先週末くらいからの雨で、街中の温度が5℃くらい下がったような気がする日々が
続いています。

我が家では、何を好んでか、選り好みの結果だったのか、小雨のぱらつく土曜日に
何年ぶりかのビアガーデーンに行って参りました。
小雨とはいえ、オープンテラスに大型のテントを張って、400人は収容できると
いうのにはびっくり。
そして、こんな日にその400人で予約が一杯というので、またまたびっくり。
世の中には、ほんとに「酒飲み」が多いのか、憂さ晴らしをしたい人が多いのか・・

私は、お酒と名の付くものは「酒かす」から「酒まんじゅう」までNGですから
こういう場にはなかなか行きません。
いくら、家人が「ノンベ」でも、さすがに一人でビアガーデンは、なかなか勇気が
ないらしいです。

しかし、夏が来ると、そぞろ心惹かれるようで、とうとう今年は、娘家族を誘っての
決行になりました。
もちろん、ちびギャングには、ビヤガーデンデビューです。

会場に並べられたテーブルと椅子。
そして壁際にずらりと並べられた、食べ物と飲み物。。

まずは、家人と娘はビール。私はキリンレモン、ちびギャングはオレンジジュース。
そして婿殿はコーラで、かんぱーい!!
なにに乾杯???


じつは娘家族は先日「水木しげるロード」を見たいと、境港と、浜田市のアクアパレス
(シロイルカのいるところです)に、家族旅行に行ったのですが、帰り道、
高速道路上で、他車が撥ね飛ばした石ころが、フロントガラスに直撃。
ひび割れてしまったのです。時間を追うごとにくもの巣状態に・・・・さすがに
このまま放置はできません。

帰って、車屋さんに持っていくと、10万ほどはかかりますねと言われ、しかも
今年から車両保険をケチったばかりに、全額自己負担となり(ケチ・・)
かなり落ち込んでおりました。
「ま、事故にあって怪我しなかったと思えば、いいじゃない?」と言うと
「そうやねぇ。」とは言うものの、ブルーな心境は顔に出て、疲労感たっぷり・・

我が家で、元気付けにアリナミンとユンケルあおって、仕事に出かけたのが
昨日のことです。


その、嫌事を忘れる景気づけの「乾杯!!」です。
ちびギャングは母の苦悩も知らず、陽気にかんぱ~い。。。
食べ物は種類も多く、なかなか楽しいものでしたよ。
飲み物も、ビールはもちろん、ワイン、日本酒(燗酒)冷酒。カクテル、焼酎。
ノンアルコール類も7種類ほどあります。
そして家族向けなのか、ケーキやかき氷もあり、子供らも大喜び。


もちろん、私もちびギャングと一緒に。、ブルーハワイとレモンにミルクとあずきブラス。
なんて、訳のわからないトッピング。
焼き鳥も、おにーちゃんが一生懸命、焼いてくれていますから、ほかほかと熱いものが
食べられます。
しばらくすると雨もあがると、テント外のスペースにも人が来て、なんだか、ワイワイ
がやがや・・・シンガポールの屋台みたいな雰囲気です。

群青の空には、星がまたたき、海もビルも見える視界360度。
しかも、雨のあとなので、涼しいぃぃ・・・・
ちびギャングのお相手して、ステージに上がったり、会場彷徨ったり、忙しいこと。。

で、ふと見ると、でーんと腰据えた娘・・飲むわ。飲むわ。・・飲むわ・・
そして、せっせと娘のために、カクテルや酎ハイを運び続ける家人。そんなサービス
いらんっ!!!
婿殿はそんな嫁を、止めるでもなく、ただ黙々と食べ続けています。
そんな旦那さまを娘は「あれもってきて~」「これ食べたーい。」と顎で使い
家人が運ぶ、アルコールと名の付く飲み物を飲み干す。飲み干す・・・

常々家人が「R(娘の名)は、オレより強いよ。」とは言っておりましたが
これほどまでとは・・・
目の前で見せ付けられ、愕然とするやら、呆れるやら・・あんたはアル酎かっ!


しかも、バーキュムのように吞み続ける娘に、乱れる様は微塵もなく、それは
それで・・なんだかコワイ・・

(よかった。息子が送ってきたプレミアムのワインを飲ませなくて・・笑)

それにしても、この娘、20才そこそこの時は、「お酒なんて大きらい」と
一滴も飲まなかったのです。それが大学のお友達に誘われて、最初はいやいやだったのに
気が付くと、仲間内一番の「うわばみ」になっていたという、とんでもない酒豪女で
お酒の飲めない「利き酒師」の息子といい、なんとも奇妙な家族ではあります。


二時間どっぷり吞み続け、トイレに立ったものの、なかなか帰らず、心配になって
見に行くと、夜空を見上げながら「ふわふわといー気持ち・・」と、満足顔。

この夜ばかりは、母でもなく、妻でもなく、一人の女の子として、私と家人のもとに
帰ってきた気持ちになったのかもしれません。
「まぁ、これでちよっとは、ガラス代の憂さ晴らしもできたんじゃない?」と言う
家人の説には、ちよっと同意しかねますが、楽しかったのは確かのようです。

私はずっと、ちびギャングのお相手で、ヘタヘタですけどね。。。


ということで、日曜日は、私達は休養日。

のんびりしていたら、娘から「堂島ロールいる?」と電話。
聞けば、地元百貨店で、「うまいものフェア」していて、堂島ロールのキャンセルが
あったらしいのです。
「もち、いるっ。」

先日は、地元の別の百貨店で、三原の「八天堂のクリームパン」をゲットしたものです。

ご存知の方も多いと思いますが、この二点はとても人気があって、そうたやすくは
手に入らないのです。
昨日の今日というのに、もう体の中には一滴のアルコールも残っていないかのような
爽やかな声の娘。

それも凄いというのか、勿体ないというのか(笑)・・・


その夜は、地元のIT企業が毎年恒例にしている「花火大会」が9時頃から
始まって、ベランダで涼しい気分をじっくり味わいながら、楽しみました。

派手やかで豪華な花火もいいですが、僅かの時間にぱっと打ち上げられる花火も
なかなかにいいものですね。

終わって部屋に戻ったら、バレーボールの日本女子が、ソ連にストレートで
勝ったとテレビが叫んでいました。
やっぱり、私が見ていないほうがいいようです。

そして、一日秋が近づいてきたような気がして、少し残念な涼しい夏の夜でした。
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by sala729 | 2011-08-22 15:59

今年のお盆も暑かったですね。
夏祭りも、峠を越えたようで、阿波踊りも、よさこいも熱い余韻を残して終わった
ようです。・・と、言ってもケーブルテレビで見たんですけどね。

こちらでも長く続いた、夏祭りはあるのですが、なにしろ前述の二つがあまりにも
「メジャー」で、どうも全国的にはいまひとつ、盛り上がりに欠ける・・のが
地元民として、やや不満ではあります。

確かに、阿波踊りなどは、とても洗練されていて、綺麗です。そして、阿波の国の
子供たちは、まるでお稽古事をするように、阿波踊りを世襲しているようですから、
とても太刀打ちできるはずもありません。


土佐の「よさこい」は、いみじくも有川浩さんが「県庁おもてなし課」で、
著述しているように、今では本家を、北海道に乗っ取られてしまいましたが
(北海道の皆様、他意はありません。有川さんも、呟いていることです。
お許しください)それでも、パワーボルテージーが下がっている・・なんてことは
絶対にありません。

練習風景からして、観光客にも楽しませてくれるあの、南国の陽気さには、勝てません。

ただ、土佐からの針・礫の非難を恐れずに、私見を述べるなら、よさこいは
年々、傍若無人になっているように思います。

自由に踊るというコンセプトは、なかなか土佐らしいとは思うのですが、
若者たちが、大漁着をアレンジしたようなテロンテロンの刺繍入りの長半纏に
派手なパフォーマンスをして練り歩く姿は、失礼ながら一昔前の「暴走族」に
見えるのは、私だけでしょうか?


年々、若者や元気のある人や、お酒を嗜める人だけが、楽しめる祭りになっている
そう思うのは、年寄りの僻みというものでしょうか?


