暖かな睦月が終わろうとしています。
優しい冬の青空は、清冽な空気満ち足りて、なんとも豊饒な気持ちになるものです。
珍しく、そんなおだやかな月末を迎えていると、漂う雲までが美味しそうに見えてくるものです(笑)・・・(冬の千切れ雲は、夜店の綿菓子ができるときのフワフワに似ていませんか?・・・

あれ、大好きなんですけど(笑) 重ねすぎた年月が邪魔をしてなかなか思いのままには手に入りません・・・。子供のころには大人になったら思いっきり買い占めてやろうと思っていましたが、大人になると、周りの視線が痛くて・・・・(@@)


ところで、先日、社内で結婚記念日のことが話題に上りました。
ちょうどその日は、Rさん家の結婚記念日で、彼女もその日の朝思い出したらしいのですが、
「きっと主人は忘れてますよ」と、確信をもって言い切ったときでした。。。

「ねぇ、結婚記念日って、結婚式あげた日?。それとも入籍日?」と、突然にOリーダー。

「そりゃあ、結婚式の日ですよ。」と、私とRさんは声を揃えて言ったのですが、でも、よーく考えてみると、そう限ったことではないかもしれないかな・・・とも思います。

結婚式は挙げる人もいれば、挙げない人もいるわけですが、「夫婦」という世間の認知を得るには、入籍はまずしますよね。
そうなると、結婚記念日というのは、「入籍日」にするほうが、道理なのではないか?・・・・とも
思えてきたりするのです。



その夜・・・・O家では・・・
子供たちとの食事も終え、お風呂も済ませて、やっと寝かしつけた一日わずかの夫婦の時間に
夫が妻に問いかけました。

「なぁ、俺たちの結婚記念日っていつだっけ?」
夫の問いかけに、妻はふりむきざま、本当にさりげなく

「いつにするぅ?」   と、問い返したのでした(^^;)
(お、おそるべし、O夫人・・・・・)


「い、いつにするって?お、お前・・・」
さすがに冷静沈着なOリーダーも、予期せぬ答えに、返す言葉を失いました。

「お、覚えてないのか???」

「確かぁ・・春だったわよねぇ??」


ちなみにこのご夫婦、まだ10年は迎えておりません(きっぱり)
しかも、聞き及ぶに、2人だけでハワイの、某有名ホテルのスゥイートルーム借り切ってのハネムーンと挙式という、若い女性あこがれの結婚式を挙げているのです。
白いドレスの花嫁に、ハワイの陽気なじーちゃんばーちゃんが祝福の花束をリムジンに投げ入れて・・・
なーんて、映画のシーンみたいな、結婚式を挙げた・・・らしいのですが・・(^^;)


わが妻を、天真爛漫と言おうか、天衣無縫と言うべきか、泰然自若と諦めるべきか・・・
今の、Oリーダーの心境は、かのソクラテスや、モーツアルト、源頼朝もかくあるか・・との
心境に至っているかもしれません。。。(苦笑)


そして、暖かい冬の夜はしんしんと更けていき、
あの元気のよいさわやかな夫人の第一声で、今日も、O家の一日は始まっていくのです・・・。


また、上司の家のプライバシー、暴露したと、お叱りが飛んできそうなので、今日は、このあたりで・・・お・わ・り・ま・す。。。(^^)(^^)(^^)(^^)(^^)
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by sala729 | 2007-01-30 10:46 | Comments(4)

25年前に出逢って別れた初恋の人を捜したいと、原沢美千代さん(47才・仮名)が、ご相談にこられたのが、昨年の12月のことでした。

二年前に、夫の浮気が発覚してからというもの、前と同じような夫婦にも戻れなくなりましたと、美千代さんは細くてきれいな眉を顰めました。
ダークブラウンのジャンバースカートに白いブラウスは、とても清楚です。長男に子供さんがうまれて「お祖母ちゃん」になりましたと、笑う顔がジョークにしか聞こえない風情です。
三人の子の母として、専業主婦で通してきた夫との夫婦生活だったのに、夫は知らぬ間に20以上も年下の女を作っていたのです。

そのことが判って、夫は女とは手を切り、美千代さんもそれを信じました。
実際、もう逢ってはいないと思いますと、美千代さんは言い切ります。

でも、それでも、一度空いた心の空洞はなかなか埋まりません。
家族の中での自分の存在すら、疑わしくなって、美千代さんの心は、ぎりぎりのところを歩き始めました。


そんな毎日の中で、思い返すのは、若き日のことです。
高校を卒業して4年目。信用金庫の社員としての生活にも慣れ、かるい気持ちでスナックのアルバイトをしたものの、もとより会社には内緒です。


そのときに出会ったのが、同じビルにあるディスコでアルバイトをしていた、Y大学の四回生、西島さん(当時22才・仮名)でした。
そのころの常として、アフロヘアーの彼は、なかなか目立つ存在で、ディスコのお客の中にも
彼のファンは多かったようです。

同い年で、しかも自分の方は、社会人という強み(?)で、はじめに声をかけたのは、美千代さんの方でした。
二回目には、ホテルにも行きました。
交わした言葉は、両手の指にもあまるほどしかありません。


たったそれだけで、別れた人でした。
それなのに、今頃になって鮮明に彼のことがいろいろ思い浮かんでくるんです。と、美千代さん。
手がかりは、二つだけ・・・

名前(しかも、姓だけです・・・)と、出身大学のみ。。。。(--;)
もう25年もたっていれば、当然ディスコはないでしょうし、そのビル自体があるかどうかも怪しいものです。


それでも、捜したいという方がいて、対象の方がいるならば、お探しするのが私たちの仕事です。もちろん、お断りするはずもありません。


これは、かなり大変な調査でした。
25年の歳月が、堆く積もった情報と過去を、ひとつひとつ丁寧に掘り起こしていく仕事です。


そして、先日、やっと西島さんの居場所が判明しました。
彼は、某県立高校の教務主事になっていました。
本人確認をすべく、現在の西島さんを、隠し撮りして、美千代さんにお見せする担当は、あの
ハンサムH氏です。
時間と場所を設定して、確認していただくと、西島さんはずいぶん様変わりしているそうです。
美千代さんの記憶の中の彼は、細身のアフロに、ブリーチジーンズといういでたちらしのですが、現在の西島さんは、かなりの貫禄がついており、アフロにはもう戻れない頭髪と、地味な
スーツが、そのまま25年の月日の重さでした。。。


