先週までは、厨子のストーカー殺人に、探偵が絡んでと毎日のように
ニュースが流れて、業界の末端に身を置くものとして、心が痛んだり、
憂いたりの時間をすごしていましたが、ここでブログを開いて、もう10年
近くになります。
いまここで、私がこの問題に触れなかったら、これは「逃げ」ですから
避けて通ることはできないかなと・・・とは思いました。


私は皆様ご存知のように、血も涙もない「冷血な女」ですから、
なるだけ冷静に、静かに(うーん、これはちょっと無理かもしれません。
過去に何度も、口害で失敗してきました・・笑)お話したいと思います。


そもそも、あの事件で、警察が被害者女性の新しい住所を、犯人にぽろりと
零したことが、発端であることは確かなのです。
いえ、これは言い訳でもなんでもありませんが、氏名だけで、日本の
どこにいるか判らない人を探すことは出来ません。

ある程度のその他の資料と情報を得なければ、不可能なのです。
私達は、その「ある程度」を、依頼者さんから見つけるために
お逢いして、お話をお聞きしているのです。

あの、調査会社のHPを開いてみると判りますが、あの会社はメール相談だけで
仕事を受けます。
これは、こちら側にとっても、とても怖いことで、特に昨今のこんなストーカー
事件流行のときに、そんな形で依頼を受けることができる神経が、私には理解
できません。

深刻に、悩みぬいている方は、そんな形での依頼は決してしません。
そして、テレビや物語の中の探偵は決してしませんが、依頼者さんにからは
得た情報を、決して不正には使わないという書類をいただきます。
これは、双方の誠意の形としてのあり方です。

私達、相談員は伊達にいるのではありません。お逢いして、その方の真意や、大切に
しておきたいものが何であるか、それを探り、確認している最前線の人間で
あると私は自負しております。


業界の末端の私などが、声高に言うことではありませんが、こういう一部の
しかも、正規でない方法の手法が、全体に紗をかけ、誤解を生じさせ、
本当に困っている方達に、二の足を踏ませているならば、とても残念なことだと
心から思います。
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by sala729 | 2013-11-20 12:03 | Comments(0)

夕闇の迫る商店街を、ぷらりぷらりと人間ウオッチングしながら歩いて
いると、スタバの前に差し掛かりました。

ここは、以前はとても混みあっていて、オーダーした飲み物が出来上がっても
座れないことがあったりして、ちよっと私には不向きと敬遠していたのですが
最近改装して、一人シートや、二人シート。大勢シートなどを上手に
配置して座席を増やしたので、使いやすくなりました。

なにしろ20年ほど前、新宿にスタバの日本第一号店ができたとき、
赴いて、あの座り心地の悪い丸太のような椅子に憤慨してから、この手の
コーヒーハウス・・・これも古い?・・・を、なんど行きつ戻りつした
ことでしょう。
私の世代は、やはり落ち着いてコーヒーの見ながら本をじっくり読める
喫茶店が懐かしいのです。。。


と、懐古はさておいて・・・


その改装されたスタバで、クリームパイラテを手に私は二人座りの
テーブルに着きました。
まもなく隣に20代前半かと思われる若い女性の二人連れがやってきました。
二人は飲み物を手に、椅子に座りながら

「いゃあ~えみちゃん綺麗やわぁ。ほんとに綺麗。」と、結構な声量で
片方が喋っています。
そう言われて思わず顔をあげると、えみちゃんと、ヒロミちゃん(あとで
名前が判りました)が、向かい合って座るところでしたが、正直、どう見ても
ヒロミちゃんのほうが美形です。
すべすべの白い肌に、寸分の隙のない化粧。まつげなどは瞬きする間に
落ちやしないかとハラハラするくらいです。


「なんか、すごく綺麗になったから、一緒に歩いたら恥ずかしいわぁ。」
どういうつもりがヒロミちゃんは、次から次へと、えみちゃんを褒めちぎります。
えみちゃんはといえば、テーブルに置いたコーヒーを手にするでもなく、
ヒロミちゃんの賛辞が続くたびに下を向いて、耳まで赤くしています。

誰がどう見たって、外見はヒロミちゃんの方が美形です。第三者的には・・
でも、いますよね。
どこにでも、どの時代にも・・・こういう、お・ん・な・・・



明らかに自分のほうが勝っていると、知りつつ、大袈裟に人前で相手を
褒めちぎる、姑息な手段で、自分の曲がった優越感を満足させるタイプの
女って・・何人も見てきました。もう何十年も生きていますもの・・。


