春うらら、どこまでもどこまでも、のどかなり 
 


なんて、のんびりひねっている間に、如月は終わろうとしています。
仕事の性質上、とても忙しい月と、信じられないくらいのんびり月があって、重症のワーカホリック症候群の私にとって、後者の月は、死ぬよりもつらい時間を過ごしています(^^;)

こんなときに思い出すのは、かつての相談者のことだったり、昔、昔の思い出だったり・・・と、いうのは「悲しき老化現象??」

今朝は朝から、アカデミー賞授賞式の話題で一杯です。
私の生まれた頃は、日本映画も洋画も最盛期で(・・コッホン、時代を遡って人の年齢を推測するんじゃありませんっ。)田舎の街中幼年期を過ごした私は、映画館が遊び場のひとつでした。
昔の映画館は単発上映は殆どなく、二本立て三本立てが普通でした。
そのため、通路までぎっしりの館内で、幼児がおとなしく映画を見ているはずもなく、ましてや
大人の後ろでは、スクリーンなど見えようはずがありません。

そんな状況で、誰がし始めたのか、多くの幼児はスクリーンから2メートルくらいある大人の背丈よりやや低めの段の上にちょんと乗せられていました。
左右に分かれて座らされており、動き回るにしてもその狭段の上だけで降りるには高すぎる。
そんな場所割りが原則でした。
もちろん、動き回る子はいますが、スクリーン中央に行けば、上映の邪魔になるわけですから
見ている大人たちに叱られ、それを察したほかの子供たちのなかで多少年長の子供が、すそから呼んでやったり、それでも言うことを聞かなければ、そのこの親が、申し訳なさそうに段から
ひきずり降ろしたりしていました。

もちろん、それでもスクリーンの端にはその子等の影は、ちらちらとするのですが、それくらいのことは許してやろうという今から思えば 暗黙の了承 が、当時の大人たちの間にはあったような気がします。

・・・ちょっと厚かましいけど、ちょっと寛容・・・・・・
この微妙な配分が上手だったのか、それとも世の中の規範が、ほぼ均等に人々の心の中に
あって、大方の「常識」が、同じであったということなのか・・・。


今、そんなことすれば大変ですよね(笑)


私が始めて自分の意志で映画を見たのは、中学生の時です。
友達に誘われて、初めて子供(中学生が子供かどうかの判断はそれぞれでしょうが・・・)同士で
映画館に入りました。
そのとき、上映されていたのは、かの大作「ベンハー」(もちろんリメーク版ですよ。Oリーダーは、私のこと、日清戦争体験者と言いますが・・苦笑)
ま、ともかく、これみて一目で、若き日のチャールトンヘストンの大ファンになりました。
一緒に行った友達はその後も14回、この映画を見に通ったそうですから、これには負けました。ちなみに、私は4回です。(^^;)(^^;)
(さらにうちの、父親はかって「愛染かつら」を17回見たと自慢していたことがありましたが・・・
「愛染かつら」ってなに?と、孫に問い返されて以来、そのことは言わなくなりました。。苦笑)

かくして、私は「約束された映画ファン」に、なったわけです。

こうして「硫黄島からの手紙」までの間に、どれくらいの映画を見たことでしょう・・・。
そういえば、初デートも映画でした。「パピヨン」・・・・(ぽっ・・恥)



そんなこんなを思い出したのも、うららかな春の陽気と、今朝からのアカデミー賞のニュースの
せいでしょうね。

でも、最近、新しい洋画系の俳優さんたちの名前がなかなか覚えられないのが悔しいような、
淋しいような、そんなこんなの、月曜日です。
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by sala729 | 2007-02-26 10:43

関西弁で「いーかっこしぃ」って言葉がありますが、なかにまさにそんな、いーかっこしぃ の、人というのは、いるもので、特に水商売系の女性に「ねぇ・・」なんて、甘ったるい声をかけられると、酒の勢いも手伝ってか「おうよっ。オレに任せとけ!」なんて、安請け合いする男性は、そこのあなた!
あなたのことかも・・・・よ。。。。。。


松浦と名乗った50才くらいの男性は、髪こそかなりの白髪が混じってはいるものの、ブランド物のパーカーをラフにはおって、ベージュのチノパンから見えるウォーキングシューズは、革製のおしゃれなデザイン物のようです。

「自分のことではないのですが」
と、切り出した松浦さんは、まず、煙草を喫ってもいいかと了承を求め、私が頷くのを待って、ゆっくりと火を点けました。
そういう態度も、なかなか悪くはなかったです。。。

でも、そもそもの相談電話というのが
「自分の知り合いの女性がつきあっている男性の行動が知りたい」という、親戚の親戚は他人・・・みたいな、回りくどいお話です。
「その、女性の方にお逢いしないと、男性の行動は判りませんから、その女性もご一緒に相談におこしください」と、言うと

「いや、女性からは私が全部任されている。私が逢えば判る」と、譲りません。
・・・・・・・・・・・・・・・・こういう場合、その知り合いの女性というのが、本当は妻だったり、自分の交際相手であることは、往々にしてあることなので、どうしても逢いたいという松浦さんの申し出を
お断りすることはできませんでした。