H氏から、美千代さんが断定はできないけれど「彼だと思います」と言ったというのを聞いて
少し安心して電話を入れてみました。


「もうだいぶ月日がたってますからねぇ。ずーっと同じという方はひとりもいませんですよ。やっぱりみなさん貫禄って付いてくるものなんですもの。」と、私が言うと、しばらくの静寂が流れました。

「そーですね。・・・・でも、彼です。それは間違いありません。」
消え入りそうな小さな声でした。。。

「そうですか。それはよかったです。で、彼に何かコンタクト取ることお考えですか?」と、さらに私。

またしばしの沈黙がながれて・・・・

「え、ええ。・・・・そうですね。あの。。。あのうAさん?」
「はい?」
「あのう、Hさんって普段、どこにいらっしゃるんです??」

「ほへっ??。(内心またかと思いつつ・・・・)彼は、責任者ですから、支社にいますが、現場の
責任者ですから、いつもデスクワークばかりということはありません。なにかありますか?」
知っていながら、私は意地悪く問い返します。

「いえ、いえ何もないんです。ないんですけど・・・どこにいらっしゃるのかお聞きしたいなあって思って・・・もう、同じような間違い起こしたくないんですもの」と、美千代さんはにっと笑います。


(あのさぁ、昨日まで、西島さんのこと忘れられないって夜中に電話してきて泣き叫んだのは誰よ???。H氏の所在が知りたいですってぇ???・・・・・ふん・・・・ふん・・・・・さぁって、いっくら
にしょーかなっ~笑)
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by sala729 | 2007-01-29 16:21 | Comments(4)

川田典子さん(47才・仮名)は、生真面目な黒いフレームの眼鏡の奥で、曖昧な笑いを浮かべていました。

洗いざらしたトレーナーに、綿のジャケット。化粧気のない顔は、年齢よりずっと若く見えます。
何度も、相談電話をいただいて、やっと決まった面談でした。
コーヒースプーンを意味もなくかきまわし、やっと本題に入るまで20分以上が経過していました。

「主人は・・と、言っても正式な夫婦ではないんです・・・・。一緒に暮らし始めたのは15年くらい前になります。わけがあって入籍せずに暮らし始めて、子供ができました。もちろん認知はしてくれています。そのときは結婚もしてなかったんです。でも・・・」
入り組んだ話はとりとめもなく続くようです。
でも、整理してみると・・・・・


典子さんが主人と呼ぶ男性は、加賀美さんと言います。年齢は56才。
仕事は・・・不動産関係とは言いますが、どこかに勤務しているという訳でもなく、どうやら、立ち退きなどの交渉に当たる地上げ屋稼業らしいのです。
かなり、危ないこともしているらしく、警察沙汰になったこともあると本人も、典子さんに話しています。こういうことを聞いていたので、入籍をためらったのだと、典子さんは言いました。

2人で暮らし始めて、子供がうまれて、それなりに三人は幸せに暮らしていました。
彼は寡黙ですが、それなりに子供も可愛がり、なついて、典子さんは彼に妻子がいることなどは、まったく思いもかけていませんでした。ただ、出張が多いということを除けば、典子さんにはなんの不満もなかったそうです。

ところが昨年末に、彼が原因不明の病気にかかり、医師から親族を呼ぶようにと言われました。
典子さんは彼の実兄に連絡すると、実兄はそそくさとやってきましたがそのとき、40才くらいの女性と10才くらいの女の子を連れていました。

そこで、典子さんは彼に妻子があったことを始めて知ったのです。

しかも、彼が妻と結婚したのは10年前。子供は9才ということです。
つまり、彼は典子さんがいて、子供がいて、その後で別の女性と婚姻していたということのようです。


「入籍しないのは私が願ったことですから、こうなってもしょうがないとは思います。主人は、奥さんのことは何も言いません。私も聞きません。でも、出張って言って、ほんとはどこに行ってるのかな?って・・・」
典子さんは彼を責める気持ちはないようです。

「生活費もきちんと毎月入れてくれます。私が仕事しなくてもいいくらいはくれます。旅行にも連れて行ってくれますし、このままなにも知らないふりしていたらいいのかとも思うんですけど
でも、ついあの人の家(妻のいる家)を見に行ったりしてしまうんですね。私たちもう長いから
近所の人は主人のこと川田の婿養子と思っているみたいですし、うちの母も私たちのこんな関係は知りません。でも、子供が大きくなったときに、このままじゃいけないかなって・・・・」



そりゃあ、このままではいけないでしょう・・・・
迷いに迷う、典子さんでしたが、結局は調べることにしました。



そして第一日目が昨日だったのです。。。
大方の予想通り・・・彼の行動は不審です。自宅(典子さん宅)を出てから、怪しげな男女と喫茶店にこもったかと思うと、そのなかの女のマンションに入ったまま出てこなかったり、街中を車で流したりを続けて・・・・・結局、妻のいる家にやってきました。
妻はまだ仕事中らしく、誰もいない家の鍵をなれた手つきで開錠して入りました。
住宅街にあるその家は、周りのどれよりも立派で、ますます彼の素性が怪しまれます。

妻のもとにいることは典子さんには伝えていますが、彼からも典子さんに連絡が何度かは
入っているようです。
「いま、大阪についたよ」とか「いまから交渉だから」とか、まめに電話は入れてくるのです。
・・・・・・・・・全部、嘘なのですが・・・・(苦笑)

まだ、調査は続きますが、覚悟していたとはいえ、典子さんの胸中は複雑です。

でも、それよりも、彼がいったいどんな人なのか・・・・私にはそっちのほうが、ずっと興味深い
です。。。
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by sala729 | 2007-01-25 11:26 | Comments(3)

松永さん(56才・仮名)は、事務所に入ってきたときからオドオドと落ちつかなげにあたりを見回し、眼鏡をかけたり外したたりを繰り返していました。

奥様の素行ということでのご相談なのですが、骨ばった指を組んだり外したり、所作に年相応の落ち着きがみられません。視線も泳いでいるようですし、これはなかなかの・・・・と、私は心の奥で溜息をひとつ・・・・(^^;)

