クリスマスはいかがでしたか?
もうこの時期になると、一年も終わったのも同然で、なんだか年末までのカウントダウンも、今までよりずっと早く時間単位が移動しているように思えます。

今年は公私共に激動の年でした。
なにによらず「不変はない」というのが私の信条です。
ですから、とりまく環境や設定の変化については、右往左往しながらも、受け入れることができたときの喜びと達成感の方が大きいという性質です。
ま、「超お気楽型異型日本人」体質を色濃く受け継いでおり(誰から?)・・・こういう状況は決してキライではなく(むしろ好きなほう・・と言うべきですか(^^;)・・・・ワクワクドキドキの一年でしたね(満足)

さて、このころの行事のひとつに「お歳暮」という、日本の麗しい習慣(と、高島屋は言っておりました)がありますね(笑)
私もこの習慣、なかなか好きですよ。
ひところは「虚礼廃止」なんてスローガンに、年賀状と共に槍玉にあげられていましたが、私は
虚礼といわれようとなんと言われよう好きです。
自分が一年間お世話になったり、親しくしている人に、お礼をするいいタイミングじゃないですか?
自分の気持ちに従うだけのことです。「虚礼、虚礼とうるさいわね。自分がしたいんだからいいじゃない!」と、嘯きながら続けております私です(^^/)


その「お歳暮」の今年版の話なのですが・・・

私は、お酒というものを嗜みませんので、みなさんそれはよくご存知なので、いただくのは
チョコレート、クッキー、ハム、産直物などが多いのですが、それはそれでとても楽しみです。
いつもゴディバのチョコを贈ってくださったり、烏コッケイのバームクーヘン、マイスターのソーセージなどという、楽しい品もいただきました。
そして、そのお歳暮の楽しみがひとごごちついた頃・・・・

届いたのです。「ソレ」は・・・
忘れもしません。クリスマスイブの昼下がり・・・
ピンポーンと、我が家のインターホーンが鳴り、いつもの宅配のおにーちゃんがカメラに映っていました。
出て行くと、足元にキラキラと光るブリキの缶。(俗に言う、一斗缶というやつです)
ハンコを押して缶の上に貼られた送り状を見ると、最近、姻戚になったばかりのD家です。

いや~な予感がぴりぴりと足元から這い上がってくるような感覚・・・・
いつもはさわやかな笑顔で帰る宅配おにーちゃんの微妙な笑顔・・・・

もしや・・・と、思って・・・や、やっぱり・・・

 「な、なんで今、牡蠣なのよぉぉぉ~」 

そうです。今年のこの時期・・・このタイミングで、我が家に届いたD家からのお歳暮は、一斗缶一杯に詰められた殻付きの牡蠣・・・だったのです・・・・。
そういえば、去年もそうでした。
家人が、仕事のように軍手をはいて殻から身を外して、すっかり終わった頃には「広島に出稼ぎにいける」と、豪語するほどの腕前になった、あの「牡蠣」が、今年の今のこの時期に届いたのです。
しかも、134個(これはあとで数えました)

この ノロウィルス が、日本中を席捲して、コホンといえばノロ、おなかを押さえれば
ノロと指差されるこの時期に、大胆にも二枚貝の王者「牡蠣」ですよ。
そりゃあ、牡蠣養殖業者さんたちには「濡れ衣」と、糾弾されるかもしれません。
言われなき「根拠」だと養殖業者さんもテレビで訴えていましたが、それは確かにそうなんでしょうけれど、でも、でもですよ・・・

今年のこの時期に、牡蠣134個はないでしょう・・・しかも我が家はふたり家族なのですけれども・・・(--;)


これが去年や来年ならまだいーですよ。
ご近所や、知り合い、知人にも牡蠣をご賞味いただきたいと「お裾分け」などという、これまた
日本の麗しい風習に酔い痴れることもできるのですが、今年のこの時期・・・どなた様に、牡蠣を
お裾分けすることができるでしょうか・・・・(溜息)

ちなみに、会社でこの話をしましたら、
「それはAちゃん、そんな風にとったらいかんよ。その人は親切に贈ってくれたんだから」と、
私を諌めたOリーダーですが
「じゃあ、リーダーお裾分けしていいですか?」
と、私が開き直ると、一転
「いらん。」と、身を翻して行ってしまいました・・・・。

話の一部始終を聞いていたRさんにそっと振ってみると
「大丈夫ですよ。加熱したら。Aさん食べたらいいじゃないですか?」
・・・・うっ・・・(そーいえば、先週末、Oリーダーが言ってたような・・・Rちゃんって優しい言葉で
きついこと言うよね・・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうね・・・やっぱりそーいうことよね・・・・
それは・・・
・・・・・いらん!ってことなのよね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


