じつは・・ですね、このブログのこと、とうとう社長に告白しちゃいました・・(ドキドキ)
というのも、今日わが支社に、社長がみえてこれからの会社の方針と展開についてのお話をいただきました。そのときに・・ついポロッと・・このブログのことこぼしちゃったんです。。そしたら、社長が「それは面白そうだね。ぜひ見たい」なんておっしゃって・・・うぅぅぅ。。

もちろんいいですよ。私は、どなたに見ていただいてもいいんです。ほんとですよっ。。。
・・・・ほ、ほんとですとも。。。・・・あ、あれはまずかったかも・・あの日のも、ちょっと問題かも・・・まてよ、あのTキャラも、いくら真実とはいえやっぱ、ちょっとね・・なーんて考え始めたら、もう頭がぐちゃぐちゃ(笑)
・・・ふぅうう・・・仕方ないかなっ。。嘘は書いてないんだし、ほんとのことだし、まっいいか。
それに、だいたいうちの社長は、こんなおひらの相談員の日記に、いちいちめくじらたてるような、そんな狭量な方ではないですもんね~~。。(ドキドキ・・・ドキドキ)


内心の動揺を抑えて、空を見上げると、珍しく雨雲が空にたちこめて、ぱらぱらと雨音が聞こえてくるではありませんか。ほんとに、何日ぶりかの、雨です。。役所には渇水対策本部が作られ
本格的な夏を前に、もうこれでは、本番はどうなるんだろう・・と、思っていた矢先の雨・・です。
もしかしら、社長は「雨男」?。それとも、雨乞いの神様?などと思いながら、久しぶりに雨に濡れた舗道の黒さが、みずみずしく輝いてみえたのも気のせいとは思えませんでした。。

さて、社長がお帰りになると、すぐにそれぞれの持ち場で仕事が始まります。
なにがあっても、すぐにスムーズに仕事に戻れるのも、それぞれがプロ集団・・ということなのでしょうね。

私の手元には、浮気していた夫と、元に戻りたいと泣いて訴えた、あの小夜子さんが、先週、お母様と「愛知博」にでかけたその留守の夫の素行についての、報告が届いていました。
夫は、浮気が発覚してから、小夜子さんに優しくなったと言っていました。ふたりでつつじを見に行きましたと、嬉しそうに報告してきた小夜子さんの声が忘れられません。
でも、小夜子さんのなかには一抹の不安も残っていたのです。ほんとうに、女とは別れたのだろうか?。逢ってはいないのだろうか?
こんな小さな疑惑の芽は、知らぬ間に育っているものです。
小夜子さんは迷いに迷い、相談してきました。

知らないでいたいという気持ちは、痛いほど判りますが、それはなかったことにはできないことなのです。知らないでいたいということは、自分の疑惑に蓋をすることなのです。そしてその蓋はきわめて納まりが悪く、ぐらぐらといつも揺れています。
そんな毎日をまた送ることは、小夜子さんにとって、なんのプラスにもなりません。

そして、小夜子さんはそっと踏み絵を踏む決心をしました。

小夜子さんもそうでしょうが、私も祈るような気持ちで、留守の5日間を見守りました。。
しかし、一日目と三日目。そして四日目。
合計三回。夫は女と逢っていました。一度目は食事。二度目はお店の開店前に顔を見せ、三回目は駐車場で女を拾い、近くの料亭に送っていったのでした。
・・・・・これは微妙です。

前回、小夜子さんが海外に行ったときは、旅立ったその日から夫は女と待ち合わせて、ホテルインをしています。そして次の日も、その次の日も・・・。
それから考えると、今回はじつにおとなしいものです。
考えようによっては、食事しただけ・・とも言えます。しかし、約束では、逢うこともしないというのは夫自身が約束したものでした。

小夜子さんに報告するのはつらかったですが、ほっておくわけにはいきません。
私は、ゆっくりと、状況の報告をしました。小夜子さんは黙って聞いていましたがひとこと・・
「でも、逢わないといいましたよね。二度と会わないと・・」
そうです。その通りです。ただ、考えようによっては彼は、ずいぶんと自分を押さえているともいえるのではないでしょうか?。
男には男の意地も見栄もあります。だから我慢してなどと言う気持ちはまったくありませんが、
そういう気持ちを理解してあげることも、夫婦でいるためには必要なときもある・・と、小夜子さんに話をしますと、しばらくの沈黙のあと、小さな声で
「わかりました・・」と、ひとこと。