そして今、私はその松浦さんと対峙しているわけです。

「で、いったい、いくらかかるんです?。概算でいいんですよ。概算で」
松浦さんの第一声で、彼の中身が割れちゃいました・・。
だって、詳しい話をお聞きしないと、見積もりは出せないと言うと、じゃ、逢ってくれ、逢ってくれと
彼の方から言い出して、そして逢った途端の言葉がこれですから、あなた何聞いてたの??
と、毒づきだくもなるでしょう(もちろん、大人の私は、毒づいたりはしませんでしたよ。 ここでは堪えました  はい(^^)

「では、その男性のお名前は?」
「え・・・そ、それは判ります」
「ですから、お名前です。なんと仰るのですか?」
「いや、だからそれは判るって・・。私が聞きたいのは、金額。金額ですよ。」

あまりのアホさに、思わず私は身を乗り出し、構えたままで松浦さんを見つめ直しました。

「お電話で言いませんでしたか?お話をお聞きしないと、お見積もりはおだしできませんし、
何ができるかという詳しいお話もできませんと。」
「いや、してもらうことは簡単なことなんですよ。その男が夜、いつも行っているところが、どこなのかを知りたいっていうただそれだけなんですわ。どうせ、近くに決まっとるんです。」
「なぜ?」
「いやいや。それは判っとるんでよ。たいがい、遠くには行ってませんよ。」

こういう「思い込みおじさん」が、一番困ります。
あなたの「推理」を聞いているのではないのです。状況そのままのお話をお聞きしたいのです。

「お勤め先はどこです?」
「いや、それも判っとります。」
「ご住所は?」
「彼女の家に週4,5回はおりますよ。」
「彼女のご住所は?それは何曜日ですか?」
「・・・むっ・・・いや、住所は知らんのですけど、あ、聞けば判りますよ。何曜日って、殆どですよ。殆ど。」


これで、松浦さんと彼女が恋人や夫婦ではないということが、はっきりしました。


「松浦さん、失礼ですが、これでは見積もりになりません。彼女をここに呼んでくださるか、彼女のこれる日を改めて設定していただかなくては、無理ですね。」
「いやっ。それは、あの・・・あ、ち、ちょっと待ってください。今、聞いてみますから。えーと、何と何が判ればいいんですかね?」
松浦さんは、アタフタと携帯電話を取り出します。


「うん。うん。その人の名前は?。。年は?。会社は?え?会社には行ってないって。でも、社宅がどうのこうの言ってなかった?。え?ひとりで仕事請けてるって?」
電話の向こうの女性からの情報は、松浦さんが仰っていたのとは、どうやらだいぶ違うようです。松浦さんは電話の向こうの女性に
「うんうん。心配ないけん。聞いといてやるよ。」と、言いながら電話を切りました。
そしてそのとき、彼女が水商売をしているとお聞きしました。
バチイチで2人の子供がいます。そのこを寝かしつけてから、彼は自宅をでるのだそうです。
でも・・・
請負業なら、昼間もあっている可能性は大ですね。

そのことを言っても、松浦さんは聞く耳を持ちません。
いやいや、そんなはずはない。平日の近場だと言い張ります。根拠を聞いても、それは言いません。
結局は、松浦さん自身が、彼のことをよく知らないのです。
ただ、相談を受けて、彼女の話と、思い込みで、状況が判ったと勘違いして、それなら「オレに任せとけ!」と胸を叩いたのかな?・・・・・と、思います。


酒の席で・・・といえば、よくあることです。
飲み屋のおねーちゃんの前で、オレが、オレがと、いい格好つけたがる気持ちが、判らないでは
ありません。
でも、なんでも「大言壮語」して、いーかっこするのは、どうでしょう??結局底の、浅さを露呈して、カゲで女からは、侮られ、きまりの悪い思いをし、下手をすれば、ご自分の家庭まで揺るがせかねません。



「これでは、お見積もりは無理だと思います。」
状況をOリーダーに報告したあと、私は松浦さんに向き直りました。
なんと言われても、できないものはできない。
「なんでです?。住所も車もわかっとると言うてますじゃろ?」
「では、お聞きします。どこですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


もう、何をかいわんや・・・ですね。


遊びや興味本位で、相談にこられたら困ります。
相談者の殆どは、死ぬの生きるのという瀬戸際で来ています。

いーかっこうは、「お店」の中だけにしておいてください
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by sala729 | 2007-02-22 13:25

親にとって、さらには母親にとって、息子というものは、わが身以上のものがあると、かのシェークスピアも、多くの物語に書き残していますが、ことほど左様に、母と息子の絆には、妻と夫以上のものがあるような気がします。

日本の最高学府を出て、院にまで進み、研究室に残った息子を誇らしく思うのは、当然のことです。しかも、博士論文の講義に、米国に招聘されたり、遊びで始めた株トレーディングで、何億ものお金を自由にしたりとなれば、母親としてこれ以上の誇らしさはないでしょう。

草薙ゆきさん(56才・仮名)の、ひとり息子さんが、まさにそうでした。
真之さんが2才で、夫であり父である、知之さんが亡くなったあとは、祖母と女手だけで育ててきた、大切なひとり息子です。

東京の真ん中に、超高層の分譲マンションを購入して、きままなひとり暮らしを続ける真之さんに望むものはあとは「お嫁さん」だけでした。


そして、待ち望んだ、お嫁さん候補がやっと現れて、ほっとしたのも束の間、その女性のことが
気がかりになってきたのは、母として当然のことでしょう。

真之さんと同い年というその女性は、東北の進学高校を出たものの、大学受験に失敗し、予備校に通うために、東京に出てきて、そのままIT関連の会社に就職した経歴をもっています。
そして、今は、その親会社の出資で、人材派遣の会社を立ち上げ、女性起業家として、ちょっと
有名な人でした。

