さて、隣の写真が変わっているのにお気づきですか?
もう何日から前からなんですが、じつはこれ、わが社のヨンさま「H氏」の私物です。
訝るH氏を煙にまき、なんとか愛用のボールペンとタバコを撮らせていただきました。
どうです?いー男は持っているものもおしゃれでしょ?(笑)

月曜日に出社すると、Rさんは楚々として、始業前のお茶碗洗いをしていました。なかなか手馴れたものです。そんな時、相談電話が鳴りました。
娘の夫が浮気していると訴えるお母さんからです。仕事と家庭のある彼女と逢えるのは、お昼休みしかありません。で、その時間帯にお逢いすることにしました。
約束の場所は、カラオケ喫茶・・・いやーな予感。。。

相談者は娘と一緒に来ました。娘といっても、3歳と5歳の子供の母です。
白い顔に疲れとあきらめが漂っています。事情を聞くと、かつては夫が大嫌いで、死ねばいいとまで思ったこともある。夫婦関係も拒み続けていたと言います。それが、浮気をされ
離婚を言い渡されたら、自分にとって夫がどれだけ大切であったかが判った・・というのです。これだけ聞くと、なんて身勝手な・・と、思ってしまいそうですが、それは100パーセント
本当ではないと、私は思っています。たしかに、罵り合ったり、ひどい言葉の応酬はあったかもしれません。でも、夫婦喧嘩なんてそんなものでしょう。
お上品な夫婦喧嘩なんて聞いたことありません。ただ、彼女は自分の母親の前で、夫ばかり
を責めたくなかったのかもしれないと思いました。
母親は、娘婿の仕打ちに大激怒で、悪し様に罵っていますから、娘のそんな態度が不満で
しょうがないようです。
浮気が判ったら、離婚しろと言いますし、娘はやり直したいと・・
彼女の眼には涙がいっぱい溜まって今にも落ちそうです。

そのときです。まわりがざわざわとしてきました。
ん・・んん???と、思うまもなく、照明が落ちて、ミラーボールが頭の上でぐるぐる回り
はじめました。そして、イントロが・・・
あぁぁぁああ・・・なんてこと、こんな時に・・
ステージに立ったおばちゃんは、感情たっぷりに別れてもあなたが好きです。未練です~~
なんて歌い始めました。
その歌に呼応するように、彼女の口からは嗚咽が漏れ、それはすぐに慟哭に変わっていきました。なんて、タイミング・・なんて間の悪い・・というかぴったりというか・・

そりゃあ確かに、ここはカラオケ喫茶です。
でも、ステージのすぐそばで深刻な顔した女が三人。額を集めて話をしているのですよ。
それが突然、演歌の世界に・・なんて・・・そりゃああまりにできすぎ・・
しかも、そのおばちゃん歌手、なにを勘違いしたのか、彼女に流し目をやりながらなんと
続けざまに三曲。歌いっぱなし・・・。。。。

いつまでも声をあげ続ける娘に「もう、あんたはいつもそうやってぐじぐじと・・なんだってそうやけん。いーかげんにしんさいよ。やるかやらんか決めんさい。やらんなら、もう私んとこには電話かけてこんといて」と、母。
その叱咤も演歌の前では途切れ途切れです。それでも、娘にはなんとか届いたらしく
涙と洟にまみれた顔で、やっとうなづいた彼女に、私もやれやれ・・

それではと、席を立った私たち三人に向かって、次の演歌おはさんがステージから手を振ります。ドアを開けて出ようとすると・・「おんなでぇすものぉぉ~~」とまたまた、後ろ髪ひくような歌詞が追ってきます。マイクを通して「がんばってねぇ~」という声援(?)を背に受けて
早々とその場を立ち去った、私たちでした。

ほんとに、いろいろんなことがありますわ。
教訓1・・悪い予感は信じよう。と、いう結論に達した一日でした。
 
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# by sala729 | 2005-01-25 10:31 | Comments(0)

毎日、電話をとっているといろいろな相談に遭遇するものです。
深刻なものもあれば、思わず笑ってしまいそうなもの、明らかに妄想の世界に浸り切っているもの、そしてそれ以外が????というもの。いわゆる「訳判らん」ってやつ・・ですね。

