・
でも・・・・・
新しい本屋の平積み台に向かって、新刊と最新刊と、わたくしの好きな作家さんと・・・などなどと
考えていると、その配置に慣れるまでの時間が面倒なのです。
この年になると新しいことになれるのに時間がかかります。
新しい習慣はなかなか身につかないのです。
それでも、生きている以上、変化する環境に慣れていかなくては、生きてはいけません。
ここにこうして、じみーなブログで自分の思いを綴っても、紀伊国屋さんの誰一人に届く
ことはないでしょうが、それでも言っておきたい。
長い間わたくしを楽しませてくださってありがとうございました。
もちろん、閉店まではまだ間がありますから行きますよ。たぶんぎりぎりまで・・・
ポイントは・・・使うかな?(←案外ケチ)
by sala729 | 2017-04-08 17:26