「いや、ヒロミちゃんのほうが絶対綺麗やから。」やっとえみちゃんが
蚊の泣くような声で一言・・・

「そんなことないって。私なんかより、えみちゃんの方がずっと、ずっと
綺麗よ。かわいいしぃ。」
これ、そこそこ混みあったスタバで連発されたら、それはそれで、ちよっとした
拷問ですよ。

もう、えみちゃんは下を向いたままでコーヒーを手に取ろうともしません。

「永田君も、私なんかよりえみちゃんの方選べばよかったのに。」

・・・・・私は隣に居合わせただけの見ず知らずのおババですが、この会話の
成り行きにだんだん腹が立ってきました。



昔から、いましたよ。こういう女。

え?・・わたし?・・・・私はよく言われました。黙っていたら可愛い
かもしれんけど、それは無理でしょ?と(爆)


口は禍の元とは、私のためにある諺です(笑)
黙っていられなくなりました。
読んでいた本をパタンと派手に閉じて、飲みかけのカップを手にして
そこそこの声量でヒロミちゃんに向かって
「ファスナー開いてるわよ。」と、優しく微笑んで(自分ではそうした
つもりです)席を立ちました。


「えっ!!・・・いや。いや。いやっ。」
ヒロミちゃんは椅子から跳ね上がり、そのとたんテーブルのカップを
ひっくり返し、残念なことに彼女のカップにはコーヒーが残り少なかったのか
零れ落ちませんでしたけど、彼女は面白いようにうろたえて、手を背中に
回して暴れまわっています。


突然のことに、向かいのえみちゃんは呆然とその姿を見ていますし、周りの
人たちも怪訝そうに見ています。
私は悠然と、カップを捨てて、そのままお店を出ました。




・・・・いえ、嘘ではありません。

確かにファスナーは開いていました。ブーツの右足のね。上から三センチくらい。

誰も背中のファスナーとは言ってませんし、私のちよっとした「余計な
お世話」です。(笑)

店を出ると、初秋の風は冷たかったですが、なんだか気持ちはよかったです。
ただ、あのあと、えみちゃんが余計にヒロミちゃんのはけ口になっていなければと
それだけが気がかりです。

本当はもう一言、えみちゃんに声をかけてあげたかったです。

「女の勝負は見かけでは決まらないのよ。ほんとにいい男は、いい女しか
見抜かないから安心しなさい。」って・・
・・・でも、これも余計なことですかね。

えみちゃんの白いうなじが、仄かに染まってぷるぷると震えている様は
とてもいじらしく可愛く見えたのだけど・・。
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by sala729 | 2013-11-15 18:06 | Comments(0)

先日、墓参に行って参りました。
家族には内緒にしておりますが、毎月一回はこっそり参っております。
別に、こっそり行くようなことではないのですが、私のキャラと
墓参とが乖離しておりますので、いちいちそれを糾すのも煩わしく、
こっそり・・・と(笑)

いつものようにお花を取り替えようと、花挿しを取り出そうと、指を
入れようとして、動きが止まりました。
花挿しの中に、あの忌まわしいギラギラとした茶色の体を斜めにした
「ゴキブリ」が浮いているではありませんか。


なにを隠そう・・いや、別に隠すほどのことではないのですが、この私
昆虫の類が「大っ嫌い」なのです。
虫・・虫・・虫・・虫・・虫・・虫・・・
ゴキブリはもちろん、ダンゴ虫、蟻、蜂、みみず、蜘蛛・・・・

ですから、あの正義の味方と称えられる「仮面ライダー」にしても、もとが
バッタですから、もしも私に危機が迫っていても、助けるには及びません。
申し訳ないですが、バッタに命を救われるくらいなら、潔くショッカーの
手に墜ちます。


話は墓参に戻ります。
さて、私の指は宙に停まったまま、動きません。
いつもなら、指をいれてプラスチック製の花挿しだけを石の花挿しから取り出して
洗って水替えをするのですが、とてもそこに指を入れる勇気を絞ることが
できません。

ぷかーんと浮かんだ、ゴキブリの屍骸は、そんな私をあざ笑うかのように
漂っています。
・・・・・・母よ許せ。父よ諦めよ・・・と、心で詫びて、
私はプラスチックの花挿しを取り出すことを諦めて、近くの水場でいつものように
バケツに水を隆々とくみ上げてきました。
そして、柄杓にとった水を惜しげなく花挿しに何回も何回も、注ぎます。
当然、水は溢れ出し、ゴキブリの屍骸は私の手を汚すことなく、地面に
落ちていきました。
墓石の間に入ったのか、もう視界から消えたことで安心して、いつものように
花を替えて、母の好きだったビールと、父の好きだった日本酒。そして季節の
お菓子を添えて、ふと何の気なしに、自分の足元を見ると・・・・・

