電話のタイミングとしては悪くありません。
これが、アクアガーデンのショーの前なら、私・・キレてます(笑)

「はい。」
「あ、先ほどお電話いただきました。飯田JAのTです。先ほどは大変
失礼を致しました。」と、まるで打って変わった丁寧な物言いです。

「いいえ。こちらこそ。それで責任者さんにお話聞いていただけましたか?」
「あ、は、はい。こちらで確認いたしました。それで、いろいろ調べましたら、
 間違いは宅配業者だったみたいです。」

「は?・・・そんなことはないでしょう。だってあれから手元の送状見てみましたら
クール便にも冷凍便にもまる印入ってませんし、このまま荷物に貼り付けられたら、
宅配さんも、そのまま送るわよねぇって、家の者とも話してたところです。」

「いやいや。それがですね。JAではこれをクールでと言って渡したんですが、
その車から次の車に渡すときに、クールでって伝えなかったから、普通便に乗せた
そうなんです。」

アホかいな・・と、いう言葉を口から出る寸前で飲み込んで

「そりゃあ、何の印も付いてないんですから、運転手さんが判るはずないですよね。」

「いやいや。ともかくうちは、きちんと送ったんですよ。それで、宅配業者の方から
Aさんにお詫びの電話入れたいというんですが、電話番号お教えしていいですかね?」

「それはかまいませんよ。では業者の方とまずお話します。」

「いや、ほんとに失礼なこと言いまして、申し訳ありませんでした。なにしろ
田舎なもんですから・・」と、訳のわからない言い訳を最期に電話が切れました。


そして、すぐに再び電話がなりました。

「Aさまの携帯でしょうか?」
第一声からびくびくとした細い声の女性です。
「はい。そうですけど。」
「わたくし、〇〇便のDと申します。このたびは飯田JAさんの件で大変
申し訳ないことをいたしました。すべて、当方の不手際で、ほんとに申し訳
ありません。」と、最初から超低姿勢です。

私、こういうタイプの人間ですが、いや、だからこそこういう無条件低姿勢に
弱いのです。

「いえいえ。私はむしろ、宅配さんはお気の毒と思っているんですよ。クールの
表示のない品物を、普通便で送るのは、当たり前のことですもの。」

「いえ。あの、それは・・・ほんとにわたし共の不手際で・・それであの、
どのようにすれば・・・」語尾はもう聞こえません。


私ははこの時、前に息子が言っていた、宅配業者との力関係という話を思い出して
おりました。
息子は某百貨店に勤務しておりますが、当然そこでも宅配業者はおります。
提携しているところなのですが、百貨店ともなると、宅配さんの方も、その
お店だけの専用支店みたいな部署もあるのだそうです。

でも、専用ですから料金は当然特別枠ですし、対応時間もいろいろ無理を
聞いてもらっているそうです。
そして、何より、配達時にとてもこれは無理・・みたいなことも、立場を
利用して(悪徳代官めっ!)引き受けてもらうことも多いので、宅配業者さんとは
いい関係を持って置かないと、いざという時困るんだよなぁと、言っていたことを
思い出したのです。


ここもそうなのではないか・・と。
JAのT氏は、飯田高原の責任者に話を聞くと、彼はあの調子ですから、普通の
上司なら、彼の対応がいいにせよ、悪いにせよ、問題があることは判ったはずです。
それで、あのうるさい顧客を丸め込むには、宅配のせいにしちゃえ!・・と、
いうことになったのでは?


ともかく、ここでDさんにそんなこと言っても仕方ありませんので、どうしたら
いいかと泣きそうな声で聞く彼女に
「では、商品はそのまま箱に入れて娘の家にありますから、そちらでそれを
取りに行ってください。そしてその中身を確認したら、同じものを送って
いただけませんか?」と、言うと

「はい。ありがとうございます。すぐにこちらから連絡して明日、取りにお伺い
するように致します。ほんとに申し訳ありませんでした。」

「いいえ。で、このことは私の方から、JAのTさんにお伝えしておいたほうが
いいですか?」と聞くと

「あ、いえ、私の方でまずは報告させていただきますから。」との回答。

「判りました。では、よろしくお願いします。」


ことの顛末を家人と娘に伝え、心置きなく第二夜の夕食にいそいそと出かけました。

今夜は部屋全体をブラックで統一した方の部屋が食事会場です。
ここも、もちろん満席。人・人・人です。
しかも、老若男女。車椅子もあれば、杖もあり。入り口にはベビーカーも
何台か停めてあります。

ここって、ほんとに日本の縮図みたい・・・

でも、見渡すかぎりの家族連れは、みんな親孝行だし、家族思いです。
もっとも、家族でここに来ようかという時点で、もはや「仲良しファミリー」に
違いないのですけれどね。

隣のテーブルでは、私達より少し上世代の息子夫婦と、高齢の親世代が座っています。
「なんたっちゃ、ここは九州ナンバー1たい。」
日本酒が少し回っている、初老息子は得意げです。

車椅子から細い手首で、箸を操る老いた父親も満足気にうんうんと頷いています。

ここでこうしている家族の殆どは、幸せで穏やかな楽しい時間をすごしている
ことでしょう。自分が楽しいと人も楽しいですし、そのまた逆もしかり・・ですね。

それにしても、この広い食事会場をインカムをそれぞれが装着して、愛想笑いを
振りまきながら、軽やかに歩き回るホテルマンさんたちの立ち居振る舞いは
見事なものです。

外国人従業員さんも多いのですが、どの方もきちんと日本語を話せますし、
なにしろ笑顔の爽やかさは、群を抜いています。


昨夜に比べて、遅い夕食なので、お部屋に帰る時に、おみやげ売り場をぐるりと
一巡。
家人は、地元のお酒売り場に、死に損なった蛾のように、ぺったりと
貼り付いて、みっともないったら・・・(怒)
ここでは、「かぼすボディソープ」を購入。
棚湯に設備されているこの「かぼす」三セット。他はシャンプーとコンディショナー
なのですが、とても香り高いのです。

湯上りにふんわりとかぼすの香りが立ちのぼって、いい気持ちになります。
酸味といえば、すだちの方が上のような気がしますが、香りは断然かぼすが
好きです。
きつくない、ふんわりとした酸味の香りは、上質の紅茶に落としたレモンティーの
ようです。


そしてお部屋に帰って、ニュースで、大分の二才女児の行方不明を知りました。
ちびギャングと変わらぬ世代の、お子の災難を思うと心が痛みます。

「今夜は寝たら、起きられないかもしれない。」
「大丈夫・・起こしてあげるよ。」・・・・・これが間違いのもとでした。
そう、判っていたはずだったのです。
このヨッパライの、安請け合いに、何度騙されたことか・・・

しかし、昼間の疲れと、アクアガーデンと棚湯の、程よいエネルギー消化に
リラックスした体は、家人の甘言に、赤信号を点す、私の理性を押しやって、
深い眠りに落ちていったのでした。。。



あ、あっ明るい・・え??
明るいって・・・・

はい・・気持ちよく目覚めたとき、太陽はとっくに定位置に上がって、隣を
見ると、キングベッドの端っこに、なぜか丸るまったまま、眠りこけている見慣れた顔。

ン・・もおぉぉぉぉ~
怒りに燃えた私は、ベッドの頭に押しやっていた、小さめのソファーを立て続けてに
二個、その丸るまった頭の先に、投げつけてやりましたっ!!

なにが、起こしてあげるよ・・・もうとっくに夜は明けてるじゃん。。。


夜中にお部屋の露天風呂に入って、朝は棚湯で朝日を見て・・という私の
計画が・・・がらがらと音をたてて崩れていくぅぅぅ

「いーじゃないの。お湯入れてあげるから。ここで入ってもいい気持ちだよ。」
昨夜の自分の安請け合いなんて、「なんのこと?」みたいな雰囲気です。

だから、ヨッパライはキライだ・・と、毒づいても、上がった太陽を引き戻す
ことはできません。

それに、お部屋の露天風呂・・嫌いじゃありませんから。(^^)

遅めの朝ごはんを終えて、まったりして、ようやくチェックアウトに向かいます。
おなごり惜しいけれど、これでこのお部屋とはお別れです。
でも、きっとまた来ます。このお部屋に・・・
そういう遠大な、計画のもとに今回グレードアップしてくださったなら、杉の井さん
恐るべし・・です。
そう、私はそういうタイプの人間なのですよ。
執念深い・・とも言われておりますけどね。

今日はまず、ここ別府の定番。
「地獄めぐり」です。合計八箇所あるのですが、どうせ私たちは全部は回らない
でしょう。まずは「海地獄」
ここは、98℃はある源泉から立ち上がる湯気がもくもくと沸き立っています。
入り口には、なぜかアマゾンの「大オニバス」があって、子供が乗った写真も
飾られています。
蓮は蓮ですから、色とりどりのまあるい花弁は、艶やかな色を誇っていました。



しかし・・暑い。熱い。
海地獄も熱いけれど、Pからそこにいくまでが、もう灼熱地獄・・夏が帰ってきた??
水分補給しないと、保ちません・・・

そこで提案・・もう地獄は判った。(そうだ。それでなくとも、オレは毎日
地獄の中にいる・・と、家人。バキッ!!)

あとひとつ見りゃそれでよし!!

