知美さんと若宮が姿を消して10日もすぎたでしょうか・・
由紀子さんから、私に電話が入りました。

「あ、あの、あの、知美さんが見つかりました。」
「あらっ。それはよかったじゃありませんか。お兄さんがみつけられたんですか?」
「い、いえ。あの、電話が・・・」

まどろっこしい(・・し、失礼。)由紀子さんの報告を要約すると、知美さんと
若宮は二人で大阪に出て、そこから沖縄に向かったそうです。
二人だけで、最高級のホテルに滞在し遊びまわった(本人がそう言ったそうです)
あげくに、再び帰ってきた大阪でも遊興三昧。
いくらお金を持っていたかは知りませんが、大の大人が二人昼夜を問わず
遊びほうけていたなら、お金などは瞬く間・・ではありましょう。

お金がなくなってこっちに帰ってきたけど、泊まったビジネスホテルの宿泊費も
なくなって、知美さん自らが兄に電話をかけて助けを求めた・・・というのが
顛末らしいのです。


いやはや、唖然・・・
自己中もここまでくれば、ある種立派というか、男を(この場合夫ですかね)手玉に
取るというか・・・なかなか一言で形容できる女性ではありません。

そして、ノコノコとホテルにお金を持っていく兄も、やはり知美さんに惚れ抜いている
ということなのでしょう。
・・・・いや、男と女は摩訶不思議です。

ホテルのロビーで、若宮を悪し様に罵り、土下座させ、知美さんを殴り飛ばして
それでも、連れ帰った兄は、この妻と生活をやり直す気だったのでしょうか。
口を開けば「子供がもちっと大きなったら・・」というのは、今離婚しないことの
言い訳にしか聞こえないのは私だけでしょうか。

夫婦はそれでよいかもしれませんが、こんな父と母に翻弄され、あげく
「お前達のために離婚を思いとどまった」なんて聞かされたら、私なら
確実にグレますね。
父も母に憎み倒しますよ。(人間できてないものですから・・)


返す返すも、中途半端に終わった調査が残念でなりません。
あの日、あのまま続けていれば、きっちりした証拠を持って、白黒つける
ことができたのに・・
たとえ、兄がそれに踏み切りなくても、子や周りがそれを後押しすることも
できたのです。


一旦は、自宅に帰った知美さんですが、居場所はないようで、子らの冷たい
視線から逃れるように、家の中でいつも一人なのだそうです。
でも、由紀子さんはそんな知美さんが、兄のいない昼間に、こっそり出歩いて
いるのを知っています。

どこに行っているのか、今はもう怖くて後を尾行ける気持ちにはならないそうです。


                    
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by sala729 | 2013-01-25 14:11 | Comments(2)

前にも何度か記していますが、浮気の現場に当人同士が鉢合わせすると
いうのは、依頼者さん側にはなんのメリットもないと私は思っています。

その最悪のパターンで、兄と知美さんは出会ってしまった・・と、私は
この時思っていました。

兄が若宮の部屋に乗り込むのというので、現場は解除したのですが、由紀子
さんからは、現場中継のように報告は入っていました。

それによると、踏み込んだものの、部屋には上げてもらえず「そんなのは
ここにはいない」の一点張りで、見る限り部屋にはいないようだというのです。
しかし、そんなはずはないのです。知美さんが部屋に入っているのは写真で
確認できます。
部屋番号は、由紀子さんの問い合わせで、私達が教えてあげたくらいですから。

そして私達が見ている限りで、彼女が部屋から出てきてはいません。
その中で、兄は部屋に入って行きました。それはこちらも確認しています。

いないはずはないのです。

そして問いただすと、部屋は見たものの、視界の限りであって奥の部屋、
押入れ、クローゼット、トイレ・・まだまだ見ていない箇所はいくらもあります。
兄は、興奮してしまって玄関の靴さえも確かめてはいないのです。


