emoticon-0103-cool.gif夏ですなっ。



もう、日本中の小学生や中学生、幼稚園児から、何から何まで「夏休み」に入りましたねぇ。
夏休みが懐かしい・・と、ひとり呟けば、Aちゃんの頃には夏休みあったの?と、
まるで、私のことを江戸時代の「生き物」のように指差し、「歴史の遺物」のように囁かれるのは・・なぜ???

それでも、なんとも忙しい毎日をすごしている私には、日曜日とてお休みと、決まっているわけではありません。
もちろん仕事をしている以上、上司の指示をそのばで仰がなくてはならないことは、ままあります。
そんなとき、相談者の前で、Oリーダーに携帯を入れるのですが、この時期の休日は必ず、子供たちの歓声と嬌声が鳴り響くのをバック音楽に話をしなければなりませんので、声がもれないように充分注意して話せねばなりません。

なんと言っても、わが社ナンバー1の子煩悩です。
もともと、お住まいがベイエリアにあって、素敵な住環境なのですが、なにぶん社交的なO夫人と、その啓蒙を受けた二人のお子さんたちには、お友達が、多い!!

毎日曜日ごとに、プールに連れて行く子供の数が増えて、まるで「子ども会」仕様です。
それでも、30そこそこの可愛い奥さんたちににっこり微笑まれて
「すみませーん。よろしくおねがいしますぅ。」なんて、お願いされると、
「ええ。いーですよ。一人も二人も一緒ですから」と、満面の笑顔で返しているOリーダーの表情は・・容易に察せられます・(--)

そこで、シビアなRさんが一言・・
「そんな可愛いお母さんたちが、子供にちょっとでも切り傷なんかつけたら、鬼みたいに豹変するんですよ」と、ぼそっ・・。

そそ。そのとーおり!
そうなんですよね。こういう人に頼むおかーさんっていうのも、いい加減なもので、お願いするときは、にっこりですが、ちょっと怪我させたり、泣かせたりしたときには、そりゃあもう、「ここまで言うか?!」ってほど、罵詈雑言を
浴びせかけますからね。(これは、経験上よく判ります)


それでも、まだまだそんな経験のないOリーダーは、毎週ぞろぞろと増え続ける子供たちを引き連れてプール詣を続けています。
それにしても、小学1年生と3年生のグループですから、大変です。
その上、もともと、サービス精神旺盛なOリーダーですから、じっと見ているだけでは済みません。

「パパ、放り投げてよ。」
最初はいつも家族で゛やっているプール放り投げを長男子が求めてきたことでした。
もちろん、ふたつ返事で、抱え上げ、大きく孤を描いてプールに放り込みます。

ざっぶ~ん。…そりゃ、目立ちますわよね。
「ぼくもっ!」「私もっ!!」「僕も、僕も」と、連れて行った子たちが名乗りを上げ、じゃ並んでというと、きちんと並んで順番を待っています。

なにしろ185センチはあろうかという身長で抱えあげて放り込むのですから、子供たちにとっては、そこいらへんの幼児プールの滑り台よりは、なんぼかスリルと迫力があります。

子供たちは、投げられては歓声を上げ、プールに出てはまた並び・・また、投げられては・・ん??んん?? んんんん???

いくら、エンドレスで子供たちが並ぶとはいえ、なんだか多すぎないか・・
1・2・3・4・5・6・・?????
な、なんで???
そう、その輪はOリーダーが認識するよりもはるかに大きくなって、順番待ちの子供たちが、なかなか自分の順番がこないと、地団駄踏んでいるではありませんか。

どこの誰か知らない子たちまでもが、いつしか輪になって、順番待ちしているのです。
これでは、いくら「鉄人」とはいえ、はじめは「無料ジム」なんて笑っていたOリーダーもたまったものではありません。

しかし、それでも、「やめた!」とか「君たちは違うでしょ?」とは、言えないところが、子煩悩の子煩悩たる所以です。

体力、気力の許す限り投げ続けました。
そして、それが続けば、続くほど、その輪はだんだんとさらに広がっていくという悪循環・・あぁぁぁ(^^:)


さすがのOリーダーにも、限界というものはあります。
子供たちに、ち、ちょっと待ってくれと、断り、携帯を出して、ピポパ・・

「お、おひぃ。た、助けてくれ~」
こんなときに、SOSを受けてくれるのは、そりゃあ「妻」しかいないでしょう・・
「ころもが、ころもが・・増えつづけている。。。」
言葉も怪しげな、夫のSOSに、O夫人、慌てず騒がず・・

「あら、ダメよ。私、紫外線の弱いの。湿疹でちゃうから。じゃあねっ。ガチャッ」
* *****************
* ********************************


あぁぁぁぁぁ・・
非情に切られた携帯の、プープーとなり続ける音だけが、むなしく繰り返されます。

そして
「おじさん。早く着てよ。みんな待ってんだよ。」と、どこの子か判らぬ子が呼びに来ます。
「あ、判った・・判った。今行くから、今から行くから・・」

もうこうなったら、体がバラバラに飛び散るまで、投げ続けるまで・・(ちょっと大袈裟・・てきとーにやめればいいのにねぇ。きっと、かわいいくて美人のママさんたちに、O君家のパパはすごいんだよぉって言われたいのかしらね。←カゲの声)

そんな、Oリーダーの頭上の太陽はまだまだその勢力を衰えさせる気配は見せませんでした。。。。アーメン
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by sala729 | 2008-07-22 16:21 | Comments(2)

 まさに「盛夏」・・でございます。
 例年のことながら、迎えるたびに、大好きだった夏が、どんどん遠ざかるのは、なぜでし     ょうと、思いながら、ぢりぢりと照りつける日差しを、避けもせず大胆に身に浴びているの    は、これは一種のひらきなおり・・というものでしょうかね?(苦笑)