こんな私は、人のご好意を踏みにじる「冷血漢」(一応、生物学上♀ではあるんですけれども・・
言葉上、「漢」と使わせていただきます)・・・・なのでしょうか??
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by sala729 | 2006-12-26 13:53 | Comments(4)

「うっううう・・・」
薄暗い焼き鳥やさんの一角で、涙にむせびながら言葉を継ぎ足していく町田さん(67才・仮名)の震える声がいっそうじっとりと湿った空気を重たくさせているようです。

町田さんの妻、やよみさん(仮名)は65才。
写真で見る限りは、派手な洋服を好み、カブを駆使する典型的なハデハデおばちゃん(俗にいう大阪のオバチャン・・ですね^^;)です。

やよみさんはパワフルなおばちゃんです(・し、失礼)
野村沙知○さんと見まがうばかりの、黒地にはではでプリントのTシャツ。赤色、これまたプリント柄のオーバーブラウスをひらめかして、ヘルメットをかぶり、カブに跨る姿は・・・・なかなかのものです。

町田さんご夫婦には子供がありません。
結婚して以来、町田さんはサラリーマンとして、やよみさんは町田さんの実家のビジネス旅館を営んできました。
元来社交的なやよみさんには、この仕事が向いていたのか、たちまち地域の顔役になり、今ではこの地域で彼女の顔を知らないものはいないそうです。
肩書きだけでも・・・公民館副館長、婦人会副会長、ちぎりえサークル主幹、俳句の会世話役
見守り隊副隊長、生活改善共同会副会長、などなど・・・数え上げればきりがありません。
でも、肩書きに「副」が多いのが、何かやよみさんの性格を象徴しているようではありませんか?

夫婦喧嘩をすると、当然町田さんの全面敗訴です。
なにしろ、町田さんがひとつ言うと、100くらい返ってくるそうです。(さもありなん・・)

そのやよみさんのブランド財布(なにしろこのオバチャン、大のブランド好きで、洋服にしても
デパートオンリー・・なのだそうです。)に、男の写真が大事に切り取られて入れられてあったのを町田さんが発見したのが一週間前。
しかも、その男・・・町田さんの40年来の親友・・・なのだそうです。。。

「わしがちょっと外に出たら、すぐ出ていくですわ。そいで、どこ行っといたと問い詰めたら、
いちいちうるさいんじゃわ。私が何しょうとええじゃないか。と、開き直りよるんですわ。
それでも、問い詰めたら、もう金切り声あげて、手がつけられんのですよ。」
溜息まじりの町田さんの口ぶりからも、やよみさんのヒステリーぶりは想像ができます。。。

「昨日も、朝から頭が痛いと寝てたんで、ちょっと薬買てきてやろうと薬やに行って、帰ったら
もうおらんですよ。そいで、夕方まで帰ってきません。カラオケやゲートボール捜しても
おらんかったんです。」

妻のためにクスリを買いに出る。町田さん。
夫がでたのを確かめて、そっと家をでて、バイクに跨るやよみさん。
自宅に帰って、妻のいないことがわかり、周囲を探し回る町田さん・・
そして、夕方、何もなかったかのようにふらりと帰宅するやよみさん。。。
なんだ、喜劇のワンシーンみたい・・・と、思うのは私だけでしょうか??(^^)

それでも、当事者には大変なことなのです。
町田さんの従兄弟さんが経営するこの焼き鳥やさんで、ひそひそと話をする私と町田さんを
その従兄弟さんご夫婦は心配気にちらちらと見ています。

でも、私はそれよりもっと
このお店で、今夜も開かれるという、ささやかな忘年会のお客様たちが、どうぞ「ノロウィルス」の
餌食になりませんようにと・・・祈るばかりです。

・・・・だ、だってこのお店・・・
なんだか、じとっと湿っているし、暗いし(なんたって座卓二棹の部屋に、まあるい輪っかの電気が一個ついてるだけで、昼なお暗い・・・というかんじなんですよ。)
ゴキちゃんの二対がそろってダンスしてても、ちっとも違和感のない「焼き鳥や」なんですもの・・・。
きっと、おのお店は・・店主夫妻のおおらかな優しさが「評判」のお店なのでしょうね・・・と、自分に言い聞かせつつ、お店をあとにしたのでした。。。
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by sala729 | 2006-12-22 11:13 | Comments(0)

さて、クリスマスプレゼントの準備も終わり、各家のケーキの予約もそこそこに収まりかけている頃だというのに、私の目の前には、母親の家出に付き合わされて、置き去りにされた武原あゆみちゃん(5才・仮名)が愛くるしい黒目がちの瞳をまっすぐこちらにむけて座っていました。