そして次の日。
小夜子さんからの電話で夫が「食中毒」で体調を崩していることが判りました。小夜子さんの留守に食べたお鮨が原因らしいですが、かなりひどいようです。
「いいんです。天罰だと思ったら、ちょっとすっきりしました。主人に、なにか悪いことしたんじゃない?って聞いたら、ぎくっとした顔してましたから、ふっふふ。」

どうやら、小夜子さんは、だいぶ余裕かでてきたようです。
そうですね。そういう余裕か大切なんです。それがないと、夫も追い詰め、自分をも追い詰め、
悪い方向にしか考えが行かなくなります。それでは、なにも生まれないし、なにも得られません。
「余裕」という言葉を、お友達にしたほうが「勝ち」ですわよ(笑)

さてこれから、小夜子さんがどう行動するにせよ、勝負はあったようです。。
私は、これからの仕事は、小夜子さんを叱咤激励するのではなく、彼女の言動を見守ることですね。

小夜子さんはもう大丈夫。。そう思って、窓を見たら、もう雨はすでにあがって、じっとりとした空気が夕刻の薄闇に溶けていこうとしていました。。。
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by sala729 | 2005-06-30 18:28 | Comments(0)

暑い日々が続いています。きのうも、今日も、太陽は容赦なく地上を照らし、連日のニュースで「水不足」と「熱射病」が、知らされない日はありません。
そして、同時に「水難事故」の知らせも・・・

中川さん(34才・仮名)は、緊急救命士です。と、いうとテレビドラマのような颯爽とした人を、誰もが想像するのでしょうけれど、そーはいかない(苦笑)と、いうのを私は、経験則で知っています。(^^)
初対面では、ちょっとひきましたね(笑)。胸をはだけたポロシャツから見える、銀色のふっとい鎖の、ネックレスと、白黒格子柄の綿パンツに、ベンハーサンダル。しかも、左手には、明らかに偽物と判る、金無垢風の腕時計。パンパンに張った黒皮のセカンドバッグ。誰がこの格好を見て、彼が緊急救命士と、思うでしょうか。。。

「妻が・・・妻が、浮気をしているかもしれません・・」
搾り出すような中川さんの姿に、外見にはない誠実さ(・・すみません。しょーじきもので・・)が、漂っていました。
話を促すと、中川さんは、ぽつりぽつりと話はじめました。

妻のあさみさん(32才・仮名)は、看護士です。ふたりはまさに「似合いの夫婦」であったわけです。。ほんの三ヶ月ほど前までは・・。
あさみさんの帰宅に変化が現れたのはつい三ヶ月ほど前からです。
最初は、職場で主任になったあさみさんは、「立場上、部下の子の愚痴を聞かないといけないので、遅くなる」と、言っていました。
そういって、子供が眠りについたころでかけて、翌日の早朝に帰ってきました。

おいおい・・ふつうそんな時間までの相談なんて・・ありえない・・・
と、たいていの人は、思いますよね。
ところが、中川さんは、そういう妻をねぎらいながら、少し誇らしくもあったらしいのです。
「うちの嫁さんは、人からこんなに頼りにされてる・・」と・・。

しかし、この暗黙の了承は、あさみさんをますます大胆にして、それはもう毎日のように、帰宅は午前5時前後です。
問い詰めても、なかなか口を割りません。
そして、はじめに赦した手前、中川さんは問い詰められなくなった・・というのです。・・・んなばかな・・・と、皆さんは思われるかもしれませんが、こういうことはよくあるのです。
「物分りのいい人」を演じると、その仮面が脱げなくなるのです。
自分がどんなにつらくても、苦しくても、いい人を演じ続けることをやめられなくなるのです。

自問自答を続けること三ヶ月。
とうとう中川さんは、相談電話をかけてきました。彼は、その異様な風体を気にすることもなく、
小さな、パンやさんの喫茶コーナーの一隅で目を潤ませながら「別れたくはないのです。子供のためにも、離婚はしません。でも、相手は知りたいんです。」と、私に迫ります。
状況的には、まず間違いなく短時間でけりがつくでしょう。。。
しかし、この一途さ・・この一途さは・・ちょっと危険かも・・・

