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沖縄問題は・・・なんて言ってはみたものの、連日のニュースで、普天間問題を流して
いない日はないこのごろですから、ここまで言った私もちょっと触れさせて・・

もう何十年も前のことになりますが、沖縄に初めて行った時、彼の地は車が右側通行して
いました。道を尋ねたおばあさんの言葉は、まるっきり外国語で、問い返すこともできず
taxfreeのお店で買い物するなど、本当に「日本の中の外国」というイメージでした。

その後も何度か行きました。
嘉手納基地と平行してはしる国道で車を走らせていると、突然頭上に黒い影が迫って、
それはまるで翼を広げた大鷲みたいで、車の中にいてさえ、十分な威嚇と脅威を持って迫って
くる戦闘機を感じたこともありました。

私たちの世代は、ちょうど沖縄返還問題が勃発しているころが青春の入り口で、日比谷公園での
デモを鎮圧(正式には鎮圧とは言わないでしょうけど・・)のために、窓に鉄格子の入った護送車で
機動隊が街を走り抜ける光景は、何度もみました。

毎日、ニュースにそのデモ隊と機動隊の衝突の放映されない日はなく、血みどろで角材や警棒を
振り回したり、盾に挟まれたりした人たちも何人も見ました。



もちろん、私が見ているくらいですから、わが国の、支持率真っ逆さまの友愛首相や、げげの
鬼太郎に出てきてもちっとも違和感のない、妖怪フィクサー氏などは、当然よくご存知のはずです。



そんなこんなで、沖縄問題には、こうした、時には実力行使も、ものともしない抗議行動は
過去ずっとあったのです。
それを知っていながらの、この現在の状況は・・・・

いくら民主主義とはいえ、すべての人から評価される政策を実行することは不可能です。
自由な経済活動である以上、利益が相反する双方が存在することは、子供でも知っています。
そのね双方の利益、不利益を、上手に調整して、できる限りの利益と、最小限の不利益で
折り合うところをみつけだすのが「政治」だと思っていました。

それを、賛成・反対双方がなんとか、不満を腹に収めて、納得した事案を、己のナルシズムを
満たすために「いや、それでは皆さんのお気持ちにそぐわない」なんて、一人いい格好しようとした
のが、わが国の首相だなんて。。。
そのあまりに子供じみた「いい人ぶりっこ」に、いいかげんにせよっ!と、叱り飛ばす方は
いないのでしょうか?
子供手当てを、あげつづけたお母様ならできる?
いや、あの宇宙嫁ならできる??


世の中には、みんなが納得してなくても、少しづつ不満を自分のなかに押さえ込んで、決まったことに
添っていこうとする人は多いのです。
そして、そういう人を世間は「大人」と呼ぶのです。敬意をこめて・・。
それを、実現もしない代替案(もしかしたら、代替案なんてはじめからなかったかもしれないって
最近、私は思うようになりました。ただただ、自分が正義の人でありたいという幼稚な下心だけ
なのかもしれないと・・)


結局は、辺野古に帰るのでしょう?
滑走路の位置が少し沖合いに出ようが、一本になろうが、結局はそこに落ち着くのでしょう?
なら、なんで寝た子を起こすのか??
泣きつかれて座敷で眠ってしまった子を起こして、寝室に運ぼうとしたら、どの寝室も一杯で
結局起こしたものの、また泣き叫ぶ子供を座敷の中で、ちよっとだけ位置変えて、眠らそうとして
いるのと同じですよ。
それを「寝た子を起こす」と言って、子育ての中でも、最悪の行為ですね。


ほんとうに、寝覚めの悪い月曜日です。

by sala729 | 2010-04-26 11:45

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