そこで検討の結果、最期は鰐がうじゃうじゃいる「焦土地獄」に決めました。
餌付けは終わっていましたが、頭からホースで水をかけられて、鰐さんは上機嫌。
大口あけて、周囲に媚売ってました・・・
あの巨体からなら、クロコバッグ何個作れるかな・・なんて、ゴメン鰐さん。
ちなみに、この鰐さん「一郎さん」って名前だそうですよ。
そういえば、なんだか半眼の顔は、小沢さんに・・・いえいえ違います。
そもそもは、漫画家の「富永一郎」さんに、ちなんで付けられたそうです。

動物園よりずっと活発に動く、鰐。鰐。鰐
そういえば、伊豆にも「バナナワニ園」があったような・・・
温泉と鰐は相性がいいのか・・

お昼は市内のお寿司屋さんで、家人はしつこく「関さば」を・・・


帰りはフェリーの予定ですから、一応港に行って、早いけどもう帰ろうかと
一旦は思ったのですが、折角だからもう一度アクアガーデンに入っておこうかと
Uターンです。
杉の井ホテルでは、チェックイン前もチャックアウト後も、その日のうちは
アクアガーデンも棚湯も入れます。


昼間のアクアガーデンは、人気は少ないですが、それでも小さなお子がヨチヨチと
可愛いです。
が・・暑い。なんたって、お湯ですから・・・(笑)
それでも、綺麗なプールサイドは、まるで外国のホテルのプールみたいな感覚に
なります。
やっぱり、ちびギャング連れてきてやればよかった・・小さな後悔に胸が疼きます。

棚湯はしっかり入って、体中がリフレッシュ!!

そして、いつもの家人の悪あがき・・今回の最後は「冷麺」
ここ、別府は「冷麺王国」なのだそうです。(アップルにそう書いていました)
フェリー乗り場から近いというので、行ってきました。

うーん・・うーん・・
私的には、受け入れられないかな。
一口で言うなら、「盛岡冷麺」に近いです。
でも、盛岡ほど、麺に弾力はない。コシと硬めとを間違えているかなと、うどんの
国の住人は思いました。

ま、そんなこともあろーかと。。。旅先ですもの。


ちゃんと定刻には、フェリー乗り場に到着。
二時間で、四国側に着きます。
晴れやかに思っていても、海は海ですね。じっとしているとそこそこ揺れは感じます。
一時間もすると、目の前に、佐多岬灯台がその真っ白な姿の全景を見せてくれます。
見とれているうちに、伊方の風車群が見え、もうすぐ着くようです。


四国に渡れば、もうこっちのものです。
慣れた道ですから、何にも囚われず、自宅にゴーです。

そして、無事帰途に着き、今回の旅は終わったのですが、補足がひとつ・・・



例のハムですが、結局宅配便さんからは翌日、回収させていただきました。
本日送付し直す予定でしたが、明日になりますと連絡をいただきましたが、JAからは
なにひとつ連絡はありませんでした。

そのまま、放置しておこうかとも思ったのですが、どうしても黙っていられなくて
(はい。どうせ私はそういう女ですよ。)「ぜんのう大分」のHPから、今回の
一連の出来事を伝えました。

JAというところは、接客ということをどう考えているのか、知りたいと思ったからです。

すると、翌日早朝。あのJA飯田の責任者さんから私の携帯に電話がかかりました。
「JA飯田の責任者です。あの折には大変失礼な言動をいたしました。申し訳
ありません。」と、あの時の電話が信じられないような丁寧な言葉づかい。

あまりの豹変にこちらが目をパチクリです。

「今後は、このようなことがないよう、心いたします。本当に申し訳ありませんでした。
商品は本日、送らせていただきました。」

「あ、それはどうも。お客様商売ですものね。そう言っていただけると、こちらも
気持ちがいいですわ。」
「はい。以後は気をつけます。」

なんだか子供みたいな口調ですが、反省して訂正している人間に、更に追い討ちかける
ようなことはしたくありません。

そしてその日の昼ごろ、届いたクール宅配便の中には、こちらが購入したハムと、
封筒に入ったお詫びのお手紙。そして、ペッパーソーセージが二本。追加で入れられて
おりました。

これって、やっぱり「クレーマー」ですかね?

私が一番嬉しかったのは、お詫びの電話と手紙だったんですが、ソーセージ狙いと
人は言うのでしょうか・・・
もっとも、そう陰口叩かれたとしても、それでめげるような、そんな柔なタマでは
ないですけどね。(笑)


はい。これで「阿蘇から別府への旅」の顛末の一部始終は終わりです。
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by sala729 | 2011-09-21 16:04 | Comments(0)

目覚めたら22:00。もちろんその夜のうちのです。
そりゃあそーですよ。なんたって19:25から寝てるんですもの(笑)

コンタクトを入れなおして(笑)ベランダにでると、右上の空には、まさしく
「仲秋の名月」が、その完全無欠の姿で煌々と浮かび、山の黒いシルエットと
海の暗い黒が、静かにその姿を鮮明に映しておりました。

「これって一生に、そう何度もお目にかかれる光景ではないよね。」
ベランダの椅子に身をあずけて、私はこの夜の幸いを心から享受いたしました。

やがて、お湯の量も豊富なので、湯船もすぐに一杯になります。
まずは、なにもしないで、湯船にポッチャン(ドボーンやろ?と、聞き質す
家人には必殺の右アッパー!!)

いいお湯です。
「外からの目線が気になるようなら、このすだれを。」と、最初に教えられては
いたのですが、なんたってここは五階。
前は国道挟んで、タクシー会社の車庫です。こんな時間に誰が、上など見ましょうか。
しかも、ベランダにはかなりの太さの丸太が、横木として、何本も渡らせてあります。
見えようはずもなく、そんな小心な心配なんて、サラサラありません。

見たくば見ろ!!・・・いや、見たくはありませんってば。(^^;)


もう、長い年月生き抜いてきています。狐でも百年生きると「九尾の狐」に
なると言い、猫ですら「化け猫」になるといいます。
ましてや、人間様なら、これだけ生きれば立派な「妖怪」??

なんとでも言わば言え・・この快感。この悦楽に勝るものなしっ!!
(これだから、オバチォンは怖いよねぇ・・自虐の笑)


露天のいいところは、長い時間湯船に浸かっておれることですね。
浸かったまま、月の方向定めたり、星の数を数えたり、飽きる事がありません。

うちのヨッパライは、私の寝ている間に、ベットサイドのオットマンの椅子に
身を委ねて、一人月見酒していたようですが、今夜はそれも許しましょう。

こんな夜は、ますます、寛容な人間になっていく自分が愛おしい・・
(なってないってばっ・・・自分に酔いすぎ←by家人)


こうして、一日になんと二夜の体験をして夜は再びふけていきました。


朝は、別府湾から朝日が上がるとこだったみたいで、家人に起こされました。

海がオレンジに染まって、真ん中は白っぽく、盛り上がっていきます。
そして、あれよ、あれよというまに、海のど真ん中に、橙色に染まった見事な
球形の太陽が、少しづつ、その全体を現したかと思うと、あっという間に昇り
きります。
それは、見事な早さです。
その光景は、なんだか神々しいものがあって、「日輪」という言葉の意味を
体で感じるひと時でしたね。

そして、しばらくして気づきました。
「あっ!・・日の出は棚湯で見るつもりだったのに。。」
そうなんです。棚湯には日の出、日の入りの時間を何日分か書いてあって、
その時間目当てに、みなさん入浴するらしいのです。

けれども、よくよく思えば、そんな騒然とした中よりも、こうしてお部屋で
家人と二人で見ている日の出もなかなかよいものです。(照)

朝ごはんは、昨夜と同じところです。
まだ7:00というのに、もうたくさんの人が、朝食を取りに来ています。
やはりバイキングですが、種類はやっぱり多いです。

今朝は洋食メインと思っていたのですが、私の今朝の一番のお気に入りは
温泉で茹でた、まるごとじゃがいもと、温泉地熱で蒸らしたもち米を使った
撞きたての黄な粉もち。
美味しかったぁぁ・・・

家人は朝から「秋刀魚の塩焼き」これも丸々とした立派な秋刀魚一匹です。
アジの一夜干し。
大分の郷土料理「だご汁」と、なぜか中華お粥。(こやつは、お粥と見たら手を
出さずにはおれない体質のようです。)

素敵だったのは「蜂蜜」
蜂の巣を縦にして、蜜を下に垂らすのです、それをスプーンでとって、パンに
塗ったり・・私はミルクに入れました。
やや癖のある蜂蜜ですが、子供たちも珍しがって大喜びです。私も喜びました
けどね。

朝の果物はどれも新鮮で美味しかったです。
しかし、なにしろ種類が多い。限られた胃袋の大きさを自由にできる魔法が
欲しかったですな。笑。

満足して、お部屋に帰り、さて、今日はどこに行こうか・・と。
ま、我が家の計画なんてこんなもんです。
かっこよく言えばフリースタイル。はっきり言えば「行き当たりばったり」とも
言います。


家人が「オレの今度の旅の目的は、関サバだから、それを叶えたい。」と
男のくせに執拗にサバにこだわり、あまりにうるさいので、今日はそれをメインに
することにしました。