賃貸とはいえ、会社まで電車一本でいける距離に2LDKのマンションを得て、仕事柄か、環境柄かは判りませんが、外国人たちとも商談をし、業界紙にも掲載され、何回かは、マスコミにも
顔をみせたことのある女性・・・・なのだそうです。



「息子のことは信じていますから、息子がいいというなら、それでもいいかなとは思うんです。
でも、まぁ派手な人でもあるみたいですし、なんと言っても他にはいないたった一人の息子の
ことですから、親としてできる限りのことはしておいてやりたいと。」
亡夫の代わりに、和菓子店を切り盛りするゆきさんにとっては、マスコミにちやほやされることも、女社長としてビジネスを切り回すのも、それはそれで 心配の種 のようです。


「それに、高卒でしすしね・・・。」

ぽつんとつぶやいた一言に、母のホンネが覗いています。
短大なら、立派なもの。
むしろ、短大だけで、こんな脚光あびて仕事をしていることが、立派・・・には、見えないようです(^^;)


ご依頼を受けて、調べてみると、彼女はなかなか気は強いようですが、女性起業家という名前が、似合わない、可愛い外見です。
お休みの日には、彼の家に泊まったり、泊まられたりもしてるようです。
もちろん、この彼は、言うまでもなく「真之さん」です。

周りからも、気が強いのは、折り紙つきだけど、真面目で仕事熱心。
相手が誰であろうと、臆することなく自分の考えが述べられる・・・と、手放しの評価です。


でも、それでも、ゆきさんの心の雲が晴れたわけではありません。

「気が強いって言うのがねぇ・・・・・・ふぅっ・・うちのは、のほほんと育った一人っ子だから」と、
微妙に笑います。


この悩みを、贅沢と思うかどうかは、読んだ方の判断に任せます。
でも、同感するかどうかは別にして、これが「母心」なのかもしれないと、私は思います。

正直な「母心」・・・・
え??わたし??

私には、ありません。もうとっくに、どこかに置いてきちゃいました。(笑)
母心を持っているかいないかは、きっと自分が一番よく知っているのだとおもいます。
その心を、いとおしく思うのか、煩わしく思うのかは、そこここの母子関係に起因するでしょう。

でも、私は、そう思える自分が好きですし、私の子供も、そういう母が好きに違いありません。
(と、なんの根拠もなくそー思います。 爆 爆
 爆

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by sala729 | 2007-02-19 13:55

それは、とても小さな、小さなエリアの中での出来事でした。
内海に浮かぶ人口2000人足らず小島に、夫と2人の子供と平穏な日々を送っていたはずの
松田紀子さん(32才・仮名)が、突然に家を出たのは、連休明けの朝でした。

自宅近くの海苔養殖場にパートに出るはずの紀子さんが出勤しないと、実母の、中河さと子さん(57才・仮名)に連絡がいき、さと子さんが松田宅で、紀子さんが子供にあてた置手紙を見つけ、島中は大騒ぎになりました。

同じ頃、隣の地区の森谷誠吾さん(30才・仮名)の、自宅にも誠吾さんが出勤してこないと職場から連絡があり、妻の美安さん(31才・仮名)が、実父と共に、フェリー乗り場へと、夫の車を捜しに出ていました。
三人目の、ゆなちゃんを背負い、春一番の吹き荒れる中を、フェリー乗り場に急いだのは、一週間前の出来事があったからです。

先週の日曜日の夜、美安さんは夫の財布からフェリーの半券を見つけました。
毎日三人の子育てに追われる美安さんは、日曜日ぐらいは夫に育児を手伝って欲しいと思っていましたから、夫がひとりでフェリーに乗って島から外に遊びに出たことが許せませんでした。

その夜、夫を問い詰め大喧嘩になりました。
そのとき、彼女は夫が何か隠していると、直感したそうです。

そんなこんながあっての、無断欠勤ですから、きっと今日もフェリーでと思い、父と一緒に向かったのでした。


同じ日の同じ時刻に、姿を消した2人が、一緒にこの島を出たことは、その日の昼には、もう
島中の誰もが知らない者はいないという既成事実になりました。

紀子さんの夫は、さと子さんと同じ工場で働き、誠吾さんはその工場に配達に行き、紀子さんのパート先は、誠吾さんの会社の子会社で、おまけに美安さんの父は、かってさと子さんの同僚で、美安さん自身、子供がうまれるまでは、その工場で働いていたという、本当に、狭い、狭い
地域での、仰天出来事だったのです。

紀子さんも誠吾さんも、今更どこで出会ったと考えるまでもなく、自然に知り合って、こうなってしまったのだろうということは、推測されます。
誠吾さんは森谷家の婿養子です。大切にされていたのか、肩身の狭い思いをしていたのかは
判りませんが、美安さんの言うところによると、浮気はこれで二回目。パチンコ好きのなかなかの「遊び人」なのだそうです。

島にあるたったひとつのパチンコ店に出入りしていたら、それはすぐに周知のことになります。
「森谷の婿さんがまたパチンコやっとったがぁ」
日々そんなこと噂される毎日は、息苦しかったのかもしれません。