そして、その日を迎えました。
中川さんからは5分おきに、状況報告の電話がはいります。
・・・・私は、たまりかねて・・・
「中川さん、もう報告は結構ですよ。うちは充分に注意してスタンバイしています。あなたが奥様の目を盗んで、何度もこうしてお電話していることは危険です。奥様に気づかれたら、どうしますか?。あとはお任せください。てすから、もうご連絡は結構です。私どもには、状況きちんと把握できています。」
「すみません。わかりました・・」と、沈んだ声。

彼はいまから、業務に就くのです。かれの「緊急救命士」という職業を考えたとき、この落ち着かない性格は・・・日本国民として、ちょっと不安です。。。

あさみさんは、夜になって、単身で山間の村にむかって車を走らせます。
そして、そこは、・・・・・あさみさんの同僚男性の実家だったのです。
男は、20少し出たくらいの若い見習い看護士でした。
あさみさんは、そこで男の親の了解のもと、一晩あかして、それから中川さんと子供の待つ家に帰る・・・・そんな生活を三ヶ月続けていたのです。

「別れます。もう、わかれますっ。」
・・・・・・あなた、別れないって言ったんじゃないの?。子供のために別れないって・・・まぁいいけど・・・ね。・・・・・(はっきりしないわよね・・・)
「こ、子供の親権は、とれますかね?」と、中川さんの心配気な声は続きます。
「それなら、もう一回くらいは、現場押さえておきましょう。」と、三日後にあともう一回続けることになりました。

その日から、毎夜毎夜、中川さんから電話が入ります。
「僕はいつまで待たんといかんのてすか?。いつになったら、あいつらに言えるんですか?」

いーですよ。言いたけりゃ言っても全然かまいません。でも、あと一回は、もう取れませんよ。
判っちゃって、それでも行動する「お馬鹿さん」は、まずいませんからね。。。

そういうと、中川さんは悲しそうな声で「はい。判りました。僕、がまんします・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいんです。いいんですよ。こういう気弱な男性もいるでしょう・・・・・・・・
でも、でもですね。彼は仮にも「緊急救命士」なんですよ。とっさの緊急時に人の生死を判断し、
対処していく決断力と、行動力を即座に展開していかなければならない職業ですよ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいの???。ほんとに、あなたに命任せていいの???・・・・・・・・・・・

私の気持ちも心配も知らず、中川さんは今夜も電話をかけてくるでしょう。
「すみません。落ち着かなくて・・・くやしくて、僕、相手から二千万は三千万取りたいです」

はいはい・・・どーぞ。二千万でも三千万でも取ってください。
だから、お願い。あなたの使命に目覚めて!(溜息)
あさみさんのことは、私たちがちゃんとしてあげる。だから、あなたは、あなたの使命に目覚めて・・・と、記憶を失った「ウルトラマン」に呼びかけているような、そんな自分の声が聞こえるような・・・今夜も暑くなりそうです。。。
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by sala729 | 2005-06-27 18:16 | Comments(0)

前回が「母と子」だから・・というわけではありませんが、今回は、ほのぼのとした「父と子の物語」をご披露しましょうか・・(^^)

ご存知のようにわがOリーダーには、お嬢ちゃんと、ご長男君の二人のお子さんがいます。5才と2才という、まさに、可愛い盛りです。
仕事上では、「鬼」とか「冷血漢」とか・・・・言われているような・・言われてるかな。・・うーん言われているかも(笑)。ま、ともかく冷静で切れるという社内の噂は誰もが認めるOリーダーですが、こと子供さんのことに関しては・・・もう、メロメロ。デレデレ。ヨレヨレ。ボロボロ・・(ちょっと言いすぎましたかしら?)
その、お嬢ちゃんが先日、幼稚園行事ではじめての「お泊り保育」を迎えました。
もちろん、彼女にとっては生まれて初めて、親元を離れて夜を過ごすのです。前日から、それはそれは興奮状態。ハイテンション。
そして、いよいよ当日・・昼過ぎに会社の前のメインストリートを、ママの車で幼稚園に向かう彼女は、大好きなパパに窓から手を振って・・と、携帯電話で知らせてきました。
・・・・きっとOリーダーは、私たちに知られないように、こっそりと手を振っていたに違いありません(・・へっへへ~~)

