このうだるような暑さの中、病も癒え、元気真っ盛りのちびギャングは、さきほどプールに
突入したようで、得意満面の写メが送られてきました。
ただ、今日はお隣の女王Oラさまが、お風邪あがりということで、騎士ちびギャングとしては、
孤独を感じているかもしれません。

ただ、そのぶん、しもべ家人を、顎で使い放題ですから、彼にとっては、これも
また、よし!・・・かと。
来週はいよいよ、柏島です。水にも慣れておいてもらわないとね。


それにしても、用意は大変です。
二度と使わないかもしれないアクアシューズが、それぞれに(笑)シュノーケルに足ひれ。
海ですから、用意は必要かと、ちびギャングのライフジャケット。浜辺の簡易テント。
デレクターチェア。
そして、水中撮影のできる使い捨てカメラ。
あとは、パラソルに、大型のクーラーを、物入れから引っ張り出してきていました。




家人はこれからも使うと息巻いていますが、神様に誓っていいです。この殆どはは
たった一度の出番だけで、あとは寂しく我が家の物入れで眠ることになるでしょう。
もっともお下がりつかって下さる方があれは、嬉しい限りではありますが・・。

こんな用意をすることが楽しいらしいのですが、私はもう既に20年前に散々してきまして
もう、今更・・・・したくないんです。(はっきり言うと・・)

それでも、家族が嬉々として用意をしている姿は、悪くはないです。
(これも20年ぶりに泊まる民宿のエアコン効いてなかったら・・・許さないっ!)
私は、それを確認してと言うのですが、そんな失礼なこと聞けないと言うのです。
しかも、夏場はお魚が少ないので、特別料理は出来ないかもしれません・・・・って
あぁぁぁ・・・私の楽しみはなに???

柏島、特産の「ところてん」・・・・確かに、ところてんはキライじゃないけど、でも
ご飯の代わりに出されたら・・・いやだわね。


そんなこんなを、暑さでぼーっとした頭で考えています。




うちの娘の幼馴染の友達に、Kちゃんという独身の女の子がいます。
彼女とは保育園から一緒で、間、うちが転勤でいなかった時期を抜いて、ずっとお付き合い
は続いています。
もちろんお母さんのことも、よく知っています。

このKちゃん・・・ほんとに気立てがいい娘なんですが、俗に言う「男運が悪い」。
ご両親が早くに離婚して、お母さんの頑張る姿を見て育っていますから、結婚願望が強い分
男に上手にあしらわれちゃうんですね。

ほんとにいい子なんです。
我が家にもよく来ていますし、ちびギャングが生まれてからも、なんやかんやと、一緒に
よく遊びにも連れ出してくれます。
お誕生日や子供の日にも、プレゼントを忘れませんし、この間入院していたときも、おもちゃを
もってお見舞いに来てくれました。

優しいし、子供好きなのですが、それを前面に押し出して売り込もうなんて野心は全くなく
ほんわかした性格です。


この、Kちゃんのことを、うちの娘はどうやら「勝ち組目線」で見ているような気がしてなり
ません。
本人は気づいていないのかもしれませんが、先に結婚して、子供を産んでという経験が
娘に、大きな自信をつけたらしく、言葉の端々に「勝ち組目線」が見え隠れしています。
私にはそう見えて、仕方ないのです。ほんとに「恩知らず」ですわ。


Kちゃんのほうも、それはそれでうんうんと聞いていますから、いいのでしようけれど、
「ホントに、恩も忘れて・・」と、私はよく思います。
今日も、午前中は海岸線にドライブに連れてってくれて、お昼たべて実家である我が家まで
送ってくれたそうです。

こんなにまでしてくれるKちゃんに、どこかに出かけたら、必ずお土産くらいは
買ってきなさいよ。と、一家の主婦に言わずもがなの、忠告をするのですが
「判ってるわよ。」と、言いながら娘が買うのは、ほんとにありきたりな、お饅頭。
お煎餅。クッキー・・・・・・・


ホントにもう、親の顔が見たいわ・・・・って、失言でした・・


私の方が気を使って、女の子の喜びそうな、ポーチやスカーフなんかを、見繕ったりする
のですが、これって、かなり余計なお世話ですか???

「それなら、Kに素敵な彼氏見つけてあげればいいんじゃない?」と、娘は挑戦的に
言いますが、それはお断り。
ご紹介するには、男と女のドロドロ見すぎて、私にはとても怖くてできません。


それにしても、当たりか外れかわからない相手でも、先に結婚して、先に子供産んだら
なんとなく、優位に立った気がするなんて・・・それってもう30年も前に消滅した
私たち世代の感覚じゃない???
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って
私もそうだったのだろうか???


この娘にしてこの母だもの・・・ないとはいえない(汗)

でもね、娘よ・・・
優越感を抱くのはよしておきなさい。

Kちゃんは、まだ「独身」・・・ということは、これからまだまだチャンスは、あるっ。
あるっ。あるっ。
あなたよりも、何十倍も、何百倍もの、チャンスがあるのよ。

今は、男運が悪くても、「独身」という冠があるかぎり、それをひっくり返すチャンスは
あるっ。。。。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これって、まるで、わが娘が
選択間違いしたと告白してるようなものですか?
・・・・・私が、あいも変わらず「婿いじめ」していると、告白しているようなものですか?

あぁぁぁ・・・・夏の陽射しと共に、消え行くはわが愛よ・・・ってなんのことよ??

とうとう暑さに脳が煮えちゃったか・・・・そうかもねby家人
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by sala729 | 2010-07-31 16:11

昨日の雨で、少しましになったかも、とはいえまさに盛夏真っ只中。
今日は、ひとつ少し涼しくなるかもしれないお話をいたしましょう・・・


今は、神経の図太さが、生き様を追い抜いてしまったのか、殆ど感じることがなくなった
のですが、私、これでもよく「感じる方」だったのです。
もともと、母親もそんな体質らしく、子供時代にはよく聞かされました。それも、また
機会があればご披露しますが、娘もいろんな奇妙な体験があるそうです。

こういうものも、遺伝というのでしょうか?



もう今から10年以上も前の話ですが、当時の建物はまだ現存しています。

娘がある会で、表彰されることになり、私も一緒に東京に行くことになりました。
東京で息子と合流して、その表彰式に出席して、息子と娘はそのまま、熱海の懇親会に
出席することになりました。

息子も、その会の表彰を何回か受けており、運営母体の方(××開発公社)たちとも親しかった
ので、今回娘だけでなくも息子もと、ご一緒することになりました。



私は、東京での仕事もあったので、一人残り、翌日息子たちと合流する予定にしていました。

その運営母体の方が、私のためにとってくださったのが、霞ヶ関に近い、愛宕山O急OO。
緑溢れる神社裏のその部屋は、静かで私ひとりが動く物音しかしません。当たり前ですが・・
窓の外は、すぐ目の前に神社の古い欅の枝が伸びていて、青々とした葉っぱをたわわに
風に揺らしていました。


夕食も終え、息子からの到着電話も入り、あらま、そちらも大宴会みたいね。なんて話で
終わってみると、まだ午後8時です。
では、お風呂に入ろうかと、バスルームの電気をつけ、蛇口を捻ります。
温度を確かめて、バスルームを出ようとすると、ぱっと灯りが消えるのです。
真っ暗な中で、お湯の音だけがやけに響きます。

バスルームを出ると、スイッチは外壁にありますから、もう一度スイッチ・オン。
ぱっと明るくなります。
そして、振り返ると、また電気が消えるのです。

いやーな気配が広がりました。
でも、私、こんな気配は、初めてではないのです。前述しましたように、子供時代から何度も
経験していることですし、当時は夫が亡くなってあまり時間もたっておらず、奇妙な体験や
経験がことさら多くなっていた時期でした。