佐賀関に向かう前に、「うみたまご」に寄ろうかということになり、いざ出発。

うみたまごは、高崎山に隣接する水族館で「ふれあい」を、モットーに作って
あります。
もちろん、私も始めてです。

昔、杉の井ホテルに泊まったときに、そういえば高崎山にも来ました。
従姉妹の母でもある叔母は、疲れたを連発し、みんなが高崎山に行くというのに
自分は車で待っていると言い、しかも自分だけ待つのがいやなものだから
元気な叔父にもここで待つように強要したことを思い出しました。

なんと身勝手な女かと・・その話をすると、家人はいともあっさりと
「ふーん。今のAちゃんとおんなじじゃん。M(従姉妹の名)も、そうだし
それってA家の家系?血?」と、吐くのです。

ぐっ・・一瞬たじろいてしまったものの、上手い返しが見つからなくて、
言葉を飲み込んだ私でしたが、従姉妹よ・・・
この暴言許せるはずもないであろう。

「かまわないから、今度髪切りに行ったら、丸刈りでも、まるハゲにでも
いいからしてやって!!」


ふん。私達A家の女を怒らせたら、どうなるか目にもの見るがいいわよっ。



と、私怨はこのくらいにして、うみたまごはなかなか楽しかったですよ。
旭山動物園以来、動物園も水族館も、生態を見せる展示が主流になっているよう
ですが、ここはもうひとつ踏み込んで、触れる展示も積極的です。

ヒトデやイソギンチャクに触れるという水族館は、珍しくありませんが、
ここでは、エイやサメにも触れます。
しかも、「こうやって下から手を入れてください」と、レクチャー書きもあります。

イワシやアジの稚魚の水槽にも手を入れられます・・・しかし「触れるのは
なかなかに難しいです」と、アドバイスも書いてあります。笑

ここのスターは「セイウチ」さん(女の子がスター)です。
ごわごわのひげにも、水をはじく毛皮にも、触れさせてもらえます。
手のひらを裏返したような、足ひれは、思いの外柔らかく、ちよっと意外。

そしておみやげ売り場に・・・
私は、ぬいぐるみは大きいものということに決めているのです。車でないときは
仕方なく諦めもしますが、今回はもち、一番大きいものを・・・


ところが、家人はリアリティに拘るのです。
この髭の、とげとげ感がなんとも言えないと・・・


でも、はっきり言って、リアルなセイウチ可愛いですか?
確かに、本物は利口だし、愛嬌はあります。・・でも、可愛くはないっ。

こういう時は、電話でおみやげの受け取り主である娘に電話することになります。

「うーん。リアルもいいかも・・」
ほんとに、いつも家人の舌先三寸に騙される娘です。
きっと、いつか、振り込め詐欺の被害者になることでしょう・・


でも、結局はなんやかやと楽しんで、高崎山には寄らず(私はもともと
超の付く、猿ぎらいですからね。)そのまま、海辺の道を走って、佐賀関に
向かいました。

お天気はますます、晴々として遠くの島が綺麗に見えます。

佐賀関漁港の「関サバ・関アジ館」は、一時をすぎていますから、混んではいません。
二階のレストランに行くと、かなたにには佐多岬が見えています。
海の色は、碧く青く蒼い・・・・そんな感じです。


家人は迷わず「関サバの姿つくり」と、ノンフリービール。
私は、関アジのお刺身ご膳。

もともと、一人で姿造りなんて、無鉄砲なやつ・・とは思っていました。

だって、私は生まれてこのかた、サバ食べたことないんですもの。
先月の三崎の民宿でも、スルーでしたし・・・


かなり待たされて・・・「オーダー受けてから漁に行くのかしらね。」なんて
嫌味なこと言いながら待っていると、レストランの女性が
「すみません。今取ってきたばかりですから。」と、ようやく鯖の姿造りを
持って来ました。

・・・・ほ、ほんとだったんだ・・と、ちょっとびっくり。


少しこぶりですが、きれいな澄んだ目をした鯖サマです。
骨の両側には、綺麗に切り刻まれた、青々と光る切り身が翻っています。
「ひとつでいいから、食べてごらんよ。」と、家人。

そうだね・・折角だから、ひとつ・・・と、おそるおそる箸を伸ばして・・
私が初めてと知ると、女性が「ここが美味しいですよ」と腹のあたりを
教えてくれました。

生姜を刺身醤油に溶いて、みょうがを入れて、摘んだ鯖の片面に醤油をつけて
パクン・・・う、生まれてはじめての・・け、経験。

「どうよ?」と、死刑宣告でも聞くかのような家人。

「うん。案外美味しいかも。」

「よかったぁ。」と、なぜか女性に向かってピースサインの家人。

「じゃ、もっと食べなよ。」と、しっこく薦める家人。

「うん。でもやっぱりこれ一切れでやめとく。生まれて初めてのことだし
一度に沢山たべて、いやな思いしたくない。」

「そうだね。」私がこう言うと、もう翻らないのは判っている家人は
これ以上の無理強いはしません。

そして、自分はひたすらパクパク。
私は、自分のアジをパクパク。この日は、ご当地グルメの「くろめ」が取れた
とかで、味噌汁はくろめにしていただきました。

くろめは「ワカメ」の黒版と思ってください。
もう少し、どろどろしていますが、とても美味しいです。

しかし、いくら鯖だけとはいえ、一人で食べきれるはずはありません。
「もう、やめなさいよ。鯖は食べ過ぎると怖いよ。」と、ちょっと脅すと
それを待っていたかのように、家人のお箸は止まりました。

食べ残しを申し訳なく思いながら、精算を終えて、一階に下りると一夜干しや
加工ものがおみやげ物として並んでいます。

うちの娘も、私の子ですから鯖は食べませんので、「サバが食べたい」と嘆く
婿殿にたまには、優しい姑魂を見せてあげようかと、送ることにしました。
電話すると、娘も食べるといいます。ちびギャングも一匹食べるといいます。
娘宅ように、関サバの一夜干し。我が家様に関アジと選んでいると、上から
女性が降りてきて「あの、これ。残されたので料理長が勿体ないからと、醤油で
締めてくれたものですから」

「え?」意外な申し出に、家人と顔を見合わせていると、初老の料理長さんが
後から降りてこられて
「いやぁ、普通はこんなことせんのやけど、折角やから勿体ないけんのぉ。
まぁ、一人であの量は無理たい。」と、笑いながら仰います。

あらま。。私たちの食事風景をみてらしたのですね。(恥)

「醤油で締めとるけん、このままでええっちゃ。晩飯に載せて食べればよかと。」


こういうお心遣いに弱いんです。私たち・・・(笑)
ありがたくいただいて、一夜干しに「くろめ」も加えて、いただきました。
人一倍の感激家の家人は、「いやぁ、美味しいし、いいかんじやし、今度も
絶対ここやね。こんどはS(息子です)も、連れて来んとな。魚といえばSが
おらんと話にならん。」と、訳のわからぬこと言って上機嫌です。

たしかに、息子は、いわゆる「猫またぎ」というやつで、あやつの食べた
お魚の煮物。焼き物は、本当に理科室の標本みたいに骨だけ・・・になっています。
これは、ひとえに、魚好きの私の母の影響らしいのですが、その食べ方は
確かに惚れ惚れするばかりです。


帰りは早めにホテルに帰って、アクアガーデンと棚湯。それから久々にボーリングも
しょうかなと、高速を使ったのですが、ICには、ずらりとパトカー。
後で判ったのですが、この日の午後、別府のスーパーで二才の女の子が
行方不明になったという大事件があったらしく、そのための緊急配備だったようです。
もちろん、このときの私達はそんなこととはつゆ知らず、なんでこんなに
パトカーばっかり?
もしかして、菅さんがお遍路やめて、温泉に来たとか?
なんて、軽口叩いていたんです。・・・神様、お許しください。


部屋に戻って、さあとばかりに思った途端、私の携帯が・・・
娘からです。
「あのね。悲しいお知らせがあります。」
「なによ?」
「ハム届きましたが、クールではありません。シールも貼ってません。普通の宅配トラック
 できました。ビニールに水滴が付いてます。一応冷蔵庫に入れたんですけど・・」

あらら・・・やっぱりねというのが本心でした。
なにかきっと失敗しそうな・・・
「判った。でもそんなの食べられないから冷蔵庫から出しときなさい。私が連絡
しておくから。」

家人も、思ったとおりと判ったようでした。
そして、電話をしょうとと送状をみて、はたと気づきました。
なんと、送り主の住所も名前も、もちろん電話も書いてないのです。
いや、正確に言うと、送り主は私ですからそれは書いています。宛名は娘ですから
それも書いています。
でも、飯田高原ドライブインやJA飯田高原なる名前は、送状のどこにも
書いていないのです。



幸い、こんなこともあろうかとレシートとっておきましたから、電話番号は判ります。
電話して、責任者さんを呼んでいただきました。
「昨日、そちらでハムを買って、クール便でお願いしましたAですが。」
「はい。」確かに昨日のレジ男です。
「娘から連絡ありましたけど、クールになってなかったそうですよ。クールのシールも
貼ってなかったといってますが。」
「そんなことはない。クールでだしとります。」
「でも、クールじゃないって言ってますでしょ。私たちはくれぐれもクールでと
お願いしてますよね?」
「それじゃ、おたくはどうせいと言うんですか?」
「は???・・・もちろん送りなおしていただきたいんですが」
「ほーか。ほならそれ送り返してくれんかの。そしたら、おんなじもん送るわ。」