今日もその類の電話がかかってきました。
最初は「同居の男性が10日前から行方不明なんです」という33歳の女性からの電話でした。しばらく状況をお聞きして、お逢いすることに決まりました。彼女の仕事の関係で夕方になりますが、彼の父親も一緒というので、同棲中とはいえ、お父様は彼等のことを認めているのだなって、私は納得して、時間を待ちました。
約束の時間より早く、彼等は現れて、名刺の交換をしょうとすると、お父様は「私はいらんです。この人だけでいいです」と彼女に一任している様子。自称経営コンサルタント(だいたいこういう人は、あ・や・し・いのが多いのが常ですが、今はまあ、眼をつぶりましょう。)の肩書きがついていますが、茶髪のシャギーはばらばら、ノーメイク。赤いマニュキュアが半分以上剥げかけて、正直ちょっと崩れた感じ・・とは思いました。

お友達とお酒を飲んで、ラーメンたべてそのまま帰ってこない。車にも乗ったまま。数日後免許書と空っぽのお財布が落し物として警察に届けられたというものです。
確かに、この状況なら二人が心配するのも当然ですね。
彼は消費者金融にも手をだしているらしく、二人で「○○フル」に行ってビデオ見せてもらったといいます。実はその免許書もその店の無人機に残されていたそうなんです。

二人からお話を聞いている間、彼女の携帯には頻繁に誰かから電話が入っています。そのたび席を立っていく彼女を横目にお父様に「息子さんの結婚歴はおありですか?」
「はい。3年前に離婚しましたが、子供もいます。」と・・
「て゜は、彼女と同居したのはその後ということですね?」
「同居って・・・隣同士ですが・・」
「は??隣同士で部屋を借りて、そのいわゆる同棲をしているわけですか?」
今度はお父様のほうに「?」が飛んでいるようです。
「いや、彼女は結婚して子供もいますよ。息子とは隣同士で家族ぐるみの付き合いしているそうです。息子の部屋に行って初めて会いましたが(私は)。」

・・・・・隣・・・隣の人って・・・

お隣の付き合いで、10日も仕事せずに一緒に探す??。サラ金にまで行って、ビデオ見せてくれだとか、契約内容見せてくれなんて交渉する???
しかも、彼のお父様は全面的に彼女に任せきっている様子。話の主導権は彼女が握っています。たぶん警察でも、○○フルでも、この調子だったのでしょう。

「いゃあ、いい人ですよ。家族ぐるみで息子もかわいがってもらってます。」とお父様はにっこり。。
かわいがってって・・・彼女も彼も33歳ですよ。
それって・・なんか違うような気がするのですが・・
そんなに信じていいの?という言葉を飲み込んで、「調査に関してお父様のご意見は?
ご質問もあれば伺いますが」というと、お父様より早く彼女が「いえ。ありません。考えて
またわたしから連絡します」
お父様は黙って、うんうんとうなずいているばかりです。
どうも、この相談者(彼女)は怪しい。なにか隠してる・・と、私の五感が訴えていますが
今、このお父様になに言っても無駄でしょう・・

私は、ゆっくりと彼女に向かって優しげな(と、自分では思っているのですが・・)笑みを浮かべて、「いいえ。結構です。ご連絡はお父様からいただきます。ご親族ですから。」ともう一枚名刺をとりだし携帯番号を記入して、お父様に手渡しました。
律儀なお父様は「はいっ。判りました。」と受け取りましたが、隣の彼女の悔しげな顔は見えなかったのでしょうね。私の、敵意が判っていただけたようで、もう一度彼女にゆっくりと微笑みを返して、お先に失礼することにしました。
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# by sala729 | 2005-01-23 13:12 | Comments(0)

さてと、私がTキャラのご披露している間にも、相談のお電話は次々とはいります。
また、調査に入っている案件も、それぞれに結果がでてきます。それを、ご相談者にお知らせして、具体的な解決方法を探していくのも、私の仕事です。