もう一度、スイッチを入れま、ゆっくりと振り返ると、またぱっと消えます。



さすがに気味悪くなって、蛇口を閉じると、フロントに電話をしました。
「バスルームの明かりが、点いたり消えたりするんだけど、身に来てくれませんか?」


もちろん、フロントさんは、丁寧に応対してくださって、ものの5分としない間に、係りの
人をつれてやってきました。

状況を説明すると、係りの人が、スイッチ・オン。そして、振り返る・・・・消えません。
バスルームは赤々としたままです。
もう一度・・・
やっぱり、消えません。

おかしいですねと、言いながら、何度も試してくださいました。
でも、やっぱり消えません。

それでも、一応はとバスルームの電灯カバーを外して、中もよく点検してくださいました。

「お客様、症状がでないのでなんとも申せませんが、技術的なことは、すべて確認
いたしました。いかがでしょうか?」

「そうですか。でも、やっはりいやだから、お部屋を変えていただけませんか?」

「申し訳ありません。生憎と今夜は、××開発公社さま関連のお客様で、満室になって
おります。」と、本当に申し訳なさそうに頭を下げるのです。


そうか。ここは××開発公社の、定宿ということなのね。じゃ、仕方ないか・・。
紹介してくださったのも、××開発公社ですし、携帯電話のあまり普及していない時代です。
ホテルを変えたとなると、息子たちの泊まるホテルに電話を入れて、説明して・・と
考えたら、それも面倒になりました。

なにより、勝手にホテル変えたら、ここをお世話くださった担当者さんにも、申し訳ないと
いう思いもありました。


何度も頭を下げるフロントさんと、係りの人を見送って、もう一度スイッチ・オン
そして、振り返ると・・・・やはり、背後は真っ暗です。

もう、お風呂は諦めました。明日の朝にしましょう。
でも、トイレが・・・

そう思い始めると、なんだか急に、トイレに行きたくなるものですよね。人間って・・
仕方ない。誰もいないし・・・と、心を決めて、ドアを開けっ放しで・・・(想像しないで
くださいね。・・笑。←誰もしやしないよ。そっちのほうがよほど、恐ろしい~家人)

しかし、そうなると、時間の経過がながーーいのです。

本を開いても、心ここにあらず。なんとも、入り込めません。


もう、こうなったら寝るしかないと、着替えてベッドにもぐりこみました。
すると、がしゃ~ん。ばた~ん

なんとも派手な物音。

な、なに???・・・なによ?なに??
壁に向けていた身を、そっと振り返ると・・・・何もありません。なにひとつ、動いては
いません。

ほっと仕掛けたその頭の上で、ずっどぉぉ~ん。
なによ。なによこれって・・・

思いなおす間もなく、耳の横をびゅーんと何かが飛んでいく音。ドアがバタバタと開いたり
閉まったりするような音。
枕元のスタンドが倒れるような音。

音の世界の中では、この部屋はめちゃちめゃです。

さすがに怖くて、頭からシーツをかぶって、音の静まるのを待ちました。


しかし、それが終わる様子はありません。

そっと手だけだして、ベッドサイドの電話をシーツに引きずり込んで、フロントナンバーを
まわしますが、呼び出し音なのか、物音なのか判らない有様。

不思議なことに叫びだす恐怖はありません。
こんなことは、初めての体験ですが、奇妙な体験はもう何度もしてきています。

そして、ここで、私はある人を思い出しました。
仕事関係の方で、若いのですが、その方もかなりこういう特異な体験しているということで
話がはずんだこともありました。

たしか、彼は東京近郊に住んでいたはずです。
手元に置いてあったことを、偶然に感謝しながらバッグをまさぐってアドレス帳を開くと
ただ、一心に彼の電話番号をプッシュしていました。

そして、彼がでたとたん
「おー。おー。やっとるねぇ。」と、なんだか見透かしたような返信。
「どうなってるか、判るの?」
「飛んどる。いっぱい。こりゃ、相当やねぇ。」

この音は、私だけでなく、電話の向こうにも聞こえるというの???

「み、見えないんだけど、音はすごいのよ。」
「うんうん。こりゃパワーすごいわ。今どこよ?」
「あ、愛宕山のO急OO」
「ありゃゃ。そらまた、すごいところに嵌っちまったもんだ。」
「すごいところって??」
「そこ、裏が神社でしょ?」
「そうだけど・・」
「そこのパワーは、並じゃないよ。ダメだよ。Aさんみたいな人が、そんなところに
 泊まっちゃあ。はーい、寄ってらっしゃい。見てらっしゃいってなもんだよ。」


そんなこと言われても・・・私が決めたわけじゃないし。

「悪いけど、オレにはなんとかする力ないのよ。でも、その音か消えるまでこのまま
 電話つないでて、いいからね。少し落ち着いたら、フロントで部屋変えてもらって。」

「そ、それが・・」
私が、バスルームの灯りのときのフロントさんの言葉を言うと、
「それはおかしいよ。そんな大きなところに替えが一部屋もないなんてことはないよ。
 もし、今度もぐだぐだ言ったら、ここはお化けが出るって騒いでやったら?」

今は、そんなこと考える余裕なし・・・。

彼は私より、大分若いのですが、こういうことに関しては、余裕があります。
仕事はいまいち・・だけど・・(これはこの際、どうでもいいことなんですけど・・)

「そっち行ってあげてもいいんだけど、もう電車ないし、オレ、酒飲んでちまってるから
 車、運転できないのよ。」
「いーの。いーの。電話の向こうに誰かいるだけで、全然違う。」

そんなこんな話しているうちに、物音が少し、静かになっていくようでした。

「なんだか、音が小さくなってる気がする。」
「そうか。ちょっとは効いたかな、」
「なにが?」
「般若心経。オレ、坊主の息子よ。困ったときの、仏頼みって、親父によく怒られたけど
 その癖は、いまだに直らんみたいやね。」


ほんとに、ふざけているのか、優しいのか、よく判らない会話ですが、少しづつ静かに
落ち着いていく音に、気持ちのほうも穏やかになっていくのです。
そして、少しだけ開いているカーテンの向こうの、漆黒の闇の中に浮かんだ、枝や葉の間を
縫うように、右から左に何かが、走り去ったと思った、とたん、その音はぴたっとやみました。

「何か走った。」
「でも、音、やんだでしょ。何かって何?鳥?んなことないよね。こんな夜中に。」
「横に走った。・・・でも、ここ、7階なんだけど・・」
「いーじゃないの。音、やんだんだし。もう、眠れると思うけど。」

「そうね。ありがとう。遅くまで付き合ってくれて。」
「いや。何かあったらまた電話して。寝れないなら、このまま朝まで付き合ってもいいよ。」
「いいわよ。朝まで、お経聞きたくない。」
「そーかもね。」

そのあと、寝たのかどうかもよく判りません。
ただ、寝不足で朝ごはんを済ませ、フロントに行くと、ロビーはことのほか静かです。

「昨日、満室の割には、静かですね。」
嫌味と知りつつ、フロントさんに言うと、フロントさんはにっこり微笑みながら
「いいえ。昨夜は満室ではありませんでした。平日ですし。」

「うっそぉ。だって、昨日は××開発公社が泊まってって・・」
「いいえ。昨日は公社のみなさん、熱海ですよ。関係者さまで残られたのはAさまだけ
です。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・た、確かに、そう言われれば
そうかもしれない。そうよ、みんな熱海に行ったじゃない。
ここで、お見送りしたわ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


じゃ、じゃ、昨日のあのフロントマンと係りの人は??????