でも、阿波踊りとよさこいを比べてみると、ミドルエイジの割合は、断然阿波踊りに
軍配があがります。
老若男女が踊る阿波踊りと、パワーアップだけが前面のよさこいと・・・まぁ
どちらにも負けている、わが故郷がどうのこうとは言えないのですけどね。。


それでも、13日には、恒例の「花火大会」が催されました。
6000発ですから、地方都市にしては、頑張ってますでしょ?(笑)

これは、わが街のウォーターフロントで開催されます。
なにしろ、花火は海の上から打ち上げられるのですから・・・
この花火を見るために、当日は老いも若きもが、ゾロゾロと海に向かってやって
きます。

若い女の子は、浴衣が多いです。
今風の派手な帯の子もいれば、お母さんのお下がりみたいなシックなのもいて
それはそれで、可愛いです。
男の子も浴衣姿は多いですが、女の子に比べて、あまりに着付けがなってないっ。
だらんと胸をはだけたり、前を割って歩いたり、ひどいのは帯がだらけて
道にずっているのさえいます。


この花火見物、船から見たりもあるのですが、駅前広場が一番人が多いです。
そして、その駅前にあるのがこのウォータフロントのシンボルマークです。
その29階と30階は、陳健一さんのお店や、「アリス」「中村孝明さんの
お店」があり、そこは花火見物の一等地なのです。

7年ほど前にも、陳さんのお店で、食事しながら花火見たことがありましたが
確かに、よく見えるのですが、なにしろ店内なので、音が聞こえない・・
これって、物足りなさがあります。


しかし、つい近年、お店をリニューアルして、窓際席は、目の前が海という
配置にしましたので、今年は久しぶりにここで花火を見ようかということになり
二ヶ月前に予約を入れておりました。
この日の予約は、有名アーチストのコンサートチケットの電話並のテクニックが
要ります・・・。


いやぁ~ほんとによかったです。

コースもほぼ終わって、デザートに入った頃、花火が始まるのですが、私たちの
席からは真正面に見えます。
29階からですから
打ち上げるところも見えて、しゅるしゅると上がる音も、バァ~ンと弾ける音も
よく聞こえます。

デザート食べるのも忘れて、ビデオにかかりきりの歌人ですが前は、ガラス窓なので
どなたの迷惑にもなりません。
6000発というと、ほぼ一時間かかります。

そして、その日は、なんと雷のサービスまでついて、花火の隣で稲妻が真下に
一直線に降りたり、空がびかっと光ったりで、店内の大人も子供も大喜びです。

この日は、メニューも決まっていて、花火客の貸切になっていますので、大人
だけかと思ったら、ちびちゃんたちもかなり来ています。

来年はちびギャングも連れて来たらきっと大喜びでしょう。
それまでに、食事マナーを身につけたら・・ですけどね。


食事と花火が終わって、一階に下りると、広場から帰る人たちと、合流。
まあ、なんとも凄い人手です。
でも、熱帯夜に汗にまみれて、人に混じっているというのは、なかなかいいものです。
年に一度ぐらいは、こんな「熱い夜」があってもいいでしょう。

人並みに揺られながら、阿波踊りにも、よさこいにも負けるけれど、それでも
今夜は、うちが一番よと、心ひそかにガッツポーズを決めた私です。
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by sala729 | 2011-08-18 15:26

とても小さなお話から始まるので、ちよっと恐縮して・・・(笑)

昨日、お盆休みということで、朝からのんびりしておりました。
お昼はなんにしょうかということになり、前に近くの喫茶店のオーナーから
お奨めがあった、蕎麦屋さんに行こうかということになりました。

この喫茶店のオーナーは、あの祖谷蕎麦の本家、西祖谷山村のご出身で、
蕎麦に含蓄のある方です。
「なかなか一生懸命にやってるんだよ。真面目だけが取得みたいな男でねぇ。」と
笑うオーナーは、その蕎麦屋さんに愛情持っているんだなということがよく判りました。

ただ、お店に電話がなく(なんと名刺には携帯番号なのです)しかも、カーナビに
住所入れても、番地に該当なしと出てくる、マニアさ。
しかも、店名は、ひらがな表記なければ、蕎麦屋というより、絶対に中華と思える
漢字並び(笑)


でも、行きました。名刺の裏の本当に手書きの、シンプルな、もっとはっきり
言えば雑な地図を頼りに・・

迷うこと20分。もちろん予約はしていましたので、早めに出て、約束時間には
遅れていません。
田んぼの中の、新興住宅地の入り口の一軒の庭先を借りるような、プレハブの
建物。
しかし、先客はあるようで、狭い駐車場にすでに車が二台停まっています。

引き戸を開けると、中は目にも清々しい杉の木目鮮やかな、テーブルが三卓と
椅子。もっとも、テーブルのひとつは、長いカウンター式で、ずらっと並べば
7~8人はいけるかも。
そこにはお子さん連れの家族が4人。

私達の席は入り口はいってすぐに「予約席」とありました。

すぐ後ろに席には大人が4人座っていますが、どのテーブルにもお蕎麦はあり
ません。


にこやかに、お茶を持ってきてくださったご主人は、喫茶店オーナーの言うとおり
本当に、穏やかで見た目は、林家正蔵さんに似ています。

冷たい蕎麦茶を急須も一緒に持ってきてくださり、お茶受けの「揚げ蕎麦」が
小皿にこんもり。
メニューを見ると「夏のお品書き」となっていて、せいろ、とろろせいろ、
かけそば、わかめそば、おろしそば・・のみ。
鴨も、天麩羅もありません。

私は、うどんの国に生まれたとはいえ、麺好きとはいえない人間なのです。
ですから麺だけという「かけ」だとか「もり」とか「ざる」などを単品で
食べることはまずないのです。
しかるに・・・ここには、それしかない・・


家人は嬉しげに「おろしそば」を注文。私は仕方なく「とろろせいろ」を・・
あとでコーヒーとお菓子が付くそうで、それは楽しみかも・・

「ちょっとお時間かかりますけど」
気の毒げに、自信なさげに言うご主人に家人は
「いーですよ。」と、笑顔で応える。
お昼というのに、どの席にもお蕎麦がないことが、ちよっと不安でしたが
もう後戻りはできません。

ポリポリポリポリ・・・ポリポリポリ・・ポリポリ・・
延々と、揚げ蕎麦を噛み砕く音が続いています。
杉板一枚向こうの作業場から、水道水のジャージャー流れる音が響きます。
5分も続いたでしょうか・・
さらにしばらくして、店主が私達の後ろの席にお蕎麦を4人前。運んでいきました。


ポリポリポリポリ・・・ポリポリ・・ん、これ美味しいね。

そしてまた、水道水の音が・・想像するに、これは茹で上がった蕎麦を冷水で
洗っている音なのでしょうね。
またまたしばらくして、店主がカウンター客のところに蕎麦を、見るにハラハラ
させる手つきで運んでいきます。

その席の5才くらいの女の子は待ちくたびれて、お母さんの膝で半分寝ています。
いやいや、よく大人しく待ったものです。拍手。


「やっと、ボクたちの番だね。」と、そっと耳打ちする家人。
「そーね。揚げ蕎麦もうないし・・」


・・・・しかし、水音聞こえず・・カタンカタンと別の音。

すると店主が、蕎麦湯を後ろの席に運び、引き下がる。

しばらくして、こんどはカウンター席に行き、空き丼を下げます。
余談ですがここの器は、備前焼きですし、お盆は若狭塗りです。
外観はプレハブですけどね。・・・待たされて、コメントが段々悪意的に・・・

そしておもむろに、また蕎麦湯をカウンター席に・・・

うん。まぁ、これは仕方ないか。蕎麦湯は温かいうちに飲まないとね。


じゃ、次は水音ね。と、期待していたのに、店主がまたまた出てきて
今度はアイスコーヒーとお菓子を後ろの席に、ヨタヨタと運びます。
(もう、どんな行為みても好意的には映りません。私は、お腹が減ってるのよっ!!)

じゃ、次はこっちにコーヒーね・・と、半分開き直ってみていると、後ろのテーブルが
お帰り・・
で、お支払い。お勘定は簡単なんです。どれも1000円。大盛りが300円、
せいろの追加が500円。
お釣りも間違うはずがない。。

一万円だす。お釣り渡す。
そして・・「あの、スタンプ作りますか?」と店主。
え?なにそれ?」と、客。
「いや、全部たまったら1000円割引になるんです。よかったら作りますか?」
「うーん。どうしょっかな。ねぇ。どーする?」と、他の仲間の意見を聞く客。


「じゃ、作ろうか。」
「はい。お待ちください。」再び奥に引っ込んで、なにやらごそごそしている店主。


やっと、私達の水道音か・・と、心は騒ぎましたが・・・・
今度は、カウンター客が席を立ちます。

同じような応対かと思いきや、カウンター客は、お祖父さんさお父さんとお母さん
それに5才くらいの孫娘というグループで、支払いは若いお父さんです。
店主のスタンプ説明を途中で、手で断ってすたすたと出て行きます。

・・・なんて男らしい・・と、感じた私の感覚はもう麻痺していたのでしょうか・・


「すみませんね。お待たせしまして。」にこやかに頭を下げる店主に、にこやかに
返す家人。

そして、しばらくして、ようやく水音が・・・

ここで、別の客が来たら、私ははもう帰ろうかと本心で思っていました。


ここまで、待つこと45分。予約していてですよ。
そして供されるのは、せいろ一枚。・・・・

確かに美味しかったです。蕎麦の香りもたっていましたし、かえしも深い味わい
ではありました。
だしも私好みです。
家人はおろしそばの、辛味大根を絶賛しておりました。
私も味見しましたが、残念ながら私は大根自体が好きではありません。悪しからず。