もう、この時点で私の怒りモードは沸点に達しようとしていました。
この責任者さん、どうみても40代。少なくとも20年はサラリーマンしていると
思います。
それでこの対応、この口調。アホにもほどがあります。
まるっきり、私達が同じものを二つよこせと言わんばかりの言い方です。


「いいえ。何が届いているか、娘から電話で聞いています。おみやげですから、
いますぐそちらから同じもの送ってください。こちらのものは、私が帰ってから
お送りします。」
「いや、それじゃまちごうたらいかん。そっちから送ってくれんや。」
「それはそちらのご都合でしょ。ハムの包装パックの裏の名称は判っています。それに
 そちらにもレシートはおありでしょ?そちらが間違っているのに、なぜ私のほうが
 わざわざ、宅配まで持って行って、お送りしないといけないんです?
 娘は小さな子供もおりますので、簡単にはできません。」

「ほなら、どうせい言うんな?」向こうも苛立っているようです。

「何度言ってもお判りにならないようですね。あなたとはもうお話しません。
 そちらの上部組織はどこですか?」
「なんとっ!?・・・ここはJA飯田じゃ。どこでも言うたらええが!!」
「はい。そうします。理事長さんのお名前は?」
「Yじゃ。それがどーした?」
「あなたにご説明するつもりはありません。」
相手はまだ何か言ってましたけれど、私はそのまま電話を切りました。

家人がipadで調べて、JA飯田高原に電話を入れました。
理事長さんはたまたまご不在で、事情を話すと、T氏が対応されました。

私は一応説明したあとで、責任者さんにも、お話はお聞きになってくださいと
お伝えすると
「そうですな。そりゃ必要です。」
「でも、この送状には送り主である飯田高原さんの住所も名前も書いてないですね。」
と、言うとこのT氏、意外なこと言うとばかりの口調で
「ほら、そーでしょ。私も関西で送ったとき、書いてませんでしたよ。」というのです。

「そんなことはありません。伊勢丹や三越などの百貨店でものを送るとき、〇〇便
とか使いますけど、お店の名前も必ず入ってますよ。」と、私が言うとこのT氏

「いやぁ、ここは田舎ですけんそんなとこから送ったことないですわ。」と言うのです。

唖然・・・そんなアホな・・・これで客商売してるなんて・・

「では、責任者さんにご事情聞いていただいたら、今日はもう5時ですから、
明日になりますね?」と、聞くと
「いやあ、うちらは田舎ですけん、夜でもしとりますよ。今晩にでも電話します。」
と、こちらがあほらしくなるほどの屈託のなさ・・・

「そうですか。ではよくお話をお聞きになってください。でも、ご連絡いただいた
からと言って、こちらがすぐにお電話取れるかどうかは判りません。今こちらは
旅先ですから。着信を確認しましたコールバックいたします。それでよろしいですか?」
「はい。はい。」と、なんともかるーいお応え・・・



この電話のおかげで、ボーリングはフイになってしまいました。
どうしてもアクアガーデンは外せませんし、棚湯もと思っていたら、この時間から
ボーリングしている時間はありません。
・・・・・ほんとにもぉぉ。。。飯田高原めっ!!


気を取り直して、アクアガーデンに・・
脱衣所は棚湯と同じですが、上手に傍目につかずに、アクアガーデンに入れるように
誘導図作ってあります。

そして、失礼ながらそこそこの年齢の方たちも、いそいそと着替えをして、
格好いいスポーツタイプの水着をきりりと着こなし、アクアに向かいます。


おお~~~
棚湯より、もうひとつ開けたアクアガーデンは、老若男女で一杯です。
ホテルの人たちもいろいろと配置されており、清潔で開放的です。
ホテルマンもここには意識的にか、ミクロネシア系の人たちが多く、グァムみたいな
雰囲気です。

棚湯をさらに巨大にした段々のプールのあちこちに、ジャグジーが埋め込まれて
いて、あっちでブクブク。こっちでブクブク。
背中にジャー。。。頭からジャー
そして、ソルトプールを覗くと、みんな漂っています(笑)
子供たちも、子供のプールと棚湯プールを行き来して大騒ぎ。
プールサイドの椅子には、熟年カップル・・私達??い、いえもう少し、熟しかげん
・・・

少しづつ落ちてゆく、今朝の太陽が、今度は綺麗な夕陽になって、あたりを
夕陽色に染めていきます。

さすがに、ここは若い女性も多く、白いビキニから、トロピカルなワンピースまで
女性が見てもいい眺めです。
でも、面白いのは、あんがい女性グループが多いことです。
女性だけのグループが一番先頭の棚湯プールで話し込んでいたら、その上の段では
カップルが、いちゃいちゃベタベタ。。
でも、どれも違和感も、いやらしさもなく、なかなか微笑ましく、可愛らしい
雰囲気でした。

一時間もいればもうホコホコです(なんたってお湯なんですから)
プールサイドで、ブルーハワイのかき氷で、水分補給です。

あと、30分で光のショーなのですが、もう限界。一旦出て、着替えてから
もう一度見ようと決めて、まずは棚湯で入浴。

家人と待ち合わせると、早速光のショーのはじまりです。
これは、見惚れるほど綺麗です。花火が光になった・・・そんなかんじです。
携帯で撮ろうとしても、タイミングがなかなか・・・

それでも、満喫して、食事に行こうかとしているとこに携帯が鳴りました。
番号からすると、JA飯田高原だと思います。。。。
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by sala729 | 2011-09-20 17:03 | Comments(0)

別府まではあっと言うまでした。
かすかな記憶を頼りに・・嘘です。なんの記憶も残ってはいませんでした。(^^;)

ナビを頼りに走っていると開けてくる別府湾の対岸の高台に、威風堂々と杉の井ホテルはかつてのままの
威容を誇っていました。
正面に回ってもなにしろ建物がずらりと並んでいるので、どれが正面入り口かが判らない。
それでもまぁ、マイクロバスや他の車について並んでいると、アロハシャツの係員さんが寄ってきます。


「本日はお泊りですか?」
「はい。今日からhana館スイートをお願いしているAですが・・」家人が運転席のガラス窓を下して
告げると、係員さんは手にしたバインダーを確かめて、とても気持ちのいい笑顔で
「はい。承っております。それで、Aさま、あの本日のご予約いただいておりますhana館スイートで
ございますが、こちらのほうでお部屋のグレードをあげさせていただきまして、今年改装しましたばかりの
本館グレースラクジュアリスーイートをご用意させていただきましたが、いかがでしょうか?」

もちろん、そんないいお話に「ご異存」などあろうはずがなく、「ありがとうございます。」と
こちらも、気持のいい笑顔で返しました。
(相手が気持ちがいいと思ったかどうかは別ですが・・)


私だけが荷物と共に先に降りると、金髪のフランス人(これはあとで本人から聞きました)ポーターが
これまたきれいな笑顔で手早く私たちの荷物をカートに入れてくれます。


「チェックインはどうされますか?」と、柔らかく聞いてくるので、いつもは家人に任せっぱなしの
私も、今回は「じゃ、私が」と、フロント前に並びました。
案内かがりのおじさんに「ここに来るのは、ン十年ぶりです」とお話すると、彼はにこやかに
「左様でございますか。そのころはショーやいろいろなお風呂がお楽しみいただけましたが、
今はその分、棚湯が充分にお楽しみいただけます。」と、とても穏やかなお返事。


まさしく、杉の井ホテルは、ン十年前と変わらぬ「心地よさ」を、私に約束してくれるようです。


チェックインが終わるとほぼ同時に、家人がPから帰ります。ホテルからPまで、マイクロバスで
ピストン輸送してくれるのだそうです。たとえ一人の乗客であっても、待たせるということがない
とのことです。

そして、フランス人に先導されて本館5階、グレースラグジュアリースイートに・・・


エレベーターを降りた時からもう異空間です。
暗めの照明に足元灯り。格子の引き戸を開け、ドアを開くと、畳張りの長い廊下が目の前に・・

おおっ・・・これだけで、生来のびんぼう人は、わくわく感が抑えられません(笑)
突き当たった左の引き戸を引くと、12畳はあるかと思える青畳の和室。しかも周囲が
板張りの空間でテーブルとイスが二客置いてありますから、実質は20畳以上かもしれません。
さらにその周りに廊下が囲んであります。

そして次の間にはキングサイズのベッドがふたつ。足元にはオットマンとテーブルとイス
そしてそのままベランダにでれば、そこにもマクラメ編みの椅子とテーブル。

透明なガラスのドアの向こうは洗面台が二基。そして右は、なんとヒノキの個室露天風呂まで
ついています。

部屋のどこからも別府湾が一望でき、その景観の美しさと、お部屋の豪華さに、私たちの気持ちは
舞い上がりっぱなし・・・おはずかしぃ。。

「いかがでしょうか? 前の時と比べて」と、フランス人。
「すっごくいいですよ。もちろん前の時もよかったんだけど、今回はもう問題外。」

いやぁ。。。ほんとにすばらしいお部屋でした。
私も家人もいろいろと遊び歩きましたが、その中でもこのお部屋は№1ですね。

もう何年も前に、東京出張の折りに、新宿の某外資系ホテルで一泊10万の部屋に泊ったと、
ことあるごとに家人に嫌味言われていますが、あの時の部屋も確かに広くて綺麗でしたが、
この部屋はそれも上回っています。
コストパーフォーマンスで言えば、もう比するものなしっ!!