・・・・・・・・・・・その日、知美さんを確認できないまま、兄と由紀子さんは
自宅に帰りました。
夜遅くに帰宅した知美さんとは、派手な喧嘩があったことは想像できます。
そして兄は由紀子さんに知美さんが若宮との浮気を認めたと告げました。

「責め抜いたら吐きよった」と言ったらしいのですが、正直この物言いに家庭生活が
垣間見れるような気がします。

もちろん翌日には、双方の親と若宮。そしてその親も呼んでの大家庭争議です。
そこで喧々諤々の話し合いがなされたのですが、結果は出ず。
知美さんは他人事のような顔をし、若宮は不貞腐れ、若宮の親は「もう
大人じゃけん」と突き放し、兄は怒りまくり、実際話し合いというより
兄ひとりま怒鳴りあいに終始したようでした。


そしてその翌々日、知美さんはバックひとつに、家庭内の全財産を持って
若宮と姿をくらましたのです。
1000円単位まで全額引き降ろされた通帳を見て、呆然とする兄。
不安で泣くことも忘れたような子たち。
由紀子さんからの連絡は、その光景が目に見えるようでした。

それにしても・・・知美さんの不倫の原因の一端が兄にあるとはいえ、これは
ないですよね。
あまりに身勝手な行動。。。ではありますが、こういう結果の予測はできていました。

だから、若宮をマークしておかなければと、注意もしていたのですが、知美さんを
責めることしか頭にない兄には届いてなかったようです。


そして結果はこれまた意外な方向に・・・


                    すみません、細切れでさらに続きます。
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by sala729 | 2013-01-24 15:57 | Comments(2)

気弱な目で相談室を見回す由紀子さんはおどおどと向かい合うと、今までの
状況を一気に話し出しました。

溜まっていたものを吐き出すかのように喋り続け、ため息をついたとき
彼女の携帯がなりました。
「あ、兄からです。」
もちろん、私は出るように勧めました。

「あ、あ、うん。話したよ。全部よ。えっ!。でも全部話さんと判らんて
言われて・・」

どうやら、私に状況を全部話したことが、お兄様にはお気に召さなかったようで
由紀子さんにくどくどと言っているらしいです。

上目遣いに私を見る由紀子さんに頷き返して、私は手で携帯を代わってと
合図しました。

「あ、あ、うん。今相談員さんに変わるけん。」

どこまでも素直な由紀子さんです。

「お兄様ですね。私、相談員のAと申します。今、由紀子さんからお話は
お聞きしました。これは、こちらで状況を把握しておかないと、これからの
調査の方針やお見積もりが出せないからです。
今後についてもお話したいことがございます。今、どちらにおいでですか?
は?・・下にいる。下って(ここはビルの6Fです)1Fってことですか?
それなら、話が早いです。すぐにお越しください。」
私は返事も待たずに切りました。

自分のことなのに、妹に任せておきながら、しかもそれを逐一傍で、確認して
いるなんて、なんて奴・・と、いう思いはお腹に納めておきました。

兄は上背が180センチはゆうに超えている大柄な男性で黒縁のメガネが
知的な印象さえ与えます。
お聞きすると、地元の某有名企業の関連会社に出向中という、結局、有名だか
無名だかわからない処にお勤めなのだそうです。


「ご本人さまがご一緒のほうが話はよく判ります。」

「いや、ゴタゴタ続きで体調壊しまして・・」

そりゃまた、お体に似合わない繊細さで・・とは口にはしませんでしたけどね。

兄妹二人並べてさら事情をお聞きすると、兄が妹に
「お前、トイレ行って来い。」と命令。

「え? なんで?」
「ええから行って来い。」
「あ、あ、うん。判った。」

こうして強引に由紀子さんを席払いした兄が私に話た内容は、知美さんが
いままでどんなふしだらな暮しぶりだったかという悪口雑言。
しかも、結婚前の彼女は、売春、暴力、クスリなんでもありだったとまで
言うのです。