美味しいとはいえ、45分待たされて、せいろ一枚・・私にはこのコスト
パーフォーマンスが、妥当とはとても思えません。

確かに、店主さんはいい人そうです。福井県のそば粉使っているというので
福井の知事さんからの感謝状もありました。
器もなかなかのものです。
外見のプレハブも、内装の杉目の美しさとの対比と思えば、それもありでしょう。

でも、お昼に予約して、45分待たされて、せいろ一枚というのは、私の許容範囲
には入りません。

私の不機嫌を、感じたのか、家人はやたら「美味しい。美味しい」と連呼します。
そういえば、私の不機嫌度が下がると勘違いしているようです。


帰りに、カレーパンで人気のパン屋さんに寄って、手当たり次第にトレーに
並べて、「すぐ食べれるっていーよね。」と、毒づきながら、今度あの店に行くときは
お腹と気持ちに余裕があるときにしょうと、自戒した私でした。


その夜は、中途半端なカレーパンのため、時間がぼろぼろ・・・
本当に、年取れば、正しい食生活の習慣が大切だというのに、こんなこと
続けていれば・・どうなるやら。

そこで、ハッと気づきました。
もしかして、これは、家人の遠大な陰謀か??
本人には確かめませんが、そう思い始めたら、疑いの芽は大きく膨らんでいき
この高揚を鎮めるために、私は今日も秘かに、家人の秘蔵の冷酒に〇〇を投入
したのでした。ふっふふ~
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by sala729 | 2011-08-16 12:41

じつは、さきほど小豆島国際ホテルから電話がかかってきました。

今ここで、伏字をやめたのは怒りのためでも、呆れのためでもなく、よくよく考えたら
私は、今まで、志摩観光ホテルや帝国ホテル、マンダリンオリエタルなど、実名でづらづら並べていることに気づいて、なんで今回はこんな中途半端にしたんだろうと、突然思いついたからで、他意はありません。


前回までに書き連ねたように、家族バカンスはとても楽しかったのです。つい先日までは・・

まず帰った翌日、家人が忘れ物をしていることに気づきました。ipadの接続コードだそうで、
どうしても必要というほどのものではありません。しかし忘れ物は忘れ物です。
いろいろ考えて、ホテルに電話してみました。しばらく待たされて「あ、ありました。」という
回答。確かに翌日、ゆうパックで送られてきました。
現品だけが入って・・・

・・・これって、ちょっとむかつきませんか?
私たちがチェックアウトしたあとは、当然必ずお掃除するはずです。その時に、その忘れ物には
気が付いているはずですよね。げんに問い合わせたら「ある」と言うのですから・・・

私はメールでこのことを伝えました。
他のサービスにはとても満足だったけれど、この対応はないのではないかということ。
宿泊カードは、いったい何のために書かせているのかということ。

ついでに、食事時にとお願いしたバースディケーキも寝る前に届いたことも記しました。
もちろん、このことは言うつもりはなかったのですが、忘れ物のことを書いていたら、
呑み込んでおくができなくなりました。

しかし、返信はありません。
そして10日近くたった今夜、電話があったのです。

ホテル 「このたびは私どもの不手際で申し訳ありませんでした。」
私   「いえ。でも、私メール送ったのもうだいぶ前でしたけど。」
ホテル 「はい。ケーキのこと、忘れ物のことなど関係各所に確認しておりました。」

・・・・10日も??・・という言葉は呑み込みました。

私   「今まで、いろんなホテルに泊って忘れ物したこともありましたけど、こちらから連絡
     しないと送ってくれないホテルなんてありませんでしたよ。」
ホテル 「申し訳ありません。私どもの不手際で・・」
私   「なんのために宿泊カード書くんですか?こういうことがあった時に対処するためでしょ?
こちらから問い合わせしないと、教えてくれないホテルなんて初めてです。小豆島はとても
     気にいって、秋には主人と二人で行こうかと話しておりましたのに、がっかりさせないで
     ください。」 
ホテル 「申し訳ありません。じつは、前に忘れ物をこちらからお知らせして、お叱りを受けた
     ものですから、それからこちらからは、お知らせしておりませんでした。」
私   「あのね。たくさんの方の中にはそんな方もいらっしゃるでしょう。でも、多くの方は、
     お知らせしていただいて、感謝すると思いますよ。」

ホテル 「あ、はい。仰る通りです。申し訳ありません。会議でこのことを測りまして、対処するようにいたします。」

こう何度も、申し訳ありませんを連発されると、たとえそれが口だけのものだとしても、それ以上は
責められません。こんな私でもね。

でもね、これを、古い日本のことわざで・・アツモノに懲りてナマスを吹くというのですよ。
誰かこの若いホテルマンに教えてあげてください。。。



そういえば、今朝はお墓参りに行ってきました。
この地方では、お盆には、灯篭を毎年墓前に吊るします。その為の枠をそれぞれのお墓の前にひとつづつ
作っているのです。
先日、息子が帰省中にその枠をステンレスの素材に変える為に、作業をしているところ、墓守のおじさんが
たまたま通りかかって(お盆のために、通路の草刈りをしてくださっていたそうです)、「ごくろうさんやけど
草は生えてる時に、草枯らしを撒くんや。そしたら茶色に乾くから掃除しやすいやろ?」と、話しかけて
くれました。

私たちは、ものはついでと通路の草も手当たり次第に引っこ抜いていたのですが、なるほど・・と。


そして、「通路の草はちゃんとわしらが刈っといてあげる。そやけどお墓の敷地の中はそれはできん。
なかなか草刈りにこれんのやったら、塩撒いとけばええよ。」と、教えて下さいました。
「塩ですか?」聞き返す私に、いい年して、なんも知らんのやなという顔で(ひねくれた私は
そう確信しました。笑)更に教えてくれました。

「そうや。そしたら雑草は生えてこん。」
「それなら、家の庭にもいいかもね。」と、私が家人に言うと、さらに呆れた顔でおじさんは
「ええけど、それやったら、なんも生えてこんよ。ほら、塩水に使った土地はなんも生えんやろ?」

なーるほど。そういえばその通りです。

「塩やったら、薬撒くみたいに害はないし、そんなに高こうないし、一石二鳥や。」と、おじさんは
笑います。

その朝は、5時に起きての作業でしたか゛、私も家人も息子も同時に同じ日本のことわざを思い出して
おりました。

   早起きは三文の得
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by sala729 | 2011-08-11 22:04

腹ごしらえが終わると、ロケで使われた古い教室に向かいます。
「岬の分教場」に来たのは、これが初めてではありません。
しかし、厳密に言うと、この映画村にある分教場に来たのは、初めてでした。

古い木造の教室の、全開された窓から広がる瀬戸内海の息を呑むような
美しさ・・しばし唖然と見とれるばかりでした。
荒削りのしかも年季の入った、机も椅子も、逆撫ですると棘が刺さりそうな
粗悪なものですが、なぜか懐かしい。

私も小学生の頃、1.2年まではこんな机や椅子使ってました。
娘や息子はへーーと、時代劇人でも見るような目つきをしますが、もちろん
佐賀の田舎の小学生だった家人も、こんな机と椅子だったそうです。
三年生で、西宮に転校したとき、あまりに綺麗な机と椅子にびっくりしたと
言っています。

ミドルエイジの方は、懐かしさが先立つのか、何度も小さな椅子に座ったり
教卓で出席簿を叩いてみたりしています。

じつは、息子の小学生時代の親友で、私のママ友でもあるT君のおばあちゃまは
実際にここの先生をしており、リアル「大石先生」をやっておられた方なのです。
リアル大石先生の娘は嫁いで小豆島を去り、息子は東京に暮らしていますから、
現実の生活は、牧歌的だけではないようです。

小豆島は、あの流離の俳人「尾崎放哉」が最期を迎えた地でもあり(じつは
宿泊した国○ホテルのすぐ近くに記念館があったのですが、今回はちびギャングも
いるので見合わせました。次回はきっと行きます。)俳句が、そこここに盛んなのです。

もちろんここにも「旅のノート」があり、俳句ポストがありますので、一句。

外にでると、なんともレトロというか、はっきり言うとボロボロのボンネットバスが
一台。
自由に乗り込んで、運転席に座ることもできます。
もちろんちびギャングが乗らないはずもなく、大きなハンドルに大喜びです。
外にはオレンジフェリーが、たゆたゆと進んでいます。

入り口付近に戻ると、細長く石組みで作った川の中を、鯛や鯔がうごめいて
泳いでいます。立て看板には「この川には海の魚が泳いでいます。餌もやれますが
手は入れないでください。パクリとやられます。」と・・

「エサ」と聞いて、素通りはできません。
100円だして、アルミのお椀に入ったオキアミを割り箸で、川に投げ入れます。
・・その凄まじい争奪戦・・初めはぽかんと見とれてしまいます。
鯛の口は・・で、でかいっ!!