まずはお風呂よとばかりに、着替えて噂の棚湯に・・・

しっかし、これが遠いのなんの・・・バスでご送迎もいたしますと確かに書いてはいますが
同じ館内でそれはないでしょとばかりに歩きましたが、廊下を歩きエレベーターを使い、
エスカレーターを上がり降りして・・それでもお土産物屋さんがあったり、ゲームコーナーが
あったりで、面白いのですけどね。。。それにしても。。。遠いぃぃぃ


何も持たずに、棚湯に行くと、フロントでバスタオルとタオルを渡されます。
そこでまたエレベーターが・・
隣が、噂のアクアガーデン。ここは、水着で入るお湯のプールみたいなものなのですが、
ジェットバスや、打たせ湯などとともに、夜になると光のショーがあるのです。
私たちは棚湯のあと、食事して、そのあとこのショーを見に入ろうという予定でいました。


清潔な脱衣所で全裸(あら、はずかしっ・・)←見ている方が恥ずかしいわいっ。とカゲから声が。


ひとつ目のガラスドアを開けると、片面すべてガラス窓の湯船がありますが、一人しか入っていません。
さらに進んで、二つ目のドアを開けると、そこからは野外になっています。

右には体を洗うシャワーと水道。その先には「かおり湯」と言って、いまは「カボス湯」だ
そうです。

そして、左に目を向ける段々にして4段になった広い湯船。先は崖です(笑)
つまり、一番先の湯船に入ると、目の前が別府湾ということになるのです。
これは、爽快。ほんとに爽快ですよ。

山間部にある「棚田」と同じ要領で作ってある、広大な露天風呂・・ということなのです。
先にいくほど、お湯はぬるめになっていて、景観のいい場所を取ったおばーちゃん軍団はなかなか
そこを動きません。(笑) 気持ちは判ります。


服を脱いだその時こそ、そりゃあ多少の恥じらいも、わが身への羞恥もありましたが、ここに至っては
そんなことなんて「なーんもないさ~」・・なぜか突然沖縄語に・・(笑)
正直、外側に向かって、両手両足を広げて立ち上がりたかったぐらいです。(やめてください。想像
するのは・・)
それぐらい気持ちいいです。


カボスの香り一杯のシャンプーとコンディショナー。その上、かぼすボディシャンプーで
磨き上げ、家人との待ち合わせ場所に行くと、家人がうろうろ。
あんまり、私が遅いので、、お風呂で倒れてるんじゃないかと・・・笑
ま、実際、私のお風呂は早風呂で有名なんですけどね。


一旦お部屋に帰って、それから地下のバイキングレストランに・・
ひろい会場が二つ。ひとつは黒で統一した大人の雰囲気。
もうひとつは壁面がガラスになっていてオープンな明るいかんじ。

私たちは明るい方に案内されました。
お風呂上りですから、家人はなによりビール。

お料理はバイキングですから、あんまり期待はしていなかったんですけど、100種類くらいは
あったようです。
お寿司はその場で握ってくれますし、てんぷらももちろんその場で揚げてくれます。
ステーキもその場で焼いてくれます。


和洋中華なんでもあり。。ですが、特筆すべきはデザートの豊富さ。
これはすごいですよ。

しかし、ほんとうにすごいのは、この場を埋めた人・人・人
ここも隣の会場もぎっしり・・・です。

私たちが今日ここに決めたのは、夏のシーズンが終わって、少し閑散期に入った特別プランがあった
からですが、このどこが閑散期??・・・というほどの人出です。


お腹が満足すると、もう動きたくありません。
アクアガーデンは、明日でもいいかと、今夜はとりやめ。後になって、この日も入っておくんだと
後悔したことでした。

メガネを忘れた私はコンタクトを取ると、もう視界がかすみ、すぐに眠りに落ちそうです。

「いいよ。少し寝たら? 少ししたら起こしてあげるよ。それからここのお風呂にお湯いれて
入ろうよ。」

それもいいかと、私はひと眠りすることにしました。
広い、ひろいベッドに転がって、白い壁に埋め込まれたテレビを見ていると、自然にまぶたが・・

とてもいい気持ちです。。。
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by sala729 | 2011-09-18 19:01 | Comments(0)

熊本ICを降りて、国道(すみません何号線か忘れました。なにしろ
ナビ頼りの、超方向音痴なものですから・・ただ、運転しているのは家人なん
ですけどね。笑)を、進むと、晴れやかな青空の向こうに、うっすらと稜線が
ゆるやかなカーブで見えてきました。

道の両側にも、だんだんに「乗馬できます」とか「搾りたてミルク」とかの
木札の下がったお店が増えてきました。
私達の第一目的地は、内牧温泉にある日帰り入浴温泉。
個室露天風呂からは絶景が楽しめると、るるぶに書いてあったので、
こりゃ外せませんとばかりに向かいました。

す、すると、ナビに導かれるままにたどり着いたところは、どこをどうみても
ただの「銭湯」
広い駐車場に車はあります。たしかに・・
しかしどれもが、地元ナンバーで、ちよっと豪華なプレハブに黒色塗った建物から
確かに湯煙は出ていますが、どこをどうすれば、絶景が見える露天風呂なのか・・
窓・・全部閉まってますけど・・
それに、ここからどう見たら絶景が・・まさか、これが阿蘇の全景・・んなわけ
ないですよねぇぇ。。。

もちろん、ここを決めた家人を責めましたわよ。
こんなところで、入浴に一時間なんて、勿体ないわよ。却下。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・だから、Aちゃん決めてって言ったのに、
自分で決めないで、いつもこーなんだから・・・と、ぶつぶつ訳のわからない
ことを言い続ける家人を無視していると

「うん、そーだね。こういうこともあるさ。いや、楽しいねぇ。こういうハプニング。」
と、妙に明るい声。
ほんとに「懲りないヤツ」というのは、こういう人間のこと言うのですね。
・・・・・変わり身はやすぎ・・


そして、私達は翻って、阿蘇の外輪から内に向かって行ったのでした。
初めの情報で、年に一度の火口へのロープウェイの点検日に当たっており、今回は
頂上作戦はパス。
阿蘇を一望できるという「大眺望」を目指します。

整備された道路をぐるぐると走ると、右に眺望が段々に開けてきてその美しいこと。
目的地の手前の、景観エリアでは、頼まれもしないのに、若いカップルの
ツーシヨット写真のシャッターを押してあげ(もちろん家人がですよ。)、
私の絵画教室用の風景写真を撮り、天にまで届くような青空に心から感謝しました。

大眺望はその名の通り、見事に開けた景観にただただ見とれるばかりです。
突き出した岩場は、絶好のシヤッター場所で、カップルが代わる代わる、そこで
写真を撮っています。

何人かが待ってますから、後のことを考えて、2,3枚、手際よく撮る二人。
後のことも考えているけれど、手際が悪くて、妙に時間のかかる二人。
まぁ、このあたりは微笑ましく見ていられます。

ところが・・どこにでも何時でもいるのですよね。「馬鹿っプル」というのは・・
次の人が待っているというのに、彼女だけ何ポーズも撮り、今度は彼だけ、
更には二人で、デジカメを自分たちに向けて。。ハイポーズ
もう終わったかと思うと、今度は座って・・順番待ちで周りで見ている人たちを、
彼らは自分たちのポーズに酔いしれる観客と思っているのでしょうか。


私は、こっそり反対側から回って、家人に写真撮ってもらう振りして、彼らの
写真の端っこに手だけ入れてみました。
成功しているかどうかは判りませんが、もしも成功していたら、彼らの写真の
何枚かには、怪しげな私の手首から先だけが片隅に入っていますよ。
まるで「心霊写真」のように・・・(爆)←はい。年甲斐も無くいたずらが
すぎました。ごめんなさい。

大型のログハウスみたいな休憩所には、おみやげものや、阿蘇のハムや
ソーセージが一杯。
しかし、お昼はもう予約してあるので、それらを横目で見ながら出発です。
せめて、ソフトクリームは食べたかった・・・


大眺望から、お昼ご飯のために、産山村の「百姓茶屋」さんに向かいます。
そこまでの眺めの雄大さと美しさに「おっ!」「あっ!」「へっ!」
いやーあ、今更になって判りましたけれど、人はあまりの美しさを目にすると
言葉数はなくなるのですね。

清々しい秋青のそらに、刷毛をひいたような雲が流れて、折り重なる緑の草原と
ところどころにすくっと立つ木の凛々しさ。
そして草原に、たむろし、あるいは寝そべる牛の丸い背中がなんとも、ほのぼのと
愛嬌のある絵図になって見る人を楽しませてくれます。


百姓茶屋さんは、阿蘇の「あか牛」を、ステーキや焼肉で食べさせてくださる
お店です。
カントリーなお店と、テーブルに期待は高まり、当然家人は「ノンアルコール
ビール!」と、声も高らかにオーダー。
すると、地元の気のいいおにーちゃん風の店員さんが、奥に引っ込んだかと思うと
きりりとした、若奥さんが「すみません。今、ノンフリー切らしちゃってるんです。」