去年の終わりごろのことでした。
父親の会社を引き継いだという女性が深刻な声で相談電話をかけてきのした。中堅の女子社員の行動がおかしい・・と。相談者は静かで落ち着いた話ぶり。押し出しや、威圧感はありませんが、誠実な経営者であろうことは容易に感じられます。
その、社員は先代社長の亡き後、会社のなかで、自分の担当のお得意様になにかしているのでは・・というのが、相談者の疑惑でした。
そして、社員の行動を調査してみると・・・なんと・・
彼女は自分のお得意様をごっそりとおみやげに、ライバル会社に自分を売り込んでいたのです。うーん。女32歳。独身。彼氏の影もなく、同僚たちからは「負け犬」と陰口たたかれていたようですが、なかなかただの負け犬ではなかったようです。
彼女の交友関係はかなり広く、焦点を絞ることは難しかったようですが、そこはわが社の「こだわり職人N主任」の指揮で、なんとか概要が見えてきました。

想像はしていたものの、相談者はびっくり・・です。
こんなことしてたなんて・・。なんてあつかましい・・・。ここまでするか・・。
そういうため息が、・・・・よーくわかりました。ありがとうございます。お願いしてよかったです。そういう言葉に変わるのにそう時間はかかりませんでした。

それにしても、お得意様もって寝返るほうもほうだけど、受けるほうもほうじゃありません??
お聞きすると、ライバル社は業界でも、鼻つまみものらしく、あーー。あの会社ならそれくらいのことするでしょうね・・と、いわれるような所らしいです。
彼女はもっていったおみやげを全部食べられちゃったあと、もう御用済み・・ということになるのでしょうね。
「そういう人間はどこにいっても信用されませんし、あの会社もそういう人間を大事にするほど甘い会社じゃありませんもの。」相談者は優しげな面差しの中にも、きりりとした経営者の顔をみせてきっぱりと言い切りました。

企業調査は、難しいです。相談者は個人であり会社の利益代弁者でもありますから、
より高い成果と、はっきりとした事実を求めますから、それに応えなければなりません。
そういうとき、一番頼りになるのは、バウワーこと「こだわり職人N主任」です。
時々、気弱な眼して、「もうだめかもしれません」・・なんて困ったふりして、私を脅す
あのいたずら心に悩まされることもありますが、実はそういうときこそ、なにか切り札を握っていることに最近、気がついた私です。

でも、この調査、じつはまだ続いているのです。調べれば調べるほど、おもちゃ箱ひっくり返したようにいろんなものがでてきて、彼女の周りは謎だらけ・・です。
このおもちゃ箱、さぁて、どう整理しましょうか・・・
(整理整頓、一番苦手なくせに・・と、カゲから声が飛んできました・・笑。)
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# by sala729 | 2005-01-22 10:56 | Comments(0)

「ま、まずぃっすよ。Aさん(A・・とは私です)」と、K班長が真っ青な顔をして、私の席にきました。「なにが?」と答えると、黙って自分のデスクのPCを指差します。
あ~~わたしのブログを読んだってことね。(・・にやり・・)

「いーんじゃない。なにか嘘かいてる??」
「嘘じゃないですけど、あれはちょっとまずいんじゃないですか。本人が見たら、血ぃ見ますよ」と、真剣な顔で迫ります。
大丈夫・・だって彼女はPCスイッチONができるだけで、それ以上はなにもできないから、見れるはずがないもの。もし、彼女が見たとしたら・・そのときはしょーがないわね。戦いましょう!どちらかが息絶えるまで(笑)

N主任も見たようで苦笑いをしています。そして、N主任いわく、これに具体的エピソードをつけたらどうでしょうね。余計にTキャラが際立つのでは・・と。
さすが、調査の職人と呼ばれるだけあります。なかなかの分析。
・・・と、いうことで数知れないTさんのエピソードのうちのほんのさわりだけを今日はご紹介しましょう。

ー支社長暗殺未遂事件-
これは今のOリーダーより何代か前の責任者のときのお話です。その方は今は、本社の
えらい方になっていますので、名前は伏せます。
Tさんと、支社長はよく対立していました。(Tさんと対立しない人なんていませんけどね)
そんなある日、彼女は支社長にアンパンの差し入れをしましたが、一口食べると妙に固い感触が・・・そっとその感触をたどると、なんと、針がきらり。。。
これ、信じられないどしょうけどホントの話と・・そのえらい方から直接お聞きしました。

-ムウムウヌード事件-
くだんのN主任が結婚されてハワイに新婚旅行に行ったときにやさしいN夫婦はTさんにも
おみやげにと、ムウムウを買ってきました。彼女はとても喜んでみなのいるその場で、やおら着ている服を脱ぎ捨て、それを着てみせたという話です。