ところが、その日、あまりの初体験に興奮した彼女は、熱を出してしまいました。(子供には、往々にしてあることです。)しかし、それでも決然と、お泊りを続けた彼女は、今日のお昼に帰って来て、すぐにただいまと携帯電話をいれて「寂しかった」とか「逢いたかった」と、そういう言葉を・・パパは期待していました・・・・しかし・・・その可愛らしいバラのような唇からでた第一声は、

「パパ、カップうどん食べちゃったの?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・爆、爆、爆、爆、爆、爆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そーなんです。自然食派のママは、化学調味料や添加物を一切使いません。
味よりも、健康至上主義なのです。
ですから、たまにママに隠れてパパと食べるカップうどんが、彼女は「大好き」ですし、世界で一番美味しい食べ物と信じているのです・・・(^^;)
その、大切なカップうどんが、こともあろうに、自分の留守中に一個なくなっているのです。彼女の心痛はいかばかりかと・・・

「わかった。買って帰るから、待っててね。」と、携帯電話を置いたものの、帰る時間になると、
「△ちゃん(お嬢ちゃんの名前)、もう疲れて寝ちゃっているかなぁ・・寂しいなぁ。奥さんに内緒で足の裏、コチョコチョって起こそうかな・・」と、つぶやきながら、タイムカードを押しています。

ママはママで、初めて彼女を幼稚園に送り出した日は、寂しくて別れたそのときから、ママがポロポロと涙をこぼしたというような、そんな家庭に育っている△ちゃんは、幸せです。。。

一概に言いきることは危険ですが、年若くして親になるのと、それなりの年を経て親になるのとでは、「子育て」そのものに、「余裕」の差が見えるような気がします。
友達のような親である必要もなく、大人として子供に接することができるということでは、子供自身にとって、「余裕ある親」という存在のほうが幸せなような気がする・・と、感じてしまうのは短絡的思考でしょうか?

こんな時代になったからこそ、本気で「親業」や「親資格」を設けるべきかもしれないと、私はおもっています。。

そして、今わが社では、Oリーダーが・・・というよりも、彼女がいつまで、パパと喜んでお風呂に入ってくれるかを「将来的トトカルチョ」で楽しもうかなんて・・・不謹慎なでも、ちょっと楽しみな(笑)話題が、秘かに飛び交ってます。(ふっふふふ・・・ご、ごめんなさい。Oリーダー~~)
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by sala729 | 2005-06-25 21:55 | Comments(0)

昨日、板橋で両親を殺害して、現場に爆破装置をしたまま、逃げていたという長男が逮捕されたというニュースを、知ったのは、相談を受けるために400キロの道のりをOリーダーの爆発的暴走と紙一重の、ドライブテクニックで西に、西にと向かっているところでした。

こういう未成年の事件を聞くたびに、今までかかわってきた幾多の少年や少女たちの顔が次々と浮かんできます。私が、触れ合う少年少女は、たいていが家出の相談から始まります。
一番年若い子は小学6年生という女の子がいました。

前述の亮二君と同じで、お母さんが少女を連れて再婚した義父は厳しい人でした。下に妹もできて彼女はますます家にいずらくなり、いつしか同級生の友達の家に入り浸るようになりました。その同級生という子も、母親がフィリピン人で、父親は日本人。しかし、父は二年前から姿を消したままで、現在は母親が水商売で働いて、生計をたてているということで、家庭環境はよくありません。そういうところに、女の子が溜まり始めると、いつしか男が現れ、少女たちを集団で食い物にしょうと画策するのです。
この少女の母親も、捜したいけど、夫は反対している。「ほっておけ」といわれていると、さめざめと泣きます。そして、セオリーどおり、母方の祖父母が調査料金を払って、捜索がはじまったのでした。

少女は一週間目には、近所のコンビニで目撃されていました。
未成年の家出ということで、警察の協力を得て、コンビニの防犯テープをみると、それらしい
女の子が写っていますが、ミニスカートに、まつげはばっちり。ぎんぎんのグロウリップに、つめはキラキラ。髪はもちろん金髪で、かきあげた襟足の悩ましいこと・・(--)
義父は「違う。これは別人だ。」と言い切りましたが、母親は・・消え入るような声で
「そ、そうです。。うちの子です。間違いありません・・」
義父は、「ばっ、ばっかな。。。お前、あの子はまだ11だぞ。こんな、こんな飲み屋のねーちゃんみたいなはずがないじゃないか。」と、顔を赤くして叱責します。
・・・・「いいえ。あの子です。・・・間違いありません。」