もうこれ以上、突き詰めていくのが怖くなって、私はそのままホテルを出ました。



後日談ですが、それ以来、私は一人でホテルに泊まるときは、部屋に入るとすぐに
テレビをつけ、翌日チェックアウトするまで、絶対にテレビは消しません。
その間、外出しても、お風呂のために部屋を出ても、何があろうとも・・・です。
そして、なるべく新しく、周りに神社やお寺のないホテルを捜しています。
誰かがいるときは、別ですが、一人のときは本当にいろんなことが起こりやすいです。


それから、あの時、私を助けてくれたお寺の息子は、その後、個人輸入ショップを営み
はじめたと風の噂でききましたがその後の消息は、ぷっつりと途絶えたままです。
彼はよく言っていました。
「なまじの力があると、いろんなものが寄ってくる。でも、半端な力だから、それらの
要求には応えられない。すると、反感買ってしまうんだよなぁ。。。」

なんだか、よく判る気がします。
でも、考えたら、ちょっと怖い気もします。。。。
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by sala729 | 2010-07-30 12:37

今日は、私の何度目かの29才の誕生日でございます。(^^)
まぁ、こうして何回となく(いえ、正確には何十回となく・・ですが)29才を迎えて
いる身にすれば、特別おめでたくもなく、嬉しくもなく・・というのが「ホンネ」で
ございます。


それでも、今朝起き抜けに、家人からお誕生日プレゼントを貰いました。正式な名前は
なんというのか知りませんが、PCにつないで「お絵かき」できるというシロモノで、
先日私の買った、DSのソフトのPC版のようなものです。

でも、さすがにこちらは本格的で、水彩、油絵、色鉛筆、アクリル絵の具、写真のトレース
から、合成、なんでもあり・・・。ちょっと嬉しかったです。
ただ、使いこなすには、学習が必要なようで、しばらくは首ったけになるかと・・。

出社すると机の上に、上司からのプレゼント。携帯メールで「29才、おめでとう!」と。
さすがに、長い付き合いです。知り合って以降、私が29才から1才たりとも、加齢して
いないことをよくご存知ですわ(笑)


おかげさまで、ちびギャングも日曜日に退院しまして、更にパワーアップして、その
「ハカイダー」ぶりを、発揮しております。私と家人は、かのRS感染の風邪を分け隔て
なくいただきまして、2,3日は息も絶え絶え(これは嘘です。しかし、夏風邪はつら
かった・・・)でしたが、今日あたりは、7割の仕上がりかと・・・。

私は、この7割り仕上がりぐらいが、人間的に丁度いいなどと、陰口を叩かれながら
密かに、パワーアップに努めている、今日この頃です。


そういえば、昨日までは、夏休みの海水浴「柏島計画」を、どうするかで喧々諤々でした。

来月の5、6日と予定していましたが、ちびギャングが、入院することになり、
一旦は、どうしょうかと宙に浮いた計画でした。

退院が決まるまでは、決定を伸ばそうと決めて、その日を待っていましたが、その頃に
丁度、私と家人が「もらい風邪」。娘は入院付き添いで「風邪真っ只中」
退院して、一番元気なのが、ちびギャングという有様です。

私は、もっと近くで、リゾートホテルの海水浴にしょうと、提案しました。
設備もよく、近いから、移動も疲れないと。


すると、強行に反対したのは家人です。

もう、何度もちびギャングに「お魚さんみょ~ね」って言ってあるのに、今更嘘はつけない。
それに、ちびはもう元気一杯。自分たちだって、もう2,3日で治るよ。と、言うのです。
なにより、娘が今回の柏島、一番楽しみにしていると・・・。


うちの娘は、ほんとにへーぼんな普通の女の子(今は主婦ですが)で、私の子に、似合わない
平和的で、のんびり育ったわよねと、私たちを知る誰もが言います。
私によく似た性格の息子のかげで、苦労もしたようですが、自分を主張するということが
我が家で、極端に少ない子でした。

その彼女の特技が「水泳」なのです。
2才からはじめ、プール、海、川、水のあるところなら、どこでも「オーライ」の、河童の
申し子。ジュゴンのRと、家人は呼んでいます。

もちろん、ちよっとした記録も持っています。
私は、抜けた母親ですので、彼女の県の記録会に何回か行きましたが、時間間違えて、
泳ぎ終わっていたり、わが子と思って、声援していると、まったく違う子だったりもあって
えらそうには言えないのですが、こと泳ぐということにかけての執念は、それは目を見張る
ものがあります。

結婚して出産すると、泳ぐ回数は、格段に少なくなり、しかも、かの夫はなんと「カナズチ」。
最初、聞いたときは「ほんまかいな?」と、関西つっ込み入れたくなりました。
だって、婿の実家は、目の前海なんですもの・・・・。


ちびギャングも、去年海水浴デビューしたものの、ママを自由に泳がせてくれるには
まだまだでした。

ましてや、親子三人で行くとしたら、娘だけがスイスイなんて・・・ありえない。



そんなフラストレーション溜まり、たまりのなかでの「柏島計画」ですから、彼女が期待
しないはずはありません。
そして、そんな娘の気持ちを、一番叶えてやりたいと、画策するのが・・・家人です。


海の中で、魚が泳ぎまわるのが潜水しなくても見えるなんて、そんな海に行く計画を、
簡単には、諦めきれないというらしいのです。


大人はいいです。自分で自分の体に責任を持てばいいのですから。
問題は子供です。子供の管理は大人の責任です。でも、それは親の責任であって
私のものではありません。
ちびギャングの、健康管理と判断は、親である娘が下すものです。
親といえども、時には間違うこともあります。自分だって何度も間違いましたよ(笑)

でも、それでも、私にはオブザーバーとしての意見しか言えないのです。
意見が違ったら、それは親に従うべきです。もしも、それが間違っていたら、それは
その時、できる限りのフォローをすればいいだけのことです。

「あなたが決めなさい。あなたがもう連れてってもいいというなら、私はそれに従う。」
そういうと、あの凡庸な娘に似合わない、はっきりとした口調で

「ちびギャングなら大丈夫。もう、全快も全快。全開よっ。だから柏島行きたい。」




大人と子供の線引きは、なかなか難しいです。
親も新米なら、子も新米。でも、時間がお互いを形成していくのですね。
自分の子供に責任を持てる親になってくれるなら、私はもう何も望むことはありません。


行こうじゃないですかっ!!柏島!!

待ってなさいよっ!!お魚さんたち・・


今一番心配なのは、娘に冠された「雨おんな」の称号です。
そういえば、かって彼女は子供時代、とても大切な行事の前日には、「逆さてるてる
坊主」を作っていたことを思い出します・・(笑)
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by sala729 | 2010-07-29 16:31

真夏の夜の楽しみは、花火と怪談と昔は決まっていたのですが、最近は花火は「大会」と
名のつく大掛かりなものが本流になって、線香花火やねずみ花火のようなものは、絵本や
歌の中だけでしか、存在しなくなり、怖いけれどゾクゾクと楽しい「怪談話」も、最近は
「都市伝説」とかに取って代わられようとしているとか・・・

時代の流れとはいえ、みんなが右向け右で見る「仕掛け花火」と、自分たちだけで
愛でる「手持ち花火」の風情は、それぞれでチリチリと、唐松模様を長くひいて、そして
消えていく、線香花火のはかなさに、子供も大人もいろんな思いを込めたものでした。

最近では、火傷の心配や、場所がなくてという理由などで、小さな花火はその存在を
ますます小さくしていくようで、ちょっと寂しいです。




怪談に至っては、もう歌舞伎や映画の中でしか演じられることはなく、お話で子供たちを
怖がらせたり、不思議がらせたりする大人は、まずいなくなりました。
これは、これでお話の素材としては、とても面白いと私は思っているのですけれどもね。