紀子さんは、地味で真面目な性格と、舅さんが太鼓判を押すほどの、人であったらしいです。
ですから、舅さんは「紀子は、森谷の婿に騙されたんに違いない。あん、阿呆がぁ」と、息巻いています。


こうして、松田家、中河家、森谷家、岡島家(誠吾さんの実家)。総勢11人と、その親族たちが
集まって鳩首会議が、地区の寄り合い場で開かれました。
それぞれの家に、それぞれの言い分はあります。

美安さんは、三人の子を抱え、一週間ぐらいで夫が帰ってくるなら、何も言わずにやりなおしてもいいと言い、紀子さんの夫は黙ったまま、腕を組み、さと子さんは泣きくれ、さと子さんの夫は怒鳴り散らし、誠吾さんの実母はただ頭を下げ通し、美安さんの父は煙草をなんども点けては消して・・・・



こんな風景は、田舎では珍しくはありません。
なにか事が起こると、親族総出の「大事件」となります。
でも・・・・

船頭多くして・・・という諺があるように、こんなに沢山の人が集まっても、いえ、むしろ多すぎて何も決められないというのが、現実です。

私のところには、松田家の父と、紀子さんの実妹が相談にきました。
もちろん、お話はお聞きしますし、調査についてもご説明はします。
でも、この2人では決められないのです。この2人が島に帰って、また親戚一同を呼んで
喧々諤々と、言い争って決めていくのです。

それではね調査の内容は伝わらないでしょう。親戚からの質問があったとき、彼らでは答えられないと思います。
ですから、私がその場に行きますと言うと、それも、親戚に諮らねばならないと言います。


失礼ながら、小さな島から着の身着のままで出て来た二人が、計画性があるとは思えません。
あったとしても、たかがしれています。
だからこそ、初動は早ければ早いほうがいいのです。
なんども、なんども、親戚の怒号を繰り返すばかりの時間は、不毛です。

せめて紀子さんの夫か、さと子さんが来てくださったら、もっとこちらの話を実感として
受け止めてくださるのではないかと、残念な気持ちがしました。

私が行くことすら、親戚で決めなければならないという不自由・・・それが、島の現実の生活
です。
もしかしたら、紀子さんも誠吾さんも、この閉塞感から逃れたかったのかも・・・と。。。。
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by sala729 | 2007-02-17 10:59

建国記念日も、バレンタインデーも、なんやかやと忙しく過ぎて、気がついたらもう二月も、半ばを過ぎているではありませんか・・・(こうして、あっという間の人生が終わってしまうのかと思うと、哀しいような、そら怖ろしいような・・・苦笑)

先日、わがブログ友達(なんて勝手に決めちゃっていいのかしら・・ま、いっか。^^)、元銀行員の探偵さんこと、中村様が、元銀行員の探偵が教える「ヤバイ会社」はこう見抜け!なるご本を上梓されました。
ブログつながりから、本社を経由して、わざわざ私のところにまで、送っていただきましてありがとうございました。皆様もぜひご一読ください。抱腹絶倒(って、まちがいなしです。こんなところで言うより、早くお礼状だしなさいよっ←カゲの声)


現在中村様のブログは休止中なのですが、文体は軽妙で、わかり易く、とても人気の高いブログでした。中止は残念で、一刻も早い再開を心待ちにしていたのですが、その間に本を上梓されるとは、さすがです。



さて、私は・・と、言いますと、なかなか多忙なだけで実のない一週間だったような反省も込めて
今PCに向かっております。

思い返せば週初め・・・
「兄が家出をしました。」と、相談電話が入り、ご自宅にと向かいました。

門前町の並びにある、小さな醸造所で、家出人はそこの四代目さんなのだそうです。
五人兄弟の長男さんとかで、家出して10日がたっていました。

ご両親と残った四人兄弟と私とで、醸造所のコンクリートの庭で車座になって話は始まりました。
長男の一志さんは42才。未婚です。
三年交際している女性はいたそうで、家族はそれを誰一人知らず、今回のことがあって初めて一志さんの部屋を家捜しして、女性の存在を知ったそうです。
そこで、女性を自宅に呼びつけて、こうして今、私が置かれているような形で、いろいろと質問責めにしたらしいのです。

もちろん、ご家族は、「呼んで話を聞いた」と、仰るのですが、女性からみれば、それは呼び出されて詰問されたということになるんじゃないかと思います。



話を要約すると、一志さんは最近、うつ病ではないかと危惧されるような言動が多々あったらしいのです。
負かされている商工会の会費が1200円足らないだけで
「どうしょう。みんなの金なのに、こんなことがわかったら、ここでもう商売できんようになる」と
懼れていたり、ふさぎこんで周囲の話から取り残されていたり、していたようです。

その日も、藍子さん(40才・彼女)と、コンサートに行き、帰りぎわに、しばらく逢えないと思うけど・・・と、言い残しています。
なにより気がかりなのは、お金も持たず、携帯も置いて、身の回りの何も持たず、商売用の古いほうのライトバンに乗って出ているのですが、後で家人が気付くと、洗車用のゴムホースと、ガムテープも見当たらないというのです。

