058.gifはい。こんにちは。

今日の陽射しはまさしく「盛夏」です。
もしかしたら、気温も30度を越えているかもしれません。
こんな中で、調査の現場は、オールナイトが続いています。それもこれも、パワフルな浮気妻集団が、異常発生しているせいなのです・・(沈)

河原崎健一さんは、ちょっと気弱な印象はあるものの、黙ってさえいればなかなかの好男子です。
華美ではないけれど、洗濯とプレスの行き届いたシャツにコットンパンツは、「よっ!若社長」と、声をかけたくは・・なりませんが(苦笑)

その、河原崎さんのご相談は同い年の妻、あかりさんのことです。
地元の高校の同級生で、大学こそ違え、Uターンして家業を継いだ河原崎さんとあかりさんは、そこそこに「似合いの夫婦」ではありました。

三人の子供に恵まれ、父なきあとを後継者として継いだ河原崎さんでしたが、唯一の気がかりは、あかりさんの「完全主義」でした。

あかりさんは、会社の経理を一手に引き受け、昼間は事務。そして子供たちが帰るころにはそそくさと帰り支度をはじめ、子供の帰宅と同時に、三人の子供を車に詰め込み、
まずはピアノのレッスンです。一人30分としても三人で一時間半。
それが終わると、月、水は硬筆とお習字。火・木はそろばんと絵画。土曜日はスイミング。そして、さらに、週三回の空手。ピアノは土・日以外は毎日です。

このローテーションの消化のために走り回っています。
小学三年の長女から年子で男。女と、三人に同じだけ、習い事をさせています。
もちろん、家庭内での練習も厳しく、手も出る足もでるという、超スパルタです。
そのかいあってか、ピアノも空手も将来有望といわれているそうです。(もっとも
塾側の話ですから、ほどほどに聞いておいたほうがいいかもしれません)

もちろん、習い事のお金もかかりますし、毎夜、毎夜、子供の泣き声と怒声で、落ち着いて夕飯を食べたことはないと、河原崎さんは涙声で言います。

「それなら、ひとつ、ふたつ、辞めさせたらどうです?」と、私が言うと、
とんでもないとばかりに、頭を振りながら

「そ、そんなことしたら、うちのが烈火のごとく怒り出しますよ。あなたは子供の才能潰す気かって。決められたことを、間違いなくやって、それで評価されるっていうのが
うちのは一番好きなんです。」
・ ・好きなんですって・・そりゃ、奥さんは好きかもしれないけど、それにつき合わされている子供はどうなるのよ??
・ 「でも、現実として家族の団欒が失われているって現実があるんでしょ?ここは、河原崎さんが父親として、決然と奥さんに告げないといけないんじゃないですか?」
・ 「なにをです?」
・ 「何をって、塾を減らすことですよ。」
・ 「うーん。」河原崎さんは頭を抱え込んでしまいました。

「あ、いや、今日の相談はそんなんじゃないんですよ。」
・ ・判ってますよ。子供の塾の数で、調査会社に相談にこられる方なんてあるわけありません。
「嫁が、嫁が毎晩出ていくんです。ボクが止めたら、私だって毎日、毎日育児や仕事で疲れてるのよ。このままじゃ、育児ノイローゼになるわよって怒るんです。」
と、頭を抱えます。

育児ノイローゼって、それって・・それを「身から出た錆」って言うんですよ。
簡単なことじゃないですか。
塾をひとつふたつ減らしたら、自分の時間も増えるし、子供も自由になれる。


「それが、嫁は、その気分転換に出てくると言って、毎晩出るんです。そうして、帰るのは2時か3時です。ボクがつけていくとすごく怒るんです。」
そりゃあ、つけられて怒らない人は、まぁいないけど・・。
「で、車を止めて、凄い目でにらんで、あんたがいつまでも付いてくるなら、私はノイローゼで死ぬかもしれんよ。」って脅すんです。