最初は箸を使っていたちびギャングも、まどろこしくなったのか、手づかみで
わさわさと放り込みます。
それをジャンプしょうかという勢いで、鯛がとびあがります。

そこを家人に任せて、私たちは、ヤマロク醤油へ・・
ここの、卵かれ昆布は、絶対お奨めです。
生卵にこの昆布だけで、お醤油はなし。それが、ほんとに美味しいっっっ・・・

そして、もうひとつのお奨めは「菊だし」
これは、この店のメイン「鶴醤」と「菊醤」の菊醤を使っただし醤油なのですが、
これがこのまま舐めても、ほんとに美味しい。利き酒ならぬ、利き醤油で、ハートを
きゅんと掴まれてしまいました。

何代も続いた、菌が作る醤油。ご先祖が作ってくれる醤油と、ヤマロクの
カタログにはありますが、ほんとにやさしい醤油です。


ここを出て、今度は娘がお奨めの、マルキン醤油に・・
ここでは、「醤油ソフト」をいただきました。
昨日の醤油ケーキはいまいちでしたから、期待も半分でいただくと、思わず
笑みがこぼれるようなお味です。
濃厚なキャラメル味といったところでしょうか・・

ここでは、小豆島のゆるキャラ「小豆島君」・・なんのひねりもないネーミング
で、身も蓋もありませんが・・
ちびギャングがこれに触りたいと言い、その写真を息子が撮ると、一緒に近寄ると
何をどう間違えたのか、親切な観光客さんが、小豆島君と息子とちびギャングと
並んでパチリ。・・・ご、ご親切にありがとうございました。
職場ではどうやら、強面らしい息子がなんと、並んでピースしているでは
ありませんか?・・・職場にこの写真配ったろかいな・・・


そして、最期は「佃煮屋」さんです。
ここは、娘のお友達のお奨め店で、100種類以上の佃煮が試食しながら
購入できます。


午後になって降り始めた雨も、今では心地よいくらい外の温度を下げてくれます。
娘の雨女伝説はどうやら、ほんとの伝説になったみたいで、最近は晴れが続いて
います。
子供を産んで、運気も変わったようです。。。


フェリーに乗ると、みんなもうぐったり・・
元気なのはちびギャングぐらいのものです。
息子は長い椅子に、寝そべって、ちびギャングにおもちゃにされていました。

もうすぐ、着こうかという時に、娘が「おにーちゃん。おにーちゃん」と呼び起こして
います。

「今、ほらあの上司の人が来たよ。」

「えっ!」あわてて、起き上がる息子。

私も気づかなかったのですが、上司のIさんご夫婦がやはりこの船に乗り合わせて
いたらしく、気づいたIさんが声かけにきてくださったらしいのです。
息子はあわててデッキに向かって走っていきました。

「だから、きちんとしてろって言ったのに。社会人たるもの、壁に耳あり
障子に目あり。心がけが足りんね。」とは、言ったものの、ま、自分の始末は
自分でつけるでしょう。


なんだか、とても濃い二日間でしたが、楽しい時間でした。
去年から、海水浴が恒例になってきた夏ですが、これで来年は、柏島か小豆島か
意見が分かれるところです。
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by sala729 | 2011-08-10 15:23

翌朝の目覚めは、とても爽やかでした。
前日に負けないくらいの晴天が一杯に広がって、ギラギラとした夏の日が
却って気持ちよいくらいです。

いつものように、私と家人が目覚めても、あとはまだ誰も微動だにしません。
さっそく、お風呂の準備をして、お部屋の露天風呂に、じゃぽ~ん。
あぁぁ日本人でよかった・・・と、しみじみ思う瞬間ですね。

夜とは違って、視界は鮮やか過ぎるほどの海の青と空の蒼。
湯船の中にいるのに、空に飛び出しそうです。
「いー気持ちやねぇ。」
「これぞ、個室露天風呂の醍醐味やね。」

いつもは、カラスの行水と陰口叩かれている私も、リラックス、リラックス。
朝のエンジェルロードは満潮が近かったらしく細い道がくねって島まで届いて
いましたが、それはそれでまたとても「絵的」です。
家族連れや、熟年カップルが、たゆたゆと散歩している姿を、湯船で見ていると
なんだか、とても上質の絵画を見ているようで、幸せな気持ちがこみ上げてきます。

私たちがお風呂からあがると、息子が起きだして、今からエンジェルロードを散歩
してくる。帰りに大露天風呂に入ってくるといいますので、
「いいけど、その格好で??」

このホテルはリゾートですから、ロビーやレストランなどは浴衣、スリッパの
ままでよいのだそうです。

それにしても・・・くだけすぎ・・(><)


息子は、なんたって「歩く人」ですから、きっと今朝も三つ目の島まで行くつもり
なのでしょう。ほんとに「元は取るヤツです。」

そうしていると、娘が深く長い眠りから覚め、昨日の残りのケーキを、突き
はじめました。
もそもそと、ちびギャングも起きだして、開口一番
「Sちゃん(息子のことです)は?」
「Sちゃん、お散歩よ。ほら、あの辺かなぁ・・」と、指さすと
「えぇぇっ。。ボクも行きたかった・・」と、オーバーに、がっくりと肩を落とします。

ほんとに誰に似たのか、いちいちオーバーアクションの小坊主です。


そうしていると、息子が帰ってきました。
そして、部屋に入るなり
「Iさんに逢った・・」と、まるで幽霊に出会ったかのような言いぶり・・


Iさんって・・Iさんってあの??

「うん。さすがに、この格好で散歩はと思って、大露天風呂に入ろうとしたら、
出てくるIさんと、ばったり。」

ひえっ~~
Iさんとは、息子の上司で(上司と言っても、大きな店舗を任されていらっしゃる
その店の最高責任者の方で、本来ならハナにもひっかけられないはずなのですが
なぜか息子のこと可愛がってくださって、お互い支店が変わっても、息子は
帰省のたびに、お寄りして薫陶を受けているという、雲の上のようなお方です。)
東京から単身赴任のはずでしたが、なんと今回は奥様もご一緒で、この機会にと
小豆島においでになったそうです。

「へー。だから言ったでしょ。どこで誰に会うかも判らんから、下手な格好で
ウロウロするなって。」
「ヘイヘイ。そのとーりです。」と、ちっとも懲りた様子もなく、まとわりつく
ちびギャングと遊び始めました。

「ちょっと、あんたたち、目障り。邪魔だから二人でお風呂にでも入ってて
くれる?」
片付けの邪魔になるので、私が言うと、なんと二人ともそそくさと着ているものを
脱ぎ捨てて、さっさとお風呂に入っちゃいました。


大きいのと、ちっちゃいのが、二人仲良く湯船にぷかり。ぷかり。
そして、生まれた時から「やつで」と言われたね人並みはずれた大きな手で
ちびギャングの小さな体を泡で包んで洗っています。

透明ガラスの扉からそれが丸見えで、なんともおかしいというか、ほほ笑ましいと
いうか・・。娘を呼ぶと、大笑い。そしてしっかりその姿をカメラに収めて
おりました。


ゆったりした朝の時間をすごしながら、ではと、朝ごはんの会場に。
和朝食と言い張る家人を無視して、ちびギャングのために、バイキングを
選んだ私のことを、まだぶつくさと非難しています。
ほんとに、朝ごはんごときで・・小さなヤツめ。

会場までの道を歩いていると、向こうから一人の男性が・・
「あ、Iさん。Iさん。」家人が呟きます。
もちろん、私達はお目にかかったことはないのですが、何度かテレビで
お顔は拝見しておりましたので、家人も知っているのです。

ところが、息子のほうはなんとものんびりと歩いているではありませんか。
そして、お互い目の前になって、おじきを交わしています。

「あ、あの、Aでございます。息子がいつもお世話になっております。
こんなところで、こんな格好でご挨拶というのも、お恥ずかしい限りですが。」
まさか、知らん振りもできません。

息子のアホめ。なんとか言わんかっ!!

「いえいえ。ようやってもらってます。」さすがにあちらは余裕たっぷりです。


すれ違いざまのご挨拶ですからこの程度ではいいと思いますが、思い返せば
さすがに、お話ぶりにも神経が行き届いています。
「よくやってます」ではなく「よくやってもらってます」というのは、私に対して
決して上から目線でなく、一線を引いているということなのでしょう。


そんなアクシデントがあり、みんなの顰蹙を買った朝食バイキングも終え、チェック
アウトの準備をしたら、午前中はホテルのプールです。

ここは、そんなに広くはないのですが、3メートルの飛び込みプールもあるのです。
嫌がる私わ説き伏せ、水着に着替えさせプールサイドに出ると、まだ時間が早い
せいかテーブルは空いています。

落ち着く間もなく、ちびギャングは一目散にプールに・・
このプールの水深はなんとちびギャングが爪先立ちしたのと同じ長さなのです。
これがいたくお気に召したのか、ちびギャングはそのまま、半分、浮かぶように
プールの端から端までを行ったり来たり・・
もちろん、ぎりぎり喫水線ですから、時には波が寄せて、もろに顔にかかったり
水を飲んだりもしています。
それでも、止めるとは言いません。
水あそびは好きみたいですね。母親譲りです。