思わず「それなのに、なんで結婚したんです?」と質問するとさすがに
その時は俯いて
「いや、自分がついていてやれば、きっと治ると思いました。」


若気の至り・・というヤツですな。


しかしながら、この兄は知美さんを愛しているのは間違いないでしょう。



ちょっと不思議なこの兄妹のご依頼を受けて、早速調査に入りました。

その第一日目。

「Aさん。対象者は相手のアパートに今入りました。」という報告が終わらぬ
うちに
「あ、待ってください。今男が、別の男がドア叩いてます。黒縁メガネ。
185センチ位、黒いダウン着てます。」
(若宮クンの人相風体はもう知らせていますので、別の男性ということで
連絡が入りました。)

「えっ!そ、それ、対象者の夫よ。」
「ぎょえ・・」
 
 調査員もあまりのことにサカナ君になっています。。。

そんなところに、私の携帯に由紀子さんからの着信。
一旦、調査員からのを切って出ると
「Aさん。兄が、知美さんを見つけたから今から乗り込む。
お前も来いというんですが・・」

あぁぁ・・・やっぱり。


                      またまたここで続きます
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by sala729 | 2013-01-17 15:23 | Comments(0)

笠原知美(もちろん出演者全員仮名です。41才)は、小柄で童顔のせいか、確かに若くは
見えた。
しかし、よりによって16才も年下の若宮クンとできてるなんて・・・
信じたくないという気持ちと、やられたという無念が、由紀子(40才)の中に
湧き上がってくる。



そもそもこの職場に入れてやったのはこの私で、私が若宮クンに交際申し込んだのは
知美さんも知っていたはず。

だって、知美さんは私の兄の嫁なんだから・・
私のほうが若いし(たった1才でもね)なんたって、私は独身なんだから、
若宮クンと交際する資格は私の方にあるはずなのに、私の申し込みを、若宮クンは
せせら笑って「鏡みてこいや。」って吐き捨てるように言ったのに・・
なんで知美さんならいいの?

知美さんは三人の子持ちで一番上は22才なんよ。知ってる?



こんな由紀子の呟きは無視されたように、二人は夜の街に消えていった。


自分が勤めるスーパーに兄嫁の由紀子を紹介したのは三ヶ月前だった。
裏方で惣菜を作る自分と、鮮魚の主任をしている若宮大樹は、もうずっと前から
知り合いだった。
ずっと、好意を寄せていた。年上ということの躊躇もあったが、独身同士という
それだけに賭けて告白したら、「鏡見ろ」と吐き捨てられたのだ。


それが、レジ係りとして採用された由紀子と、大樹はいつの間にか仲良くなって
週に何回かは飲みにいくようになっている。
実家に住む由紀子は、母の介護をしており、それをたまに知美の娘たちが手伝って
くれるが、知美が手伝ったことは一度もない。


それを不満に思ったことはないが、こうして自分の目の前を、知美と大樹が
仲良く手をつないで出てくのを見せ付けられると、由紀子の胸にもさざ波がたつ。

自転車を押して自宅に帰ると、知美の一番下の息子が「おばちゃん、ママは?」と
聞いてくる。
「さあ、知らんよ。」
ホントは知っているけど言えない・・そんな言葉を飲み込んで、小学生の甥に
自分用に買ったおやつを分け与えた。



「知美が最近、よく飲みにいくんよ。いいかげんにしとけ言うても聞きゃせん
しなぁ。」兄がそういって零したとき、つい口を開いてしまったのも、そんな出来事が
重なっていたからかもしれない。




兄と知美は、熱烈な恋愛結婚の「デキ婚」で、それまで不良娘に手を焼いていた
知美の親は渡りに船とばかりに、兄に知美を押し付け、いい格好しぃの兄も
妙な男気を出して、知美との結婚に邁進した。

そして23年。知美は子供を三人産んだものの、大人しく主婦に納まっているような
女ではなかった。
まず、同居の予定を覆して、隣の敷地に自分たちの家を建て、(もちろん父母の
資金で・・)
自分は専業主婦として自由を謳歌しはじめた。
子供たちのPTA活動にのめりこみ、男性役員や、先生との噂は片手ではきかない。