気弱な目で私を見て、視線を落として河原崎さんのまつ毛は濡れているようでした。

あぁ、この目で見られたら、もっと苛めてやろうかなって思うんだろうな・・と、私もしっかり思いました(笑)

「でも、おかしいでしょ。夜もボクが傍にいくと、肘で突くんです。傍にくるなって。」

あららら・・って、なんだこりゃ。。。

「空手の道場に一緒に行っても、傍にくるなって言うんです。師範と話しているときに、傍にこられたら、うざいって・・。」

あのねぇ。あなただって何か言いなさいよっ!と、詰め寄りたい自分を押さえて、思いっきり深呼吸すると、苦労して演じた優しい声で聞いてみました。
「それって、奥さんが浮気してるかもしれないってことですか?相手は空手の師範?」

「い、いえいえ。そ、そんなこと・・。そんなことはありません。ないと・・思います。ないですよ。たぶん・・ただ、夜中にどこに行くのかと、それが知りたいんです。」

・ ・なんて素直でない奴・・自分の思ったままをなぜ言えない??
奥さんは、そんなあなたが嫌なのかもしれない・・とは、さすがに私もまだ言えません。(きっといつかは言うような気もしますが・・)

ご提示した見積もりの金額をお母さんに電話で話して、了解を得た河原崎さん。
あなたのお気持ちは判らないでもないけど、あなたが夫として、父として、強い立場にならないと、何も解決はしないという、その根本が判らないと、結果だけでは、何もできませんよ。


それにして、最近はこんな相談が増えました。
泣き崩れる男性も増えました。
自分が泣くことすらも、遠い昔に忘れ去った私には、どうしても理解できない現象です。
意地や見栄やというのは、もう遠い昔の産物でしかないのでしょうか?
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by sala729 | 2008-06-17 15:02 | Comments(2)


044.gif雨がしとしと・・



こちらでは「菜種梅雨」という春先からの時期があり、そのまま「本梅雨」に入ってしまいますから、例年、かなり欝とおしい期間が長く続くことになります。
それは自然の流れですから、今更どうのこうのというわけではないのですが、困るのは、そういう時期が長く続くと、やはり精神のバランスが崩れ、否応なしに心の迷宮に滑り落ちる人たちが増えてくる・・ということなのです。

この仕事をしていて、よく判るのですが、人は誰でも、心の境目を綱渡りしているということですね。
時にその綱を踏み外したり、まっ逆さまに墜落したりすることはあっても、それが永遠に続くことは稀で、また綱渡りに戻っていたりすることが、ごく普通の人たちの「人生」であるということが、体感的に判ってきます。
ですから、多少のことがあっても、「今がそういう時期」と捉えることができますが、この時期は、その崩れが「雪崩」のように、連鎖的に起こることが多く、その対処におおわらわという一日もあります。
その、多くの時間は真夜中であることが多いのですが・・(苦笑)


中村洋子さんは、看護大学をおえ、国立病院で働いて14年。
押しも押されもしない中堅どころの、看護師さんです。そのキャリアと経歴は、院内でもトップクラス。おそらくは遠からずして「看護師長」になることは間違いないと誰もが思っています。

そんな洋子さんにも、人知れず悩みぬいていることがあります。


洋子さんの夫は、自営業とはいえ殆ど仕事のないタイル職人です。
もちろん収入は洋子さんの半分にも至りません。それでも、彼は家事も手伝い、それなりに幸せな暮らしでした。

その夫が浮気をしたことが発覚しました。(もちろんうちの調査で・・)
相手の女の自宅に週末婚の夫のように通い詰めていたことが判りました。
一時期は、洋子さんに離婚を迫っていた夫も、浮気がばれ、女の素性が明らかになるにつれ、少しづつ現実に目覚め、やり直す話し合いが持たれました。