沈みかけた家人の浮き輪を更に押し沈めたり、水鉄砲で攻撃されたり、大はしゃぎ
です。
娘は・・といえば、例の飛び込みプールで、飛び板を踏み越えています。

さすがに「腐っても鯛」いやいや。「昔とった杵柄」というべきか・・(笑)
フォームは綺麗です。

周りで、栓抜き飛び込みしていた、子供たちや大人も、しばし「ほーー」と
見惚れています。

あの口の悪い、仲の悪い兄でさえ「さすがや。」と、一言。


午前中でプールを終え、そのまま一路「二十四の瞳映画村」に・・
途中、お昼を求めて彷徨ったのですが、どこも予約が必要で、無理。

そのまま行っちゃえっ!!と、ばかりにやってきました。
お昼はその中のカフェで
「ひしお丼」と「学校給食セット」
ひしお丼は、小豆島産のもろみ醤油のたれを、豚肉の竜田揚げに絡めてあります。
男性には少量すぎると、不満が出てました(笑)

学校給食セットは、揚げパンとカレー汁。冷凍みかんとコーヒー牛乳でした。
(コーヒー牛乳は、普通の牛乳と選べます)
ちびギャングは、この揚げパンが大好きらしく、頬張っています。
少し、ご賞味させていただきましたが、確かに。。美味しい。

息子いわく「給食で、揚げパンって言ったら、キライな子なんて一人もいなかった」
とか・・・
私の時代でもそうでしたとも。ただ、牛乳ではなく「脱脂粉乳」という、
もう思い出すのもいやな、偽ミルクを強制させられた、苦く悔しい思い出も
一緒に・・ね。


そのカフェの壁には「八日目の蝉」の映画のポスターや、衣装が展示されていて
興味深く見ている人が多かったですね。
私はテレビドラマも見ましたし、原作も読みました。もちろん映画も見ました。
個人的感想をいうなら、テレビドラマのほうが原作に忠実だった分、好きですね。
あの時は、主役の檀れいさんの美しさに、いつもあんなばっちり化粧に、身奇麗な
逃亡者はいないと、突っ込み入れていましたが、映画は、少しはしょりすぎです。

宗教施設に行くようになったいきさつも、そこでの生活も、切れないものなのに
それを、あれだけで終わらせては、なんでここにいたの??
としか、残らないような気がします。

リアリティということなら、もちろん永作博美さんに軍配はあがりますが
私はできることなら、永作博美さんでドラマ版を見たかったと思いました。。
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by sala729 | 2011-08-09 14:58

そうこうしているうちに、やっと我が家の男たちはぞろぞろとお風呂から出てきました。
かなりの長湯ですから、どの顔も茹ったように、ホカホカしています。

湯上りは、この日のために(・・ではないんですけれど)揃えた、文字入りTシャツ。
男性陣はロイヤルブルーで、女性はショッキングピンク。
入れた文字は、どこでどなた様に遭遇するやもしれませんので、ここでは伏せて
おきますが、それぞれに自分の好きな数字も入れて、「我が家セット」の出来上がり。

もちろん婿殿の物も作りましたが、不参加の彼は「オレ、これどこで着るん?」と
娘に聞いたとか・・どこででも着て。

一旦部屋に帰って、仕切りなおして、さあ、エンジェルロードに出発です。
このころには、すっかり干上がって、島にはひろい道が出来ています。
ホテルのプールを周遊するようにできているプロムナードを歩いて、砂浜にでると
まだまだ陽射しは、昼間のまんま。

あちこちに小さな子供を連れた家族連れも、めちゃ高いハイヒールのカップルも
それなりの落ち着いたご夫婦もありで、なかなかにご盛況です。
ここは、磯遊びができると聞いていましたので、小さなバケツとスコップ持参です。
濡れた引き潮の石を、ちよっと持ち上げると、小さな蟹や、ヤドカリがこそこそと
逃げ惑います。


ちびギャングは、それだけでもう大興奮!!
「あ。蟹。蟹さんだよっ。」と、手を出すのですが、小さくても蟹にも一寸の魂。
ちびギャングの指を威嚇するように、ハサミを繰り出します。
そうすると、あわてて手を引っ込めてしまう、いくじなしギャングです。

「下手っびぃやねぇ。」何十倍も生きてきた余裕ですよ。(なんて言って、小さいから
挟まれても痛くないと知ってるからなんですけどね。)
摘んではポイポイとバケツに放り込みます。

ちびギャングは、恐る恐るヤドカリに手をだして、これなら大丈夫と自信を持ったのか
摘みあげています。
そのうち、見知らぬ男の子も参加してきて、聞けば6才とのこと。
そのおにーちゃんがポイポイ捕まえるものですから、負けじと、ちびギャングも、
ちっちゃな、ちっちゃな、蟹を、勇気を振り絞って、掴みかけます。
すると横から、おにーちゃんがポイ。
掴みかけては、おにーちゃんがポイ。

何度か繰り返すと、さすがに意を決したのか、ちびギャングも、思い切って
えいやっ!!と、ばかり、掴んでいました。(笑)


小さなものばかりですが、本当に沢山いて子供達は、エンジェルロード渡るよりも
こっちのほうが、大好きのようです。

それでも少しづつ、歩みは進んで、時に家人がイソギンチャクに、汚水を吹きかけられ
ちびギャングがフナムシに脅かされながら、ひとつ目の島、弁天島まで来ました。

少し人の数も減ったようですが、ここで止める我が家の男たちではありません。
私と娘は「ここまで。」と、ギブアップ。

家人と息子は、三つ目まで行くというのです。
もちろん、ちびギャングも行くと言い張ります。
そこで、娘と私は先に帰ることに・・・


私と娘がホテルの道にたどり着いたときにも、影も形も見えなかった男たちが、
そのブルーのTシャツを目印にようやく見えてきたと思ったら、なんとちびギャングは
息子に抱かれ(その前は家人に抱かれていたようです)ゆっくりとこちらに
向かいます。

それでもまだ日は高く、プールサイドのバーベキューの用意を見ているだけで
汗が流れ落ちそうです。
前日までは、バーベーキューと言い張っていた娘も、さすがにこの暑さの中
母の選択を、支持しておりました(笑)


採った蟹やヤドカリは、海に還して、お部屋で人心地。
このままでは、ご飯前に、ちびギャングは寝てしまうかと思いきや、ipadの
ゲームに嵌ってしまって、私に「ねぇ、見てみて!」と、自分がどんなに上手かを
アピール。

確かに、何事も自己主張は大切と教えてきましたが、一回ごとのアピールに、
ちよっと閉口。


そして、夕食時間になりました。

一階のレストラン・マイアミ(なんでマイアミなのか??)


ちゃんと5人分はセットされていて、ちびギャングは一番海沿いの席で
私はその隣。待つ間もなく、大きな船盛りが運ばれてみんなで「おおっ-」と
感嘆していると、なんと娘と婿殿から、花束のプレゼント。
そうなんです。

今日は、私の何回目かの29才の「お誕生日」なのです。
なかなかやりますね。日頃、気が利かない夫婦などと、陰口叩いておりましたが
これでせめて三日間は、言わないことにしましょう。

そして、もうひとつ・・
厳重包装をとくと、そこには額縁に入った「私の顔」
もちろん、製作者は、ちびギャングです。
この小豆島の前日が、お絵かき教室の日で、先生に相談して描いたものだそうです。
いやはや、これは嬉しい・・


そして乾杯で始まった夕食。
船盛りには、鮑、雲丹、鱧、鯛、トロ、生海老、そして今回ちびギャング一番のお気に入り
だった、ハギのお刺身が、それは綺麗に並べられおりました。
煮魚は「オキソメバル」お鍋は、海老と牛肉に薄味仕立て。
もちろん、小豆島そうめんも美味しい・・
朴歯で包んだお寿司も美味しくいただきました。
デザートは、醤油入りアイスとケーキ。果物。

もちろん、ちびギャングには、お子様セットが付いており、オムライスにハンバーグ
エビフライに、ヨーグルトサラダなどが、別皿に入って提供されたのですが、
かの幼児は、ハギの刺身が大のお気に入りで、あとは鯛と、生海老などと、大人メニュー
で、終わらせちゃいました。(笑)


どれもとても美味しく、みんなお腹パンパンで部屋に帰り、あれよあれよというまに
娘とちびギャングはすやすやと・・・
息子もうとうとしています。

そんなときに、部屋のチャイムが・・
家人が開けると、ホテルの人が大きなバースディケーキを届けてくれました。
あとで聞くと、これは家人の手配で、本当は食事時に出るはずだったのを、ホテルの
手違いでこんな時間になったとか・・ともあれ、ありがと~

お腹は一杯ですが、手をつけないわけにはいかず、大きなケーキにナイフをいれました。
イチゴと、チョコ、オリーブチョコはグリーン色です。
私と、うとうとしていた息子も起きてきて、切り分けて食べますが、半分以上は・・・
もうだめ・・(笑)

外はすっかり暗くなって、海の向こうに高松の灯りがぼんやりと見えます。
夕方渡ったエンジェルロードもいつしか潮が満ちていて、もう道はありません。
渡った島影が黒くシルエットになっています。
それはそれで、なかなかに綺麗。。。