妹のもえみちゃんはまだ2才でことの成り行きが理解できるはずもなく、ぐすって泣いてを繰り返し、お祖父ちゃんに抱かれてはいても少しもおとなしくはしていません。


若い父親は眉間に皺を寄せて、子供のことなど忘れたように忘我の中に浸ったままです。
彼女らの母、麻衣子さん(28才・仮名)が、二人を連れて家を出たのが先月の末のこと。
パート先で知り合った「ヒロキ」という25才の男のもとでした。

麻衣子さんは、結婚前は歯科衛生士をしており、夫、和馬さん(28才・仮名)と結婚してからは仕事の経験はありません。その麻衣子さんが、やっともえみちゃんの手が離れたと、近くのスーパーにパートに出始めてから三ヶ月。
世間知らずの「お嬢ちゃん妻」が、騙されるには充分な時間だったのかもしれません・・・。

男はスーパーに出入りするドライバーです。

11月末に、麻衣子さんは手荷物とふたりの娘を連れてこの男のもとに来ました。夫には何一つ告げずに・・・。



もちろん和馬さんも、麻衣子さんのご両親も、唯一つながる携帯電話をかけ続け、一週間後、
やっと話し合いに実家に帰ることになりました。

田舎で農協に勤める父と母。農業しかしたことのない祖父母。
そして、真面目で一途な夫。その両親。
それらの中に、麻衣子さんは帰っていき
「なぜ?」
「どこに?」
「あいては?」
「浮気か?」
「子供どーすんねぇ?」
などと、?????の嵐の中、パニックに陥った麻衣子さんは子供をそのままに飛び出して行ってしまったのです。

そして残されたあゆみちゃんの口から
「ヒロキ」のことや、ママと暮らしたマンションのことが語られた・・・と、いうことなのです。

子供二人を連れての突然の家出に、怒り心頭の和馬さんは麻衣子さんに離婚を迫り、離婚届を書かせたものの、やはりそれに踏み切ることはて゜きず相談電話をいただいたということなのです。


パパやお祖父ちゃん、お祖母ちゃんに囲まれて、あゆみちゃんは何回同じことを尋ねられたことでしょう?
それでも健気にひとつひとつの記憶を辿り、男の名前を思い出し、住んでいた場所の周りの景色を思い出し、私に伝えてくれるあゆみちゃんは凛として見えました。


麻衣子さんの田舎のご両親は、和馬さんとその母親の手前
「もう、そんなん捜さんでいいっ。」と、吐き捨てるように言っていましたが
「麻衣子のことはお金には変えられません。自分としては捜したい」と、言い切る和馬さんに押し切られ、表面上はしぶしぶ同意しました。



この調査の現場責任者はN係長です。
子供の証言と、大人たちの思惑が交差する、麻衣子さん宅に事情を聴取に行ってもらいました。
「あれはたいへんですよ。下の子なんてビービー泣いて、お父さんから離れないんですよ。
あれでは、ご主人、仕事できませんわ」
今現在は、仕事を持っている和馬さんの母が仕事を休んで子供の世話をしてくれているようですが、ずっと続けるわけにはいかないでしょう。

麻衣子さんが、ふしだらな性格であったり、遊び好きなどというのなら、和馬さんも「このさい」と
切り替えられるのだけど
「真面目で一途で人を疑うことを知らない性格だから騙されている」と、断言する以上
なにがなんでも捜さないわけにはいかないでしょう。

こういう場合、男は常勤でないことが多いのです。
職場もやめているのか、辞めさせられててるのか・・・。
いずれにしても、クリスマスやお正月が待っているこの時期。
あゆみちゃんともえみちゃんに、ママのいるクリスマスやお正月が迎えられるように、ただ
祈るばかりです。。。

そしてさらに願うことは、5才のこの記憶がいつまでも鮮明に彼女の脳に刻み付けられることが
ないようにと・・・・・(祈)
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by sala729 | 2006-12-18 16:15 | Comments(3)

12月も、もうこの頃になると、フィナーレーまでのすべての行事が、目白押しで、ジングルベルも、忘年会のカラオケソングも、なんの違和感もなく鳴り響いて、その音に背中を押されるように毎日がすぎていくような気がします。

でも、なんといってもこれからの最大のイベントは「クリスマス」 ですよねぇ(^^)
赤と緑をベースに、金や銀。キラキラひかるモールに、電飾に輝くイルミネーション。
これだけで、なにか心もウキウキしてくるような気がしますよねぇ。いくつになっても・・(^^;)

でも、お子さんもちのお父さん、お母さんはたいへんですよ。
社内でも、この時期はたいへん。。。(なにしろうちは、子煩悩パパ集団ですから・・)
寄ると触ると、クリスマスプレゼントの話でもちきりです。

硬派でならすN係長はそんな風景を醒めた目で見ていますが、もうこっそり早めに用意していることを、私は知っています(笑)
クールビュティH氏も、奥様や、一粒種のJ君に、もう用意していると言うことです。もちろん、奥様もH氏にいろいろなプレゼントを用意しているそうですけどね。

ここで第一問・・・・
あなたは、奥様にクリスマスプレゼントをしますか?
または、旦那様からクリスマスプレゼントをもらいますか?