 しかしながら、日々はあっという間にすぎて、はや7月も半ばになりました。
 これだけ齢を重ねると、なにも嬉しくもない・・どころか、煩わしいだけの誕生日が、もうすぐそ  こに迫っております。
 あ・・いえいえ、お気遣いなく。。ふふふ(^^)
 決して、決して、そのような下心があるわけではありません。
 もう20年も前でしたら、あちこちに吹聴しておりましたでしょうに、昨今は、ただただ、穏やかに 何事もなく、過ぎ行くことを祈るばかりになりました。
 これも、「年の功」とやらでしょうか・・。(んなバカな・・年の功だってさ~。それって一番似合わ んぢゃん←カゲの声)

 などと、ひとりごちているのも珍しい、昼下がりです。
   
 昨日は、少し前の依頼者、地元のおみやげもの屋の女将、知代さんからその後のお電話をい ただきました。

 嫁の直子さんの不貞をあばいた知代さんは夫と相談の末、息子さんにことの次第をお話する ことにしたのたそうです。

 仕事で北海道にいる息子さんに電話で知らせると、さすがにしばらくの沈黙はありましたが、  息子さんからは思いもよらぬ言葉が返ってきました。

  「直子の浮気のことは知っとった。相手のことも知っとる。二人に浮気しましたと念書も二月  に書かしてるよ。」と、喉から振り絞ったような声がします。

  …知代さんにしては、まさに青天の霹靂です。
  何も知らないと思った息子が全て承知で、そのために身を削って心を病んでいたなんて・・  知代さんには耐えられないことでした。
  それでも、これからどうするかということを、相談した結果、すべては息子さんが帰ってきて
 から結論をだそうということに落ち着きました。


 その夜のことです。
 知代さん宅を、直子さんの相手男性、黒石精一が訪ねてきました。
 知代さんもご主人もびっくりです。
 黒石は、ものめずらしげに店を見回すと、不敵な笑みをその濃い顔に浮かべて切り出しまし  た。
 「僕は、直子さんを愛しています。彼女ほどすばらしい女性はいない。その彼女を苛めたり、こ き使う、あなたが許せない」と、知代さんを指差して糾弾します。

 ・ ・盗人猛々しい・・とは、こういうことを言うのでしょうね。
 知代さんは深呼吸をすると、黒石に向かいました。
 「愛していますって、それなんですか?直子はうちの息子の嫁ですよ。あなたにだって、奥さ  んも子供さんもいるんでしょ?」
 すると、黒石はさらにニヤニヤと笑って
 「子供?・・ええ。いますよ。娘がひとり・・ね。妻もいます。でもね。僕は、彼女とのためなら、  娘を地獄に投げ込んでもかまわないんだ。彼女とのことには、それだけの覚悟を決めてるん  だ。」と、陶酔したように言います。

 「覚悟って、それはあなただけの勝手な覚悟で、娘さんにはずいぶんと気の毒なことですこ  と。」

 「それは仕方がない。そういうもんですよ。」

 「それでいったい何のようなんですか?」
 知代さんは薄気味悪くなってきました。

 まんまるい濃い顔の舌の厚い唇から、それとは似ても似つかぬ、あまい言葉が毒のように響  きます。
 眼鏡の奥の小さな目も油断なく、キョロキョロと動いて、まるで「ガマ蛙」のように見えたと知代 さんは言います。


 「直子さんが、どうしても別れてくれというなら、僕は別れていいんですよ。でもね、ひとつだけ 条件がある。」
 「条件?」
 「そう。条件。これから先今後一切、このことであなた達は直子さんを責めないこと。苛めない こと。このことは何もなかったことにすること、これが守られるなら、別れてもいいんですよ。」 と、またニヤリ。。

 このとき、私は本当にこの男が気味悪くなりましたと後に知代さんはしみじみと語っています。


 「そんなことは、私たちの決めることではありません。息子が帰ったら、息子自身が決めます  から。ほっといてください。」
 黒石はニヤリと笑って振り返ります。

 そして、翌日・・息子さんが帰って、直子さんとの話し合いに入りました。
 不貞腐れた直子さんは知代さんを見ようともせず、自分の夫とも向きおうともせず二人の話が どう落ち着いたかは知代さんも知りませんでした。

 しかし翌々日・・

 まだ夜も明けきらぬ時間に息子さんは仕事場に来ました。

 「直子とは離婚する。もうやれない。
 黒石のことは聞いたよ。あいつは、私学の××学園の英語教師だったんだよ。それが、生徒  を殴って全治一ヶ月の重症負わせてクビになったんだと。
 それで、今は自宅で塾教師してるんだと。
 あいつ、おかしいよ。頭がイカレてるよ。」
 黙ってさしだした、息子さんの携帯メールを見た、知代さんは息を呑みました。そこには・・

「あなたが望むならいつでも亭主を殺してあげる  よ」

 黒石から直子さんの携帯に入っていたメールだそうです。
 直子さんが充電したまま、眠っていたので、開けて見ると、この文章が目に飛び込んできた  と、息子さんは言います。

 …・・これは・・
 知代さんは息を呑んだまま考えました。
 このまま、息子に任せていたら、どんな結果になるかと思うと、戦慄が走ります。
 息子が殺されても、相手を傷つけてしまっても、それが不可抗力であても、不幸な結果だけが 待っているはずです。

 この結果は、まだまだ転結が見えません。
 罪深い男と女に、身勝手な結末だけは許せないと、私のささやかな正義感が震えています。。



  

 
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by sala729 | 2008-07-15 15:01 | Comments(0)