そんな風景に見とれていると、家人がお部屋のお風呂に入ろうと誘います。
折角の個室露天風呂ですもの、楽しまないとね。

ヒノキの湯船は、いい香りが漂っています。
目の前は、夜の海と島影。

「いい計画だったね。」と家人。
「そうだね。楽しい日だった。ケーキもうちょっと食べたかったけどね。」と私。
「うん。ワインも飲みたかった。笑。チーズも美味しそうだったしね。」
「帰って飲めばいいよ。誰も取らない。笑」

 じつは、この日のために、息子が、とっておきのワインを送ってくれていたのですが
 おつまみのチーズも、前日にデパートで調達したのですが、昼間の暑さに、よれよれに
 なって冷蔵庫に納めていたのですが、夜ご飯が多すぎて、そこに手が回らなくなって
 いたのです。


私達が見上げるばかりの大男と、一児の母とはいえ、子供はいつまでたっても子供です。
ベッドにうつぶせに寝る姿は、子供の頃とちっとも変わりません。

ゆったりお風呂に入って、出ると、娘にへばりつくように眠るちびギャングを、
そっと抱いて、私達の間に寝かせてみました。

すると、真夜中に私の電話が鳴って(仕事のため)ちびギャングが目覚めたみいで
「ママ。ママ・・」と、言い出し、自分で起きて、隣室のベッドに行くと、なんと
息子のほうに「ママ。ママ」と向かっていくではありませんか。

これには、家人と二人で大笑い。
確かに、息子と娘の寝姿は同じです。笑えるくらい同じです。
それにしても・・・繋がりというのはこういうものなのでしょうか。

ひとしきり笑った後、私達も静かに眠りに就きました。
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by sala729 | 2011-08-06 16:03

さて、海水浴は続きます。

ちびギャングは、海に漂ったまま帰ってこようとしません。
大人が相手なので、どうかとは思うのですが、海に対する姿勢は、去年とは格段の違いです。
柏島では、ビービーと泣き叫んで、水際でした遊ばなかったのに、今年は
浮き輪に、ちよっこりと嵌って、娘や息子の引っ張るままに、どんどん沖に向かって
行っています。
しかも、あとで聞いた話によると、もっともっとと、沖に出ることを望まれ
遊泳禁止の石垣まで行くと言い張ったそうです(笑)

ま、大人が二人ともそれなりに泳げますから、ハラハラはするものの、安心感はあります。
家人はビーチパラソルの下、ビールをさも美味しげに飲み干し、私は慣れぬビデオ係に
徹しているうちにお昼近くになりました。

さて、海の家で定番は「かき氷」と・・・
そうですっ!「ヤキソバ」
このあと、流しそうめんの予定があるので、心は迷いましたが、それでもちょっとだけ(笑)
しかし、ちびギャングは帰ってきません。

ヤキソバついでに、浜辺に並ぶ海の家をぶらぶらしてみると、やはり家族連ればかりです。
話し言葉を聞いていると、関東方面の方も多いみたいです。
もちろん海外に行く、ファミリーも多いのでしょうけれど、東日本での海水浴を
避けて、こうして小豆島まで来てらいっしゃる方も多いのでしょうね。

それにしても、ここはほんとになつかしい風景が広がっています。

私は当時には珍しい一人っ子でしたから、家族で海に来ても、相手は父と母だけです。
母は全く水に入らない人でしたから、父と一緒に泳ぐことになるのですが、
昔のこととて、平凡な浮き輪にプカプカ浮かぶだけでしたが、それでも年に一度の
夏の楽しみでしたから、今でも忘れません。
何が楽しかったのかは・・残念ながら忘れましたが・・(笑)


ちびギャングも、ずっと先で今日のこと「楽しかったな」と、思い出してくれれば
それで幸せです。


嫌がるちびギャングを説き伏せ(さすが母親です。)着替えさせると、大人たちは
手分けして片付け、次の目的地にGOです。

次は「小豆島ふるさと村」にある、そうめん流し。
ここは、オートキャンプ場や、釣り場、マリンスポーツなどが一堂に会した処で
その一角で、そうめん流しはやっているというのです。


娘はもう何年来、「そうめん流し~。そうめん流し~」と、唱えまくりでしたから
海水浴場のヤキソバも食べず、待ちに待った時です。
・・・・しかし・・

その場に着いた娘は、棒立ち。・・・・ん??
あらら・・・

そうなんです。娘の中で「そうめん流し」は、竹を縦割りにした長い筒の中を
落差を利用して、そうめんが流れ落ちて、それを下流で掬い上げる・・・

しかし、目の前にあるのはプラスチックに区切られた楕円形のぐるぐる回る
あの、鹿児島風「そうめん流し器」ではありませんか。
ただ、ここのは水道の栓と直結していて、水量を調節して回る速度を決められます。
今更、他を捜すことも諦め、5人はテーブルに着きました。

いやぁ。。美味しいですよ。
さすが「そうめんの国」いくらでも、つるつると入りそうです。
両隣の家族連れもきゃあきゃあと、流れる・・もとい、回るそうめんを追っかけています。
ちびギャングはもちろん大喜び。

気を取り直した娘も、箸を持ち替えてやる気マンマン・・
ちいさな焼きおにぎりが一個づつ・・これもあっという間・・

そうめんで満たされて、ではいよいよ小豆島○際ホテルに向かいます。
ちょっと早めですが、じつはこれ「エンジェルロード」のためなんです。

ご存知の方も多いかとは思うのですが、ちょっと観光案内しますと(笑)
小豆島土庄港には、いくつかの島が点在しています。

その中で、弁天島(す、すみません、名前はうろ覚えです・・)と、その後ろに
ある二つの島が、干潮時には、陸側とすべて地続きになるのです。
これには、よくある(失礼)悲恋物語もあるのですが、それはさておき、干潮時に
そこを渡って、絵馬を奉納すると恋人達が結ばれるという、じつにロマンチックな
言われのある場所なのです。

古くはモーゼの十戒に出てくる「海割れ」・・・もっと近くは、天童よしみさんの
「珍島物語」の、海が割れるのよぉ~・・・・ま、そんなところを想像して頂くと
早いかと思います。



恋人達はともかく、干潮時ここの浅瀬には、いろんな海の生物がいて、子供たちの
絶好の磯遊びの場になっているというので、時間を見計らってホテルに入ること
にしたのです。

小豆島○際ホテルは、このエンジェルロードの目の前。ホテルから歩いて行ける
ところに位置しているです。
ほんとにロケーションとしては最高ですよ。
部屋からも、お風呂からも(もちろんお部屋の露天風呂からもです)エンジェル
ロードがしっかり見えます。


ホテルの外観はかなり古く、はっきり言ってボロっちぃ・・す、すみません。
正直者なので・・。
でも、一足中に入ると、中はとても綺麗です。ロビーの壁は一面ガラス張りで、
穏やかで美しい瀬戸内海が広がっています。
右手には、ホテル群。さっきまで私たちが泳いでいた海水浴場も見えます。
スーパー○ルナカの看板も見えますが、これはご愛嬌。


チェックインをしている間も、ちびギャングは一時たりともおとなしくしていません。
左手に見えるエンジェルロードにはもうまばらに人が歩いています。

通されたお部屋は6階ですが、目の前には何もなし。
ただ海が広がっています。
カウチソファと籐椅子が二つ並んだ洋室と、座卓に丸テーブルの和室。夜は
ここにお布団を敷くようです。
そして、和室の反対側に、シングルよりやや大きめのベッドがふたつ。
広さとしては十分です。

お風呂は「半露天風呂」という形式だそうで、大きな洗面所から続くガラス張りの
ドアを開けると、正面の窓にはガラスはありません。
そのまま外になっているのです。
普通の露天風呂付きのお部屋とは微妙に違うのですが、今回のような家族旅行には
このほうがぴったり。


一休みする間もなく、海水浴でべたべたの体をまずお風呂で・・
一階の大浴場も、露天風呂もお掃除が終わっていますのでいつでもOKとのことで
まずはそこに行こうかと・・
家人と息子、私と娘。・・さてちびギャングはどっち??
「こっち!」と、迷わず家人たちの方を指差し、私達はにんまり。
(これでゆっくりお風呂に入れます。)


確かにひろいっ!!
一面ガラスの窓の向こうはやっぱり海、海、海。。。
浴場の奥のドアを開けると、岩を配した露天風呂。これも広い・・広い
けど・・けどけど・・・
な、なんと正面の海に、ヨットが・・
と、いうことは人がいる???