旧聞でなんですが、私は小学生の頃、給食時間に「怪談話」を、ひとつ語りながら
食べていたので、いつも給食は最後で、しかも残しまくり(笑)
いつも、先生に叱られてはいましたが、その先生も時には「それで?」とか
「おーこわっ。」とか、上手に合いの手入れてくださって、その時は、遅くても、残しても
叱られなかったので、世知に長けた子だった私は、よく話を先生に振ったりして、
その浅知恵を見抜かれて、またまた叱られたりしたのも、とおーい昔の思い出です。




でも、今は、本当の意味で怖いのは、生身の人間であることは間違いありません。
そして、私の仕事は、こんな怖い要素を、他の人たちより、ちよっとだけ多くもった
人たちと接することから始まります。



その、相談電話が入ったとき、私は不在で、上司のO氏がたまたま、取ってしまいました。

相談者は、浜崎麻子さん。43才です。
彼女は、不倫をしていると告白しました。そして、相手は38才の公務員。未婚。
二人は、俳句教室で知り合ったそうです。
最初は、夫のある身であることを隠していた麻子さんですが、彼との交際が深まり、
彼のことを知り始じめると、彼には他にも交際女性が2~3人いるらしいのが判りました。

そこで、麻子さんも夫のことを告白すると、それ以降相手からは連絡が来なくなったと
いうのです。


これって、いわゆる「おあいこ状態」ですよね??
ところが、麻子さんはそうは考えませんでした。自分は完璧に不倫をやっている。
でも、相手が他の女とも、まだ逢っているようなら、交際を継続するかどうか、考えて
みようかなっ・・・と、思ったのだそうです。
このこと自体、かなり無理のある設定ではあるのですが、その後、一時間以上、彼女は
えんえんと、自分がどれほど魅力的な女であるか、SEXの上手い女か、知性があるかと
喋り倒し、そして、私と面談する約束を取り付けました。

責任上、O氏は浜崎宅の近くまで送ってくれました。

築30年は越えていると思われる、賃貸住宅の一隅です。
赤茶けた畳に、カーペットや絨毯の類はなく、触れればポロポロと零れ落ちる砂壁には
何箇所も、ひっかけたような傷跡がついていました。

子供のおもちゃテーブルのような、ちゃぶ台の前に座った私と、敷居を踏みつけて、両手を
前で組んで、私を見下ろしながら喋る麻子さん。
私のストレス沸点は、どんどんと上昇していきます。


私の前でも、自分がいかにもてるか。華やかな学生時代を送ったか。
その繰り返しです。調査なんて、はなっからする気はないのです。
ハムスターを想像させる、きょときょとした目配りのあと、彼女の口から
「ところで、私の電話を最初にとったあの方。あの方のお名前はなんていうの?」と
聞かれたときは、さすがに身構えました。

「いえ、彼は相談員ではありませんから、お名前は公表できないんですよ。」と、やんわり
お断りすると
「あーら、そおなんですの。へー」とか大げさな相槌。
「でも、私、あの方になら、お話してもいいわ。」

「いえ、それは出来ない規則になってるんです。お話聞くだけが、私たちの仕事じゃない
ですから、それぞれの役割がありますから。」
「そーよね。でも、それなら、なぜ最初に彼がでたの?」

・・・・・おっ、そーくるかっ・・・・・

「そういう場合もあります。私たちがみな他の電話に対応していることもありますので。。」

「そ、じゃいいわ。今日はごめんなさい。ご苦労さま。」



と、これで終わり・・・のはずでした。

ところが、これでは終わらなかったのです。



翌日、じつは私、この翌日は風邪で自宅待機していたのですが、また、浜崎さんからかかって
きたそうです。
そして、またまた運悪く、彼女にとってはとてもラッキーにも、O氏がその電話を取りました。

そして、ねちゃねちゃと話込むこと一時間半。
彼女は無理やりO氏の名前を聞き出したのだそうです。


それ以来・・・かかってきます。毎日・・・はい。毎日5~7回。
無言電話もあり、一言だけのときもあり・・
必ず、こちらの声を聞いてから、切ったり、喋ったりと反応はします。

事務所は小世帯ですから、こう何度もあると、O氏がでることも、あります。
その時とばかり、浜崎さんは話し込むのです。

もちろん仕事電話ではないので、切ればいいのはわかっていますが、こういう場合
そっけなく切ると、行為がエスカレートすることを知っていますから、それは
極力避けます。

それでも、毎日、何度となくかけてきて、寝堀葉堀、プライバシーを探りまわりというのは
不気味ではあります。

それに、O氏のお子様たちも、大きくなったとはいえ、小学生です。
身の回りには気をつけないといけません。

私たちは、こんな話を沢山知っているだけに、より一層身を引き締めるばかりです。


幽霊とちがって、気配も実態もあるのに、どうにもできないもどかしさ・・・

ある種、つき物といえば、つき物ではありますが、「本当に怖いお話」です。
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by sala729 | 2010-07-27 14:35

今日の出勤途中の会話で、最近の車の傾向は三種類あると、家人が言い出しました。

ひとつは、従来のもの。二つ目はハイブリッド車。そして三番目は、電気自動車。
このなかで、四番になろうかとしているのが、通勤程度の距離のときは、電気エネルギーで
長距離になったらガソリンに替わる車が出るというのです。

「へーそぉ。それで??」

あまりに気のない私の反応に、家人も次の言葉を失ったようでしばらくは沈黙が流れ
ました。
しかし、沈黙が続かないのが、私たちでありまして、痺れを切らしたのは私の方でした。


「だからなんなの? その、電気、ガソリン併用カーが欲しいというの?」
「ん・う、うん。・・あってもいいかなと・・」
「いらないんじゃない。」

これをにべもない回答というのか、不毛な会話というのか、知りませんが、この手の話
私、好きではありません。

「でもさ、エコカーって主流だよ。エコポイントもつくしさ。」
「あのさ。ポイント欲しさに車買い替えるの?あなたみたいなニセエコロジストは、
いいカモよね。」

さすがに、家人もむっとしたのか、また沈黙が流れました。


確かに、あればいいかも・・とは思います。
電気自動車も、電気・ガソリン両用車も・・。でも、ひねくれ者の私は、さらに考える
のです。

電気エネルギーになると、今の電力では足りなくなるわけだから、火力発電や水力発電
原子力発電なんかも、増えるはずですよね。今よりは・・。
すると、それらを使かうためのエネルギーは、今よりももっと必要にはなるはずですよね。

それから、電気自動車に買い換えた、もとの車。これは通常下取り車にしますよね。
その査定価格が下がったり、その後中古車として売り出されて、結局自分の知らないところで
その車は、また二酸化炭素吐き散らしながら、どこかの町を汚しているわけでしょ?

それはいーの??
エコって自分が、そこでだけしていればいいって、そんな狭い世界の範囲の話では
ないですよね。

それに、電気自動車だ!両用車だ!と騒いでいるのは、自動車メーカーと、マスコミだけの
ような気がします。
近年の若者の車離れに危機感抱いた車メーカーと、スポンサーに媚を売るマスコミが、
ターゲットを、私たちのように若い頃に、車がステータスだった世代が、いまエコエコとなんだか
黒魔術の呪いみたいに叫んでいるので、ひとつこの世代に的を絞りなおそうと、狙ってつくられた
「戦術」のような気がするのですが、考えすぎでしょうか?

これだけ多くの、しかも巨大産業の車と石油業界で、今みたいな排ガス規制をずっと続けて
いることが私には不思議です。
電気自動車開発するより先に、この排ガス規制以上の、クリーンエネルギー作戦は
いくらでも考えられるのではないかと思うのですが・・。
それより、代替考えたほうが、お金儲けにはなりますけどね。


それで、その話題から引き続いて、雇用にも話が及んだわけですよ。・・え?なぜって??