えぇぇっ・・・
その時の家人は、まさしく今から一歩踏み出そうとしたなめくじが、突然頭から大量の
塩をぶっかけられたような、萎び方・・ではありました。
私は、思わずVサインしてましたけど・・へっへへ~

「いーじゃないの。お昼から飲まなくても死にゃしないわよ。」
「でも、このあと死んだら後悔するかも。」
「大丈夫、その時には、死に顔にビールかけてあげるから。」
「そか。そんなら・・」
などと、訳のわからない会話を交わして、私はコーラ。家人は意地になって水で、
お肉を待ちました。

ここはサーロインがとても美味しそうな写真であったので決めましたが、まさしく
写真のとおりっ!!
しかも、若奥さんから
「すみません。ご予約いただいていたのに、ノンフリーの用意ができてなくて、
それで、あのお肉のほう、少し多い目にさせていただきました。」

好きですよぉ~~こういう配慮。大好きですぅ。

溶岩焼きというそうで、真っ黒い丸い石状のものをガスコンロに載せて
それが熱くなったお肉を置くのです。
もちろんレアは美味しいのですが、この「あか牛」というのは、ウェルダンでも
とても軟らかくて美味しいとのことで、挑戦してみました。
(私は、レア派で、ウェルダンはもう何年も食べたことがありません。)

お、美味しゅうございます。と、思わず「岸朝子さん」に、なってしまいました。
・・・ほんとに余談ですが、今、読売新聞の「私の履歴書」に、岸さん掲載されて
ますね。とても面白いです。・・・・

白いご飯と、この野性味あふれるお肉のよく合うこと。ほんと日本人に生まれて
よかった・・・フレンチも好きですけどね。


とても満足感一杯のお昼を終えて、久住高原に向かいます。そこからさらに
大分に入り日本一と言われる「夢の吊橋」に・・・
なんたって、なんとかの高上がりの私ですもの、こういうところは外せません。

かっては吉野の十津川渓谷に渡るつり橋が日本一として有名でしたが、ここが
できてからは、日本一は譲ったみたいです。

頑丈なワイヤーでしっかりと固定された吊橋はある意味、通俗的ではありますが
誰もが楽しめるということなら、その目的は十分に果たしています。
渡りきるまでに見える両岸の景気のすばらしさには、見とれるばかりです。
行きがけの右側には滝がふたつ。濃い緑の中に、白い水しぶきが反射して、
これはこの橋がなければ、見れない景色であることは事実です。
そしてこれだけで、料金500円は許せます(笑)

私が渡ろうとするとき、大学生くらいの男の子四人が渡り始めていたのですが
その中の一人が、どうも高所恐怖症のようで(それもかなりの)ワイヤーの
手すりに掴まったまま横歩きで遅々としてしか動けないのです。

三人は早々と歩きはじめ、時折後ろをふりかえっては
「おーい。大丈夫かぁ。」などと声をかけてはいるのですが、それもおざなり。

その高所恐怖青年が、私の前だったので、私も彼を抜かして行ったクチでは
あるのですが、仲間が高所恐怖症であることを判っていて、こんなところに
誘うなんて、友情もへったくれもあったもんじゃないですよね。

高所恐怖青年は蒼白な顔をして、一歩、一歩踏み出していましたけど、最悪の
場合、彼らはこの旅が終わると、青年のことを何度も笑い者にするんですよ。
青春って残酷です。

対岸に渡ると、薄情三人組は、「まだ、こないのかよぉ。」
「相当だったよ。」などと会話しています。
青年よ。彼らとの友情は壊したほうがよい。と、旅先の見知らぬおババは思います。
私が再び帰ろうと橋を渡っていると、出発から三分の一くらいのところで、青年と
行き交いました。

こんな思いをしてまで、渡りきらなくてもいいじゃないと思ったり、ここを
渡りきることが青年の挑戦なのかと思ったり、想像おババはいろんなことを
考えます。

・・・先日、台風でたいへんな思いをされた十津川のみなさんには、なにを
暢気なことをとお叱り受けるかもしれませんが、青年の仲間の彼らに
あの十津川の吊橋を渡らせてみたいと心から思いました。
高さはここが世界一かもとれませんが、橋としての脅威というなら、十津川に
勝るところを私は知りません。

四国の「祖谷のかづら橋」も、ゆらゆらは揺れますが、距離が短い。しかしスリルは
ここよりあります。
なにしろ蔓で編んだ橋ですから・・ワイヤーとは違います。

そして、十津川はその高さと距離。そしてその橋幅の狭さとそれが板張りの恐怖。
「一度行ってみぃ。そして橋って渡ってみろ。走れるものならねっ。」と、
青年の母でもなく、頼まれたわけでもないのに、なぜか憤ってしまったのでした。



て゛、なんやかやと、吊橋からも離れて、目指すは湯布院です。
その途中で気づいたのが飯田高原ドライブイン。
ここで、買いそびれた阿蘇のハムを購入しょうと車を停めました。
これが後日の「禍のタネ」になるとは、このときの私たちはつゆ知らず・・・

娘宅の分もと、8品買って、レジでクール便で送ってくださいというと快諾。
しかしレジのおばちゃんの手際の悪いこと・・(苦笑)
レシート貰って、観光課の方が(ここはJAがやっているのだそうです)箱を
もってきてくださって品物入れると、8個なのに、なぜかレシートは9品
(これに気づいたのは、家人なんですけどね。笑)

そこでまた確認のため箱を開けると、やはり8品。
観光課のえらいさん(おばちゃんよりも・・という意味です)が、レシート
打ち直しするべく、一台のレジを占領。
ひとつひとつ打ち直す。間でお客の女の子たちがソフトクリームを買いにくる。
それを相手するえらいさん。
そしていつの間にか、レジに並ぶお客。それを打つえらいさん・・
って、私たちの番はいつなの????

ようやく、お客が引いて、レジ打ち直して、クール便料金も支払って、箱を
閉じると、家人がさらに
「これを、このままクールの箱に入れるのですよね?」と確かめると
「そーです。それまでここにおいときます。」と、食堂のカウンターに置くえらいさん。

車に帰って、娘に明日宅配便が届くと電話をすると、家人が隣で、クールで届くか
どうか確認して連絡するようにと付け加えます。
ことの次第を簡単に娘に言うと、彼女の「そりゃ心配。オーケー。」とのこと。


そして一路、湯布院へ・・・
ここはオシャレな街でした。印象としては、京都嵐山のような雰囲気で、
レトロモダンな街という風情です。
お泊りは、大人な雰囲気の宿が多いようで、中身はまるっきり大人でも、
気持ちミーハーな私達には向いていないかも・・・(苦笑)

車で通り抜けると、別府まではもうすぐそこです。
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by sala729 | 2011-09-17 13:47 | Comments(0)

最近は「相談員日記」というより「不良おババの旅行記」みたいなタイトルの
ほうが相応しいような気もしますが、それでもまぁ、今回も先日の旅の徒然を
お目にかけてくださいませ。


今回の第一目標は、別府杉の井ホテル・・・はい、かの有名なリゾートホテル中の
ホテルです。
実は、私まだ未婚だった頃に一度行ってます。え?安政年間に杉の井はあったのかって??
・・そんなバカな・・いや!そんな失礼なっ!!
誰にって??・・・もちろん私にですよっ。

ともあれ、その時は、私と同い年の従兄弟。その両親と、叔母夫婦とその娘、今は
その娘も立派にトウが立ち、美容院の経営者として夫を尻に敷いております。
許せ従姉妹よ。悪気はない。・・・悪意はあるかもしれんけど・・(笑)

その時もお部屋は、広くて清潔。眺望もすばらしく、感激したものでした。
その後、不良おババと化した私は(おババになったのは最近です。初めからおババで
あったわけではありません。念のため。)幾多のホテル・旅館を泊まり歩きましたが
満足度で、この時の杉の井ホテルの部屋を越えることは、まずありませんでした。


いつかもう一度・・と、思いつつもなぜか実現せず、やっとこのたびの運びと
なったということです。
家人に至っては、お隣の佐賀県民でありながら、一度も訪れたことがないという
田舎者・・て、これは関係ありませんでしたね。ま、そういうことなのでした。



まずは、ネットでお部屋の検索。
この時期は、夏休みも終わって、ホテル側もほっと一息というのか、いろいろ
格安セットが並んでいます。

私達はhana館スイートという、ちょっと広めのお部屋を予約。
私のお泊り条件というのはいくつかありまして、まず

① 海の見える部屋であること(もちろん海辺の建物の場合です。)
② なるだけ上層階であること(バカと煙はなんとか・・と言いますが気にはしません。)
③ 古くて趣があるより、新しくて綺麗であること(年齢に応じた渋さや大人気というより
  霊と遭遇しないということのほうが、私には大切です。) 
④ できれば禁煙室であること(言うまでもありません。)

これがメインで、これに添って家人が部屋を予約する・・というのが我が家の
パターンです。


宿泊は月曜日からの二泊。お値段も通常よりかなり格安でルンルン。
それまで、何度も娘も誘ったのですが、さすがに人の妻です。
夫だけ残して、自分と子供だけの遊びに参加するのは気が咎めたのでしょう。
思い入れたっぷりに「うーん。今回はやめとく。」と・・・


