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15日がすぎると、お盆も終わったと感じます。
気温は37度前後でも、この頃にはなぜか「秋の気配」がしてくるのです。
どんなに暑くても・・
どんなに賑やかでも・・・


8月10日のことでした。
我が家に遊びに来たチビが「あーちゃん、ボク昨日夢を見た。」と言います。
「ふーん。どんな?」
私も何気に問い返しました。

「昨日、寝てたらおうちの絵(これは私が娘の結婚祝いに贈ったクリムトの
絵です)の、後ろから男の人が出てきて、おしっこに起きたボクに、お前、
名前なんて言うんやって、聞いてきたの。それで、ボク、きおつけっ!って
して、○○○○(フルネーム)ですって言ったの。」

「ふんふん。それで?」

「そしたら、その男の人が消えたの。でね。その男の人、この人だった。」と
チビは我が家のリビングにある、亡き夫の写真を指差すのです。

「えっ!」

私はもちろん居合わせた娘も家人もびっくり。
しばし言葉を忘れて、チビに見惚れてしまいました。


チビはこの写真の人が見たこともない自分の祖父とは知っています。
5歳児の認識ですからどこまでとは定かではないですが、自分には
あーちゃんといーちゃん。そしてパパ方のじぃじとおかーさん(チビは
お姑さんをこう呼びます)がいる。
そしてみんな呼び方は違うけれど、じぃじとばぁばであることまでは
理解しています。


その夜たまたま電話してきた息子にその話をすると
「ひえっ!そ、それって、お盆につきものの、怪談話じゃないの?」と
怯えた声をあげるのです。


「何言ってるのよ。自分の父親じゃないの。幽霊になってたって何が
怖いのよ。何も怖いはずないでしょ?」


「い、いや、いやいやいや。そ、それは違うでしょ。幽霊はやっぱり
幽霊だし。」

「ふーん。あなたがそんなに怖がるとは思わなかったわね。じゃ、
今夜あたり私のところにパパが来たら、Sがあなたのこと怖がっていた
から、明日の夜は東京に顔だしてって言っとこうかな・・フンフン。」と
少し脅しをかけておりました。


「あなたのところには来ないよ。あなたのところに出たら、チビのこと
脅したのがバレて怒られるの判ってるから出ないよ。」


「あーら。残念。ついでに積り積った恨み言も言うつもりだったのに。」
「だからなおさら出ないよ。そーいうとこ、鋭い人だったもんね。」


隣で会話を聞いていた家人が
「この世では、振り回されましたが、あの世に行ったらTさん(亡き夫の名です)に
Aちゃんのことお返しするよ。あの世ではボクは一人自由に生きるんだぁ~」

「・・・・何言ってるのよ。あの世で生きるって?バカじゃない?
あの世の人はみんな死んでるのよ。
第一、あの世に行ったら、私は二人の男侍らせて、今よりもっと自由に暮らす
のよ。周りの羨望一身に受けてね。」

この私の言葉に家人は絶句し、電話越しの息子は低く呟きました。

「ま、魔女だ・・・」


お盆に魔女は似合わないけど、あってもいいかもね(^^)

by sala729 | 2013-08-16 16:43

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