わが社では、全員YESです・・と、言いたいのですが、ただひとり「んなことしないょぉ。するはずないっしょ。」と、断固抗議した人がおります。

プレゼント派のH氏を捕まえては「だって、それってどーせ自分のお金じゃない?おんなじでしょ?」とからみ
N係長には
「君んちの奥さんは、ちゃーんと働いているしね。」なんて、田嶋陽子さんが耳にしたら、
マジで噛みつかれそうなことを言い歩いている人がいるのです・・・。

そうなんです。この「反ジェンダフリー発言」の主は、わが上司、Oリーダーなのです。(^^/)

誤解のないように言い添えておきますが、Oリーダーは、決して「ケチ」でも「横暴」でもありません。
むしろ、「宵越しの金は持たない」「車は必ず乗りやすいほうに停めてくれる」というタイプですし
何よりO夫人自身が「Sさん(Oリーダーの名前です)って優しいわよねぇ」と、しみじみと
話すと言いますから、横暴とは対極に居ます。
なのに、なのに、クリスマスプレゼントに関してはなぜかこの「前時代的思想主義」が抜けきらないのです。
かって交際中に、恋人に(現在のO夫人です。誤解なきよう・・)ロレックスをプレゼントしたというのに・・・。
しかも、今、O夫人は失礼ながら「専業主婦」を満喫しています。
買い物にしても、細かいことを言うわけでなく、奥様の買い物中、二人の子供さんと遊んでいるという、「優しい夫」であるはずなのに、なぜかクリスマスプレゼントに関しては「右翼的閉鎖
思考」から解き放たれていないようです・・・・。(溜息)


ただ、これも今回のブログ委員会(会員は私ひとりですから、会長兼務ですが・・^^)の
アンケート調査で、自分ひとりが「そうでない」と、気付いたようですから、今年からは
何か変化が起こりそうな気がします。
もしも、そうなったら・・・奥様
それは、この「ブログ委員会」の成果ですっ。


では、第二問・・・・
お子さんは、サンタクロースを信じていますか?

これはほぼ100パーセント、みんな信じているようです。
そのために、父母はたゆまぬ努力を続けているのですよねぇぇぇ。。。ご苦労様です。

ママにこっそりリサーチしてもらったり、「パパはサンタさんとお友達なのよ。」
「えぇぇ!!。ほんと????。どこ、どこ、どこで知り合ったの?」
「うーーんとね。・・・うん、飲み屋さんよ。パパのいつも行ってるとこ。」
「へーー。サンタさんもお酒飲むんだぁ。。でも、ソリもお酒飲んで運転しちゃだめなんでしょ?」
「そ、そーね。だから、歩いて帰ってみるみたいよ(・・・アセアセ)(^^;)

なーんて会話を、お風呂でしているそうです・・・(微笑)


そして、今年・・・・・

Oリーダーのお嬢ちゃんは小学一年生。
ずーーっと前から例のあの「任天堂のDS」が、欲しくて、欲しくてたまらないかったらしいです。
O家では、何か欲しいものがあった時には「欲しい理由を5つ」挙げなくてはならないそうです。
そして、もうそれは5つに達しているのですが、クリスマスまで・・ということで待ちに待っていたそうです。

そしてやっと、パパのお友達のサンタさんにお願いしてもらったらしいのですが。。。。


その「お友達サンタさん」・・・・相当な世間知らずか、呑気者だったみたいです。。。
この時期の「DS人気」の凄さを舐めていたようです・・・・(--)
どこに行っても、どこを捜しても・・・ない!ない!ない!

そして、やっと仕入れた情報が、土曜日に○ザラスで限定販売!・・・の、情報。
ところが、その日は、下のボクちゃんの「お遊戯会」なのです・・・。
・・・・・なんという不運。なんという試練・・・これはO家の親心を試しているのでしょうか・・(笑)

ふっふっふふふ・・・・・・・(不敵な笑)

ここで「ゴマすっておかねば」と・・・(笑)
わが家人たち・・並びましたよ・・・早朝7:00
それも二ヶ所にわけて・・・。それでもまだ保険にと、某百貨店の玩具売り場にこっそり内偵もいれて、準備万端整えました・・。

結果は・・・・
なんとか、並んで一個ゲット!!

