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日曜日に参院選が終わって、わたくしも「池上ライブ」を興味深く視聴
いたしました。
さすがに、池上氏は大人です。辛口で切り込んでいても、引き際を弁えて
いらっしゃる。
もう一歩踏み込んだら、相手陣営が怒り出すかという瀬戸際で、さっとひいて
何事もなかったかのようなポーカーフェイスで番組を進行しているように見えました。
一社会人としては、処世の術として拝聴すべきと思いました。

ただ、惜しむらくは、毎度の番組なので、聴かれるほうもあらかた心の準備が
あるようで、最初の頃のようなドキドキ感が薄れているのは事実です。こういう
番組の性でしょうか・・


そして、国政の宴は終わり、待ってましたとばかり自民党都連の担ぎだしたのは
やっぱり増田氏。
個人的には氏に恨みも辛みも、何もありませんが、参院選の自民党大勝利を背景に
と、誰もが思ったその通りの出馬表明。
絶対安全な道でないと通らないというのか、石橋を叩きまくりというのか・・
失礼ながら、やっぱり「お役人体質」だなぁなどと、百鬼のおババ(いつの間にか
妖怪になっていたようです。。)は、思ってしまったのです。


男らしくないよなぁ・・などと言ったら、男女差別云々の諸氏に糾弾されるでしょうか?
風車のお百合だとか、政界渡り鳥とか、陰口を叩かれながら、しかも後だしジャンケン
有利と囁かれている時期に、そしてなお都連の反発覚悟で、出馬表明した小池百合子氏
のほうに肩入れしたくなるのは、わたくしがへそ曲りのせいでしょうか?

そして、ドンキホーテのように、出馬しょうかな表明した石田純一氏の方が、
純粋に見えるのは、錯覚でしょうか?


残念ながらわたくしには都知事選に入れる票がありませんが、もしあったら
わたくしは今回の選挙、とても楽しい思いで、自分の思い人に一票投じれるのにと
残念でなりません。

こんな混迷の時代にあって、いつまでも都連だとか、柵だとか、前例だとか言っている
古い体質に、いつまで振り回されているのか。
古くは、全共闘時代から、この社会を変えていくのは、自分達だという強烈な
意志を抱いていたのは、やはりわたくしの上の世代ではないかと思うのです。
その多くが、年齢とともに、社会の第一線から身を引いていってはいるものの
まだ現役の方達の働きっぷりは、そこいらの若者ニートや、軟弱デモ隊とは
その力強さが違うような気がします。


そんな折も折
新聞に年金掛年数を10年にしょうなんて文字が躍っていました。
厚生年金は将来受け取れないから、払わないという若者世代に、掛け易く
するためのアイデア策ですと?

ふざけるなっ!!(・・失礼、つい激昂のあまり・・)
そもそも、昭和30何年だかに(識者でないので正確な年代はウロ覚え
なので明記しません)国民皆保険制度とかなんとかで、みんな年金掛ける
ようになりました。

わたくし達の父母の世代もその時からです。
でも、そうすると掛年月が足りないので、特例として生年で、掛年期間を
10年とか15年に短縮しましたよね?

それでどうなりました?
年金受給資格を得た贋老人たちは、たいした病気でもないのに、退職後の
散歩感覚で病院に集結し、わたくしたち労働者が仕事の合間を縫って
受診しょうにも、早朝から終結した贋老人の数に押され、受診もままならず。

その頃ですよ。
病院の待合での会話「あら、○○さん最近見ないわね。」
「ええ。なんだか体の具合が悪いみたいよ。」なんて小咄が世に溢れ
戦前戦後を生き抜いた、頑強な老人たちは手厚すぎる医療と、年金で
世界有数の長寿国になり・・・・

さて、やっと我々の時代に・・と、思ったら、年金破綻で、下の世代からは
私たちの子が、あなた方の年金を作るんだから大事にしなさいよなんて
謂れのないことを押し付けられ、そしてもっと下をみたら、掛年を10年
ですって。

為政者たちよ!!各世代、時代のゴマをするのもいい加減にせよと
本当に心から叫びたいです。
少子化、少子化とお題目のように唱え、子供手当てだとか、待機児童ゼロとか
子育て世代に媚、介護と老後問題で老齢世代に媚て、ただただ票集めのための
政策しか考えない、世の為政者たちよ。

あなた達が、自分の子供にまっとうな責任を持てない親や、自分を抑えられない
暴走老人を作ったのですぞ。
少子化と言われて久しいのですから、それならそれで「少子化に対応する政策」を
考えればいいではないでか?
子供を産んでもらうのではなく、産まれた子供を元気に健全に育てていく政策に
力を入れましょうよ。

年寄りはいつかは死にます。
永らえる生がよいか、決められた生を生きるのかを自分で決めさせてくださいな。
今の自分より、先の子供のために限られた資源や資金を使って欲しいと
切に願う老人たちだっているのですよ。
口先や小手先だけの、長寿願いはもうやめましょう。
どう生きるか。どう死ぬか。それを自分で極めてみたいヒトもいるのですよ。

・・・・・・・・・・もうすぐ誕生日を迎える、百鬼のおババのたわごとと
聞き流してくださっても結構。でも、わたくしは、本当に今日、心の底から
為政者たちは、わたくしたちをバカにしてるのだなあと怒りました。

by sala729 | 2016-07-12 14:55

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