さぁ・・それは私にも判りませんが、話題があちこち飛びまくりは、私の癖みたいなもので
私と会話する人はまず、この癖を理解しておかないと、頭の中がゴチャゴチャになるらしい
です。(笑)


例えばよ・・と、私。
あなたの言うとおり、電気自動車が主流になると、エネルギーは、自宅で入れられるわけよね。
そしたら、今までのガソリンスタンドはどうなるの?
全廃とはいわないまでも、殆どがいらなくなるわよね。
じゃ、そこに勤めている人はみんな失業ってわけ?


雇用の確保だとかなんとか言いながら、こうやってご都合主義の開発で、仕事を無くしていく
ケースは多いわよね。
あなたの好きなipadだって、教科書代わりに、学生がみんな持っようになるっていうけど、
そうなったら、出版社も、仲介業者も、本屋さんもいらなくなるわよね。
いるのは、家電屋さんだけで、それも自分でPC叩けば、説明も全部受けられるようになって
店員さんはいらなるわよね。あなたの好きな、Oーズ電機の××さんも、失業するわよ。



「また、それも極端な・・」家人は、相変わらずだという目で私を見ます。


でも、これってそんな極端な話なのでしょうか。
確かに、文明や発明は、それを必要とするところから、発しているものには違いありませんが
それを、ずっと突き詰めていくと、そこに人はいらなくなります。
いらなくなった人たちは、ではどこで生きるのですか?

もう10年以上前ですが、亡夫が総務のサラリーマン時代に、50歳になったら、昇給と
昇進をストップして、頭打ちにしてしまうという、会社の方針に従って、就業規則を
変更する仕事をしていた時期がありました。

その時、まだ50代には大分先がありましたが、亡夫はぽつりと「これ、自分で自分の首絞めてる
みたいやな」と、言っていましたがその気持ち、よく判ります。


人は身勝手です。
自分に降りかからないことは、なんでもできます。しかも、平気です。



世の中の単純作業は、すべからく機械やロボットにとって替わられるでしょう。
では、単純作業しかできない人は、どこで生きたらいいのでしょうか?
機械に次々と職場を奪われた人たちに「就業意欲」や「やる気」は、培われるのでしょうか?


雇用の促進を考えるときに、こうして職場を追われていく人たちのことを考えた政策は
たてていただいているのでしょうか?


先に灯りが見えないと、人は進めません。
どんな小さな灯りでも、それは必要です。それがないと、将来の夢も希望も成り立ちません。

私はもう、十分に生きましたから(ほんとは120才まで生きるつもりですが。。笑)
これから何をなくそうとも、灰色の現実をバラ色だと自分に思い込ませる術も知っている
つもりですが、これからの人たちには、せめて虹色の希望は見せてあげたいですよね。



なんて、こと考えていたら、夏日の強い日差しが「熱中症」を誘うかのようにギラギラと
照り付けてきました。

みなさま、どうぞ、陽射しにはお気をつけあそばしますように・・・
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by sala729 | 2010-07-23 12:40

ぼんやりと真夏日を見送っている間に、我が家の、あの、ロシアンひまわりは開花を
迎え、今を盛りに・・・・とは、至っておりません。残念ながら・・
ハイ。ひとえに、私の不徳のいたすところでございます。

追って、ひまわりの短いその花の命を、顧みますれば先月の初めに、ひょろひょろと
伸びた儚げな茎の先に、花のしるしをつけました。
そして2~3日して、会社から帰った私が、玄関を開けようとすると、目の隅に
黄色のものが、かすかに入ってきます。
振り返って、花壇(というのも恥ずかしいほどのささやかさですが・・笑)を見ると
桜の木と梅の木に挟まれるように、ひとかたまりになったひまわりが、花を開いている
ではありませんか。

・・・・・・・でも、なんか変・・・なにか違和感がある・・・

目を凝らして、はっと気づきました。
花びらが。。花びらの数が少ない。それも極端に・・
こんな、表現していいかどうかは、もうこの際お許しいただいて、はっきり喩えるなら
そう・・「うす毛状態」なのです。

人間の頭の、あのバーコード状態の花びら密集度といえば、どんな状態か、ご想像いた
だけるでしょうか?

・・・・ええ。最初は驚き、のけぞり、・・そして、笑えました。(^^)


その日はひとつ・・・

翌日は更にひとつ。そして、ふたつと増え、10近くの花が、しかもそのどれもが
バーコードはなびら状態で、夏の陽射しに向いている状態は、酷暑にあえぐ、同世代
サラリーマンの仮の姿のようで、涙がでます。(・・・嘘です。涙はありません。・・)


そして、今朝になって、その中の4本ほどが、茎のかなり下から折れ曲がって、
おじき状態になっていました。葉っぱは、黄色く枯れかけているようです。

もちろん、あの花の真ん中は当然、種が不気味な数、縦列しているはずなのですが
それも、ありません。

成長不良、愛情不足、学習不足のすべての結果が、これだということなのでしょう。


こんな風にかくと、私という人間がどんなに冷血で、飽きっぽく、愛情の希薄な人間かと
思われるでしょうが・・←もう、みなさん知ってると思うよ。そのとおりだしぃ。by
家人)

私にも人の心はあります。大小は別にしても。
今年の失敗は、来年の糧です。来年こそは、立派な「ロシアンひまわり」を、咲き誇らせて
みせようではありませんか。
と、心に誓ったものの、それから三時間・・・
やっぱり、私に園芸は向いてないかもしれない。柄でもないし・・などと、わずかの時間に
心はクルクルと回り始めています。

こんなことで、来年のことなんていうのは、笑止!!
と、いうしかありません。。。


人にはやはり「向き、不向き」というものがあるという、厳然たる事実に気づいた夏の朝
でした。
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by sala729 | 2010-07-22 11:26

さて、昨夜「毒」を吐きまくったおかげで、今日はすっきりとした目覚めです。
(どーいう性格なんでしょうね。ホントに・・笑)

陽射しはすっかり夏になっています。

そして永遠の29才(私のことですっ。へへっ)は、まもなく、何回目かの「29才の
お誕生日」を迎えます。
うーん、楽しいような、もうどうでもいいような、これこそが「ビミョー」ってやつ
ですね?(笑)


それでは、連休最終日にお逢いした、中原さんのことをお話しましょう。

ぼそぼそと囁くような話し方の中原さんは、45才。婿養子になって14年。ひとり娘は
中1です。
妻は、公立病院の看護士長です。

その、中原さん面談の時間の少し前に電話をしてきて
「すみません、駐車場まできたんですが、パニック障害でめまいがして、車から出たら
倒れてしまって・・。少し遅れます。」


パニック障害って、倒れたって・・・そんなんで話ができるのかしら?と、思いつつも
本人さんは、行きますと、やけにきっぱり言います。

30分遅れて、現れた中原さんは身長こそ180センチはありそうですが、白い顔色に
髭剃り跡が青々と、病的な印象ではあります。
向かい合ったテーブルの上に置かれた、真っ白い指は小刻みに震えて、話ぶりも
電話と同様、ぼそぼそと囁くような喋り方です。


妻とは見合い結婚です。特に、愛情があったわけでも、惹かれあったわけでもありません。
親戚の口利きで、あれよ、あれよという間に、結婚してました。

自分は養子ですし、妻は看護士長いことやってますから、気は強いですよ。
強面患者は、彼女が担当するらしいですから。

自分は印刷関係の営業です。でも、10年前からパニック障害で、入退院を繰り返して
いますから、どこも長続きせず、同業種を転々としています。
もちろん、妻のほうが給料は多いです。


妻の浮気に気づいたのはメールです。同窓会が終わって、メールがたびたびくるように
なって、ある日それを見たら、同じ男の名前がずらっと続いていました。

内容ですか?・・・怖くて見れませんでした。

でも、それも、今は見れません、妻が気づいたみたいで、ロックかけてしまいました。

先週の日曜日、妻が急に出かける用事があるというので、こっそり尾行けたら、スーパーの
駐車場にずっと停まっていました。
自分は見張っていましたが、ふと気がついたら、妻は車にいません。
近づくのも怖いのでずっと遠くから見ていると、しばらくして、どこかから帰って
きました。
どこに行ったのか、どんな車に入ったのかは、見ていません。

なんだか、ぼーっとして、気がついたら、全部終ってた・・・みたいな。。。





なんとも、ファジーな、ぼんやりとしたお話ではありませんか?
ご病気もちとはいえ、これってあまりに、ホワホワと感じるのは私だけでしょうか?