酒が好きというより、そういう雰囲気が好きなのか、ちよっと好意を持つと
すぐに自分から誘いかけ、飲みに行くと人目も憚らずしな垂れかかり、
小柄な体を利用するように、男の腕に抱かれたりするという噂は、由紀子の
耳にも入っていた。

そのころはまだ元気だった母は眉を顰めながらも「和正(兄の名)には聞かせたら
いかんでぇ。あの子が知ったら、おおごとじゃ。」
兄は10代のころ、友達との喧嘩でキレて刃物を振り回し、警察沙汰になった
ことがある。
一見、優しそうな茫洋とした風貌の中に「キレやすさ」を持っている兄を
母はいつも心配していた。


そして年月が流れ、父が亡くなり、母が倒れ、由紀子は嫁にいかないまま
今に至った。
子供たちも大きくなって、手があいたのと、二番目、三番目の教育資金の
確保という名目で、知美が仕事を探し出した頃、兄が
「あいつが自分で探してきたところなんて、心配やから、どこぞお前が
探してくれんか?」と、相談にきた。


由紀子はもう20年から、同じスーパーで働いている。一日たった4時間の
パート勤務とはいえ、これだけ長いと顔も効くだろうと兄は言うが、
性格からか、それとも頭の回りの悪さ故か、職場での由紀子の地位は低い。


どんなに誠実に仕事をしても、回りからは仕事を押し付けられ、休みを
相手に便利に変えられ、無料残業を押し付けられ、いいように扱われている
というのが現状だった。

それでも、たまたま、人の募集があって、知美に話すと乗り気になって、
彼女は採用された。
職場の人たちは、由紀子と知美が義姉妹と知ると「へー」と一様に驚くようだ。




由紀子の告白を聞いた兄の顔色は変わった。
思い当たることがあるのか、濃い眉がぴくぴく動いている。
こうなると、今夜は夫婦喧嘩が始まる。

案の定、その夜、三番目の甥が実家にやってきた。
「お父さんがお母さんを殴っちょる。」

またか・・と、思いつつ由紀子が兄の家に着くと、リビングには
壊れた皿や物が散乱し、足の踏み場もない有様になっている。
後ろ向きの知美の背中が大きく揺れて、あえぎながら振り向くと
「あんた、なんの恨みで告げ口なんかするんよ。自分がもてんのは
私のせいやない。あんたみたいなブスでノロマな女なんか誰も相手に
せんよっ。」

・・・・言われなれているとはいえ、同性の兄嫁からこうも直截に
言葉を投げつけられると、由紀子の胸はきりきりと痛む。

・・・私が悪いん?・・・私のせいなん?
しかし、由紀子にはこの言葉を知美に投げつけることができない。
そういう性格なのだ。


こんな夜が何ヶ月も続いて、口も利かず家庭内別居の兄は由紀子に
調査することを相談した。
しかし、兄のプライドが邪魔するのか、相談室にやってきたのは由紀子
一人だった。。。

                      続きます。(^^:)
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by sala729 | 2013-01-15 13:17 | Comments(0)

昨日ニュースでSB食品の陸上部が、諸般の事情で廃部になる。それをDeNAが
引き受けることになったと伝えていました。

監督の瀬古さんも含めて10数人かが移籍するというので、瀬古監督が感謝の
言葉をひろげていましたが、冷たい目で見ていた私に、「なにやら思うところ
あり?」と、家人が尋ねてきました。

「うん。おおあり。」
「やっぱりね。そんな目してる。とことん醒めたつめたーい目。」

そりゃどんな目だ?と聞き返したいのを納めて夕飯の鍋(最近は寒いので
家ご飯はたいてい、なにかの鍋っていうのも・・・)を、突いていた手を休め
一気にまくし立てました(笑)←いつものことだけど・・


「あのさ、廃部ってからには会社の経営状況がよくないわけでしょ?
それなのに、経営が苦しくて練習環境にないからと言って、さっさと捨てて
環境与えてくれるところにいくわけ?
犬みたいに、うれしげに尻尾ふって。ありがとう。ありがとうなんて浜村淳さん
じゃあるまいし(あ、これは関西圏の方なら判ります。笑)。
今まで、自分の好きなことやらせてもらって、それが出来なくなったらさっさと
乗り換えるの?