二泊ですから、阿蘇にも行こうかと、月曜日早朝からの出発予定にしていのですが
前日の日曜日になって、午前中は仕事していたのですが「どうせなら、もう、今日から
行こうか」と言う事になり、さっさと用意して出かけることになりました。

日曜日ということもあったのですが、もうひとつ理由があって、山陽道を西にひた走ると
関門海峡に辿り着きます。
その橋の手前、壇の浦Pに「旅籠屋」さんという、宿泊施設があります。
最近、あちこちに出来ているらしいのですが、一口で言えば、アメリカ映画によく
出てくる、車を停めて宿泊だけの施設です。本来の意味のモーテルみたいな・・
そこに、一度泊まりたいと家人が言うのです。

それは、あのヒチコックの名作「サイコ」に出てくるよーな・・ちょっと面白いかも。
という、私の好奇心は見事に裏切られ、旅籠屋さんは綺麗で新しかったです。
フロントに人気がなく、ベルを押すとおじさんが現れ、簡単な説明をしてくれます。
お値段は先払いでなんと二人で8400円。
しかも、朝、その気ならフロントにあるコーヒーとジュースとパンはご自由に・・と
いうことなんです。

規定外時間に出る人は入り口横のポストに鍵を入れておいてくださいとのことで
これで、先払いシステムの理由がわかりました。合理的です。
西部劇に出てくるような白い板張りの階段を上がると私達の部屋。
9月の日曜日ということもあってか、今夜は私達を含めて三組のようです。

部屋は案外広くて、なんたってベッドがワイド。キングサイズのベッドが
二台。ひろーいというのが、第一印象。
小さいけれど冷蔵庫もあります。エアコンも付いてます(当たり前だけど・・)
お風呂は狭いですが、ビジネスホテル程度の広さはあります。
ただ、コンセントの数は少ない。

夕食は、もともとこの建物はパーキングエリア内にありますから、Pのレストランに
行けば問題はありません。
明日は「仲秋の名月」という前夜です。
食事を終えて、関門海峡に架かる橋の上に見える月の美しさに、息を呑むばかり
です。
対岸の北九州市の街の明かりが、月の美しさを際立たせるかのように、瞬いています。
いやはや、思いつきの行動とはいえ、来てよかったです。

かつて、「仲秋の名月」を見ようと、その夜のフェリーに乗って、竹田の岡城址に
向かったら、すでに夜は白々と明けていたという「おバカ」なことしたことも
ありましたっけ・・(笑)若気の至りです。

その夜は、サイコも出現せず(当たり前ですが・・若くて綺麗な娘がいるわけでも
ないですし・・笑)よく眠れました。
ただひとつ、難点を言えば、シャワーのお湯が時々、お水になるのはなんとかして
欲しいですけどね。

早朝から出発です。
古賀SAで、朝ご飯を終え、まずは熊本ICに向けて出発です。

しかし・・福岡の男たちの運転は・・荒いっ!!
高速道というのに、僅かな車間距離を入ったり、出たり・・もう少し落ち着いて
走りなさいっ!!と、思わず車中で叫んでいました。
色分けされた鳥栖ジャンクションを抜けると、熊本はもうすぐです。
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by sala729 | 2011-09-16 12:17 | Comments(2)

先日のMちゃんは、無事に難を乗り切り、今は赤ちゃんの待つ産科病院に戻ったとの
知らせが娘よりあり、ほっとしています。



ところで、私がこの仕事に就いてから得た教訓のひとつであり、最大のものは「男は(或いは
女は)必ず浮気する」ということです。

「いいえ!相談員さん、私はしませんし、夫もしませんっ!」と、大ブレークは
あるかもしれませんが、実は私もそう思っていました。この仕事に就くまでは・・

でも、男女の出会いと発展というものは、ほんとうにどこにでも転がっており、
それに遭遇することは、稀でもなんでもないのです。
ただ、その時に、自分の感性に触れなかったり、ほんの僅かの時間のすれ違いが
浮気をするかしないかの分かれ目であるのではないかと・・思っています。




「いゃあ。うちの主人はもうダメよ。女の人にもてるはずないもの。」
こんな台詞を言う奥さんは多いです。
でも、そんなご主人を何年か前に選んだのはあなたですよ。
そして、その時、あなたは彼を容姿だけで選びましたか?

そう、男と女の間に「容姿」なんてものは、微々たる要素にすぎないのです。
しかも、若いときと違って、美男、美女は三日見たら飽きるという言葉の意味を
私達はもうすでに実感として知っています。

深く、長く愛し合い、連れ添いあうには、容姿ではなく、その人の性格や、物腰や
自分に対する態度や、ちよっとしたしぐさ・・要するに個性ですよね。
それが、ハートに響けば、それで恋に落ちるのです。男も女も・・・



「ダメ。ダメ。だってうちの主人ものぐさだし、第一女の人に自分から声なんて
かけられないわよ。」と、いう奥さんも多いです。
でも、奥さん・・・あなたに向かっていろいろと声をかけてくる男性を信用でき
ますか?
いや、言い方がまずいですね。これでは誤解を招きます(笑)

つまり、いわゆる「ナンパ」というやつですが、これを中年頃の男性がしてきて、
ほいほい付いていって、・・・なんてことがあったら、それは間違いなく
かる~い、「お遊び」です。

浮気と名のつく「恋」に落ちるには、既婚のそれなりの人は、こんな形の
出会いと発展はしません。
あなただって、道で声かけられて、ハイハイ・・なんてことはないでしょう。
口下手、交際下手であればあるほど、相手のことが知りたくなるのです。

そして、もっといけないのは、女性からの接触ですね。
このタイプの男性は、女性からの接触には、極めて弱いです。
昔のように、今は男性がお金を湯水のように使って、女の人を・・という時代では
なくなっていますし、昔だってそんなことしていた人はひと握りです。

現実に仕事をしていると、お金をかけない浮気のなんと多いこと・・
ラブホテルの回数券を後生大事につかっているいじましさを見ていると、なんだか
哀れにすら見えてきます。

でも、こういうパターンは、女性からのアプローチが断然多いですよ。
そして、おしなべて男は女からのアプローチにとても弱い。。。


もちろん例外もあることは認めます。

でも、夫婦生活というものは長い時間に渡り継続していくものですから
時たま、こんなことがあった時に、どう対処しょうかとか、自分ならどうするか
などということを考えてみてもいいのではないでしょうか?

いやな出来事から目を逸らすのではなくて、それを直視してその時の自分を
シュミレーションしてみる。
自分の中だけでやることですから、相手に対して何も悪く思うことはありませんし
なにより、自分が浮気しょうかというものではないのですから。

それに、これって、夫婦の関係を見直すにはとてもいいことだと思いますよ。

私の友人たちは、私がこの仕事に就いて、しかも今は独立しておりますから
そのたびの報告をそれぞれの夫たちにも話していることでしょう。
そのせいか、以来、彼女たちの夫たちからは、とんとお逢いしておりません。
昔はあんなに、仲良くしていたのに・・(笑)

もちろん、彼らは私が友情に厚いこともよぉ~く知っていると思いますよ(ニヤリ)
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by sala729 | 2011-09-10 11:43 | Comments(0)

ご承知のように、わが娘は嫁いだものの、今は実家近くに引っ越して来ておりまして、
いわゆる「スープの冷めない距離」という地点に住んでおります。
(実際には、きれいに冷めるんですけどね。笑)

この娘のお友達というのが、これまた、実家大好きっ娘たちばかりで、嫁に行った
娘が、Uターン現象で次々と帰ってきております。

そうなると、周りは子供時代からの知り合いばかり・・

ほんとに、小さな狭い、コミニュティで生きてますわ。(しかし、それも本人たちは
実に楽しそうに暮らしておりますが・・・笑)


ところが・・・


今年は、出産ラッシュで、二人目女の子希望!・・の、娘の下心を刺激しておりました。
そして、先月と今月、二人が、娘が切望していた女の赤ちゃんを産みました。


先月はKちゃん。
実家が肉屋さんで、うちの息子いわく「日本一美味しいコロッケ」を
作ると太鼓判を押す店です。

もちろん、息子は帰省してら必ず一度は食べます。そして・・

「北島(あの、水泳日本の至宝です。実家はお肉屋さんで、メンチカツは有名です)の
メンチカツより、こっちのほうが何倍も旨いっ!」と、言い切り、肉屋のおじちゃんの
目尻を下げっぱなしにさせ、ついでに「おまけ」もいただいて帰る不埒者でもあります。


昔、Kちゃんのお誕生日に呼ばれた妹から、お誕生パーティは何枚も
ステーキ焼くと聞いて、「オレも連れてってくれ!」と、すがったことはもう忘れて
いるでしょう。。。

Kちゃんはひとり娘で、小さい頃、お父さんとお母さんが早朝から市場に、その「
コロッケ」を販売に行くため、一人寝かせてこっそり出ていたのですが、ある日
目覚めた彼女が泣きながら、我が家の目の前の三叉路に佇んでいたことがあります。

