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6月になりました。

今年の6月は取りわけ感慨深い思いで迎えました。
春以来の、紛争がようやく解決して、すっきりです。これは、お互いにそうで
あろうとは思います。
誰しも、争いを好む人間はおりませんが、図らずもこうなってしまった以上は
なに事かの解決点を見つけ出さねばなりません。

ともあれ、無事に解決いたしました。
これからは、ただただ仕事に励むばかりです。



・・・・・ということで、心根も新たに、始める6月の一番目のブログは・・というと
当然本来の「相談員日記」からと、言うことになるでしょうね。
いつも、雑事ばかりで・・・相済みません(笑)



西田りよさんは68才。ご自分では「農家のおばば」と、仰いますが、化粧気のない
顔はしっとりと潤い、染めてない白髪もつやつやと波打っています。

その、りよさんの今一番の悩みは、息子夫婦。特に息子の嫁のことです。
嫁は専門学校の先生をしています。
なかなかの評判で、今ではその主事さんとかいう肩書きもあるそうです。

この夫婦には18才と15才の男の子と女の子がおります。
その長男の友人、荒谷治斗が西田家に泊まりに来はじめたのは、去年の4月からです。
長男は大人しく、気弱な性格で、りよさんが見る限り、長男は治斗の、いわゆる
「パシリ」のような立場だと言います。

治斗は来ると、夕飯も食べ、お風呂にも入り、泊まっていく事もしばしばで、初め頃は
りよさんも、この年頃の子はこんなものかと、思っていたこともありました。


それが、なんだかおかしいと思い始め、よーく気をつけて見ていると、治斗のご飯
お風呂、寝具の世話をこまごまとやっているのは、嫁の華子です。
それも、どう見ても、いやいやではなく、嬉々として・・という表現がぴったりの
いそいそとした態度です。

いやな感じはしましたが、息子が何も言わないのに、自分が・・と、思って
気持ちを抑えていましたが、華子の治斗に対する態度は、収まるどころか、ますます
不自然にべたべたとして見えます。

思い余ったりよさんは、ある日息子にそのことを話しました。
そこで、りよさんは、天地がひっくり返るような、衝撃的な事を聞くはめになるのです。



「おふくろも、気づいとったか。・・・そうか。」
言いよどむ息子さんをせかして、話の次を促します。


「あんなぁ。華子は治斗とできとるんよ。半年前には華子に子ができて、いや、
それはもう堕したんやけどな。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・りよさんの中で、息子さんの言葉が、
響き渡ります。
・・・・・・できとった。華子と治斗ができとった・・妊娠して堕した・・・・・
聞いたときは、その場にヘナヘナと崩折れて、足腰が立たなくなったのかと思った
そうです。・・・無理もありません。


「そ、そいで、あんたは何しとったやっ!」
驚きの後は当然怒りがこみ上げてきます。

「何しとったって、そりゃあ治斗と別れろと言うたよ。そしたら、華子が
今はまだ別れられんと言いよるんよ。治斗が国家試験受かるまでは、自分が責任
もって教えてやらにゃいかんのだと。」

りよさんには、まるで異星人の言葉のように聞こえました。
妻の浮気相手がこともあろうに、息子の友人で、しかも別れろと詰め寄ると
今はできないと開き直るというのです。
不倫の子まで、宿したというのに・・・。

「そんなアホな・・・そんな・・・」



りよさんの苦悩はこのときから始まりました。
華子には何も言わないでくれという息子の顔をたてて、黙ってはいましたが、
じっと見ていると、華子の行動は目にあまります。

仕事が日曜日も祝日もあるので、出勤表が出ているはずなのですが、まずこれを
見せなくなりました。
息子が求めると
「あんたに知らせたら、つきまとわれてストーカーみたいにされるけんね。」と
見せようとはしません。
そして、急にスポーツクラブに入会して、毎晩24時ごろ帰ってくるように
なりました。

早く帰るようにというと
「あんたが、毎晩そんなことばっかり言うから、いやなんよ。私のせいやない。
あんたのせいや。」と、嘯く始末。
そして、相変わらず、治斗は時々西田家に泊まりにくるのです。


そして、勉強を教えてやるという口実で、華子は治斗と二人っきりで部屋に篭もり
真夜中を過ぎた頃、長男の寝ている部屋に二人でそっと入って、並んで寝るのだ
そうです。


・・・・うーん。浮気相手が息子の友達というだけで、スキャンダルものなのに、
この大胆さ。世間を屁とも思わない常識知らずさ。夫を夫とも思わない厚かましさ。
さすがに、お聞きしたとき、私も言葉を失いました。

今、息子さんは華子に離婚を迫られているそうです。
子供のために、離婚など考えなかったという夫は、ただ頭を抱えるばかりなのだそうです。

りよさんは言います。
「私は、あんな嫁はいらん。第一、雅哉(長男孫)が、これ知ったら、その
ほうがおそろしいわい。そやけど、うちの息子はあの通り、アホで意気地なしですから
華子から離婚を迫られたら、そのままずるずるというなりに離婚すると思うています。
華子は、長男はいらん。長女だけ連れて行くと言うてます。
そんな勝手ばっかり、いうような女です。
ちゃんと、証拠取っとかないと、その場で何言うやら判りません。そやから、証拠は
取っておきたいんですよ。」

しっかりしたお母様です。

確かに、お聞きする限り、この華子さん、どう開き直るか判らないタイプです。



・・・・・続きはあとで・・

by sala729 | 2011-06-01 14:20

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