・・・・「つ、つ、・・妻が・・・妻が・・・」
彼の言葉を待っていたら、明日の朝になるかもしれません。
こちらの方からご質問させていただくことにしました。

「奥様の様子がおかしいと感じられたのはいつごろですか?」
「き、きょ、去年の秋。いや11月、え?10月だったか・・・あ、12月かもしれん・・・」

メモを取るために落とした視線を上げるたびに、松永さんはびくっと体を硬直させて、言葉にならない単語をポロポロと口からこぼしているような話し方をします。

・・・・・・・・ようするに・・・・・

妻の多加子さんは同い年。10年ほど前から、地域の建設業組合にパートにでています。
パートといっても、組合事務所は平時は一人ですが、月に一回は、地元の建設会社の社長や
オーナーが寄り集まって会議を開きます。
そのときには、どこにも属さないという立場で、彼女が司会進行をしますから、年月を経ると
彼女には多くのオーナーのお知り合いができてきます。
各社の忘年会に誘われたり、ゴルフのお供をしたり、小旅行もあったようです。
もともと、華やかな美人系ですから、そういうお付き合いは嫌いではなかったのでしょう。
多加子さんがそんな水に染まるのあっという間でした。

多加子さんの交際範囲が、もともと荒っぽくて強引な建設関係のオーナーさんばかりになると、
自分の夫の小心さがよけい際立ってきたようで、家庭内でもことあるごとに、松永さんと、社長たちを比較するようになりました。
29才と21才の息子たちの前で、罵詈雑言は、当たり前になりました。


それでも、松永さんは多加子さんの浮気には気付いていませんでした。

昨年12月の始めに、多加子さんから離婚してくれと詰め寄られた時も、自分か頼りないから
とうとう嫌気がさしたんやなぁと思ったんですと、松永さんは言います。
その場の返事はかろうじてかわして、今年になりました。

多加子さんは、卓球やカラオケ。整体体操など、なかなか多趣味です。
その夜も、卓球に行くと出かけた多加子さんを見送って、ぐすぐずと、離婚の話を思い返していると、自分と離婚したほうが、妻の幸せならしてもいいかな・・・という気になったそうです。
そして、それなら、もう「卓球している姿を見るのも、見納めになるかもしれんから」と思って
彼女が練習に出かけているはずの体育館に行ってみました。

でも、そこには多加子さんの姿はなかったのです・・・・。
だぁーれも・・・いなかったのです。(--)


そこで初めて彼は、妻の浮気を疑い、離婚話の裏に気付きました。←気付くのが遅すぎ・・(苦笑)



「昨日も、下の息子が女の子を毎晩家に連れてくるんで、妻が注意したんですわ。そしたら、
うるさいって怒鳴られて、窓ガラスを割ったらしいんです。妻が私に、あんたも言うてくれんかったら困るって言うんですけど、私が言うと大きなことになりますからねぇぇ・・。」

(なるわけないわよっ・・第一、言えないんでしょ?。なにかっこつけてるのよ?)
自らの心の声を私は必死に抑えます・・・・・。

しかも、下の息子さんは母親の浮気を知っています。もうだいぶ前から、携帯を盗み見していたようで、松永さんとすれ違いざま「コジマさんには気をつけろよ」なんて意味深なこと言ったりしていたのです。
そんな母親の注意なんて、聞くはずがありません。



それでも、松永さんはなかなか決められません。
契約書を前に溜息と、トイレと、タバコ・・・を、何度繰り返したでしょう。。。

・・・・・・ん、もう、私も限界です。(ピキッ!)

「お、怒ってるでしょ?。怒ってますよね。そ、そーですよね。すみません。私はこーいう男なんですよ。小心者で物が決められないんです。だから、字書くのも遅いでしょ。(なんの関係があるの?)す、すみません。怒ってますよね?・・・そーですよね。怒ってますよね。」

「いーえ。どうぞ、私のことにはお構いなく、充分にお考えください。」
開き直って、思い切りの作り笑顔で微笑んで見せた私の顔を見ると、松永さんはさっと視線を
下に落とします。
「す、すみません。もう一回、ト、トイレに・・・」

(ええ。ええ。何回でもどーぞ。なんなら、ずーーっと入っていてもいいですけどねぇ)
私はまたまた心の叫びを、押さえつけながら、作り笑いで頷いていました。。。。


なんと、契約書書くのに40分・・・・(はぁぁ・・・疲れた。。)面談してからではないですよ。調査することが決まって、契約書書くだけに・・・ですよ。

終わって、立ち上がった松永さんもよろめきましたが、私も足元がふらつきそうでした。
それでも、張り付いた作り笑顔で、お送りしたとおもった二分後、彼はまた戻ってきて
「あのぉ、忘れてましたけど、息子は夜中も出入りしていますので、よろしくお願いします。」

・・・・なんなの?・・・なにをよろしくって???
それに、その一言だけなら、なんで携帯でできないの?
連絡は携帯でしますねって言ったのは、なんのため???

これが最後・・と、自分に言い聞かせて
「はい。了解しました。でも、これからご連絡は携帯でよろしいですよ。充分判りますから」と
最後の作り笑いを返しました。


そして翌々日・・・
また逢いたいとの連絡に、お逢いすることになりました。
せっかく、前日の奥様の車の動きが判ったのでそれもついでにと、ちょこっとお知らせすることにしました。

「奥様、日曜日もおでかけでしたね。」
「いや。日曜日は仕事と言うてました。から会社です。」
「いいえ。お昼過ぎから出てますよ。会社には行ってませんよ。」
 えぇぇっ!
松永さんは、椅子から転げ落ちそうになりながら、哀れな目で私を見ます。
「そ、そんな・・・そんなことが・・・」
言葉が相手を捕らえていません。まるでうわごとのように、つぶやいています。

「日曜日にも仕事と言って出てるんですねぇ。」と、とどめの私。
「へ?・・日曜日。あぁ。日曜日ですか。日曜日は休みです。あぁーー日曜日ですかぁ。
てっきり、今日かと・・・」
今度は私のほうが「へっ?」と言いたい・・・気持ちです。。。
なに聞き間違ってるのよ。しかも、椅子からずりこけそうになってまで・・・(怒)