母親のこの一言を手かがりに、探しに捜しました。
そして、やっと見つけたのが、北神戸の山の上の展望台。それも、内偵調査でコンタクトをとっていた、先輩と称する男の子のもとに入ったSOSメールから割り出されました。
見つけたとき、ふたり(少女とハーフの友人)は、秋とはいえ、肌寒い山の展望台で、ミニスカートから惜しげもなく投げ出した足を震わせていました。
事情を聞くと、お金がなくなり、出会い系で男を誘って、ふたりで車に乗せてもらったら、ここで降ろされた。おじさんだったけど、エッチもしなくて、なにも言わなかったし、でもお金もくれなくて、ふたりでわーわー言ったら、突然ここで降りろって言われて・・・・。

この娘たちには、ことの重大さが判ってないようです。そのおし゛さんは、ここで降りろと言い
そのまま去ったからよかっただけで、強姦や、殺人や、拉致なんてことになっても、もう現在の日本では、少しも珍しいことではありません。

この子たちが、自分の幸運をどう受け止めているかは判りませんが、これは本当に何万分の一の確立の幸運ではあるのです。そしてまた、少女も母親になにか言いたいこと、母親はなにか少女に言わなければいけないこと。しなければいけないことが残っているのです。

最近は、再婚どころか再々婚。再々再婚と、果てしなく再が続く方もいらっしゃるのは事実です。結婚は両性の合意の上・・というのも憲法の謳われています。
しかし、ほんとうに、ふたりだけのものでしょうか?

私は、再婚の是非を問うているのではありません。
親と子の問題を問いただしてみたいのです。
親であり、子であることの、意味と意義を・・・・。

前述の亮二君(彼は、未成年ではありませんけれども・・)も、この少女も、板橋の少年も、親たちになにを求め、何に飢え、今現在、彼らが欲しているものはなんなのでしょうか?
彼らはそれが満たされないがために、家出をしたり、両親を殺害したりしているのでしょうか?
その満たされないものとは、大人には見えないものなのでしょうか。
いつから、見えなくなったのでしょうか。。子供から大人になるために、周りがグレーに染まるサングラスを知らない間にかけていた人間だけが、「大人」と呼ばれるのでしょうか。。

そうかもしれないという肯定の声も聞こえます。言い訳だという非難の声も聞こえます。
でも、大人から「親」になったとき、そのサングラスをちょっとだけでも、外すことができるなら
どんな困難をも乗り越えて、外してみたいものです。
自分の仕残した、なにかを見極めるために・・。
それは、親としての責任の結果を知ることであり、仕残したことの決着をつけることであり、
なにより子供から愛され、親として認められたいからなのでしょう。。。

物分りのよい親や、優しい親にはなれそーもありませんけれど(苦笑)、自分のけじめはじぶんでつけること、子供に見せられるそんな親になりたいものだと、私は思います。
板橋の少年のご両親は、今どこから彼を見ているのでしょう。今一番、心が痛いのは、彼ではなくて、ご両親なのではないかと思うと、私の胸もチクリとしたような気がしました。。。
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by sala729 | 2005-06-23 15:09 | Comments(4)

サラリーマンは「お気楽稼業」と、鼻歌まじりに嘯いていた時は、とっくに過ぎ去り、長引く不況の大海の中を、翻弄されながら、自己を見誤らないようにと、生きていくのはなかなかに大変なことです。

それでも、私はサラリーマンは、大好きですね(^^)
自分が歩んできた人生の中で、ひとりで仕事をしていた時期もありました。仕事をしたくても、状況に阻まれてできない時期もありました。しかし・・
今、こうして信頼の置ける上司や同僚に交じり合って、仕事のできる幸せを、私は心身で感じています。もちろん、仕事自体も大好きであることは、いまさら言うまでもありません。
けれど、それもこれもすべては、そういう環境を整えていてくれる、上司や同僚があってこそ、初めて享受できる充実感と幸せであって、恵まれない職場環境の中で、あえぎながら日々を過ごす人たちの、声を見聞きするたび、めぐり合わせの幸せをかみしめている、ここ数日の私がいます。
そして、今のこの環境を大切に、育んでさらに進展させるためには、何をどうすれば、どういう努力を重ねていけばいいのか、私のできうる力と、能力はなんなのかと自問しながら、上司や同僚たちに、明日への相談をしている自分が・・・ちょっと好きですね(・・照)