そのとき、女は妊娠していると言い出し、直接女と話し合って、処置してもらうことを決めたのも、その費用を全額負担したのも、洋子さんでした。

これで「一件落着」・・の、はずだったのです。
ところが・・

この女・・沢口まゆかは、それから毎日、洋子さんに電話をかけてきます。
それも、何回も、何回も・・
決して、脅したりするわけではないのです。
「私の気持ちを、奥さんに判ってもらいたい。私が二次被害にあわないように、自分を守りたい」と、なんだか意味不明のことを延々と喋りつづけるのだそうです。

その他にも、自分には二回の結婚歴があり、最初の夫は「その筋の者」だし、二度目夫は、大金持ちで、今も自分は金には困っていないなどの話を続けるのだそうです。

最初は、夫を許し夫婦生活を修正する努力を続けていた洋子さんですが、連日の電話攻勢に、心身ともに疲れ果ててしまいました。

まゆかの話は留まるところを知らず、自分は余命幾許もない病に冒されているとか、彼が結婚しているとは知らなかった。自分は男がいないと生きていかれない人間だから今は新しい彼氏がいる…などと、支離滅裂。
いったい何が言いたいの??・・というような話ばかりです。

そして、最後には、私と逢ってくれと、洋子さんに迫るのです。


洋子さんは気味が悪くなりました。なぜ、まゆかが自分と会う必要があるのか?
逢って何を言いたいのか?
自分がまゆかと会いたいというならまだしも、向こうから逢いたいなどと言う気がしれないと、洋子さんは思います。


しかし、連日の、まゆか電話で、不眠が続いていたのでしょう。
イライラも募っていたのかもしれません。

夜勤明けの重たいからだを引き摺って自宅に帰りついた洋子さんは、手当たり次第に
キープしてある日本酒、ワイン、ウィスキーを煽り始めました。
そして、記憶が飛んだか、思考がショートしたかは知りませんが、私のところに呂律の回らぬ舌で電話を入れてきました。


こんなことでは何も解決はしないのです。
ただ、堂々巡りを繰り返すだけです。

でも、それでも、ボトルを手放せない洋子さん。
篠つく雨は今夜も降り続け、湿った空気が重たい夜が続きます。
こんな夜は、心の根っこから、少しづつ、少しづつ、腐っていくのかもしれません。

這い上がってくる湿気の、重たさに癖々しながら、今夜も電話口の洋子さんの
吐息を感じて、切れないままで受話器を握り締めている私です。
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by sala729 | 2008-06-11 14:09 | Comments(1)

こ、腰が・・痛いっ!
・・と、うめき続けております(自嘲)

よる年波には勝てず、
ルームランナーを一ヶ月続けるとひざ痛が・・
その舌の根もかわかぬ間に、性懲りもなく、朝はWILL FIT。夜は、ジョーバで、一ヶ月と続けましたら・・・きたきた。来ましたよ。

痛烈な、腰痛が・・

はい。寝ても、いいえ、むしろ寝ていると、痛みが和らぐのは、そのときだけ・・起きたときは、普段よりもずっと、ずっと、烈しい痛みが・・ア、タタタ・・

まるでスローモーションのような、動きの毎日の中で、七転八倒している有様なのです。

それでも、お医者さまには、足が向きません。

コルセットを装着して(サイズがく、くるしのは、自業自得??)、締め付けられる苦しさと、腰痛の苦しさを推し量りながらの毎日が続いている今日この頃なのです。

と、ほほほ・・

まぁ、すべての原因は判ってはいるのです。
えーえー・・そーですよ
その通り!・・・重量オーバーなんですっ。(開き直り)

まず、きちんとコルセットするために、ダイエットしなきゃ・・・なんて、なんだかへんかもね。(笑)


と、いうことで、相談員Aは、只今必死で腰痛と闘いながら、日々の業務をこなしております。
なにか、即効で効果の上がる、痛み止めがありましたら、ぜひぜひ、お教えくださ~い。
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by sala729 | 2008-06-05 12:12 | Comments(3)