・・・・・・・・なんだか、とても「大きな荷物」を背負わされたような気がします。
これから、この人相手に、お話するのかと思うと、両肩にずっしりと、濡れた粉袋が垂れ下がっていくようなおもーーい、気持ちに胸が塞がれそうです。。。。


でも、松永さんにお逢いしたあとで、Oリーダーに顛末を話すと、
「そりゃあ、Aちゃん、怒った顔してたのよ。喜怒哀楽でるもんねぇ」と、笑われ
「そんなことないですよ。わたし、喜怒哀楽出さないように、頑張ってますよ」と返すと

うひゃうひゃ、はははは~~」と思い切りの高笑いされて
「出る。出る。出てるよ。おもいっきり出てるよぉ」と、パチンコ屋のコマーシャルみたいに連呼
されてしまったのです。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・し、知らなかった・・・
私って、私ってクールだと思ってたけど、そー思っていたのは自分だけだったのね・・・(沈)
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by sala729 | 2007-01-23 17:08 | Comments(4)

先日お預かりの、賀川みのりさんの夫、康二郎さんの行方が判明しました。
みのりさんご夫婦の財産狙いなのか、年金めあてなのかは定かではありませんが、養女の景子は、やはり義兄が外科部長をしている病院に、康二郎さんを入院させていました。

それでなくても、昨今は「個人情報」の安売りのように、過保護に保護された法律がまかり通っているためか、入院病室に個人名の記載はありませんし、病院内にも「家族からの申し入れで」
と、断って、緘口令が敷かれていました。
さらに、病名とは全く関係のない、診療科の病棟の個室に「面会謝絶」の札をかけて・・・と、いう2重、3重のカモフラージュを施していましたから、立派なものです・・・って何が立派?(^^;)

その康二郎さんを確認し、景子がほぼ毎日そこに現れているのを確認してから、私はみのりさんにお伝えにいきました。
みのりさんはセンター長と一緒に、うなづいて聞き入っていましたが、「ありがとう」とは言うものの、涙をみせるわけでもなく、淡々と聞き入っているだけでした。
高齢のために、感情がわきあがるのが、遅いのかな・・と、思いながらも、病院に収容されている以上、連れ帰ることは困難であることもお話しなければなりません。

入院している以上は、その担当医師の判断が、第一ですから、妻といえども、それを無視して強制的に連れ帰ったり、転院させたりできないのは周知のことです。
ましてや、こんな状況下での入院です。
景子がどんなことを義兄に吹き込んでいるか判りません。
義兄も、ことの真偽を知らないまま、景子の言い分を信じて、みのりさん側に非があると思っているかもしれません。


でもまぁ、ひとまず居場所が確認でき、そこがきちんとした病院であることが確認されたのですから、今日明日にも、命がどうのこうのという最悪の事態が避けられたことは事実です。

ここはじっくり、どうすれば康二郎さんとみのりさんが一緒に暮らせるかということを考えるのが
得策というものでしょう。

それに、現実的な話として、康二郎さんには共済組合の年金が支給されていますが、みのりさんには、年齢的にも国民年金の受給資格すらありません。細々とした老齢福祉年金しか
今のみのりさんには支給されません。これではあまりに心細い・・・・と、たぶん彼女自身が
それを一番実感しているでしょう。

康二郎さんの財産はたぶんもうすべて景子が現金化していると、みのりさんもセンター長も思っています。(ただ、未確認の株券が一万株ほどもあるらしいとの情報は得ています)
それでも、康二郎さんと共にいることが出来るなら、みのりさんはお金の心配のない老後を生きることができます。
もしも、康二郎さんが先にお亡くなりになったとしても、遺族年金という保障がつきますが、このままでは、みのりさんの生きる道は絶たれてしまいます


この老夫婦、とくにみのりさんの代理人のように動いているセンター長さんは60前の女性です。
ポンポンと啖呵を切るような喋り方で、正直な感想をいうと、あまり好きなタイプではありません。
老人施設に勤務する多くの方は、よくこんな喋り方をしています。
ご本人たちは気付かないのかもしれませんが、幼子を相手にするように、まるで躾でもするかのような高飛車な喋り方です。

確かに、ある意味「子供還り」しているのかもしれませんが、自分よりもはるかに高齢の方に
幼子に命令するような口調はどうも、私にはなじめません。
ましてや、そのままの口調でお話されると、知らず知らずのうちに心にバリケードを張り巡らせて、その方を見るようになってきます。

センター長さんはまさに、そのままの女性でした。
みのりさんには、叱り付けるように言い、私に対峙したときもそっくり返っていました(笑)
景子と、その夫のことは悪し様に罵ります。
確かに、景子という人間は、私も嫌いです。「人て゛なし」とすら思います。
でも、
でもですよ・・・それでも、社会人としての言葉の「枠」はあるではありませんか?
しかも、初対面の私に対して・・・です。

そして、それ以降は、毎夜、毎夜、景子への悪口三昧です。
「景子が、私のこと賀川さんの財産狙いと、私の親戚中に言いふらしている」からはじまって
「お前こそが、何回も結婚離婚繰り返して、康二郎さん拉致して、財産食潰しているやないかっ!言うてやりました。」
そしてひとしきりそれが終わったら、今度は康二郎さんの女癖がいかに悪いかをとめどなく
吐き続けます。

「康二郎さんはなぁ、女癖が悪くて、退職後も相当なあくどい金貸ししてたんよ。そやから、騙す。騙さん言うても、近所の人やは、己に帰ったんじゃ言いよりますわ。女癖もわるーてな。
みのりさんの母親にまで手、だしてたらしいんですよ。
みのりさんと母親は15しか違いませんけん、そらあるかもしれませんて。」

こんなお話を夜中の12時ごろ、しこたま酔っ払っては私に電話してくるのです。

「みのりさんも、みのりさん。なーんも気がつきませんもんねぇ。私がこんだけしてあげてるのに
礼のひとつもするでなし。。。そりゃ、ありがとうは言いますよ。そいでも、それだけやからね。
謝礼やの、お礼やのには気が回らんのですわ。
ほんまにねぇ。私も、あの2人が気の毒やからしてることなんです。儲けなんかありますかいな。康二郎さんとここで暮らしたら、入居費が入る・・・・たったそれだけのことですわ。
それを景子には財産狙いと言われ、みのりさんはあの調子やし・・・」

深い溜息をもらすセンター長に、(おやめになったら?」と、よほど言おうかと思いました。
でも、今ここでそれを言えば、窓口がなくなるのです。
少なくとも、まだこの人を怒らせては、みのりさんに利がありません。


ここは、私が、半分聞いてるふりして、あしらうしかないのです。(^^;;)


賀川さんご夫婦の間に入っている人が、どんな人であれ、ご夫婦が一緒に、残り少ない
余生を暮らしていけること・・・・それが一番ではないでしょうか?