もちろん、警察には届け出しています。
そして地元消防団や、町内会、親戚一同は、その日以来、ずっと近隣を捜してくれているのだそうです。

それでも、見つからず、思い余って、調査会社に電話したと、妹さんは言います。


お話をよくお聞きすると、一志さん以外はみなさん結婚しています。
弟さんは東京で、妹三人は地元だそうです。
今回のことで、帰省している弟さんが、中心にいろいろと捜索活動を展開しているようです。
家出してからの、捜索活動を克明にファイルしているものも見せていただきました。
ホワイトボードに、消防団やらの捜索活動地域が、日毎に記載もされていました。

うちの捜査方針についてもこと細かに、弟さんから質問もありました。


そして私が感じたことは、一志さんは淋しかったのだろうな・・・という思いです。

失礼ながら、古いけれども、売り上げは頭打ちの四代目として、この田舎の狭い町から出れない自分。決められた「跡継ぎ」という重圧から逃れられない自分。
妹や、弟は自由に自分のしたいことをし、結婚もし、子供も得て、こうして時々帰ってくる実家が
あって・・・・。
しかも、結婚を考えた自分の彼女は肝炎の診断をうけて、仕事をやめている。年齢も考えたら、もう子供は無理かもしれない・・・そうしたら、自分が今までがまんして継いでいたことはなんだったんだろうか・・・と、いう虚無感。
それが、いつの間にか一志さんの中に一杯に広がっていったのではないか・・・と、私は考えました。

「お兄さんは、淋しかったのかもしれませんね。あなたのことがうらやましかったのかも。」
私がそういうと、弟さんからは
「そんなことはありません。僕だって、東京でどんなに大変か、兄貴に話をしてましたから、そんなはずはありません。」と、言下に返ってきました。

「いいや。そう言うとったよ。・・・・淋しいとな。」
それまで黙ったままのお父さんがぽつりとつぶやきました。
家業を背負う重さを、誰よりも知っているのはこのお父さんかもしれません。


正直言って、この調査は苦しいです。
人手がかかるのはもちろんですが、もしも・・・と、いう可能性か非常に高い。。。。
それでも、なんとか手を尽くしたいという、ご家族のお気持ちを考えると、出来る限りのことは
しなければ・・・と、私は状況をOリーダーに伝えます。


「高いですねぇ。こんなにするもんですか?」
見積もりを見た、弟さんの第一声でした。

「お金がどうのこうのとは言っておれん。なんとかせんといかん。」
お父さんは、お母さんに目配せして、お母さんも頷いていました。

「いや、ちょっと待ってください。今から親族会議で決めますから、それからお返事します。」
弟さんはお父さんを制して、私に言います。
お父さんは、何か言いたげに私と弟さんを交互に見ていますが、何も言いませんでした。

妹さんたちは集まって、なにやら話しているようですが、ひそひそと言葉尻だけが聞こえます。
「・・・・・・・いつものことやし」
「・・・・・・・なんでも、自分が決めるんやもんね。」


どうも、この家の決定者は弟さんのようです。
これが、一志さんがいてもそうなのかどうかは、判りませんが、そういう自分が一志さんの
「憂鬱」のひとつであるとは、弟さんは思ってもみないのでしょうね。




思ったとおり、その夜、弟さんからお断りのお電話が入りました。
「家族で相談しましたが、今回はやはりお断りすることにしました。地元や消防団も休みごとに
まだ捜してくれると言うので。それでも判らなかったら、またそのとき、お願いします。」

・・・・・なにを悠長なことを・・・と、出かかった言葉を呑み込んで
「そのときは、また状況が変わっているのでしょうね。お父様やお母様に、よろしくお伝えください。」とだけ言って、私は電話を切りました。

またそのとき・・・・・
これが弟さんの本心なら、この人は本気で捜す気はないのかもしれません。
自分が、周りの人たちにどう思われているか、こういう人は考えたこともないのかもしれません。
この人は、父と母の思いや、兄の憂鬱などを、推し量ってみることができるでしょうか?

もしも・・という可能性の高さを考えると、お断りいただいて、ほっとしていることも事実です。
でも、仕事という以上、お受けしてできることを尽くしたいという思いを、抑えきれないのも事実です。

こんな夜は、お酒でも飲んで・・・と、いうのができないことが、残念です(^^;)
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by sala729 | 2007-02-16 12:41

調べてみないと本当のことが見えてこない・・と、いうことは往々にしてあります。
話をお聞きしたことのすべてが、真実かそうでないかは、結果が出て初めて判る場合は少なく
ありません。
だからこそ、「調べる」のですが・・・。
そしてそのことは、相談をお受けする時にはもちろんお話します。相談者さんも、一応は頷きますが、人間の悲しい性です。
ついつい、自分のほうをいいように話てしまうことは、無理からぬことです。
その分をさっ引いて、お聞きするにしても、こちらは相談者の仰ることが、主体になることは事実ですから、相手の悪意と善意と、好意とを、どう選り分けられるかということは、いつも命題にあります。


先日来お話しています、賀川みのりさんの件について、養女の景子夫婦の身上調査が、あがってきました。
三度結婚をしていることは、事実です。
一度目と二度目との間にそれぞれ、子供がいて、その子らを引き取っていないのも事実です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも・・・でも、それ以外には、センター長さんの言うことの裏づけになるようなことは
何一つあがってきまません。

三度目の夫は、子会社とはいえ、なかなかの規模の繊維会社で、重役職に就いています。
前妻に託した娘には、毎月欠かさず養育費を振り込んでいますし、前妻とはきちんと財産分与もしていますし、何より社内でも評判は上々なのです。