しかし、目の前は魅力的な露天風呂が・・しかも今は誰もいない。
ここで入らずんば、後悔するに決まっている。

ええいっ。もういいや。
どうせ、女捨ててるし・・(え?もともと女じゃないって?・・・ま、そーとも
言われてはいますけどね。)

それでも姿勢を低くして、湯船まで小走りに・・
ぽっしゃん・・・(そんな可愛い音じゃないでしょ?・・ドッボ~ンの間違いじゃ
ない?と、誰かの声が。。。そ、そうです。す、すみません。)

娘は、さすがにまだ躊躇していますが、湯船に入った私のピースサインと
ゆったたりかげんに、とうとう自分を抑えられなくなったらしく、ささっと
ゴキブリ走りで湯船に走りよると、これも、ドッボ~ン。。


いやぁ・・・ホントにいい気持ち。
いい湯だな・・ですね。いい湯というのは、決して「名湯」という意味では
ないのですね。お湯質とかでもなくて、ロケーションと、状況と、相棒ですよね。
海に面した、誰も居ない露天風呂なんてそうそう経験できるものではありません。

「いいお湯だねぇ~」
「ホント、ちびギャングまいなし、ゆったり~」と、娘は手足を伸ばし放題。
足に残った、アトピーの跡を見ながら、もう少し親としてなんとかしてやるべき
だったかなと今更ながらに、ちょっと反省。
もちろん、本人には言いませんが・・(^^)

「ほら、エンジェルロード、人が増えたよ。」娘が指差すので
見ると、先ほどとは比べ物にならないほど人が増えています。もちろん潮も引いて
道幅はどんどん広くなっています。

「いいねぇ。なんだかのーんびり。」
「ホント。しあわせ~」

夫をほったらかして、この台詞・・と、思いつつも、のんびりとお湯に漬かって
手足を伸ばすこの母娘は・・なんとも言えません。はい、。

私達がお風呂をあがっても、男達はまだ出てくる気配はありません。
そんなことはもう判りきっていますので、まずは女だけで、喫茶室でお茶。
ついでに、アップルバイも半分こ。

それでも、まだ男たちの姿は見えません。

                さらにさらにつづきます。。
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by sala729 | 2011-08-05 12:29

さて、当日は余裕の7時出発。
行きがけに、コンビニで朝ごはんのおにぎりを調達して、フェリー乗り場に。

ここには、娘の親友が勤めていて、私達が今日行くことを知っていて、あらかじめ
配慮していてくれました。(どんな配慮かは言えません。そーぞーして
見てください。笑)

台風一過の夏日ですから、空は青々と晴れ渡り、にょきにょきと突き出した
雲はあくまでも白く、紺碧の海の上を滑るように進むフェリーは白い飛沫をあげて
いかにも涼しげ・・

かつて、船に乗るたび家族を誘っても、誘っても誰も付き合ってくれず、一人で
デッキに出ることが習慣になった、息子がちびギャングを誘うと、なんと一も二もなく
ついていくではありませんか。

使用前、使用後みたいな二人がデッキに続く階段を上がっていきます。
私もあとから参加してみました。

海を覗き込むと、無数のクラゲが漂って、たゆたゆと後方に流れていきます。
先日の鳴門の海で、クラゲデビューを果たしたちびギャングは、クラゲ、クラゲと
大騒ぎ。

一時間はあっという間に過ぎて、土庄港に到着です。
ドライバーは娘。助手席は仲がいいのか悪いのか判らぬ兄。まぁ、仲良くやっとくれ。

土庄港から車で10分もしないまに、目的地の「鹿島海水浴場」に着きました。
ホテルに問い合わせたときは、駐車場も少ないですし、有料なのでホテルの送迎
バスをお奨めしますと言われていたのですが、なにしろ小道具が多くて、バスじゃ
無理と判断して、車で向かいました。

ずらっと並ぶ海の家は、どれもノスタルジックで、管理人のおばちゃんも、
真っ黒に日焼けした逞しい腕が、ムームー(なんていっても、今の人たちは知らない
でしょうね。すとーんとしてサンドレスみたいなかんじです)から、にょきっと出て
私が子供時代の海水浴に戻ったような、なつかしい気持ちになりました。


・・・誰ですか?・・日露戦争の頃か?なんて、想像しているのは?  んな訳
ないでしょ。いくらなんでも・・(いや、判らん。魔女だし・・>家族の弁)



荷物を降ろして、娘は車を停めに行き、私はちびギャングの着替えをしてやり、
家人と息子は、デッキチェアの用意と・・大人が多いと仕事が片付きます。

時間はまだ9時半というのに、海にはもう子供たちの歓声が上がっています。

私も、大正時代の水着を・・違いますっ!!

今年は家族みんな、去年の徹を踏まぬように、ラッシュガード持参です。
特に、去年火傷のように、火ぶくれた息子は、手首まであるがっちりした物を
購入していました。
さすが、デパート。なんでもありますなぁ・・


最初こそ、冷たく感じたものの、体はすぐに慣れます。
120センチの大人用の浮き輪につかまってたゆたゆとしていると、ちびギャングが
自分の小さな浮き輪に入って、近寄ってきます。

すると目の前を大きな魚が・・・
「あら、ほらみてごらん。大きなお魚だよ~」
水が澄んでいますので、よく見えますが、体長40センチはあろうかという
鯔が、体を傷だらけにして、海水浴客の間をすり抜けて泳いでいます。

周りの子供たちも集まってきました。
「なんだか、かわいそー」
「でかっ。」
「泳がしてやるかっ。」

案外、大人的な発言にちよっと安心したり、物足りなかったり・・

私は娘とバトンタッチして、浜辺のデッキチェアに陣取ります。
息子はちびギャングの浮き輪の紐をつかんでぐいぐいと沖に出て行きます。
半分泣きそうな顔をしているものの、助けを求めているわけでもありませんので
手を振ってやると、小さく振りかえしてきます。

大学時代から、銭湯代わりにスポーツジムに通い続けている息子は、今は
法人会員で、最高レベルの待遇になっているとかで、決して早くはありませんが
いつまでも泳ぎ続けられます。

早さのタイムでは、元水泳選手の娘には、どうしても勝てないようですが、
持久力という点では、自信があるみたいです。

私はビデオ係りですから、撮り続けていると、いつの間にか、家人が大人用
浮き輪に乗っかって、それを娘が引っ張って、ちびギャングたちと合流して
4人が団子状態で漂っています。

のんびりとして、とても気持ちのよい陽気と風景です。
浜から沖に突き出した、石組みの取っ手の先をぐるりと周回しています。
石組みの傍では、石の間の小さな魚の後を追っていたそうです。


海の家といえば、そりゃもう定番は「かき氷」!!!
ブルーハワイ、イチゴ、レモン・・・いつもは練乳派の私も、さすがに
今日は、すっきり系で・・・(笑)

家人はこんな時間からビールにから揚げ。
冷凍の衣ばかりのから揚げなのですが、これがまた、こんな処ではなんとも
美味しい・・・のだそうです。

周りの人たちも、旅行者が多いようです。
カブトムシの浮き輪がなかなかインパクトがあって、ちびギャングに
「あれ、買ってあげようか?」と、水をむけたのですが、いとも簡単に
「いらない。」と、一蹴されてしまいました。


かき氷も終わるまで待ちきれず、ちびギャングは、海に向かいます。

「今年は、湘南も人手少ないよね?」と、息子に振ると
「そうやけど、来年になったらまた戻るよ。海が本当に汚染されたら、簡単には
戻らんと思うけど、人はすぐに忘れて戻るよ。いいか悪いか判らんけどね。」と
言います。

「この前、80歳くらいのお爺さんが、店に来て、福島のお酒を親類に送りたいけど、
東京からじゃいやなんだ。大阪から送ってくれんか?って言うのよ。送り先も、
東京なんだよ。親類って言ってたけど送状見たら、自宅になってた。
原発が心配なんだって。もちろん、手配はしたよ。大阪に丁度在庫があったから、
すぐに送れるけど、でもね、いくら大阪から送っても、それも福島で作って
送ったものなんだよね。」

「なんだか、落語みたいな話やね。」

「まあね。でも、東京の一部じゃホントにそんな会話が成り立ってる。心配なのは
判るけど、なんだか滑稽。」



息子の言いたいことは判ります。私も同じ気持ちです。
毎度の言葉足らずで、表現の稚拙はお許しいただくとして、素直な私の感想をそのまま
述べるなら、「潔くない」と思います。

今はみんなが右へ倣えのように「反原発」を声高に叫び、あたかもかねてより
ずっと反対してたかのように振舞っています。少なくとも私にはそう見えます。
そうでしょうか?

少なくとも私は今のようには反対はしていませんでした。
原発に賛成はできないけれど、今のように電気が使えなくなることと、原発の
有無を選択しろと言われるなら、私は仕方なくでも原発を認めると、言って来ました。
もちろん、安全神話を信じていましたし、そんなに安全なら、なぜ国会議事堂の隣に
原発を作らないのかとも思っていました。


今、こんなになって、安全神話に騙されていたと多くの人は言いますが、いい大人が
騙されたからと言って、踵を返して反対だけしていいのでしょうか?
騙されたほうには、一分の責任もないのでしょうか?
いやでも、応でも受け入れたからには、受け入れた責任があるのではないでしょうか?