-むりやりお弁当事件-
まだ、Oリーダーが、若かりしころ(今も、若いですが、もっと若いころです)。
Tさんと一緒に早朝から、相談者のもとに行くことになりました。早くつきすぎて、ふたりで
そのころ満開の桜の下で時間待ちをしていると、彼女が゛「お弁当もってきたの。食べない?」と、新聞紙に包んだお弁当をふたつ・・(彼女は自称、料理上手の家事上手なんです。あくまでも、じ・し・ょ・う・ですよ。)
恐る恐るふたをとると、野菜の煮物に、ちくわ。それにご飯。
昭和初期のお弁当ですよ。それじゃあ・・。しかも、煮物を箸てつまみあげると、つぅーーと、
透明の糸をひいているではありませんか。こ、これは・・・
彼女の目を盗んで、そっと捨てながら、これをそのまま食べたときの恐怖におののくOリーダーでした。

-ラーメンかつお節事件-
私たちは忙しいのでお昼はカップラーメンということもままあります。
その日もN主任、K班長ともに、カップラーメンのふたをあけてお湯を注いでいました。やがて
3分たち、さあ食べようというときに、「ちょっと待って!!これいれるとおいしいのよ」と、彼女がやおらとりだしたのが、鰹節。もちろん削っていてあのくるんくるんしたやつです。
それをふたりに有無も言わさず、カップの中にてんこ盛り・・
想像してみてください。カップラーメンにかつお節てんこもりですよ。
すこしづづスープがかつお節を浸していって、それはラーメンにかぶさったおが屑状態。
そのカップの浮遊物を箸でかきわけながら、だまってラーメンをすするふたりの姿は、求道者のようにすら見えました。


ふぅぅ・・書きながら、書いても書いても、次々と湧き出てくるエピソードのどれを話すかなんて考えていると、とりとめもなくでてきますから、今日はこれぐらいで・・
なにしろ、事欠くことがない上に、日々新しい事件を引き起こす人ですから、これから新しいものだけにしても、充分にこの紙面は賑わうことでしょう。。。

それにしても、日々の相談者よりも、もっともっとはじけて、意味不明の生物がこんなにも身近にいたなんて・・(ふぅぅ・・・)
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# by sala729 | 2005-01-20 12:43 | Comments(0)

毎日忙しくしていると、なかなか出社もできず、そのまま相談者のところに行ったり、他支社に、向かったりする生活は、他人が聞くと、たいへんな毎日に思えるらしいのですが、私はぜんぜん大変でもなんでもないのです。むしろ電話が少なくて、自分のデスクでぼーっといるほうがよっぽど「苦痛」です(苦笑)

さて、わが支社にも相談員は私以外に2人います。Rさんは、すらりとした美人で、経験は浅いのですが仕事の内容の把握も早く、応対にも危なげがなく、話しぶりに聡明さが感じられます。この仕事は経験の長さではありませんから、彼女の台頭は、私の競争心をかきたてますね(・・・苛めるわけじゃないて゛すからRさん、心配しないでね。・・今のところはね。笑)
さて、経験の長さじゃないといえば、、もうひとりのTさん。。。
彼女のことを、語ろうとするならそれはとめどなく続く無間地獄さながらに、はてしない時間が必要です。彼女は実は大ベテランで、現在の立場は「嘱託」ということになっています。
さて、なにから話ましょうか・・