景子もしかり。
二度目の離婚のあと、介護ヘルパーの資格を取り、地元の老人施設に勤務。
そこでは、しっかりてきぱきした性格で、施設長の信任も厚く、年下の看護士たちからも
慕われ、頼られていたというのです。

もちろん、2人に借金は一円もありません。



「そんなことはないっ!。景子は近所でもトラブルメーカーで、周りに嫌われて、怖がられていた。だから、景子の隣の人に、景子が帰ってきたら、見張りして、私に知らせてと言っておいたのに、一度連絡してきただけで、おそろしがって、もういやだと言ってきたんよ。」
センター長は、この報告書で納得しません。

みのりさんは・・といえば、うんうんと頷きながら、何度も何度も、報告書を読み返しています。

「第一、借金がないなら、なんで康二郎さんの株券をお金に替えたんよ?。それに、重役ったって社宅に住んでるなんておかしい。」

センター長さんの口調はイライラと、棘をもって、傍らのみのりさんが体を強張らせているのが
判ります。

「あんたも、何とか言うたらいうたらどうなのっ!。他人事みたいに。」
振り向きざま、センター長はみのりさんを叱責します。

「景子は警察にもひっぱられてるし、前科もあるんよ。ここにはそんなこと、ひとつも載ってないやないのっ。」
唾が飛んできそうなほどの、ご立腹です。

こういうときは、ひとしきり、わめき、罵り、叫んだのを見届けてから、口を開くことにしています。

出していただいた、コーヒーをまずいただいて


「報告書がすべてです。前科前歴については認められておりません。景子さんご夫婦について
お調べしましたが、わたくし方の調べの中で、センター長さんがおっしゃるような悪評は、
でておりません。もちろん、これは単独にお聞きしたのではなく、時間もかけて、より多くの
情報を収集して得た結果です。
具体的どこがどう違うか、ご指摘くださいますか?。ご説明しますし、場合によっては調査に確認いたしますけど。」


「具体的にもなにも、なにもかも全部ちごうてますっ。私が、思うているのとは全然違いますっ!!」

「いえ、うちの調査は、思っているのを記載するのではなく、思っていることが事実かどうか?
対称の方を客観的な資料をお作りするのが仕事です。
最初にお話しましたように、嘘は書けません。出てきた事実をありのままに記載しますと、申し上げたと思いますが。」

「いいやっ。こんなん事実やあるもんな。賀川さん、あんたもなんとか言うたらどうや。こんなんだったら、あんたもここにはおれんようになるで。それでもええんなっ?!」
これは、一種の恫喝です。

みのりさんは、身を縮ませて、センター長の怒りが鎮まるのをただじっとやり過ごそうとしているかのようです。

「具体的箇所をご指摘くだされば、ご説明しますので熟読されたらご連絡ください。」

「もうええわなっ!!。」
センター長の怒号を背中で聞いて、私は施設を後にしました。


前回ここを訪れたときから、ずっと気がかりだったセンター長とみのりさんの関係は、私が
思っていたより以上によくないのかもしれません。

景子が養子縁組を解消しない理由も、まったく別のところにあるのかもしれません。

景子は、もしかしたら、このセンター長がみのりさんをここに閉じ込めているから、経済封鎖をすることで、みのりさんをここから解放しょうとしているのかもしれない。とも思えます。

いずれにしても、みのりさんに経済的バックが付く可能性は、ゼロに近いです。
ここから、出されるならそうであったほうが、次の手段を講じられます。

一番不幸なのは、いつまでもずるずるとここに留められて、悪口雑言に日々耐えねばならないことなのかもしれません。

「老いる」ということは、生き様まで他人に利用されることなのかと思うと、ちょっと切ない思いが
過ぎります。

冬なのに「春の嵐」のような一陣の風が、私の中を通り過ぎていったようでした。
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by sala729 | 2007-02-08 11:01

先日の雪が嘘のように晴れ渡った青空に、鳶が・・・あ、あ、・・・・か、カラスの大群が~~。
気がついたのは、このニ、三日のことなのですが、私がよく走る高速のある場所に、最近
大量のカラスが飛び交っています。
そう・・まるで 乱舞 かのように・・・。
最初は、「あー。もう春だわねぇ。渡り鳥も帰る準備なのかしら・・」なんて、あまりに見当はずれな感慨に浸っていたのです・・(--;)

ところが、鳥たちに近づくにつれて、その全貌が明らかになると、それが、カラスの大群と知った時は、ヒチコックの「鳥」のワンシーン(・・・ふるいなぁ、わたしも。。)のようで、ぞっとしましたね。
高速道路を垂直に切るように飛び交う数は、数十・・もしかしたら百羽くらいもいたかもしれません。中には結構低めに飛んでくる命知らずもいるんですねぇ。
そのギョロっとした目ン玉をひん剥いて、威嚇しているようにすら見えるのです。鳥の分際で・・・。

あの独特の、ギャオン、ギャアオンという、声の潰れたお囃子みたいな泣き声は、窓ガラスを閉めているのにも関わらず、ほのかに聞こえてくるのです。
そして、その数が、日毎に増えているように思えるのは、私の気のせいでしょうか・・・。

なににしても、カラスには罪はありませんが、あまり好きにはなれないタイプです。(^^;;)
・・・・明日、通ったら、空一面が真っ黒だったらどーしょう・・・なんて、安直なホラー映画の
ストーリーみたいなことも、つい考えてしまいます。。。