そう思った、私の耳にセンター長の最後の一言が突き刺さりました。

「みのりさんは、本当に康二郎と一緒に暮らしたいんやろか・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うーん・・・

うーん・・・・・・・・・・・・・・・・・う、うーん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


この答えは、康二郎さんとみのりさんが、再会してからでないと、見つけられないのでしょうね。。
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by sala729 | 2007-01-20 12:01 | Comments(2)

いつかもここに記載したと思いますが、じつはわたくし「探偵」ということばが大っキライなのです。
ご相談電話いただいたときや、お逢いしたときに「探偵さん」と言われると「調査会社です」と、きっぱりと、時にはやんわりと(笑)言い返すことにしています。

言葉に恨みはないのですが、自分がこの仕事に従事するようになってこの「探偵」と「調査」の
意味が判ってきたような気がして、自分のなかで秘かに「線引き」をしています。

私のなかでは「探偵」は、あくまで物語の中のアクターにすぎません。
金田一さんしかり・・・浅見さんしかり・・・メイプルおばさんしかり、もちろんシャーロックホームズもまたしかり・・・なのです。
つまり、物語のなかの「人」でしかないのです。


会社組織の中で、役割分担をして、着手してから結果までを、現実に即してお知らせする。その上で法規的処置や対応策を一緒にお探ししましょう・・・と、いうのが現在の私の置かれている
職場環境ですから、どんなドラマチックなお話でも、奇想天外と思える出来事でも、この「セン」
に添って、検討され、対処され、処理されていきます。
機械的と言われれば、それはそうかもしれませんが、現実は「物語」ではありませんから、そうそうこちら側だけに都合のよいようには、出来事は転がりはしません。

渦中の相談者さんと同じように、渦の中にいたのでは、同じものだけしか見えません。
渦の外側から、あれもある。これもあると、冷静に見つけてあげることも、この仕事の大切なこと
ではないかと思っています。
それを、機械的といわれるのなら、それも甘受しましょう。



今日、なぜこんなことを書く気になったかという理由は、昨今の社会事情にあります。


お正月あけに、DV夫が、別れた妻を刺殺というニュースがありました。
新聞ではかなり大きく取上げられていましたので、ご記憶の方も多いかと思います。
その夫は、妻の行方を「探偵」に依頼して捜したと供述しているそうです。
妻の行動も、その探偵にビデオで撮ってもらい、別れた自分の子が、妻の旧姓の名札を
付けていたことに腹がたったと供述しています。

また、先日来、マスコミを騒がせている「美人妻による夫バラバラ殺人」も、双方が浮気をしていたらしく、探偵を使って探ってたと一部、報道されていました。




こうなると、「探偵」は、犯罪のお先棒を担ぐ「とんでもない奴ら」に、なってしまいます。
こうした報道のあとで、そう信じた方は、絶対に増えた・・・と、思います。
でも・・・・
同じ仕事に属するものとして(こうした言い方をすることすら、不愉快ですが、周りからみれば
きっと同属と映っていることでしょう・・)こうした事件に巻き込まれることを、誰よりも避けている
のが「私たち、調査会社の人間」です。

そのために、必ず、ご相談者とお逢いするのです。
お電話だけで、相手さんに悪意があるかないかなんて、判りません。下心なんて見抜けるはずがありません。
その、危険性を最小限にするために、お逢いするのです。
まずここで、第一の「篩い」がかかります。
そして、お逢いして、ご事情をしっかりとお聞きします。もちろんご質問もします。
そのときに、ご相談者の真意も、把握する努力もします。
もちろん、調べるという行為自体に、「うしろめたさ」を感じている方も多いのですが、お話をすることで、ご相談者さんが、より判ります。

お逢いして、こちらがお断りすることもまま、あります。
もちろん、表立ってお断りするのではなく、いろいろな理由をこじつけてお断りします。それは
理由を述べることで、相手を怒らせたり、逆恨みされたりしないためでもあります(苦笑)

そして、違法なことはしないということも、はっきりと相手にお伝えします。
ですから、調査中に、なにか事が起こった場合はすみやかに「警察に通報」します。
松田優作さんじゃないですから、殺人事件や難事件を、自分たちで解決するなんてことは・・・ないです(^^)

何ができるか、どうすることができるか・・・ご相談者にそれをお伝えしなければならない私たち(相談員)の使命と責任は重いです。
そのために、会社や上司からも、その都度、いろいろな指示や指導、教育が施されています。



そうやって、私たちは仕事に就いています。
「私たちは相談者さんが自分で、できないことを相談者さんに代わってしてさしあげるのが仕事です。そして、ご自身が見えないことを、もうひとりのあなたになって見せてあげるのが仕事です」
私は、いつもこの言葉を最後に言うことにしています・・・・・。
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by sala729 | 2007-01-13 10:53 | Comments(5)

先月、幼いふたりの子供を残して、家出した武原麻衣子さんは、クリスマスも終わって、世間が
年末年始の用意に本腰をいれたころ見つかりました。
相手のヒロトの借りたマンスリーマンションで、ささやかなふたりだけの生活を送っているところを確認した調査班からの連絡をうけて、もちろんすぐにご主人に連絡をいれました。

夫は生真面目な声で、今からすぐ迎えに行くというのを、ヒロトが仕事から帰って、ふたり一緒のところに踏み込みましょうと、そのための指示が調査に飛び交います。
そんな緊迫した中で、夫は
「妻の両親が、県外に仕事で出ているんです。明日にできませんか?」やら
「妻の姉夫婦がこちらに向かっているんですが、少し遅くなってもいいでしょうか?」とか
「うちの父親の仕事が、どんなに速く片付けても、間に合いそうにないんです。どーしたらいいでしょうか?」