まず、彼女の職歴はたいしたものです。これには敬意を表していますので、最初に明記しておきます。・・・しかし・・・

しかしです!!・・仕事さえできればなんでもいいのかっ??・・と、そういうセリフがぴったり当てはまるキャラなんですね。これが・・
彼女のことを「天然」と称した他支社の支社長がおられましたが、これを「天然」というなら
「明石の鯛」が怒りますよ。きっと・・。
いろいろな彼女への称号のなかでもまず私が最初にあげるなら「救いようのない公私混同女」ということですね。
彼女にはふたりの成人した息子さんがいらっしゃいます。ふたりともアメリカで立派に事業をやって成功していらっしゃいます。これは、子育てもたいしたもの・・と、言いたいのですが、
彼女を知る人の多くは、「たいへんよね。息子さんたちがアメリカに逃げだしたくる気持ちもわかるわ~」と、なるのです。
もちろん夫とも離婚していますから、彼女はひとり暮らしです。ですから、彼女には私生活も会社生活も区切りがないのです。かつて自宅の草むしりを新米相談員さんにさせたという逸話もあるくらいですから。
それから相談の電話は24時間開けていますから、おのずと順番に夜の当番が回ってきます。それはいついかなる時でも、相談の電話に対応しなければいけない・・ということです。
そんな当番の夜に、彼女は泥酔に近い飲酒をするのです。
夜、誰か他の相談員さんの担当の相談者から電話がはいるかもしれません。それにも対応しなければならないというのに・・ですよ。
わたしの担当者にそんな状態で出られたらと思うと・・怒りすら覚えます(私がお酒をのまないから、心が狭い??・・そんな問題じゃないでしょうけどね。)
そして、言ってる事が支離滅裂。あ、これはお酒飲まなくても・・でした。いつもそうです。
これには、仕事上いつもN主任が泣かされていますね・・
報告・説明という意味を理解していなのだろうと・・私などは理解させる努力を放棄しましたが、N主任は仕事上、そうはいきません。・・お気の毒です・・・

あと、「究極の勘違い女」でもありますね。
自分はきれい。自分は聡明。自分は優しい。自分は謙虚。と、本気で信じていますから、おそろしです。
だれか、心の鏡を見せてあげて・・と、いつもつぶやいています。

わが社はみんなほんとにやさしいです。度量が広いです。
こういう人でも、同僚として、失しない距離で接しているのですから・・。
私??・・・私は意地悪ですよ(爆)
こんなことブログであげて、悪口言い放題だったり、彼女が自虐的に「私なんか・・いなくてもいいのね」なんて言うと、そんなことないですよと言われたいと知りつつも、「そうかもしれませんね」なーんて言うような性格ですから・・。

こんな、彼女と私を自在に動かすOリーダーは立派ですよ。
わたしが、本社人事の責任者なら、まず彼に「飼育手当て」または「調教手当て」をだしますね。
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# by sala729 | 2005-01-19 12:01 | Comments(0)

一昨日の逆ギレ君とは、なんとか誤解が解けて、私たちはまた元の理解あるクライアントと
誠実な相談員の関係を取り戻しました(笑)
この仕事は、相談者もぎりぎりのところで、電話してくるわけですから、非常に繊細であり、うつろいやすい信頼関係の上になりたっています。
私をどこまで信頼していただけるか、そして私がそのとき背負う会社をどこまで信頼していただけるか・・もうそれに尽きます。そして、信頼を得たからこそ、調査に至るのですが、それでも時には、行き違いが起こります。
そういうことを乗り越えて、調査結果が得られたときは尚一層、充足感が満ちてくるのを感じますね。

さて、今日のご相談は、夫の隠し子に悩まされつづけている主婦の方でした。
3年前から夫には隠し子がいるらしく、最近ひんぱんに逢っているらしいのです。もちろん母親に方に・・です。
主婦にも3人の子供がいますが、夫は隠し子には送金するのに、実子には生活費すら渡さないとのことで、母子3人でカツオブシに醤油をかけてごはんにまぶして食べたとまで言うのです。夫はかりにも「社長」と呼ばれる人なのにですよ。
3番目の子供はわずか4歳というのに、なんと円系脱毛で、真中から下はきれいに抜け落ちています。父と母の関係の影響だとしたら、あまりにあわれ・・ではありませんか。
夫は離婚を度々口にしますが、慰謝料を出す気はまったくないと言います。
なんて、横暴な・・。こういう夫に出遭うと、私の血が沸き肉が躍りますね。