そんな、「カラス、危険ストリート」を突破して、お逢いしたのか゜、谷内とみ子(仮名)さんです。
年齢は46才とお聞きしていましたが、電話の段階から、かなりHIテンションで、ちょっと
ためらいを覚えたのも確かです・・・。

若草色のセーターに、真っ白のダウンジャケットは、なかなかお似合いで、鼻梁の細い、間違いなく美人系のお顔立ちでした。

「別れた主人の勤務先を、調べてほしいんです。」

そういう電話は、かなり多いです。
昨今のうに離婚が増えると、それにまつわるトラブルも増発され、離婚後、慰謝料も養育費も払わず、逃げた夫を捜して欲しいというご相談は、年々多くなってきているような気がします。

聞けば、お互い再婚同士で、夫にも2人の連れ子。とみ子さんにも2人の子供。彼女は元の夫に預けてきましたが・・。
そして、2人の間にも、2人の子供をもうけました。つまり、この2人には、都合6人の子供がいることになります。(偉いぞっ!。こんな時代に。柳沢大臣にも聞かせたいっ!!・・・なんてことは
ないんですけどね。)


「世界で一番可哀想な人を、幸せにしてあげたいと思って、結婚したんですけどねぇ」
そういって彼女は、茶色がかった瞳をくるくるとさせています。
「悔しいんですよね。お金もあるし、そこそこいいかなって思って結婚したのに、ニ、三年で、
商売は傾いちゃうし、主人は優しくないしでね。その上、養育費も払ってくれないなんて、
どー思いますぅ?」
・・・・どーおもいますぅと聞かれても・・・・。
・・・・あなた、最初の言葉と、今仰ってる言葉って、裏腹のような気がしますけど・・・(^^;)

「私ね、向こうの家でるとき、国宝級の置物も、東南アジアの王族の親戚から貰ったお皿も
置いてきちゃったんですよねぇ。悔しいわぁ。持って出ればよかった。」

・・・・・・ぉ、おぃ、おぃ。。。
国宝って・・・。王族の親戚ってそりゃ誰???・・・話、おーきすぎないかい?(苦笑)


「国宝級なら、それだけ持って帰って売りさばいたら、養育費なんて問題じゃないですよね。」と
水をむけると・・
「ええ。そーなんですけど、行けないんですよ。彼の家には、向こうの父と母がいて・・・」


じつは彼女、すでに他社で一度、調査を試みています。
でも、それで判らないといわれたらしく、とても懐疑的ではあるんです。
でも、違う意味で、私も懐疑的になってましたけどね(苦笑)

結局、とみ子さんは調査することにしました。
あらかじめ、もしお写真がありましたら一枚か二枚、お持ちくださいと言っておいたのですが
よっこらしょと掛け声かけてテーブルの上に置いたのは5冊のアルバム。
なんと・・・彼の子供時分から、卒業アルバムまで持ってきているのです。

ふつー・・・そういう場合は一番最近のを持ってくるでしょうが・・・(苦笑)

そしてまた、とみ子さんは滔々と、ご自分のことをしゃべり始めました。
いかに、自分が人間愛に動かされて、彼と結婚したか・・。前途洋々たる自分の未来と、彼との
結婚を両天秤にかけたか・・・(って、すでにその時、2人とも、バツイチ子供2・・じゃん)

このまま、相槌を打ち続けると、夜が明けそうな勢いです。
今は、パートのウェイトレスをしているという、エキゾチックなとみ子さんの容貌に、現在の
境遇への不満があふれ出ていました。

この人の不幸は、今の自分を受け入れられないことなのかもしれない・・・。
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by sala729 | 2007-02-07 11:54

暖冬とはいえ、昨日一昨日の寒さはまさしく「冬」のそれでした。
南国の高速道路にも雪が舞い、外気温は0度を行ったり来たり・・・目の前の、いつもは青が幾重にも重なった彩りの山の木々が、真っ白に化粧して、トンネルから出るときにw@m<、目の前に広がる雪の樹木の美しさに息を呑むばかりの一日でした。


昨日は、思いのほか忙しい月初を迎えており、東奔西走に明け暮れておりました。
県境を越えて、他を圧する山々の尾根から尾根は真っ白です。
みぞれ交じりの雪が、いつしかぼたん雪に変わって、白い息がハンドルにかかる指に吹きかけられています。

私はひとりの時は、あまりSAには立ち寄りません。
だって折角、ゴボウ抜きで走って、SAでどんどん追い抜かれていったら、それまでの行為って
なんなのぉ?・・・なーんてことになるでしょ?
でも昨日は、これから訪問する先が、病院だったので、手土産がわりのお見舞いにと、お菓子を購うためでした。
さしたる迷いもなく(・・私の買い物は早いです。なににしても、迷うことはまずありません。)選んで、トイレを済ませて、飲み物を買って、再びエンジン始動です。

外の雪は風に煽られて、吹雪のように窓ガラスを打ってきます。
そして本線に入り、ものの三分もたたない間に、右側追い越し車線がぎっしりと渋滞していることに気付きました。左は空いています。
でも、かなたのトンネル入り口には「右側に寄れ」と電光掲示板が・・・。