などと、N係長が聞けば ぶちぎれる!(^^;) よーなことを次々と言って来ます。


確かに家出人がみつかったら、家族で迎えに行くことはお薦めしています。
て゜も、妻の両親やら姉夫婦やら、自分の父親やら・・・次々と出てくるこの縁者たちは・・・・
そういえば面談のときも、この人、親戚縁者が揃っていたような・・・。

親戚の誰がこなくても、夫たる自分がいればいいと、なぜ腹を括れない?と、言いたいのを
ぐっと押さえて、
「ご主人がこられればいいじゃないですか?。なにも皆さんおそろいを待つことはないでしょう?
あなたの奥様ですよ。」



と、まぁ、いろいろな雑事があって、とうとう武原さんは麻衣子さんと対面しました。
呆然とする麻衣子さんと不貞腐れるヒロト。
聞けばヒロトも結婚していたのを麻衣子さんと不倫して、離婚したのだと言います。
「なぁ、帰ろう。子供たちも待つとるんや。」
夫の言葉に、両手で耳を塞ぐ麻衣子さん・・・・。
傍らでは、ヒロトを相手にOH氏が、話をつけています。

そうこうしているところに、トントンとノックの音・・・
現れたのは麻衣子さんの父と母です。
仕事を早々と終えて駆けつけてきたのでしょう。
麻衣子さんをみて、安堵の溜息をもらします。そして、どこえやらに電話を入れています。

「はよう、帰らにゃあいけんよ。」母は泣きながら、麻衣子さんの背中を撫で始め、父は無言のまま見つめています。

すると・・・またトントン・・・
麻衣子さんの長姉夫婦です。
「なんしてこんなところに・・・」言ったまま、長姉は絶句しています。その隣には幼稚園児と思われる子供がふたり。
そして、頭にねじったタオルで鉢巻をしめた義兄。

続いて、またまたトントン・・・・
「こげなところに、よーおったなぁ」
なんだか呑気に聞こえる大きな声は、次姉の夫です。

そしてまた・・・・ ふうぅぅ・・

結局、一族郎党総勢14人・・・。次々と携帯で、親戚を呼び出しては集まってくるのです。

しかも、夫の説得になかなか首を縦に振らない麻衣子さんに業を煮やして、こともあろうに
「子供を呼んで来い。子供がきたら、気が変わるやろ」なんて無責任なことまで言い出す始末で
嫁側の親戚に遠慮してか何も言わない夫に代わって、それはOH氏が一喝しました。

「こんなところに、年端もいかない子供を呼んでどうする。こんな様を見せたら、子供にどんな
影響残すか考えてみなさいっ!」


と、なんだかだのドタバタも、時間の経ん過と共に少しづつ収まってきて、なんとか帰ると言った麻衣子さんを自分の車に乗せて、夫は出発しました。そしてそのあとに続く、数台の親戚車。

ところが、国道の大きな較差点に入って、右折しょうとした夫が、あまりの緊張のためか
突然、過換気症候群の発作にみまわれたのでした。
交差点で立ち往生の車と、けたたましくサイレンを鳴らす救急車・・・まわりは騒然としています。




「麻衣子は、ぼくのこと、ぼんやり見てました。ぼくの処置が終わっても、ぼんやりしていて、
お義母さんに声かけられてようやく立ち上がったくらいです。
子供の顔みて、泣いていましたけど、これで帰ってくるでしょうか?」
・・・・・引き合わせ時の顛末は調査から聞いていましたが、その後の救急車騒ぎは、翌日の夫からの電話で知りました(^^;)

「それにしても、14人さんとは・・・。親戚ご一同さまですね。これだけに囲まれては、彼女も
話すことはできなかったでしょうね。」
「そーですか。やっぱり。でも、みんな心配していて、それを止めることができなかったんです。」
「それにしても、そういう周りから、異口同音に責められ、問い詰められる麻衣子さんのお気持ちを考えたことがありますか?
そりゃあ、家を出たのは麻衣子さんが悪いですよ。でも、その麻衣子さんを受け入れることを決めたのはあなたですからね。それならそれで、麻衣子さんを守ってあげなくっちゃあいけないでしょう?」

「そうですね。・・・でも、ぼく、処置が終わったばかりでまだ体調も完全でないし・・・」

夫は生真面目で、誠実かもしれませんが、勇気と度量はなさそうです。

「で、いま彼女は?」
「実家にいます。お義父さんがしばらく預かったほうがいいじゃろうと・・」
「そうですか。」
夫婦で話し合ったほうがいいのか、すこしはなれた方がいいのかは、場合によります。
一概には言えませんが、ただこの夫婦には、ふたりだけの話し合いの場が少なすぎるような気
はします。



そして、年もあけてしばらくして・・・

「Aさん。ぼくらはもうだめです。麻衣子は、離婚してくれ言い寄ります。子供もいらんと・・」
夫はなきじゃくっています。
(じつは、私、泣きじゃくる男は 大ッキライ なんです・・・・・。
「あなた、麻衣子さんと話し合いされました?」
「話し合いもなにも、ぼくとは話、しとうないって・・・。あの男のところに行きたいというてます。」

聞けば、ずっと麻衣子さんは実家にいて、実姉たちとはいろいろ話をしていたと言うのです。
はじめは、「すまん、すまん」と、言っていた義父も、最近は何も言わなくなったと言います。

どんな話になったかは判りませんが、夫の知らないところで、麻衣子さんの意志が確かめられ
告げられているようです。


それにしても、「子供はいらん」なんて、そんなことを言えるのでしょうか?
いつかもしも、子供たちがそのことを知ったら、どんな傷つくことでしょう・・・・
父に捨てられても、母に捨てられても、苦労の重さは同じかもしれませんが、哀しみの深さは
違うような気がすると思うのは、私が「意味のない母性信仰」を持っているからでしょうか?