けれども、致命的なことは、主婦には徹底的にお金がないことです。
こういう人こそ助けたいけど、企業としてあるからには慈善事業をするわけにはいきません。
一度は、別れたものの、心は残ります。それを事後報告で振りきって、高速に乗ったとたん
私の携帯がなりました。主婦からです。
「妹が、協力してくれると言ってます。もう一度お会いしたいんですけど」と、彼女も興奮気味です。
一口に兄弟とはいえ、そうなかなかお金を貸してくれるケースはありません。幸せな夫婦生活をしていればそれで、不幸なら、なおのこと後ろ向きになってしまうのが人間の常です。
半信半疑ながら、妹に逢うと・・・これが、そっくり・・・。
そう彼女達は一卵性双生児なんだそうです。
妹には夫もいました。その夫も非常に協力的です。そして、ふたりが姉のため、子供達のためにお金を出してあげようと言うのです。
なかなか、言えること、できることではありません。しかも彼等は、もうすて゜に主婦に生活費も渡していたのです。
これは「双子」だからなのでしょうか?
姉の痛みを普通の兄弟以上に自分のものとして感じることができるからでしょうか・
なににしても、この妹の姉へのいたわりと妹の夫の気持ちに応えるためにも、しっかり調査結果をださなくてはいけません。
緊張感と、使命感に心を引き締めて、私は静かにふたりに向かいました。
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# by sala729 | 2005-01-17 23:03 | Comments(0)

お正月が明けると、息子や娘の結婚相手のことを知りたいという相談が増えます。
これは、年末年始のお休みに、相手を連れて帰るか、帰ったときに結婚相手がいる・・なんてことを話すんでしょうね。
びっくり仰天する親もいれば、無関心を装う親もいるでしょう。
家系だ家柄だ。学歴だ性格だと、いろいろなことを考え、眠れなくなったというお母さんも実際多いです。いい悪いは別にしても、家族が増えるということですから、心配するのは当然のことだと、私は思いますね。しかも、母親は自分自身が一度嫁いでいますから、結婚するということを現実的に考えられるのです。
時代錯誤だ、偏見だという前に、家族として安心したいという気持ちがそうさせるということを、
判ってあげなくては、お母さんはますます気持ちが追い込まれます。
ようは、相手のことなに聞いても、はっきりと答えてあげられない、あなたがいけないのよと、
私は親を糾弾する子らに言いたいですね。

ま、そんなこんなで、今日も息子の結婚相手のことを知りたいというご夫婦からの電話で
駆けつけ、お話を充分に伺って、じゃあ、お預かりしますと、帰路の新幹線に飛び乗った私の携帯が、けたたましく鳴りはじめました。
新幹線では、なるべくサイレントにして、まわりに響かないようにと配慮はしているつもりですが、時々それを忘れて、周りの顰蹙を肌に感じながら、へこへことサイレントにすることも、
たまに・・あります。。。
そっと通話にしてみると、わたしの依頼者が連絡ができないと、会社に電話をしてきたらしいのです。しかし、ここは新幹線、しかもトンネル続きです。
業務連絡すら、ぶつぶつ切れて、話にならない地帯です。こんなところでかえってかけては
お互いいらいらするばかり・・。
ようやく、在来線に乗り込むと、まずはデッキで第一報をいれます。
案の定、彼は怒っているらしくなかなかでません。・・・・・・・・・・・・・ながーいコールのあと、
この世の不機嫌を一心に背負った声で「なんでいつも電話してこないんですか。なんで僕からばっかりなんですか。」
そんなこといったって、別に恋人同士じゃあるまいし、連絡事項がなければ電話しませんげと・・なんてジョークなんて言えない雰囲気。。。
「僕、今からあの女刺しますよ。もういいんです。あいつも、あなたも、みんなで僕の心もてあそんで・・人の心をそんな風にしたらどうなるか見せてあげますよ。」
ち、ちょっとまってよ!。確かに、あの女はあなたの心を弄びました。でもね、私までって・・それどういうこと??
それは八つ当たりというものでしょう。。。第一、あの女とは別れないと私は2年も前から
言ってたのよ、それを「別れられないんて゛すよ・・」と、引きずって貢ぎ続けたのは誰よ??
「僕は馬鹿です。今になってようやく決心がつきました。力貸してください」って電話かけてきたのは誰よ??