じつは、私もこの「DS」欲しいのですよ(笑)
でも、こーいう場合、たいていは「一個限定」でしょ。しかも、O嬢の場合色も「アイスブルー」
限定なのです。
ここは、それ・・・大人として、譲るしかないじゃないですか?
(当たり前でしょーが。大人なんだから←カゲの声)

まぁ、あんなこんなで、今年のクリスマスを迎える準備は個々に整っていったようです・・・・

{ん??・・・んん。あっ!Oリーダー!!。奥様のプレゼントは何になったんですぅぅ??」
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by sala729 | 2006-12-16 15:05 | Comments(0)

「彼は19時4分から17分間と、20時14分から21分間、執務室を出て、廊下に出ていました。
喫煙のためだけの中座にしては長すぎと思うんです。きっと女に電話していたんだろうと思います。」
思い詰めた声の道代さんの声が低く響きます。
「昨日は、ご指定日でないから調査には入っていませんが、確かにここずっと彼は残業が続いているようですね。でも、永原さん(道代さんの姓です)。なぜ彼の行動をそんなに詳細に知っていらっしゃるんです?」

今回の調査に当たって、道代さんの様子がかなり変わっていることは判っていました。
一言で言えば・・冷静さがないのです。
前回の時は、失礼ながら「愛人」という立場の女性にありがちな感情的なところはひとつもなく、淡々と「三番目の女になりたくないんです」と、静かに話した道代さんには静謐な知性が感じられました。
ところが、今回はお話を聞いているだけで心が苦しくなるような「愛憎の池」に、首までとっぷりと
浸かっているようです・・・。

私たちの調査の前に、自分で付けまわしたり、相手女性の家を何度も見に行ったり、彼の携帯や手帳を盗み見したりで、あの冷静な面影が嘘のようです。



「彼の職場を訪問なさったのですか?」
答えは判っていましたが、まさか私から「覗いていたのですか?」とは聞けませんでした。


「いえ。いえ、あのう・・」さすがに、恥じているのか口ごもってはいましたが意を決したように
一呼吸おくと
「外から・・外からみていました。」と、小さいですがはっきりとした声で話されました。

「外からって・・・道を挟んだあの広場からですか?」

彼の職場は、官公庁ですから大きな広い通りに面して建っています。
まるで大学の時計台のような正面の吹き抜けの二階が彼の執務室です。
確かに、夜になって回りが暗くなったときには、その灯りのついた一角は、闇夜に浮かび上がった不夜城のように燦然と光り輝いてみえるそうです。
ですから、道代さんが向かい側の広場でじっと見ていても、廊下に出てきたのが彼か、そうでないかは一目瞭然でしょうと、担当調査員も後述しています。

でも、いくら暖冬とはいえ、昨夜のこの地はみぞれ交じりの雪が一時とはいえ吹きすさんでいたのです。
駐車して車をとめて建物を監視する場所は見当たらないと、調査員も言っていました。

想像するに、道代さんはお店を抜け出して、この寒空の下、じっとあの二階の廊下に目を凝らしていたのかと思うと、哀れと、一種の狂気を感じずにはいられません。

あの端正な横顔が雨と雪に濡れて、それでもなおじっと見つめ続ける道代さん。



「そのあと、彼女の自宅に回りましたら、車がありませんでした。どこかに行っていたのでしょうか?」
・・・・・・・・・ますます心が塞ぎます・・・・・たぶん彼女のなかでも「惨め」という言葉が
ぐるぐると回っていたことでしょう・・・・・・・


女の車はその後の調査で、新車に替えていたことが判明しました。
きっと、道代さんが付回していたことに気づいて交換したのかもしれません。

それにしても、調査はまだまだ続きますが、道代さんの心根に触れるたび、私の心も痛みます。
毅然として彼女の姿を知っているからこそ、痛みはいつまでも残ります。

そして一番の気がかりは、彼女の情報がいつも外れていることです。
どこかで、何かが違う・・・そんないやな予感が、澱のように溜まっていくのが判ります。

道代さんの夜明けはくるのでしょうか・・・・。
冬の空のような、重くて冷たい風が心の隙間を縫うように渡っていくのが迫ります。
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by sala729 | 2006-12-13 18:58 | Comments(0)

「三番目の女になりたくない」と、妻子ある交際相手の、もうひとりの「女」を捜すべく調査に
臨んだ道代さんが、もう一度私に電話をかけてきたのは先日のことでした。
前回はもう一年半も前のことでしたが、調査中、交際相手の倉武氏の行動から、それらしい女性は、見つかりませんでした。