それでも、中原さんは、離婚をしたいと言います。
このまま、妻や義母の顔色みながら暮らすよりは、いいかもしれないと言います。
そして、できるなら、娘も引き取りたいと・・・。

ただ、娘さんご自身は、お母さんといたいと望んでいるそうです。
妻も娘を手放す気持ちはないと。なにより、将来のこと、経済的なことを考えたら
娘が自分といるよりも、妻といるほうがいいということは、彼自身よく判っているのです。




「でも、Aさん・・・」
と、相変わらず覇気のない声で、彼は続けます。


自分の実家は、両親ともに10年前に自己破産しているんですが、ここ数年はもう、
なんの影響もないのか、どこでもお金を貸してくれます。
そこでまた、お金を借りているらしいのです。二人とも年金暮らしなんですが、なにしろ
年金が入ると、それをその月に使ってしまうのです。(年金は二ヶ月に一度の支給です)。
で、お金がなくなると借り歩きます。うちにも、何度も来ましたが、妻が一度
一喝したもんですから、それからは父の弟のところに、毎月、借りに行くらしいのです。

叔父は工場勤務ですが仕事中にきて、帰らないのでつい貸すというのですが、それも
自分に連絡がきます。
放っておくこともできないし・・・それに、父親には痴呆の症状も出始めているらしくて
本当に、あれやこれや考えていると、パニック発作が頻繁に起こるようになるんです。




そりゃまぁ、お気の毒とは思いますよ。

そうは思いますが、なんだか同情しきれないのは、たんに私が薄情なだけですかね?
彼のご両親を、一喝した妻の気持ちは、よく判りますし、妻に付きたいと言った娘
さんの気持ちもよく理解できるのですね。

このまま、娘さんが中原さんに付いて行ったら、それはそれで娘さんは
苦労の種が増えます。きっと増えます。


気弱な人はいるものです。
それは、時に、優しい人と間違って、表現されることもあります。
でも、私に言わせれば、それは周りに迷惑を撒き散らします。

自分の優柔不断さが、見えないから、自制できないから起こる、さまざまな出来事を
処理することができません。
時には、気づきさえもしません。

誰か、まわりの、「しっかり者」と称される人が、それをかぶって処理していくのです。
時に、しっかり者であることを、揶揄されながらも。。。

このままでは、娘さんはこの役を振り当てられます。なにしろ、このお父さんですから・・



調査のお手伝いはもちろんできます。
結果もでるでしょう。彼が゛望む方向にもいくでしょう。

彼自身が、やる気さえ失わなかったら・・・
考えさせてと、うなだれて帰る彼の方が、小刻みに震えて、陽炎みたいにゆらゆらと
歩き始めたて躓いた彼が、なんだか小さな子供のように見えました。
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by sala729 | 2010-07-21 12:30

今夜は自宅からこれを認めています。

というのも、なんともやるせなく、持って行き場のない気持ちを持て余して、PCに向かったわけです。
この連休は、散々ではありました(苦笑)

日曜日は全回綴りましたように、自己愛ヒロイン症候群に弄ばれ、4時間を無に帰したと思えば、翌日は
パニック症候群という男性から妻の素行の話を、たまたまエアコンの故障修理に入った事務所で、汗だくで聞き
やっと終わったと思ったら、娘からの電話・・・

なんと、ちびギャングが入院したとのこと。
先週から、風邪気味ではありましたが、自宅近くの小児科にもかかっていました。
それでも、熱が上がったり、下がったりが続いたので、お休み明けにもう一度病院にと言っていたのですが
それでも心配になったのでしょう。娘から家人に電話が入り、もう今日すぐに救急病院に行くようにと言われ
受診したところ「RSウイルス感染症」と診断され、そのまま入院となったようでした。

熱はあるとはいえ、もともと一歳未満の子がなりやすく、重症とは思えませんでしたから、一安心では
あったのですが、それでもちびギャングも、娘も初めての経験ですから、動揺もしていますし、心細げでも
ありました。


私は、仕事出先でその知らせを聞き、落ち込む家人を叱咤激励して(子供にはよくあることですし
生身であれば、熱も出るし、手足も折ります。)一旦、自宅に帰ると娘に持ってきてほしいものはあるかと
メールしました。

日用品は、夫である婿に頼んだとは言いますか゛、それでも紙おむつやウエットナプキンなどを頼まれて
適当にみつくろって持っていくことにしました。
そして、子供が病気になると、母親をかた時も離さないものであることは、百も承知ですから、どうせ
朝から娘も食事を取ってないだろうと、なんて何年ぶりかでお弁当を作ってもっていくことにしました。
・・・私もう、主婦はリタイアしていますので・・(笑)


私たちが病室に行くと、ちびギャングはキョトンとした顔でベッドに座っているものの、やはり
「ママ、ママ」と、方時も離そうとはしません。
聞けば、娘はトイレにも自由に行ってないとのこと・・(これも、子供がいればよくあることです)

そのトイレの10分すらも、ママ、ママと、後追いまくりです。


ま、これも想定内のことではあります。
そして、トイレから帰った娘に、お弁当を渡して、今のまに食べなさいとしばらくは、ちびギャングのお相手
です。
そこに、日用品を持って、現れた婿殿。
開口一番、お弁当を食べている娘に向かって「オレの食べるのはないな。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は半分、聞き流していました。
ちびギャングのお相手していましたので、ここで怒りたくはないと自制もしました。


後で聞けば、お昼頃に代るから交代でご飯をということだったらしいのですが、ちびギャングが娘を
離さないものですから、娘は行けずじまい。
私が行った時に見た、干からびたサンドイッチは、娘が婿に言って買ってきてもらったと言うのです。



そして、戻ってきた婿は、娘に言われたものだけ持って(あとで足らないものもあって翌日、家人が持って
行きましたが・・)、食べるものも、飲むものもなにも持たずに、のっそりと病室に現れたのでした。

一日いれば、付き添いの食事がどうなのかは判るはずです。



決して、悪意のある人間ではありません。
酒も飲みませんし、煙草もしません。ギャンブルもしません。真面目と言えば、超がつくでしょう。
一般的には・・・

でも、「思いやり」という想像力は全くありません。
冷たいというのでもないのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とても直接的にいえば
「気が利かない」それも、すこぶる・・・・


これは、人間にとってとても大切な要素であることは、逆説的にこの婿に教えられました。
ここまで、想像力がないと、これはもう「罪悪」です。


このわがまま放題の私が、娘の夫だからとこの4年間、言いたいことをぐっと我慢してきました。
よその子と付き合うのだからと、大人の対応を何度も心がけてきたつもりです。


でも、もうダメです。
もう、試用期間は終わりました。もともと、娘の夫でなければ付き合いたくないタイプの人種です。
飲まない。吸わない。やる気も覇気もない。思いやりなんて見たことない・・なんて人間は大嫌いです。