こんなこと言ったら、世間様の石礫を受けそうでなかなか言えませんでしたが、
一度だけ、あえて言います。
福島の方はお気の毒だとは思います。悪いのは東電であることは確かです。
でも、いくら反対運動していても、最期は受け入れてともに過ごしたからには、
危険負担はある・・・これが今の状態であり、それを当然と言っているのではない
のです。

その中で、何が危険で、何が危険でないかを、もっと冷静に確認してみる必要が
あるのではないか思っているのです。
例えば、いま問題の牛肉問題にしても、今後もどれかの食品にこういうことは
起こり得ることですよね。現実に野菜の風評被害は何度もありました。
とすれば、仮に被災地支援の資金の一部を、一次産業全体の風評被害のために
何割かはストックしておく。

そして、こういうことが起こるとそこから被害農家に優先的に拠出する。
私達他地域の人間は、該当農産物以外の物を積極的に購入して、側面援助する。

安全かどうか不安と、若い母親が言うなら、50歳以上の子育て卒業日本人が、
お試し試食してもいいではないですか?(もちろん私も該当者です。)
そんな博打的なと笑われるかもしれませんが、少なくとも、原発を受け入れた
以上は、大人にはそれくらいの責任はあると思っています。



・・・・・・・・・・・・・・・あらら・・すみません。
海水浴が、話があらぬ方向にいってしまいました。
同列に話すなと、お叱りはあるかもしれませんが、私にとっては、
原発の問題も、家族の海水浴も、私の人生の中の一部です。

私という人間の一生の中の楽しいこと。考えなければいけないことのひとつです。



海水浴続きは、次に・・・
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by sala729 | 2011-08-04 15:04

今年の夏は、去年の柏島を再訪しょうと、思ってはいたのですが、なにしろあの行程の長さを考えると
つい、二の足を踏んでしまって、家族のブーイングを振り切って今年は、「小豆島」に行く先を変更。


東京の息子にそのこと告げると
「ふーん。いいけど、なんで小豆島?」と、明らかに不満げだけれど、母親に逆らって物事良く動いた
ためしがないと諦めているのか、表立った反対はなし。

娘は「ふーん・・」と、これも何気に不満げ。

家人に至っては「じゃ、泊るところはAちゃんが決めてよ。」と、投げ遣りな態度。

唯一、ちびギャングだけが「小豆島~。しょーどしまあぁぁ~。」と、楽しげな様子。やはり
無償の愛は注いでおくものです。(体力はいるけれど・・)


そこで、本当に久しぶりに私がホテル予約。
オリーブの丘に建つ夕陽の絶景ポイントをもつ「ホテル ○リビアン」
庭にプールも広々とあり、とても楽しげ・・・

お部屋も、セミダブルのベッドが4つ入っている部屋があると言うのです。
うちは大人が4人と、ちびギャングですから、この部屋は、もってこいっ!

予約完了と安心していると、家人がぼそっと「小豆島は、小豆島国○ホテルが、一番いいみたいよ。
食事もおいしいって言うし・・」

むかっっ・・なんでそれを先に言わないのよっ。
○リビアンは、ファミリーバイキングかバーぺキューしかないと言われたのです。



ところが・・・天の助けか不可抗力か、予定の一週間前になって○リビアンから、予約確認の電話が
入りました。
「Aさま、御予約の確認でお電話させていただました」
「はい。29日ですね。」
「えっ・・い、いえあの・・27日では?・・・」

あのね、いくらなんでも、その日は私の誕生日なのですよ。それも判っていての計画なんです。
間違えるはずかないでしょ。

「あ、あの、は、はい。判りました。29日で・・」

29日でって・・・もともとそう言ってたじゃん。

「で、お部屋はあの、和室でもよろしいでしょうか?」

「は?・・いいえ。セミダブルのベットが4つの部屋でしょ? だから決めたんですけど・・
あなたそうおっしゃったわよね? その部屋が空いてますと言ったのは、あなたの方ですよ。」


「は、あの、でも・・」
電話の向こうは若い女の子で、しどろもどろになっているのが手に取るように判ります。

「あのね。この為に、家族はお休みをそれぞれ調整しているの。それに、いつもはしない私が
予約してこれでは、私は家族になんて言えばいいの?」


「は、はい。そうですよね。・・・そ・・・そうです。ち、ちょっと待ってください。」
女の子は完全にパニック・・・

私は心配げな家人に事の次第を説明。
家人はさっそくPCを立ちあげて、他のホテル(もちろん小豆島国○ホテルですが・・笑)の
予約状況を確かめています。

「あ、あの、なんとかします。」

なんとかします??・・・・なんとかしますってどういうこと???

「悪いけど、もう信じられない。支配人さんと代って。」
「いえ、あの、ほんとになんとかしますから。」
「だから、あなたからではなく、支配人さんから聞きたいのよ。どうするのか。」

「いえ、でも、あの・・」

女の子は涙声ですが、悪いけど仕事に関してこんなことで泣いてちゃいけないわよね。
厳しい客が店員を育てる・・というのが、私の持論ですから、これで
「そう。わかったわ。」なんてなるはずがないのです。

「いいから、替りなさい。それとも、代れない訳があるの?」

「いえ。それはないですけど・・でも、なんとかしますから。」

「あのね。今回はたまたまあなたが今電話をかけてきたから、これで済んだの。
もしも、これが当日こんなことになったら、私たちはどうなるのよ? 小豆島で泊るところもなく
フェリーも終わっていたら、あなたどうしてくれるの?
しかも、お部屋を替ってくれって・・・このお部屋だって、あなたから提案したのよ。忘れたの?
それで、なんとかしますと、そんな蚊の泣くような声で言われて、はいそうですかなんて私は
言えない。家族に対する私の立場はどうしてくれるの?
いいから、代わりなさい。もしどうしても代らないと言うのなら、改めて私から電話します。」

女の子が息をのんでいる音がしています。

「わ、判りました。お待ちください。」と、しばらく待たされて

「あの、こちらから電話しますので、少しお待ちください。」

「はい。判りました。でも早くしてね。御返事次第では、こちらも次の対策立てなきゃ
ならないのよ。」

「は、はい・・」蚊が泣くより更に小さな声で女の子は電話を切りました。

待つこと10分・・・んでこんなにかかるのかと思いながらも、家人が別ホテルの空き部屋状況を
検索していることもあって、これはこれでもよしかな・・とも思っていました。



支配人さんからお電話がありました。

「こちらの手違いで申し訳ありませんでした。御約束のお部屋をご用意いたしますので、ぜひ
お越しください。」
今ではもう思い出せないほど、機械的なお話ぶりでした。

「そうですか。判りました。」

もちろん、私も負けないくらい機械的に応じましたとも。


そして電話を置いてすぐ、家人が
「小豆島国○ホテル、まだ空いてるよ。しかも、個室露天風呂付きのお部屋で5人OK。」

はい。もう迷わず決めました。
食事も和洋会席ですし、何より露天風呂がお部屋に付いていて、和室と洋室。それにベッドが二台入った
部屋と、広さも申し分なし。

なにより、あの「エンジェルロード」が、窓から綺麗に見れるのです。
もちろん歩いても行けます。

即予約を入れました。


そして、そのまま、○ビアンに再び電話。
すると、すぐにあの女の子がでました。

「さきほど支配人さんから、お電話いただきましたAですが、折角のお心遣いでしたが、やはり
今回は辞めます。年に一度の家族の楽しみですから、こういう形でキズがつくといやですから、
申し訳ないけど今回はキャンセルしてください。」

「え゛ぇぇ・・・いや、あの、そこをなんとか・・」

「いえ。あなたにとっては、間違い客の一人でしょうけど、我が家の一大イベントなんです。
こういうケチのついたことは、継続したくないの。一度は支配人さんにお電話いただいたけど、
ごめんなさいね。不信感が消えないのよ。」

「そんなぁ・・・あの、あのお部屋はなんとかしますから。」
またまた泣き声の女の子。

「あのね。一度失くした信頼を取り戻すというのは、大変なことなのよ。もしかしたら、
また、なにかでお世話になることがあるかもしれないけど、今回はなかったことにしたいわ。
なかったことにして、そこから次、考えましょ。」

「うっぅぅ・・・」

「支配人さんにに代ってくれたら、私から言うけど?」

「い、いえ・・うっうう・・あ、あ゛じがどうございましだ。。。」と、濁音だらけの
お礼の声を聞きながら、私は電話を切りました。



そして、息子と娘にホテル変更のメールを・・・

すると二人から
「また、クレーム??」「従業員と揉めた?」と、同じような返信。

わが子らは、母を「クレーマー」と、確信しておったか・・・(今更だけど・・苦笑)



しかし、小豆島国○ホテルは立派な対応でしたよ。
メール予約の返信は目にもとまらぬ早業できましたし、その日の午後、丁寧な確認電話も
いただきました。
翌日、私が2.3のことを、メールで問い合わせると(名前は姓だけで日と人数だけ
記していたのです)家人の連絡用携帯に担当者から、回答があったそうです。


もちろん前日にも、にこやかな女性の声で、お越しをお待ちしておりますという電話を受けました。


こんな、なんやかやがありながら、27日に帰省した息子も合流して、今年は小豆島へと繰り出したの
でした。

                           つづく
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by sala729 | 2011-08-02 18:39