倉武氏は、田舎とはいえ、公務員としての経歴は、なかなかに立派です。
このまま、なんの支障もなければ、将来は、市長選にも出ようかというくらいの勢いもあります。
ただ、同氏・・・・欠点は酒と女です。

前回のときも、ぐだぐだに酔いつぶれて、路上で寝ていたり、飲み屋の裏路地を、ごみバケツを
転がしながら酔いどれていたりで、道代さんから聞いていた「有能な公務員」というイメージは
私の中にはまったく浮かばなかったのですが、それでも部下らしい人たちを引き連れて
道代さんのお店で、大盤振る舞いをしていりして、なかなか人望があるように見えなくはないと
調査からは聞いていました。

(でも、これも内実は、道代さんのお店での、彼の飲食はタダなのです。たとえ何人引き連れてこようとも。彼は店の子たちにはオーナーと映っています。なんの金銭的援助も受けない道代
さんが、彼をたててそう女の子たちに言い含めていることも知らないで・・・いい気なものです)


それなりの時間をかけても、彼の行動から女の影が見えないと、一旦は調査を諦めた道代さんですが、今日までの間にいろいろなことがありましたと、お逢いしてすぐに話始めました。
前回は、なかなかに口が重く、ずいぶんイメージが変わったなぁと思いました。

「あれから、彼にお金を貸したこともあるんです。300万。女からお金を借りてるから、それを返さないと別れ話を出せないと言われて・・・」
「それでも話はつかなかった?」
「ええ。そのあと100万は返してくれたんです。でも、しばらくしてたら・・・・・私、彼のこと尾行けたこともあるんです。何度も。(苦笑)。Aさんには悪いんですけど、もっとお安い処はないかと
別の二つの会社に頼んだこともあるんです。
でも、やっぱり、自分じゃできないことも判ったし、Aさんところが一番しっかり調査してくれたなあって判って、また電話してしまったんです。すみません。」

・・・・・なにを謝ることがあるでしょう・・・結果が出なかったのですから、そう思うのも当然だとは思います。
でも、本音を言いますと、他社がやって失敗していたり、本人さんがやってバレバレになっている後の調査は、通常の何倍も難しいです。
相手はますます警戒するでしょうし、行動も慎重になるでしょうし・・ね。
特に、彼のように妻もいて、別の女がいて、さらに・・・というなら、尚更です。。


「しばらくは終わったかと思ってたんです。でも、あるとき突然彼が、銀行から700万の融資を
受けるから、連帯保証人になってほしいと言われて・・・でも、よく聞いていたら、その銀行もあてがあってじゃなくて、私に紹介して欲しいというんです。」
「でも、それもしてさしあげた・・・のですね。」
「・・はい・・・・。ホントばかでしょ」苦い笑いが、道代さんの端正な横顔に貼りついています。
「それも、女に返すお金と言うんですね?」
「ええ。そういいました。女は未亡人で、ご主人は労災事故で亡くなったそうなんです。だから
彼女は自分にとっては必要だ。これは利害関係の仲なんだから、私にも判って欲しいと・・・。
そんなことは判らないと、私が言うと、融資の話になったんです。じゃ、このお金で女とは綺麗に手を切ろうと・・・」

でも、まだ続いているんですね・・・という言葉は飲み込みました。だからこそ、先日の電話であり、今、私がここにいる・・・のですから。


「これで、彼がまだ女と別れていないなら、私もう自分の気持ちに整理をつけて彼にも、事実を
突きつけて、きっぱり清算しょうと思っているんです。
これは、私の最後の賭けなんです。正直言って、お店も事業もきついです。今はとっても苦しいんです。だからこれが私の今、できる精一杯なんです。お願いします。」


どこかクールだった前回とは180℃変わってしまったかのような、道代さんの態度に、彼女の
追い詰められた背景が見えるようでした。

でも、もしも結果が出たとして、本当に道代さんが彼と訣別できるかどうかは、疑問です。
というより、まずできないと思います。
そうしてしまうには、彼女は彼にのめりこみすぎています。
・・・・もし仮に、彼の奥様に道代さんとの浮気がばれて、奥様から慰謝料請求されるようなことになっても、道代さんは彼とは別れない・・・・そんな経験値からの想像が、妙に冷たい冬の午後でした・・・・。
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by sala729 | 2006-12-09 14:36 | Comments(0)

12月に入りました。
暖冬とはいえ、さすがに「師走」です。黄色に色づき損ねた銀杏の葉っぱやポプラの残り葉までもが、足もとをカサカサと音をたてて転がっていきます。
クリスマスやお正月が、カウントダウンされる頃なのですから、この風の冷たさも、白い吐息も当たり前のことなのですよね。
もう、雪だって舞い落ちている処は、あちこちにあるのですもの・・・・