その人は母にあらず・・・・なんと淋しいタイトルでしょう・・・・。
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by sala729 | 2007-01-11 16:41 | Comments(2)

賀川みのり(仮名)さんは84才。
静かに端座する姿は、かわいらしく、与與一の作品「お婆ちゃん人形」のように見えます。
目深にかぶった毛糸の帽子の先から飛び出した白髪のはね毛が、愛嬌のある顔に、さらに
柔らか味を増しているようです。

このみのりさんには、50年近く連れ添った夫の康二郎(仮名)さんがいます。今年で87才になるはずですが、脳軟化症の後遺症で、自力で食事が摂れません。もちろん、排泄もできません。歩くこともできず、寝たきり状態です。

この、康二郎さんが半年前から行方不明なのです。。。(謎・謎・謎)


事の起こりはこうでした。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子供のいないみのりさん夫婦に「これから先年がいったら、子供がおらんと淋しいやろ?養子に
なってあげるわ。」と、相崎景子(仮名・54才)から、申し出があったのが一年半前です。
景子は、みのりさんの遠縁にあたる男性の元妻で、離婚してもう10年にもなろうかとしています。

みのりさん夫婦とも面識があったことや、話術の巧みにのせられてか、景子はいとも簡単に「養子縁組」をしてしまいました。

康二郎さんが脳軟化症で倒れたのはその半年後のことです。
もともと高血圧で、こうなることは半ば予測されていたとはいえ、みのりさんの不安は高まり、
何処から聞いてきたのか、見舞いに訪れる景子に、全面的にすがるようになったのは、当然といえば当然の成り行きでした。

景子は康二郎さんに付き添うという名目で、仕事をやめ、賀川家に入り込みました。
そして、そこで初めて、みのりさんは景子が四回目の結婚をしていたことを知りました。
今の夫は、ある家電メーカーの子会社で、重役をしていると嘯き、紹介された男はなるほど
貫禄もあり、実兄は大病院の外科部長というふれこみでした。

景子の義兄の計らいで、康二郎さんはその病院に転院することになり、みのりさんもそれに
付き添おうとすると、景子は夜半にみのりさんを車に押し込んで、隣の市の精神病院に
入院させてしまいました。
病名は「認知症」・・・・・。
そしてその間に、康二郎さんの、株券、預貯金の半分以上を現金化してしまいました。

そして、同時にみのりさんを、いつまでも、精神病院に繋ぎ止めておくことは出来ないことは判っていたららしく、ケアセンターに入れてしまおうと画策をしていたらしく、現在のセンターに入所相談にも訪れています。
センター長は、認知症の人の入所はできないことをつげ、一度みのりさんに面談することにしました。
そこで、面談して、みのりさんが認知症などではないと、確信を抱いたそうですから、景子のしたことはある意味「やぶへび」だったと言えるでしょう・・・。


みのりさんをセンターで保護して、いろいろ話をお聞きするうちに、景子のしていることが、とんでもないことと理解したセンター長は、警察に相談しました。市の機関にも相談しました。
そこで、康二郎さんの財産の半分が、現金化されてしまったことを知ったのです。

大正生まれの、みのりさんには、夫の財産がいくらあるのか、ましてやその半分を自分の名義にするなんてことは考えたこともありません。
すべてが、夫名義の財産ですから、その夫を拘束している景子は思うがままです。

弁護士さんにも相談しました。まずはこの「養子縁組」を、一刻も早く解消しなければなりません。
そして、康二郎さんを取り戻し、ふたりでここに住みたいと、みのりさんは静かに告白します。


康二郎さんがどこかに、入院させられているのか、軟禁状態にあるのか・・・・それは判りません。しかし、このまま手をこまねいていては、ふたりで残りの人生をすごしたいというみのりさんのささやかな、妻としての望みは叶えられることはないでしょう。

景子の意図が、お金にあることは間違いないにしても、その景子を動かしているのが4番目の夫なのかどうなのか・・・
不可思議なことは沢山あります。そして、絡まりついたこの人間関係を解くことは、なかなかの試練です。
でも、まずは康二郎さんをみのりさんのもとに、返してあげましょう。
決して、もう長くはない二人だけの時間を、少しでも一緒に過ごせられるように、私たちは努力しましょう。

2人だけで生きてきた、この夫婦の晩年を淋しいものにしては、あまりにお気の毒です。

「明日はわが身」・・・・・なんだか、この言葉が妙に心に響く夜でした。。。。
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by sala729 | 2007-01-09 12:05 | Comments(2)

遅ればせながら、お正月を機に、ちょっとリニューアルしてみました(^^)
よく言えば「ひとすじ」・・・・まぁ、はっきり言えばたんに、ものぐさなだけなんですけどね(苦笑)
一度決めたものは、なかなか変えない私の性格ですから、背景を変えるのも、この4年で3回目(もっとも2回目は、同じ絵柄で色調変えただけなんですが)という、私がなんの気の迷いか、
チャレンジしてみましたぁ。。。が、皆様のご意見はいかがでしょうか??

ちなみに、写真は佐賀県で行われている「バルーン大会」のものです。
もちろん、これはポスターなどではなく、実写として携帯で私に家人から送られてきたものです。なんだか、「の~んびり」しているところが、私には不似合いで、なかなかいーでしょ?(・・・
ってどーいう意味???)


ものはついでで(こんなことついでなんて言うのは、罰あたりなのですが。。)、今年の私の抱負というか、目標を・・・・。

ここに記する意味はふたつ・・・あります。
まず、みなさんにお知らせすることで、できなかった言い訳をしない・・・・しないように・・・
しないかもしれない・・・・・しないと思うな・・・・・なーんてことを考えています。(^^/)


では、ひとつ目は・・・
 目標のある貯蓄計画!
・・・・・・はい。これが一番です。。。
たぶん、ここを見ていただいている、みなさんには、ほぼお察しがついていると思いますが、
そーなんです。
私ったら、私ったら、ほんとに、計画的貯蓄ができない人なんです(・・・うぅぅぅっ)

年末調整の、年収欄みて・・・いつも愕然とするわたし・・・(--)
私って、こんなにお給料いただいているのに、なぜ?なぜ?なぜ?
いつも、貯金ができないって、騒いでいるの??
何につかったの?
誰がつかったのぉぉ~~~

「あんたよ。あんたの見栄っぱり料よ」 と、冷たく言い放つ家人。

・・・・・・うっぅぅぅぅぅぅ・・・・・・ぅぅ、はぁぁ・・・・・・・・・・そ、そうか・・・・・そ、そうかもしれない・・・・・
ひとつ、ひとつ思い浮かべば、あれもこれも、思い当たることばかり・・・(ぐっ)

幸いなことに、「中村うさぎ」さんほどの、収入や、知名度や才能があるわけではありませんので
怖ろしい「借金地獄」からは免れておりますが、このままでは、老後の生活も、定年後の、海外旅行も、マンションも、悠々自適なんて言葉の恩恵も、みーんな、言葉遊びに終わっちゃうじゃ
ありませんかっ。

これはいけないっ。。。このままでは、死ぬまで働いて(・・死ぬまで働けたらいいけど、仕事の
ない時間が増えれば増えるほど、先は地獄のような・・・)パタン・・・・なんて幸せな最後は
難しいかも・・・・(アセアセ・・^^;)

とどめは、Oリーダーの一言
  「Aちゃん、あんたねぇ。遣い過ぎよ。もっと貯金しなさいよ。」

・・・・・・うっ・・・ぅぅぅうう・・・返す言葉が、な、ない・・・・(だって、だってO夫人は、元銀行員さん
だもの・・・いじいじ)←これってなんの意味がある???