たまたま早起きした朝だったので、我が家に呼んで、朝ごはん食べさせて、娘と
一緒に家に帰しましたが、今ではその娘も看板娘になりました。

県外の大学に進み、ながらお婿さんまで連れて帰って、しかもそのお婿さん、
本業がありながら休日は、お店でコロッケ揚げる修行しているという、見上げた
若者です。
家人などは、「あの子いいよぉ。Kりんは、見る目あるなぁ」と、手放しで褒めて
います。

そのKちゃん、初めてのお子が女の子と聞いて、みんなワクワクしながら
その出産を待っていました。

私も、もちろんその一人です。

ところが・・今月初めに女の子を出産したのですが、その後その赤ちゃんに心臓の
疾患があるかもしれないと、急遽、赤ちゃんだけ、国立病院に搬送されました。

Kちゃんも、お父さんもお母さんも、気丈に「大丈夫。大丈夫」と、私達に
気を遣わせまいとしますが、それはそれは、どんなにか心配なことでしょう。

今、Kちゃんは退院して、国立病院の我が娘に逢いに行く毎日を送っています。
日本の医療技術の革新と進歩を思えば、きっと完治すると信じてはいますが、
なにしろ、生まれたばかりの、赤ちゃんです。

お祝い云々は、もう少し先のこととして、私達はただ、無事を祈るしかないのですが
今は、ちょっと肉屋さんに行くのも、辛いです。

一日も早く、あのコロッケを食べながら、Kちゃんにカーネーションを贈れる日が
来ることを指折り数えて待つ日々です。




そんなこんなの今月になって、今度は、近所のMちゃん。彼女の嫁ぎ先はちょっと
あるのですが、旦那様が出張や夜勤があるので、ほぼ実家に入り浸り・・笑
上の男の子は、うちのちびギャグよりひとつ下です。

Mちゃんとは、保育園からのお友達で、年少時代、お互いがゴッツンコして、
病院に搬送されたなんて、きっと二人ともとうに忘れてしまっているに違い
ありません。

二人目のMちゃんは、早くから女の子と判っていましたから、私と家人は、
きっと娘の二人目熱にも火がつくかなと思っておりました。

そのMちゃんが今月初め、帝王切開です。一人目もそうでした。

その予定日を二日すぎたころ、娘の携帯にMちゃんのお母さんから電話が
入りました。

なんと、Mちゃん・・・出産後の「ショック」で、緊急搬送されたというのです。
しかも、あと5分遅れていたら・・・などという怖ろしい言葉に、娘は震え
上がりました。
ICUに、入っているが今は落ち着いて、Rに電話してって言われたのでと、
お母さんは言ったそうです。

娘達が、お祝いに駆けつけることを知っていて、彼女の心遣いでしょうが、こんな
時にまで・・・
なんだか、お母さんにも却って申し訳ない気持ちです。


二人ともよく知っている子だけに、今回の立て続けの出来事に、改めて出産と
いうことを考えさせられました。
超、超低体重児が育ったり、月足らずでも成長したりする、医学の進歩ばかりを
驚嘆しながら見て、なんでも出来る気でいましたけれど、やはりこんな時代でも、
出産は大変な出来事なのです。


子供は神様が授けてくださった、大切な大切な宝物だという、当たり前のことを
日々の育児の騒がしさの中で、忘れかけておりました。

幸い、二人とも、順調ということなので、ひとまず安心はしておりますが、
きっと、ビビリ(怖がりということです)の、娘は、二人目の夢を、心の片隅に
閉じこめてしまったでしょうね。
これで、いいのか、悪いのか・・・
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by sala729 | 2011-09-06 14:43 | Comments(0)

超低速の台風が、どんよりと四国・中国地方を横断しかけていた頃、私は古い友人たちと、初めての
「お泊りオールド女子会」を、楽しんでおりました。(台風被害を受けた皆様には、申し訳ありませんと
言うしかないのですが・・)

なにしろ、ン十年に渡る付き合いの、ひとりは小学生の頃からのふるーーい「友人」です。
え?・・「尋常小学校」か「寺子屋」ですと??・・・そんな馬鹿な、いくらなんでも・・
でも、学校給食で脱脂粉乳に四苦八苦した世代ではありますけどね(笑)


学生時代を経て、それぞれに結婚してからも、時には家族単位でキャンプやスキー。
忘年会に新年会と、寄せては返す付き合いを続けて、お互いの子らは、生まれた時からの「幼馴染」で
今では、子同士も里帰りのたびに旧交を温めています。



そんな私たちでも、女たちだけで泊りとなるとなかなかタイミングが合わず、やっと実現したのが
この日の集まりです。
一人はどうしても泊りができずに、夕刻帰りましたが、ホテルインの午後3時から話続け、個室の夕食の
時も話つづけ、仲居さんから「お話の続きはお部屋で・・」と、微笑みながら、促されましたが、
心の底では、たぶん呆れていたことでしょう。べつにそれでも平気ですけどね。


一旦露天風呂で汗を流し、再び話つづけること数時間。
外は台風の影響で激しい雨と風が吹き荒れていると言うのに、そんなことには全くお構いなしで
気づいたら午前4時。

眠りについて起きると、7時です。朝ごはんを終え、チェックアウトまで話しこんで、精算終えたら
ホテルの喫茶室で話し、お昼になったら友人宅近くのカフェでランチを食べ、またまた話こみ・・・


ほんとに、女三人よれば・・とは言いますが、こんなに話すことがあるか!と、突っ込まれるほどに
喋り、話し、喋り、話しの「お泊りオールド女子会」でした。


其々、結婚30年にはなろうという「ツワモノ揃い」
いろいろあります。長い月日の間には・・その時にはいくら友でも、いいえ、友だからこそ言えないことも
月日が洗い流してくれれば言えることもあり、月日が堆積したからこそ言えることもあり・・です。

ただ、私は夫を失くて10数年という月日が流れており、家人との暮らしも、いわゆるフツーの形とは
違いますが、夫を亡くした時は誰よりも心配して案じてくれ、家人とのことを初めは不安視しながらも
理解し受け入れて信じてくれているという状況ですので、彼女らとはちょっと環境が違います。


それにしても、30年の間のこの「忍耐」と「諦め」の、重いこと・・
いみじくも、大トラM(前述の娘など、トラと呼ぶのもおこがましい飲みっぷりを豪快にみせてくれた
ものでした・・)が、ぽつりと「若かったからできたんよ。」という一言が、心に残りました。


慎重常識派のTは、両親の介護と夫の定年が重なって、自分の忍耐に向き合ったようで、思いやりと
いうのは、相手にそう伝わらなかったら、なんの意味もないことを身に沁みたとつぶやいていました。


そうなんです。特に私たちの上世代の男性は、何も言わないのを美徳としているのか、めんどくさいのか
知りませんが、夫婦で言い争っても、途中で投げ出したように何も言わなくなります。
「言わなくても判るだろう」とか「もう判った」と、打ち切って自分の世界に入り込もうとするのです。

でも・・でもですよ。人間はなぜ言葉を生みだしたのでしょうか?


自分の気持ちを相手に伝えたり、相手の気持ちを知るため・・・ではなかったのですか。


それなのに、自らが話しあいを拒否するなんて「サル以下」の所業ではありませんか?



私は言います。「なぜ寝かせるの?。私は眠らせない。叩き起して、話し続ける。判りあえるまで。少なくとも
自分の言い分を伝え切るまでは。」

彼女らは優しいですよ。思いやりにあふれています。
これ以上話を続ければ、明日の仕事にさし障ると、そこで言葉を呑み込んでいくのです。それを
続けて・・続けて・・・続けて・・・・


そんな優しさや、心遣いは、それが「思いやり」と、相手に判ってもらえてこそ、意味があるのです。
判ってもらえないと、それは妻の中に「澱」のように堆積していくばかりです。
そして、いつしか夫はそうすることで、いやなことを聞かなくて済むことを学び、行使し、妻の思いやりだなんて
これっぽっちも気づかずにすごすことになるのです。


私は、彼女たちとは家族ぐるみの付き合いをしてきましたから、夫たちのこともよく知っています。
個々に問題はあるかもしれませんが、世間的に言えば、及第点との「旦那さま」とは思います。
彼らの優しさや、大らかさに助けてもらったことも多々あります。


でも、私の友は彼らではありません。彼らはあくまで、私の友の夫です。
彼女たちの、我慢や届かない思いやりを、受け止められない彼らを、歯がゆく思います。


私は、自分がこの世の最後の時まで、彼女たちとは友であり続けると思います。
その時に私がしたいこと、子らにしてほしいことを彼女たちは知っています。そして、私が自分で
それを言えなくなったときに、私に代って、家人や子らに伝えてもくれる、大切な大切な「友」です。


私は私で、この厄介な性格を、知り尽くして、自分たちの尺度とは全く違っても、「AはA」と、受け止めて
くれる彼女たちの存在は不可欠です。


この年になってこんな青臭いことを言うとは思いもかけませんでしたが(笑)、時間をかけて大切に
育んだ友というものは、本当にいいものだと、しみじみ思った夜でした。
歳を重ねるということは、こんな満ち足りた幸せを得ることだと、知りました。


ただ、帰宅して、いつもなら喋り続ける我が家の夕餉が、心なしか静かだったのは、二日間喋り続けた
後遺症なのでしょうか?(笑)
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by sala729 | 2011-09-04 19:50 | Comments(0)