彼と最初に逢ったのは2年前です。
恋人の行動がおかしいから見てほしいと相談に来ました。その女は、彼にあなたの子供をおろしたら、卵巣が悪くなった、治療費だしてと迫っていたのです。調べてみると受診の事実はなく、彼は完全に治療費を騙し取られていました。
彼女はバツイチで子供がひとり。健気に育てているというのですが、両親と兄弟で公営住宅を、借り切ってどうみてもまじめとは思えない生活。
でも、それが嘘とわかっても、彼は交際をやめれませんでした。
ずるずると二人の関係は続き、その間、彼は彼女3500万を貢いだそうです。
日本国中、彼自身が借金取りに追われ、逃げまくり、やっと一息ついたとき、彼女は彼の親にお金の無心に言ったことがわかり、さすがに彼も彼女と縁を切る決意をしました。
さて、そうなると惜しいのが3500万。なんとか、回収できないものかと、彼女を告訴するつもりになりました。
そのための調査をしていたところだったのです。
でも、こういう調査は時間がかかります。人手もかかります。毎日、毎日、これだけ・・と、報告できるようなものではないのです。
そのことも充分話をして、かかった電話には答えていたつもりだったのですが、彼は待ちきれなかったのか、なにかか別の展開があったのか・
どんな展開にせよ、たいていのことなら対応できますが、状況が判らないことには対処のしょうがない。

やれやれ・・「逆ギレ」なんて大の男のするもんじゃないでしょう。とは思いつつ、こういう一途な人を騙してはほんとに罪ですよ。あなたが騙したのか、あなたも躍らされたのかは知らないけど、彼のために、逆ギレの矛をなんとか収めさせなきゃあと思いながら、改札口に向かった私でした。。。
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# by sala729 | 2005-01-15 14:13 | Comments(0)

昨夜の帰宅はもう日付が変わっていました。
ただ、私は運転せずOリーダーの運転の隣でやすらかな寝息をたてていましたから、疲れはないですが、このOリーダーのドライブテクニック・・そりゃあ半端じゃないですよ。
昨夜も290キロを二時間で帰ってきた・・といったら信じます?
でも、ほんとなんです。高速道路の「つむじ風」と言われているかどうかは知りませんが、よく高速を利用されている方なら、赤いスポーティなセダンが風を切っているところに遭遇したことはあるはずです。
ある人は矢のように・・とも言いました。しかもこのOリーダー、なんと、無事故無違反というゴールドカードなんです。もちろん、制限時速なんて彼の前では、あってないようなもの。ただの数字です。車間距離、信号無視はお茶の子・・なのに、おまわりさんに遭遇しないのは、そのおそるべき視力と、調査で培った判断力と集中力の賜物でしょう。
視力に至っては、本人は2.0といっていますが、それは検査表がそれまでしか計測できないだけで、ほんとは5.0くらいあるんじゃないか・・というのが社内の密かな話題です。
で、その運転の隣で、パブロフの犬のように、座席に座るなり安らかな寝息をたてる私をOリーダー自身が変わり者呼ばわりするのはなぜ?(笑)
「信頼の証」ですと言うのに、「おそれ知らず」と呼ばれるのはなぜ?

ま、そういうことで、相談者との約束に遅れそうなときは、なにより頼りになるOリーダーの運転で逢った女性は、やさしげな美人でした。
彼女はバツイチの夫と結婚して2年。夫の仕事の手伝いをしていると言います。よく話を聞くと、実は半年前に夫の浮気が発覚。
夫は「ぜんぶきれいにするために離婚しょう」と言い、ふたりは離婚しました。
そして今月になって来月復縁しょうと、夫が言い出しました。
彼女は夫がいうがままです。しかもこの夫、自分の保険金の受取人は母と妹。
預貯金の名義も母と妹。離婚しても同居している彼女の携帯電話は毎晩チェック。彼女の外出もチェック。一緒に仕事してますが彼女のお給料はなし。必要なものは領収書と引き換え。しかも、仕事場で彼は独身とうそぷいて、女の子をくどきまくり・・なんだそうです。
信じられます?この夫。この妻。
でもね、いるんですよ。本当に、こんな夫婦。
その彼女が、夫がほんとうに女と別れたかどうか、知りたいと一大決心をして電話をかけてきたわけです。その決意は涙ぐましいけれど、もしも、結果がでたとしても、彼女に次の決心ができるかどうか・・と、考えたとき、ちょっと行き詰るものがあるんですね。

で、この美人妻。あまりにかわいそうで、つい調査部でぽろりと話をすると、やおらK班長、
まじめな顔して、「俺・・いいっすよ。守備範囲、広いですから」・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、いちいちそんなこと言ってたら、体もたないでしょっ!! 
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# by sala729 | 2005-01-13 18:15 | Comments(0)