あ~~すっとした。(笑)


娘は私の性格をもちろん、よく知っています。
私が、歯ぎしりしながら、今までやりすごしてきたことも知っています。
私も、わが子が可愛いと思うからこそ、歩み寄る道を探してきたのです。

でも、わが娘に対してのこの思いやりのなさは、私の中にほんのわずかに残った「我慢」を突き崩しました。


もう、顔を合す時間が長ければ長いほど、言わなくていいことまで言いそうです。
ひとたび口を開けば、もう取りとめもなく、非難し続けそうなので、月曜から、できるだけ顔を合わせる
時間を少なくしています。

これは、彼の事、傷つけたくない私の「好意」です。


このブログを読まれて、Aさん、それは違うよとおっしゃる方もおいでるでしょう。
年長者が歩み寄らないでどうするとおっしゃる方もいるでしょう。
それでも、ここに書いたのは、彼の前で吐露することを避けたいがためです。


私も、嫁であった時期もありました。舅や姑と、心理戦で闘ったり、夫を巻きこんだり、悔し涙をのみこんだことも
ありました。
その結果、そういう悔しさを回避するには、お互い顔を合わせないことと知りました。


私は、息子にも言ってあります。
あなたがどんな女性を妻にしたいと言っても、反対はしない。でも、私が気に入らないと思ったら
その女性をいじめることもあるかもしれないから、その時はもう連れてこないで・・・と。
顔さえあわさなければ、いじめられることもありませんし、知らないところで何を言われようと、私は
平気です。(笑)


私は、周りから見ると、かなり極端な性格なのだそうです。自分ではあまり判りませんが・・・
でも、家族もそれを受け入れて、そうやって今まで生きてきましたから、ここで今から参加した人のために
自分を変える気も、人に合わせる気もありません。



・・・・・と、ここで、言い散らかしていても、きっと彼には届いていませんし、そんなこと
露ほども思っていないでしょう。そこが、彼の彼たるゆえんでもありますが・・

でも、私は、自分の大切にしてきた人たちが、思いやりの一欠片もない人間と、暮らしているのかと思うと
そういう人間と、普通に付き合おうとは思いません。


怨むなら、こんな過激な姑を持った、あなたを怨んでください。
私のこと、別に好きにならなくていいですから。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ~すっとした(笑)(^^)
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by sala729 | 2010-07-20 22:25

何もないときは、何もないのですが何かあるとなるとパタパタと出来事が重なるのは
世の常で、しかしそれもよーく吟味してみれば、たいていのことはなんとかなるもの
です。

本格的夏が始まった三連休の中日。
思いつめた一本の相談電話が、その日の私の休日計画を「無」に、戻しました。
とはいえ、こういう仕事ですから、そんなことはよくあることで、家人も家族も、
もう慣れっこですし、私の仕事を最優先というのが、我が家の不文律でもあるのは
幸せなことだとは思っています。


町村和美さんは39才。高校2年を先頭に中3、中1の三人の子供がいます。
専業主婦の和美さんは中1の次男が、所属する少年野球チームの父兄会のメンバー
でもあり世話役もしています。

そこで知り合ったのが、高田実。34才です。
彼も三人の子供の父とはいうのですが、自称、元ヤクザの幹部。破門されて今は無職。
でも、妻と子供と実の両親との7人で父名義の借家暮らしというのです。
妻は近くのクリーニングリース会社のパート社員なのだそうです。

・・・・・これだけ聞いただけで、頭の中は?マークで一杯です。
破門された元ヤクザが、三人の子持ちで、しかも両親と同居?
奥さんはリース会社のパートさん???・・・・・・・・・・・・・・・・こんな、家庭的
設定ってあり???


でも、和美さんは彼と一緒に、やくざ事務所まで行ったこともあると言うのです。
ちょっと待ってよ!・・・破門されたヤクザがなんで、事務所に行くの??

和美さんはこんな、アホな事実関係にも気づかず、高田に「組に始末つけないといけない
ことがあって金がいる。」と真剣な顔で迫られ、あれよ、あれよという間に1000万近い
お金を貸してしまいました。

厳密に言うなら、貢いでしまった・・と、いうことですね。最後の100万はカードローン
です。


それまでに、高田の言うことを並べてみると・・・

まず、前述の組にお金を払わないといけない・・。破門になっているのに、出入りする
なんてことはないでしょうに・・、。

それから、妻が自分と和美さんとの不倫を知って、探偵をつけた。その探偵が自分に
連絡してきて情報を買えと言われた。買わないと、妻が君の旦那にぶちまけると
言っている。

そうこう言って、1000万。そしてその返済を迫ると

「お金は出来た。自分の支援者の社長が用意してくれた。でも、現金で持って帰ったら
妻がうろうろしてばれそだったので、親戚に預けた。そしたら、そいつが持ち逃げした。」

「持ち逃げしたやつの親が弁償すると言ってる。家を担保に外国銀行から、2000万の
融資を受けた。迷惑もかけたのでこれを全額渡すと言って持ってきた。いま家にある。
でも、妻がいるから持ち出せない。」

なんともはや・・・・いくらなんでもねぇ・・・(笑うしかない・・)


次は、高田の友達というのが現れ
「これでは和美さんがあまりに気の毒だ。自分は高田に返して返しきれない恩がある。
自分が金融で1000万用意した。いまから持っていくので受け取ってほしい」と、電話
をしてきました。

もちろん和美さんは指定の場所に行きます。

すると、友達は現れず、また電話が・・

「金は用意した。これ借りるのに保証金が200万いった。でも、仕方ない。だけど
妻がついてきた。妻の前であなたに渡すわけにはいかない。しばらく待ってくれ。」
と、いわれ続けて二ヶ月。
その友人は、自宅にも帰らず、この地を転々として和美さんにお金を返す日を模索
しているのだそうです。。(呆・・呆・呆)


そして、いよいよ、大詰めは
和美さんに偽者を仕立てて、高田の妻の前で借金返せの演技をさせる。和美さんを矢面に
立たせるわけにはいかないから、これは苦肉の策だ。
そしたら、連絡するといって二週間です。


私と、同席した和美さんの友人という、悠子さんがひとつづつの出来事を口を極めて
説明しても、「でも、」「だけど彼は・・」と、いまだ高田を信じている様子を
隠せないのです。


そうかと思うと、主人にばれたら困る(そりゃ、困るでしょうよ)。通帳見られたら
どうしたいいでしょうか?と、泣きつかれ、
私とのことが、彼の奥さんに知れたら、私たちは終わりですと泣かれ・・・

それでもまだ彼が好きなのと聞くと、ハンカチのしたで目が頷き、でも主人とは
別れたくないと、また泣き・・・



これで四時間です。・・・・・はぁぁぁぁぁ

ようは、彼のこと信じているけど、お金は返してほしい。主人とは離婚したくないけど
彼とも別れられない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と、いうことのようです。

ではなんで電話を???


こんなことは、たまにあります。
調査をする気など、まるっきりないのです。


でも、自分の気持ちをどこかで吐きたい。もっと、厳しい言い方をすれば
こんな私を知ってほしい。
苦しい恋に身もだえる私を見て!見て!!