それ、人間として間違ってない?

今までのご恩返しとしてこんな時こそ、仕事に専心しょうって気にはならないの?
環境が劣悪になっても、その中で会社にお返し、しょうって気にはならないの?
プロでないんだから、彼らの本分は仕事をすることでしょ?
彼らが練習するために、仕事時間を短縮してもらったり、同僚、上司に応援に
きてもらったりしたんでしょ?

会社の利益のいくばくかを、自分たちのトレーニングに費やしてもらったんでしょ?

それなのに、環境が悪くなったら受け入れ先探して、見つかったら、全国ニュースで
嬉しげに、ありがとうの連呼。
犬でも、三日飼えば恩は忘れないよ。」

「あらら・・天下の瀬古さんを犬以下だと・・」絶句する家人。



私はもともとスポーツに対する思い入れがないせいか、とてもシビアに見ていると
家人は言います。

でも、自分の好きなスポーツを社会人になっても続けられ、会社から援助も受けて
おきながら、台所が苦しくなると受け入れ先探して、見つかるとそこに尻尾ふる
なんて、どうしても納得できません。

せめて、「こんな時こそ、お役に立ちたかったのですが、陸上を続けたいという
気持ちに負け、次にお願いすることになりました。
こんな私たちのわがままをお許しください」とか、
「これまでの恩義に報いたいので、せめて一年間はランニングのゼッケンに
前の会社の名前も並べてはもらえないだろうかと、お聞きしましたがそれは
無理でした。私の無力です。申し訳ありませんでした。」ぐらいは
絶叫して泣いてみろ!と、思ったのですが、これって過激ですか?
間違ってますか?


もし、わが子が陸上が好きで社会人として続けられるなら、それでも
言えるかと問われても、私は言えます。
もちろん、親として子の好きなことは続けさせてやりたい。
でも、世界で一番。日本で一番は、誰もがなれるわけではなく、殆どが自分の
できる範囲でのよりよい成果を求めるものだということは、大人になったら
気づかなくてはなりません。

私は自分の好きなことを続ける努力は大切とは思いますが、その前に
人としての信義を通すことは、もっと大切なことだと思っています。

学生ならともかく、社会人になったわが子が同じように言うのを耳にしたら、
「そんな身勝手な社会人を作った責任は私にある?」くらいの嫌味な電話を
かけているでしょうね。

そう言ったら、家人はすかさず、うんうんと大きく頷きました。
その動作に腹も立ちますが、これはたぶん私を知る皆が同じように
頷くと思うと・・・複雑です。
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by sala729 | 2013-01-11 15:25 | Comments(2)

さて、年を挟んで一時中断した、台湾旅行記。
このまま続けるとあと4話くらいにはなるかも・・(笑)


しかしながら、私は今年はこのブログをもとの形の「劇場型相談員日記」に
戻そうかと考えています。

独立してしばらくの間は、諸事情もあって、なるべく出来事に触れないように
努めていたことは確かです。またたまたまその間に、私的な出来事が勃発し、
私と娘婿との対立が際立ち、抜き差しならぬところまできましたので、ブログの
題材に困らなかったという、私的には丁度いい、娘的には運の悪い状況で
ありました(笑)ので、続けておりましたが、年も変わり、新しく生まれ変わった
私の仕事人生も、おぼつかないまでも一人歩きの時を迎えたようで、
このブログも元の、使命(っても、誰に命じられ訳でもないのですけとね。)に
戻るべきかと考えた次第です。