流れのままに右に寄って、ハザード点滅させながら、最後尾につきます。ほどなく後ろに次々と
並んできます。
山間の高速道路ですから、トンネルが続いています。その中も外も、ぎっしり・・・です。

なにがなんだか、さっぱりわからず、それでも稀に見る雪景色の美しさに、運転できないことがチャンスとばかり、携帯カメラで周りをとりまくりです(笑)
ふとみると、私みたいなのが、前にも後ろにもいます。窓から手をだしているのもいます。

それを、状況報告と一緒にO支社長に送付しょうとすると・・・・これが × 
どうやら、ここに閉じ込められたそれぞれが、携帯電話で自分の状況を知らせているための
電波障害のようです。

あらら・・・これは困ったと、高速情報にチャンネル合わせても、ノイズが流れるばかり・・。
やっとNHKで、高速上で事故があり、現在○○ICと△△ICの間は不通になっています・・・との
情報を得ました。

なるほど、これで納得。
先ほどのSAは、この○○と△△の間にあるので、通行止めにしたときに、このSAの車がそっくりそのまま高速上に取り残された・・・と、いうことなのでしょう・・・。

携帯どうしの通話は無理と判断して、会社のOリーダー直通回線にかけて状況の説明をします。
「大丈夫なの?。今日の町田さんはやめたほうがいいんじゃない?」と、心配気な声。
「大丈夫ですよ。時間かかりますけど、町田さんにはメール打ちました。それにあとICふたつだけですから、もうここまできて引返せません。」と、持ち前の、イケイケが・・・・(笑)


「そお??。それにしてもAちゃんのいくところ、災難ありありだね。相談者も、怪我したり、病気になったり、倒れたりだし・・・。ま、本人と行動していると、なんともないっていうのが、ある意味怖いけどね。町田さんのお見舞い買ってなかったら、Aちゃん事故に巻き込まれていたかもよ。」とOリーダー・・・・・。



そういわれて、思い返してみれば・・・・

あれは、私がまだ、フツーの主婦だった頃のこと・・・(主婦ではあったけど、フツーであったことは一度もなかったような・・)←カゲの声。

当時の我が家の旅行は、「車」と決めていました。
昼夜ぶっとばして1000キロなんて、へーきで敢行していた頃です。
さて、明日は芦原温泉から越前岬へと・・・なんて浮かれているところに、臨時ニュースが・・
越前岬を回遊する国道に落石があり、巻き込まれた車から死者が・・・。 えぇぇっ!

そうなんです。そのコースはまさに明日のこの時間にそこを走る予定の地だったのです。

「よかったぁ。危機一髪だったわね。そーいえば、前に日本坂トンネルの火災事故の時も一日前
だったわよねぇ」と、前回の災厄もかろうじて避けたことを思い出したのです。。。


ところが、「災厄危機一髪」はこれだけでは終わりませんでした。

数年後・・・の、長崎・雲仙では・・・。
雲仙岳のふもとに、「雲仙焼き」を復元したとの窯元さんがおり、尋ねて、その切り口まで青い陶磁の色に魅せられて帰った翌々日・・・
あの大規模火砕流で、二日前に尋ねたばかりの窯元さんはその下に埋もれてしまいました。

もちろんその時買い求めた「雲仙焼き」は大切に・・・大切に・・・す、すみません。一個割れました(^^;)・・・私、生活磁器は使ってナンボという主義なもので、飾り置きという習慣がないんです。・・ま、おかげで、割れ口の見事な青を期せずして目にすることができましたけど・・・これを
ホントの怪我の功名・・とは言いませんか・・・・やっぱりね。)


それから、明石のスーパージャスコ火災のときも、今から行こうかと高速降りかけたら、火災のニュース・・・

極めつけは、あの「阪神大震災」
あの日、私は仕事で神戸に向かう予定でした。もちろん車で・・・
震災の時間がかなり早かったので、自宅を出る前に中止しましたが、あと二時間遅ければ
私はあの途中からちぎれ落ちた高速の上にいたはずです。。。

そして、鳥取砂漠に落ちる夕陽に感激して帰った翌日は鳥取地震。

広島から帰ればその日の午後には、帰る前に立ち寄った「陶器屋」さんが、地震でその棚から
お茶碗やお皿がバラバラと崩れ落ちるニュースが流れてくるではありませんか・・・

 うそでしょぉぉぉぉ 

と、叫びたいのは「私」です。。。。(^^;;)
友人たちからは、災害女と呼ばれ、「アンタが行く先は、必ず災害に見舞われる。アンタは、不思議とそれから免れるけど、行く先々の人には、はた迷惑な話だわよねぇ」と、痛罵されても
返す言葉もなし・・・。


そして、今・・・
私は、Oリーダーに、密に・・(でもないか、かなりはっきり言われてますっ・・怒)
「Aちゃんの依頼者、なんだかよく病気になったり、怪我したりするよねぇ。もう何人、入院したっけ??・・・アンタってホントに、災厄を呼ぶ女だよねぇ。」


むっ・・むむむ・・・・・

で、でも、声を大きくして、否定できない自分が・・・・ツライです。。。(--;)

 ふんっ!
私のこのパワーが、私の命の源よっ。
いーですとも、いーですとも。「災害女」と呼ばれようとも、「災厄を呼ぶ女」と、うしろ指さされようとも、このパワー・・・誰にも真似できないでしょっ・・・フン。
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by sala729 | 2007-02-03 15:38