本人は確かに、相当苦しいのでしょう。
安定剤も服用していると言いますし、言葉の端々が不安定なのはよく判ります。

でも、三人の子を持ち、39にもなった大人が、夫婦の財産を自分勝手につかって
浮気もして、それでも夫には隠し続けて、関係も持ち続けてなんて・・・・
そんなことが、許されるわけがない。
そんなことを、許してほしいとおもう身勝手さを、「禁断の恋」とかなんとか
砂糖細工でくるんだような、甘い言葉に置き換えて、自分をドラマのヒロインに仕立て
あげる「無意識の鈍感さ」は、重い罪です。

正直「姦通罪」で、無期懲役にしてもよいくらいだと思います。


不倫のすべてがいけないとは思いません。
でも、それにもルールはあります。
ばれるかもしれないというリスクを背負うルール。
そのときは、何もかもなくすということを自覚する決意。

それがないのに、ずるずると身を落とすだけの人は、不倫する資格はありません。



後からお聞きすると、それから更に四時間。
和美さんは悠子さんとそこで、着地のない会話を続けたそうです。


私?・・・
私は「いいかげんにしさいっ!」と、一喝して店を出たときは、四時間の長丁場にもう
ヘロヘロ・・・

こんな休日もあり・・かなと思いながら、失くした四時間が急に惜しくなってきたのは
もう、年だからなのでしょうか?
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by sala729 | 2010-07-20 12:13

朝から抜けるような、青空で、もう梅雨明けかな?と、思っていたら、先ほど「梅雨が
あけた」と、上司から聞きました。

それにしても、今年も立ち去り際の梅雨前線の非情なこと。
先日は松江で、昨日は庄原でと、惨事のニュースが流れるたびに心が痛みます。

どちらも、仕事で何度も行き来しているだけに、何人もの相談者さんや、依頼者さんが
いらっしゃいます。
仕事柄、調査が終了すると、道でお顔あわせても、ご挨拶はしませんと、あらかじめ
お話しているので、疎遠の方のほうが多いのですが、こんなニュースを耳目にすると
やはり心はざわざわと粟立ちます。

惨禍に見舞われた皆様には、言葉もありませんが、異郷の片隅で「やすらかに」と
祈るばかりです。



そんなさなか、咲枝さんからお電話が入りました。
彼女はもう二年越しの調査をしておりますので、自分で気持ちが御しきれなくなると
私に電話をかけてきます。
もともと、夫婦間のことは、誰にも話せないのでやはり、自分を吐き出そうと思ったら
私のような者のところに、駆け込まざるを得ないのです。




・・・・・・ところで、すみません、ひとつお断りをしておきますが、仕事の話です
ので、当然お名前はすべて仮名です。・・・ですが、ブログがこう長くなると、出演者が
あまりに多く、しかも長い調査になると、何回かはここに出場している方もでてきます。
ところが、その方の仮名が思い出せないのです(--:)す、すみません。

なにしろ、依頼者のご本名と地域。そして対象者のお名前、職業。不倫相手のお名前など
が入り乱れている上に、常に複数の案件を抱えています。
その上に、仮名を使っていると、私の単純な脳細胞のキャパは越えてしまっているのです。
・・・・なるべく思い出すようにはしているのですが、そういうわけで、違う仮名で
同一人ということは、多々あるかと思いますが、どうぞこの「単純脳」に免じて
お許し、頂きたいと思う所存です。。。。(←ある種、ひらきなおりですね。by家人)





つまらぬ家人の独り言は聞き流していただいて、本題に入ります。

その、咲枝さんは夫の10年来の浮気を気に病みながら、ようやく調査を決めたという
性格からしても、大人しくて、優柔不断なタイプではあります。
もう、結果はすでに出ているのです。

夫はかつての同僚女性(独身)の、マンションに土・日は入り浸りです。
もちろん、その証拠は取っています。
咲枝さんは、夫に詰め寄りました。そして、夫は「もう別れる」と。。

夫の言葉を信じて、彼女は待ちましたが、言葉とは裏腹に夫は女と逢っています。


半信半疑の彼女は再び調査を依頼してきました。

もちろん、すぐに証拠は取れました。

そして、それを夫の両親に打ち明けると、はじめは嫁の言い分を信じていなかった
舅も姑も、さすがに写真を見たときは、腰を抜かさんばかりでした。

そして「もう、別れるというとんじゃ。信じてやれ。」と。


そんなこんなの繰り返しです。
咲枝さんが、こんな回りくどいことをしているのは、やはり夫を愛しているからなの
でしょう。
それを指摘すると、最初は激しく否定しても、そうかもしれない・・と、つぶやいたりも
しています。

そんな不安定な咲枝さんですから、時々信じられないようなことをします。
言い忘れましたが、彼女は小学校の先生です。49才ということもあって、学年主任も
務めています。いわゆるベテラン教師というやつです。

夫は同じ地域の高校の教頭先生です。同世代で一番に教頭になったという、「切れ者」
なんだそうです。(キレモノもバカモノもたいして変わりがないような・・)


一昨日の夜のことです。

ずっと寝室を別にしていた夫婦は、浮気が両親に発覚してからは、同じ部屋で寝ています。
並べて敷いた布団から手を伸ばして、そっと夫の手に触れたら、無意識を装って振りほど
かれたと泣いて電話をしてきたこともあります。

真夜中に寝ていた夫が突然、ばっと起き上がり
「ここはどこだ?家か?・・・別のところか?」と、叫んだそうです。
「家ですよっ!」咲枝さんがむっとして怒鳴り返すと、そうかと一言、頷いて夫は
再び眠りにおちました。


さあ、それから咲枝さんはもう寝付かれません。
寝入った夫の顔を見ているだけで、むかむかとしてきます。
そんなとき、夫が再び口を開きました。。
「あき・・・あき・・・」

夫の浮気相手の名前は、あき子です。夢の中に出ていることはもう、間違いありません。

頭に血が昇った咲枝さんは布団を撥ね退け、台所に走ります。
そして、手にした包丁を・・・・なんてことはなかったのです(笑)


台所まで走ったことは事実です。そして、そこで彼女が手にしたのはチューブに入った
「練がからし」。そう、あの「和風」と書かれている、辛い方です。

寝室にとって帰った、咲枝さんは、いびきをかきながら半開きになっている夫の口を
めがけて、チューブを逆さに搾り出します。




ぎゃわんっ!!!!

まるで、犬っころみたいな声でしたよと、咲枝さんは笑います。




そ、それにしても、この展開・・さすがに私も聞いてしばらくは、返す言葉が見つかり
ませんでした。
そして、やっと口をついて出た第一声が「気が済みましたか?」

「ええ。あいつは、ぐえってトイレに走っていきました。」と、高らかに笑うのです。

「でもね、それって厳密に言えば、傷害罪なんですよ。」
「ええっ!!。ほ、ほんとなんですかっ。。わ、私、捕まるんですかね。」


これ、本当に50才近い小学校の先生との会話です。
空恐ろしいでしょ。私たちの仕事(笑)
人間の本質が、むき出しで見えてしまって、私には小さな子供は、もうおりませんが
小学生を持つ親が見聞きしたら、子供を学校に行かせるのが怖くなりますよ。きっと。



「ご夫婦間ですから、逮捕ということはまぁないと思いますが、今後はこんな過激な
ことはしないでくださいね。ご主人の思う壺ですよ。」

「は、はい。Aさんに先に相談すればよかった。。」

相談って・・午前2時、3時の話ですよ。こんな夜中に電話を入れることを
何も感じないのです。



そして翌日。

またまた、咲枝さんからの電話です。
「Aさん、私、悲しくなりました。涙が出ます。だから、夫は女のところに行ってます。」

「へ?・・・そりゃまた、どんな因果関係でしょう?」

「夫が女のところに行くと、私は悲しいんです。涙がでます。だから、今、涙が出てる
ということは、夫は女と逢ってますっ。」

・・・・・それって、涙占い???・・・新種のネット占いかぃ?と、思わず突っ込み
たくなるような、会話です。



浮気をされた側の切ない気持ちはよく判ります。
一時的に、精神状態が乱れることも、往々にあることなのは理解もしています。

それにしても、個人差があるとはいえ、なかなか現実に戻れないケースもあるものです。。
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by sala729 | 2010-07-17 13:42