さて、三日目の夜は、台湾101タワーの84階にある「欣葉」でのディナーです。
ここは、超人気店らしく14日前から予約しておかないと窓際の席は取れないと
いうリア店です。

もちろん私たちも窓際は×。

しかし、お店はとてもシックで、しかもウェイターさんたちの眉目秀麗なこと。
片言の日本語がまた、知的に感じさせますね。
それと、こちらの言うことをなんとか聞こうとしてくれるその動作の美しさに
惚れぼれするばかりです。

もともと、私はなんとかの高上がりといわれるくらい、高い場所が好きで、できれば
ホテルも高層階が希望という人間です。
こんな場所でのディナーを見逃すはずがありません。

スカイツリーの「そらまち」にはまだ行ったことがないくせに・・です(笑)

カラスミから始まる前菜も、鮑の感激も、コラーゲンの住処のフカヒレスープも
本当に美味しかったです。
実を言うと、私はあのコラーゲンというやつがあまり好きではなく、フカヒレも
避ける方なのですが、この夜のフカヒレはしつこくなく、あっさりと深い趣の
味で見直しましたね。フカヒレ君を・・・。

店内はほぼ満席でした。
華人が多いのですが、各グループ見ていて面白いのはオーダーの仕方です。
まず、案内されてテーブルに着きます。
そして主賓がメニューを見ます。それこそ嘗め回すように丁寧に。
でもゲストも同じように見ています。
それこそながーい時間をかけて。。

そして二人で意見を出し合いながらひとつ、ひとつ決めていくのです。
ですからとても長い時間がかかります。
説明も求めますから、ウェイターさんはひとり、付ききっきりです。

私達のように、あんまり待たせるのもね・・なんて妥協はないようです。
コースを選ぶ人たちも少なくて、見る限りアラカルトが多かったです。


言い換えれば「食」をとても大切にしているのだと思います。


満足して食事を終えると、タワーの見学口でおみやげを売っています。
私はちびに、3Dの絵葉書を一枚買うとレジに・・
前には中国人観光客が両手にあふれんばかりのお土産を抱えています。

それを個別包装させて、支払いはカードでということでした。
そのカードに記されたサインの個性的な文字は、漢字?
アルファベット?
・・・はたまた象形文字?
と、おもわず突っ込みいれたくなるような図。

やっぱりここは中国だわと、妙になっとく。

このタワーには世界の一流ブランド品からカジュアルまであまたのお店が
出店しています。
広大なフロアは迷子になります。
欣葉に行くにも、エレベーターがわからず15分も探しました。
外見はきらびやかで美しいのですが、一歩裏手に回ると、中国の張りぼて文化が
芽吹いているのがおかしくもあり、らしくもあり・・と言った感です。

きらびやかな台北の夜の街をタクシーで走り抜けて、ホテルに帰った私達は
翌日、県泰豊のショーロンポーに思いを馳せながら眠りにつきました。
・・・どこまで食べる気なんだ・・と、自問しながら・・・


             と、ここまでです(^^*)とりあえずは・・
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by sala729 | 2013-01-10 12:06 | Comments(0)

あけましておめでとうございます。

忙しさと怠惰にかまけて「台湾旅行記」も途中のまま、新年を迎えることとなりました。
思えば、自らの齢を「29才」といい続けて幾星霜・・もう思い出せないほどの年月です(^^:)

日々変わり行く容姿の変貌は怖ろしいまでの早さというのに、私自身は誰もが「ホント変わらないね」と
言われ続けておりますのは、嬉しくもあり、不本意でもありなんかと・・(笑)

それでも、「悪魔のパートナー」と恐れられようとも、「鬼の母」と嘆かれようとも、「小難しいババ」と
呆れられようとも、私の中心は「強気の相談員」にあり・・です。

私は私らしく日々を重ねてまいります。どうぞ今年もよろしくお願いします。

  平成25年正月

                                        相談員
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by sala729 | 2013-01-08 16:57 | Comments(2)