なんて感傷に浸っている私の携帯が鳴ったのが、午前2時45分。
発信者は、小野木民恵さん(64才・仮名)ですが、これはきっと彼女ではないだろうと、通話ボタンを押すと
「すんません。小野木の息子です。こんな時間にどーも。」と案の定、民恵さんの息子の亮二さん(37才・仮名)です。

民恵さんとは一昨日お逢いして、ご相談をお聞きして、昨日も一緒に伯母様のところに、状況の説明に行ったばかりです。
そしてつい、5時間ほど前にも、亮二さんから電話がかかって、お話をしたばかりでした。



そもそも、相談電話を始めにかけてきたのは亮二さんでした。
「じつは、4年前に死んだ父親の生命保険のお金があるのを知っているかと、見知らぬ人が訪ねてきたんですが、そんな事実があったかどうかは調べられるんですか?」
「加入の保険会社に、お問い合わせすればわかるんじゃないですか?」
「それが、途中解約で、証書もなにもないんです。」

・・・・・・・・・・・・・あららら・・・・・・
でもこれは、判ります。会社に行って、氏名と生年月日を仰れば「名寄せ」してくれるはずです。
少なくとも、新規加入や追加加入の時は、必ずしていますから、要望すればできるはずです(^^)

「それが、担当者が親父の女だったらしくて、全部その女のものになっていると言ってきた人がいるんです。」
それはまた、厄介な・・・・(だから男って・・ねぇ。普段から身綺麗にしておかなくてはね。)

[お話は複雑そうですが、お母様とあなた様を交えてももう少し詳しいお話伺えますか?」
と、言うと
「いゃあ。それはオフクロの問題だから、ボクがどうのこうの言うことじゃないんです。母親が
どうしたいかということだけですね。また、母親から電話させますよ。」
電話は一見爽やかに切れました・・・(苦笑)


後日、民恵さんから連絡がありお伺いすると、おひとりで待っていらっしゃいました。

民恵さんは、朴訥に正直に生きてきた人生をそのまま語ります。
近所同士という夫のことを、知り合いのおじさんに薦められ結婚し、夫の父親が営む魚屋を継ぐことになって、朝も夜もなく働きづめに働いたこと。
気難しい舅と夫に「バカ」だの「のろま」と、罵られながら四人の子供を育て上げたこと。
亮二さんが、父親の反対を押し切って13才年上の子持ちの女性と結婚して、勘当になったときも、陰から仕送りを続けていたこと・・・・。

その夫が、癌で入院していたときに、毎日3回、欠かさず見舞いを続けていたのは、某生命保険会社の外交員女性でした。
あまりの頻繁さに、女性を問い詰めようとすると、女性は走って逃げます。
でもまた、翌日訪れているのです。

夫なきあと、一人で家業を背負う民恵さんは一日一回が精一杯です。
周りからみれば、どちらが妻かわからなかったことでしょう・・・・。

その夫が亡くなって4年。
遺産もないが、借金もないと、サパサパと時を送っていた民恵さんに突然のこの話です。
そして、それまで放っておいた、夫名義の預金通帳の内訳を打ち出してみました。

・・・・・・・・すると、そこには、確かに某生命保険会社からの1000万近い振込みと、一ヶ月あまりの間に数十回に渡って引き出されて残高が342円という記録が残っていました。


「私は、ぜんぜん知らんかったんよ。お父さんの持っていたカードも、そういえば出てこんかったなぁと、今にして思うくらいで・・・」
しかも、調べてみると、民恵さん名義の保険も解約されているのです。もちろん彼女自身
入っていることも、解約されていることも知りませんでした。


呑気といえば呑気。おおらかといえばおおらか・・(笑)

それが突然の訪問者によってその均衡が破られたのです。。


民恵さんは、あのときの女のことを知りたいと思ったそうです。浮気ではないかと思いながら
諦めてしまった自分の気持ちに火がついたと・・・・。
自分の女に自分の保険金やるのはいいわ。でも、私のものまで私の知らないうちに・・・と、
民恵さんは唇を噛みます。

調査をすることになったのですが、今は年金だけの生活で、亮二さんに頼むわけにもいかず、
思い余って、伯母様にご相談されて、調査料をお借りすることになりました。
私は、そのための説明に昨日、伯母様宅を訪れていたのです。


なのに、この真夜中の亮二さんからの電話です。
しかも、事情が知りたいから今すぐ来てくれ・・・と、言うのです。
いくら24時間対応と言っても、「範囲」というものはおのずとあります。生死にかかわるとか、
一秒を争うとかならともかく、民恵さんとの話の経過を説明に、午前2時45分に自宅に来いと
言うのです。
これは、あまりに非常識ではありませんか??