・・・・・・・・・・ひぇっっっっっっ~~~~~~~~~~・・・・・

な、なんと、あの件のゴキブリがヨロヨロと私の足先をかすめて、
隣の石段のかべにへばりつくではありませんか。

し、死んでたんじゃなかったの?????
そうですよね。死んでたのが生き返ったのな、そりゃ、そっちのほうが
よっぽど怖ろしい(笑)

ゴキブリの足元はヨロヨロと、まるで重病人か、過酷な戦地から帰還した
負傷兵のような足取りですが、死んだと思っていたその意外性と、
不気味さに、もっていた柄杓で叩き落すことも忘れて、私は石段に
へばりついて青息吐息のゴキブリを見て見ぬふりしました。

そして、そこに十分に意識をやりながらも、墓石に手を合わせ、枯れた前の
花を墓場の端のゴミ捨て場に持っていき、もういちど墓に帰って、
そっとかの石段を見てみましたがねそこにゴキブリはもうおりません
でした。

瀕死のあの体でどこにいったのか、周りを見回しましたが、私の視界の
中にはおりません。
・・・・うーん。天晴れな生命力ではあります。
こうして彼らは生き延びたのかと、如実に示す出来事でした。


でも、だからといって彼らに親近感も、好意も持つことはありませんし、
これからもお友達になりたいとは、絶対に思いませんけどね。
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by sala729 | 2013-11-11 15:44 | Comments(4)

昨夜の「ケンミンショー」で、極太のうどんを果たして「うどん」と
称するのかどうかと、朝から家人と言い争いながら(はい。ノーテンキな
話題からで申し訳ありません・・)話の筋はいつしか、先日のみのもんた
さんの謝罪会見に及びました。

昨今はそれでなくても、食品偽装のお詫び会見が連発して、なにがなんなのか
結局ねどこで何食べても同じなのね・・という私なりの解釈がやっと
収まりかけたころの、論争なので、その煩わしさと、家人の半端な正義感に
私の怒りの「しっぽ」が、ぐぐっと力を込めました。


家人は、みのさんの次男は親の威光でテレビ局に入社したのだから、
みのさんが謝罪するのは、ある種「当たり前」ではないかと言うのです。

実際がどうかは判らないですが、マスコミからの情報だけで判断するなら
今回の次男の事件は「盗難」ですよね。
テレビ局の名前を騙って、女の子にいたずらしたり、誰かを騙したりした
わけではなさそうです。
それならば、いくら親の七光りで息子をごり押ししたとしても、30もすぎた
息子の行為を親として社会に対して謝罪する必要はないと私は思います。



ただ、社会人としては、そういう半端な人間を紹介した責任として、勤務先の
テレビ局に謝罪・・・これはありでしょう。
これは、たとえその人間が自分の子でなくても、紹介した以上、責任はあると
思います。

余談ですが、こう考えるからこそ、私は人を(身内であるなしに係わらず)
どこかに紹介することは、極力控えております。
自分があとあとまで、責任とれる人間というのは、自分以外にはおりません
ので・・・。


話は戻りますが、社会に対しては、子供といえどもう30もすぎています。
子供自身が取るもので、そして彼は誰よりもその親に対して、自分の
罪に対して傷つけたことを謝罪しなければなりません。

みのさんが謝罪するのは、被害者の方だけで十分でしょう。


ただ、報道番組に関しての辞退は、もっともであると思います。
というのも、私も朝のあの番組、よく見ておりましたが、彼は「あなた何様?」
と、いつも突っ込みたくなくほど、正義の味方をきどっているのが
鼻についておりました。

こういう事件があったら、もう彼はそのポジションにはいられないでしょう。
そういう意味では、報道番組辞退は、よい判断だったと思います。
そして、バラエティにはそのまま出ればいいじゃないですか?
「秘密のケンミンショー」私もよく見ています。
誰があの番組に正義や倫理を求めますか?
軽いトークや軽妙な話術でこそ、盛り上がり、各地の名産を楽しめる
のでしょう。
そして彼はそれを、駆使できる話術と技量があるのです。
子供の盗難で、親が自分の仕事のすべてを辞退する必要など、全くないと
私はおもいますね。


子供は親になりたい自分(私)が求め、天から授かったもの。大人になったら天に
返します。返った子供が同じ大人として自分(私)のこと愛でてくれたら、それで
よし。相手にしてくれなければ、それもまたよし・・・

私はもう成人したわが子の責任は取りません。
だから、子供も私の責任は取らなくてもいいんです。彼らは彼らが責任を
取るべき対象を持っている、またはこれから持つのですから・・・。
子を産んで育てるということは、輪廻ということは、こういうことだと
私は信じています。
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by sala729 | 2013-11-01 12:21 | Comments(0)