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もうすぐ事務所を移転するので、その雑事が重りなかなかブログ更新に至らず、例のお弁当事件簿も、
その後がなかなかお伝えできず、私自身が消化不良になりそうでした(笑)


さて、なにはさておきその後です。

あの、電話の翌日、なんとOO百貨店から電話はかかってきませんでした。

はい。呆れました。翌日保健所に持っていくということだったはずですが、それがどうなったのか
全く何の連絡もなく、面白半分に「どーなった?」と、電話を入れてきた息子も、これにはもう
あいた口が塞がらない・・と、申しております。はい。

その翌日は金曜日でした。
この日を逃せば、翌日からは三連休です。またまた保健所行きが遅れるばかりです。
たまたま、この日は16時半に、一旦帰ったので、その時に私の方から電話を入れました。

森田さんはお休みとのことで、木村さんにつないでいただきました。


私  「例の件はどうなりましたか?昨日はご連絡いただいてませんし、今日は連休前の金曜日ですから
    今日を逃すと、三日先になりますから、私の方から一度保健所に、事の次第をお伝えしておこうかと
    思うのですが・・」


木村  「いえ、あの、あれは昨日検査に出しました。保健所に連絡しましたら、こちらでは        そう いう検査は
     受け付けていないと言われ、薬学会館を教えてもらって、そこに持っていきました。」

私   「では、何故昨日のうちに連絡いただけなかったのですか?持って行ったなら行った。行け     なかったなら
     行けない理由添えて、連絡してくるのがお店としてのとるべき態度ではありませんか?」

木村  「も、申し訳ありません。まったく、おっしゃる通りです。」


私   「あなたのところには、客商売の常識というものがないの?それとも、私のこと、ただのク     レーマーだから、放っておけというのが、そちらの対応ですか?」


木村  「いえ。そんなことは・・・・。ただ、薬学会館の方には、昨日出しまして14日には結果     がでるということです。こちらのほうで、責任もって原因のサゴシと、念のため出汁巻き     卵を持って行ってますので。」
     


私   「え?・・・原因がサゴシだとなんで判ったの?」


木村  「森田が、原因はサゴシと言ってましたが。私どもは念のため、出汁巻き卵もと。」


私   「確かに、森田さんはひとつひとつ素手の指でつまんで匂い嗅いで、これかもしれませんねって
     サゴシを指摘しましたよ。でもね、私はサゴシと指摘したことは一度もありませんよ。この
     一角の、魚か野菜、こんにゃく、海老、出汁巻き、のどれかもう判らない。どれも匂うと
     言ったはずです。第一どれか判らないから、検査するんでしょ?」

木村  「いえ。森田が・・」


・・・・・・・・・・また、森田か・・この人はなんでも森田のせいにするのね・・と、その時は私もそうおもっていました。


私  「勝手なことしないでください。判りました。それなら私が保健所に連絡します。事情も私か    ら伝えますよ。」
   

木村 「いえ、あの、すぐに他のものも全部検査に出します。それから、美濃吉に保管してある、A    さまの
    お宅にお売りしたもののサンプルも同時に出して検査してもらいます。」

私  「それは、私のと比較するために?」

木村 「はい。」


私  「それになんの意味があるんです?いいですか。あの日、工場から届いたお弁当の検品はして    ないと、
    森田さんはおっしゃったんです。検品してないってことは、賞味期限シールだって貼りかえ    てたって
    判らないということでしょ?   
    そんなものと比較して、なんの意味があるんです?」

木村  「検品してないって・・・それ、森田が申しましたか?」舌うちの音が聞こえるかと、思え     るほどの、
     悔しさと、 歯がゆさが感じられる口調でした。(もちろん、それは聞こえませんでした     よ。)


私  「そうですよ。でも、誤解しないでくださいね。私はその時まで、森田さんのこと正直でOO    さんの
    誠意を感じたくらいです。今の不信感は、そのあとの言い訳の羅列にあるんです。」