ということで、本年度の「目標計画」の一番はこれに決定!・・・しました。


ふたつ目が
 健康管理のための5キロ減量計画 

昨年は、不覚にも「脱水症状」で、救急車のお世話になり、社内の皆様や、周りの人間にご心配をお掛けしたことは、重々反省もし、恥じ入っております。
しかも、健康維持にと、購入したルームランナーは、朝の寒さと、あまりに急激なのめり込みに
悲鳴をあげた膝痛に、挫折しかかっているという「ありさま」なのです(--;)
しかし、生来の病院ギライ、医者不審は、いかんともしがたく、ならば・・この10年前とはあまりに様変わりした外見を、なんとかすべきかと・・・・(苦笑)

正直、無理なダイエットは、できません。
ケーキもやめられません。チョコも「命」です(^^)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この、本能と、欲望のせめぎあいの中での、減量です。。。
なかーい時間が必要でしょう(・・・と、なぜか自分で納得。)



こうして、私の2007年の計画は始動しました。

でも、ホンネを言えば、貯蓄計画の翌日には、その計画の重さにげんなりし、クリスマスに買いそびれた任天堂DSライトと、WILLを、どこに買いに行こうかと思案している自分に気付いて
、知らぬ顔してしまった私です。。。。
そして、このPCの手元には、LOTTE「VIP生クリーム」が、端然と置かれている、私の身の回り
でした。。。。。(^^)/
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by sala729 | 2007-01-06 15:11 | Comments(4)

わが社は今日が「初出」です。
と、言っても、私も調査も動いていますので、あくまで今日は「暦の上で」・・と、いうことですね(笑)
それでも、何にしても「けじめ」と「メリハリ」は、必要なものですから、今日から新たな年の始まり・・という緊張感はありますね。

さて、年末年始の混みあったJRのホームを、子供を避けながら右往左往して、海に架かる橋を
渡っていきました。
待ち合わせのシティホテルのロビーは、まだまだお正月ムードのお客様で一杯です。
そのなかで、ひときわ大きな剃髪の頭が、相談者のご住職でした。

相談電話は、ご住職からありました。
「檀家の娘が、男に騙されているかもしれない」
具体的な話はなにもなく、その娘さんのご両親とお逢いしたいと言うと
「いや、これは、相談を受けた自分がするので、親は呼びたくない」と、おっしゃるのです。
なんだか、不可思議な事の成り行きで、私も警戒しています。
「おっしゃることは判りますが、でもこれは娘さんの親御さん抜きではお話できないんじゃないでしょうか?」と、私が言うと、ようやく
「そーですなぁ。やっぱり親を抜きという訳にはいかんですわなぁ」


やっと納得してもらって、娘さんのお母様と一緒にこられました。

そして、そのお母様からの話では・・・

娘さんの名越まみさんは、心理カウンセラーになるべく勉強していました。
お父さんを早くに亡くして、姉と母との女三人家族でずっとすごしてきた、まみさんが父親みたいな存在にあこがれるのは、充分に理解できます。
そして、そんな男が、彼女の通う大学の同級生にいたのです。
それが、59才の田之上でした。
2人はキャンパスでも、有名なカップルで、いつも手をつないで散歩する姿が見られたそうです。
それが去年の秋頃、田之上が大学を辞めることになって、故郷に帰るという話がでました。
そして、こともあろうに、それにまみさんも付いていくというのです。
母親には、田之上の薦めで、東京大学の医学部を受験するので、田ノ上のもとで勉強すると
言ってきました。

田之上からも、自分は妻子ある身で、疚しい気持ちは毛頭ない。まみさんの将来を真剣に考えたら、今のままでは彼女はダメになる。ここで勉強しなおして彼女は医学の道にすすむべきだ。
彼女にはその才能がある。そして自分がそばにいたら、その才能を花開かせることができる。
・・・と、熱弁を奮うのです。

突然そんなことを言われて、母親はうろたえるばかりです。
そして、田之上に逢いに行くという母親の申し出を、田之上は「なんであなたに会わないといけないのか?!」「逢う必要などないっ!」と、激昂するばかりです。
まみさんに何を言っても、彼女は聞き入れようとはしません。

不可思議で、面妖なこの状態を、母親は住職に相談し、友人に相談し、大学の教授たちにも訴えました。
しかし、何一つ有効な手段が得られないまま、時間ばかりがすぎていったようです。



「調査の費用は私が出します。これも、私にとっての勉強です。」
住職さんは、穏やかな表情でそうおっしゃいます。
調査費用と言っても、正直そんなに「お安い」わけではないです。
肉親や、わが子のことならば、金額の大小には代えられませんが、檀家とはいえ、他人の娘です。
でも、だからと言って、調査費用をお安く見積もることはできません。
たとえ、肉親愛であっても、善意の愛であっても、調査の内容が同じなら、料金は同じです。
「情」はあっても、それは何か別の形で考えるべきで、それぞれに最適の見積もりを出す・・・
これは変わりません。



調査はすすめることになりました。
住職さんは、ご自分の言葉通り、費用は出されるそうです。

私にはよく判りませんが、これが「仏の道」と、いうものでしょうか?
それとも、この話には「裏」があるのでしょうか???

ともあれ、調査をすると決まった以上は、最善を尽くすだけです。
真実を、ご住職の前に明らかにすることだけです。。。

この話の終結がどこにあるのか・・・私には気になるばかりです。。。
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by sala729 | 2007-01-05 13:39 | Comments(2)