翌朝、出社してOリーダーに次第を話して、民恵さん宅に向かいました。
今朝一番でお伺いする話はしていましたが、亮二さんは居間で毛布を被って寝ていらしたようです。
民恵さんはオロオロと私と息子を見るばかりです。

「Aさん、この調査やってホントに女から金とれるんですか?」
亮二さんの開口一番はこれでした。
「それは、調べてみないと判りません。弁護士さんにもお聞きしないといけないこともあるでしょうし」
「ほら見てみいや。判らんのやで。お前、どうかわからんのに、こんなことに金かけられるんかぁ?」

「調べてもないのに、絶対できます。できませんなんていえるはずがないですよね?」
「ほりゃそーや。言えんわなぁ。そーなんやで、お前。それでもやるんか?」
(ちなみにこの、お前・・は、民恵さんに向けられています。。。)

・・・・・・まるで恫喝です・・・・・・(呆れ)

「お母様が、自分の分の解約は知らなかったと仰るなら、調べる意義はあります。」
「お前、言い切れるか?あぁん。知らないって言い切れるかぁぁ?」

なんなの?この息子は・・・・この柄の悪さ、言葉の汚さ・・・・・

「Aさん見たでしょう?。こんな人間ですよ。うちの母親は。あんたそれでも調査したほうが
いいと思いますか?相手から金取れますか?」

「お言葉ですけど、私ははじめあなた様からお電話をいただいたとき、お母様とあなた様でお話をお聞きしたいと申し上げたはずです。あなた様のお仕事がお忙しいなら、お帰りになっての時間、日曜祝日でもお逢いすることはできますと申し上げたはずです。
それを、母親の問題ですから、ボクがどうのこうの言う問題じゃないとおっしゃったのはあなた様です。それを、今になって、こんな人間ですよと仰られるのは、ちょっと違うんじゃないでしょうか?」

私の悪い癖で、相手があまりに傍若無人であればあるほど、すーっと冷静になっていくのですが、そうなれば、厭味な慇懃無礼が言葉の端々に出て、余計相手をイライラさせたり怒らせたりするらしいのです(^^;)


「わ、判った。解約する。もうやめるわ。」
突然民恵さんが叫びます。
「とーちゃんのことやし、かーちゃんが諦めたらええだけなんや。」と、無理に作った笑い顔を見せます。

・・・この人はこうやって、すべてのことを諦めてきたのだろうなと、痛ましい思いで民恵さんを
見ていると

「簡単に言うなや。解約するにも解約金がいるんやぞ。それに、金借りたオバハンに、どうやって言うんや。また嫌味言われるんやぞ。」と、亮二さん。

しばらくの沈黙が続いて・・・亮二さんが言います。
「ともかく、うちで人権派の弁護士捜してきますから、そのときはまたAさん同じ話をその先生の前でしてください。」

「お断りします」

「そりゃ、話したらまずいことがあるんやろな。」と、亮二さんはニヤリと笑います。

「私には、こちらさま以外にも依頼者さんがおられます。相談電話もお聞きするという仕事があります。お母様にお逢いさせていただいて、伯母様にも説明をと仰るのでさせていただいて、
本日もこうしてお伺いしております。
そちらさまのお電話にも、24時間で対応させていただいております。これ以上の時間は、他の
ご相談者さんにご迷惑がかかりますので、時間はお取り出来ません。

なにより、ご依頼者さんはお母様ですし、お母様とお話させていただいて、ご納得いただいて
交わしたご契約です。お母様が、解約と仰るなら、解約に応じます。続行なら続行いたします。
これ以上の、お話は必要ないと思います。
もちろん、そちらさまが、どなたの弁護士さんとお話なさるか、ご相談なさるかはご自由ですから、どうぞ、どなたとでもなさってください。」

民恵さんは小さくなって、黙って俯いたままです。
彼女にはお気の毒ですが、この「息子」・・・あまりに不出来です。
第一、他人の前で、母親を「お前」などと、呼び捨てること自体、私には許せません。
しかも、お母様を一人前扱いどころか、「バカ者扱い」ではありませんか・・・これでは。

こういう長男と同居するというのも、気苦労なことです。

・・・・・・私なら、張り飛ばして「この家から出て行きなさい!」と、たたき出していますね。きっと
(^^)/

でも、こんな母親と息子は、ちっとも珍しいことではないのですよねぇ(溜息)
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by sala729 | 2006-12-02 17:12 | Comments(3)