木村 「はい。急いでいまから検査に回します。そうすると、たぶん後のものは、先に出したより
    少し、お時間いただくことになると思いますが、いつになるか確認しましたら、すぐにご連    絡させて
    いただきます。いかがでしょうか?」

私  「それで結構です。」


一旦電話を切って、一時間ほどして再度電話がなりました。




木村  「先程は失礼いたしました。薬学会館に連絡しましたところ、先のサゴシと出汁巻き卵の結     果は14日
     あとのものは18日に結果がでるとのことです。
     結果がでましたら、私がお伺いして結果をお渡ししたいと思いますが・・」

私  「そうですか。それで結構です。でも、検査結果がでたらその時点で先に携帯に連絡くださ     い。その時
    何時に来ていただくか決めます。仕事終わって、ずっとあなた方を待ってはいたくないです    から。」

木村 「はい。判りました。そのようにさせていただきます。」


私  「これで最後にしましょうね。もう一度何かあったら、私はもう躊躇しませんよ。ただちに保    健所と
    消費者センターに相談に行きます。もちろん、あなたのところの上部組織にもね。」

木村 「は、はい。」




と、まず金曜日の電話はこれで終わりました。

翌日、仕事さなかに、上司が「あれ、どーなったよ?」と、聞いてくるので、顛末を話すと

「うーん。なんだか下手だね。処理の仕方が。でAちゃんは、どこで落とし処を決めるつもりよ?」と
聞いてきました。

「どんなものでしょうね?」
ちょっと、上司に振ってみると

「そうだねぇ。もし自分だったら、お弁当の倍額程度の商品券か、同額の商品券と手土産もって、謝罪って
とこかな。」と、言います。


「そうですね。私はお金は絶対に受け取りたくはないですね。検査結果をもって、木村さんなり、森田さんが
頭を下げたら、それでよし・・・と、いうことに。ただ、その間、言い訳や責任逃れの言い分がなければって
但し書きつきですけどね。」と、笑うと

「それが、一番怖いよ。言い訳したらどうなるの?」

「どうなるかはもう、木村さんには言ってあります。どうせ、お金もらうつもりはありませんし、自分の
言ったことを実行するまでです。」





そして時間は流れて今夜のことです。
みかん好きの息子に、みかんの国のブランドみかんを送ってやるため、お休み日の確認電話を入れたところ
ことのついでにと、話が今回のクレームについてと流れて・・・

「うちだったらどうする?」と、同僚に振ると
「また、やっかいなお袋さんやな」と、苦笑いされ、続けて
「それにしても下手糞の見本みたいな対応だね。まずはお客様の体調を心配して、あとはひたすら謝るしか
ないよ。悪いのは、こっちなんだから。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で、全員一致したそうです。

そしてもことのついでと、息子が教えてくれたのですが、森田氏は、同期一番の出世頭だそうです。
そして、木村女史は、年こそ森田氏より上ですが、上下でいくなら、森田氏より上ということはないとのことです。


でも、森田氏が、「私か、私の上司の木村という者が・・」と、留守電に入れていることは間違いないのです。


ということから考えられるのは、「クレームの処理」を、木村女史は振られた・・・のかもしれません。
立場上、上と言った方が相手の心証がよいから・・・とかの理由で私に対してだけそう言っておいて
木村女史は、森田氏の、いわゆる「尻拭い」をさせられた?・・・かもしれないと、思い至ると
森田氏の、言葉尻のまずさを舌打ちしたい思いで聞いていた、木村女史の悔しさがなんだか身にしみます。

サラリーマンの世界には、まだまだ不条理な「男女間差別」が、ひっそりと、でも、しっかりと
息づいているようです。

そう思ったら、今度の時は、もう少し、木村さんのこと、優しく見られるかも・・・なんて
一瞬は思いました。


でも、14日になったら、そんなこと綺麗に忘れているかもしれませんが・・私(笑)


by sala729 | 2011-01-12 23:14

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