寄る年波か、生来の気質か、今になっては定かではないのですが、
近年になって、とみにいろいろな事が気になって、腹立たしくて、
言わずにはおれない・・・なんてことが増えてきたような気がします。

・・(いやいやいやっ!それは、寄る年波でも、近年でもなくて、あなたの
生来の気質ですから、ずーーーーっと、前からそーでしたっ!)と、家人は
後難を恐れもせず、私に指摘するのです。ばしっ!!!




それはともかくとして、最近は毎朝テレビをつけると、コメンテーターとか
仰る中年から初老の美男美女(・・いくらなんでも、これは嫌味がすぎました。)
が、みなさんしたり顔で、喧々諤々と主張しているのは、例のあの「やじ」
・・・・ひらがなで書くと、なんともまぁ、間の抜けたアホっぽいイメージに
なるもんですね。(笑)
今回のやじは、ホントにその程度ですから、ひらがなで十分なのですけれど、
それを扱うマスコミのアホらしさは、やじった本人以上のものがあります。


誰が言った。言わない。あげくの果てに「声紋鑑定」って・・・あなた、
それってそれぼとのもの??



確かに、今回のやじは下品だし、男女差別だし、男らしくないっ。・・これは
そうだと思います。
・・・もっとも、やじは下品で下等なものに決まっていますが、たまーーに
値千金っていうのがあることも、知ってはいます。

でも、マスコミ全部がその論調で責め、コメンテーターなる方々が「声紋鑑定で
犯人をつきとめましょう」と、騒ぎ、名乗り出た都議に「なんではじめに
嘘ついた!」「人として最低!」と、ヒステリックな罵声を浴びせる・・


これじゃ、女の子にいたずらした男子をみんなで糾弾する「学級会」では
ありませんか?


ここで、一言お断りしておきますが、私は「やじ」を肯定しているわけでも、
もちろん賞賛しているわけでもありません。
どんな高等なやじでも、やじはやじ。
行政府の中で、そんなものが闊歩していること自体、大変不愉快に思っている
人間です。

でも、そんな私がこの騒ぎをこんなに否定的に見ているのは、その処理の
あまりにヒステリックな幼稚さにあるのです。
今の日本の風潮でもあると思っているのですが「弱いものは正しい」と、
思い込んではいませんか?

みんなが一斉に非難し、一斉に擁護する。それには、弱いものに味方すると
いうスタンスが一番判りやすいですし、簡単ですよね。


でも、私は「弱いものは正しい」とは思っていません。
「子供がみんな正直」と、思っていないくらいの程度で「弱いものは自分に
味方してもらうためには嘘もつく」と、思っています。
それは、ある意味では当たり前だとは思っていますが(保身は誰にもあるもの
です)周囲がそれに踊らされているのは滑稽です。


かつて、日本の女性議員たちは、今よりも何倍、いえ何十倍も厳しい現実の
中で仕事をしていました。
でも、園田さんも、市川さんも、土井さんも、やじで人前で涙した方は
一人もおりません。

今よりも、もっともっと女性が軽んじられていた時代です。どんなひどい
誹謗や中傷があったかは容易に想像ができます。
人知れず流した涙は、失礼ながら件の女性都議の何倍もあったでしょう。
でも、彼女らは、公の場ではそういう涙は見せてこなかった。

そういう女性の強さが、後に続く女性たちの支えであり、希望であったのです。


私達の時代も、今よりはまだずっと女性は認められない時代でした。
男女を同じ役職で計るなら、女性の方が何倍も優秀だと、カゲで思ったことも
多々あります。

そんな時代を経てきている身からみれば、此度の女性議員の、言動は世間の
全てが同情を寄せるものか?とは思います。

彼女があの時毅然として、「そこ、失礼です」と指摘するとか、徹底的に無視
するとか、していれば議事進行は少しは変わったはずです。

始めに何度も髪を指で耳に搔き揚げ、少し高めの甘えるような口調で話し始めて
やじられれば、涙ぐむ。
これは、昔なら、ちよっと厳しいお局さまに「女性を意識している」と、叱咤
されるところですよ。

それをのちにテレビで「謝ってください」とか、謝罪文をしなしなと
受け入れるとかしているのは、私的には受け入れられません。
彼女が謝罪を要求すべきは、そんなやじで審議が滞ったことを謝罪させる
べきで、彼女に個人的に謝るのは、個人的な場ですればよいのです。


私は、みなさんもご存知の通り、とても意地悪な人間ですから、ふと考える
のです。
彼女が議題とした「働く女性のための保育問題」
いま現実に働くお母さんは、本当に彼女にこの問題を託したいと思っているのかと・・
自分たちの本当をこの女性議員が判っているのかと、疑問に思ってやしないかと・・


・・・・そう思ったら、自分の住んでいる地方都市の議会を今度はぜひ一度公聴
しなくてはと思ったものでした。
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by sala729 | 2014-06-30 12:23 | Comments(0)