な~んて、ちょっと気恥ずかしい、週の始まりになりましたが、日頃思っていてもなかなか口には出せず、いまさらという気概もなくはなく・・(笑)。ましてや、この性格(・・どんな性格なんだぁ??)。いつか、残しておこうと思っていた、感謝の気持ちを、素直に(・・とても珍しいことなんですが・・)お伝えしょっかな~~なんて思ったりしたのです。。


さて、前日の雅代さんですが、実は昨日、亮二君の居場所は確認されました。
もちろん、お知らせしましたとも。彼は亜由美さんのマンションに転がり込んでいたようですが
そのマンションに、亜由美さんの姿は見えません。
なにがどうなっているのか、事実確認しながら解明していかないと、雅代さんが来ても、亮二君がすぐに帰れる状態でなければ、どうしょうもないことです。
そして、ようやく体制が整って、亮二君ひとりでそのマンションにいると確認されたので、雅代さんに連絡を入れました。
もちろん、雅代さんはすぐにでも行きたいというのですが、その日はもう夜。しかも、明日から
重要な会議が二日続いて、それは抜けられないと言うのです。どんなに早くしても行くのは三日後・・と、いうことですね。

もちろん、現場は一刻も早い到着を待っています。居場所を確認したとはいえ、フリーター無宿ですから、いつどこへねぐらを変えるやも知れません。しかし、働く者として、責任ある立場としての雅代さんの状況も判ります。結局三日後の一番のJRで、ということで話は落ち着き、N係長はその指示を出してくれていました。

ところが・・です。
昨夜遅くになって、雅代さんからメールが届きました。ながい、ながーーいメールです。
・・・・亮二を迎えにいくと言ったら、父(雅代さんの父)と夫が激しい言い争いになりました。
とても、混乱しています。でも、ふたりとも迎えにいくのは大反対と言ってます。私が、甘やかすからだと・・・ともかく、こういうことになっていますので、ほとぼりが醒めるまでは迎えにはいけません。地図だけ送ってください・・・・。

予測できないことではありませんでした。夫はもともと、雅代さんの亮二君に対する姿勢にいては批判的だったのですから・・こういう答えも帰ってくるでしょう。。。
しかし、本音を言えば、それでも振り切って来て欲しかったとは思います。
それは、ひとつには仕事の完遂ということももちろんあります。お引き渡す・・ということが、家出調査の終了ですから・・。でも、それと同時に、亮二君の気持ちを推し量ってみると、もうひとつの意味があると考えられます。
亮二君は、義父が自分に対して、どう思っているか知らないはずはありません。自分と義父。自分と母。そして母と義父。それぞれの距離を彼は彼の感性で推し量っているのではないでしょうか。それを承知で、あえてその柵を踏み越えてきてくれる母を求めているのではないでしょうか。

これを「甘え」といえば、甘えでしょう。義父もそういう亮二君を、不甲斐ないと感じているのでしょう。でも、甘えることはそんなにいけないことでしょうか?
母は母であり、子供はいつまでも子供です。20才を過ぎていたとしても、それまでの過程の中で、仕残したり、とり戻したかったりしたことを、遅ればせながらもやってみることは、愚かなことなのでしょうか。
雅代さんは、母として、亮二君に仕残したことがあるのです。本来は、それはもっともっと前にしておかなければならなかったことでしょうけれど、できなかった・・だからこそ、今彼はそれを求め、雅代さんもそれに応えようとしているのではないかと、私には思えます。

子供を一人前の大人と認めるために、甘やかしてはいけないというのは、教育の鉄則です。でも、大人になりきれないことの責任が、親にあると感じたとき、その誤りまでの時間を戻って
やり直したいと考えることまでも、「甘やかし」と片付けるのは、どうなのでしょう?

ご自分が、教育に携わる人間として、「こんな私が、人さまの子供の教育なんてできませんよね」と、淋しく笑った雅代さんの、教育者としての理性と、母親としての感性を、私は信じたいと思います。例えそれが「おんな親の甘さ」と、指摘され糾弾されたとしても・・・。
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by sala729 | 2005-06-20 11:52 | Comments(0)

世の中には数知れない親子が存在していますなんてことは、改めて声をあげることではないのですが、この仕事をしていると、男と女の幾多の感情のもつれと同じぐらいに、摩訶不思議であったり、愚かであったりする親子の情愛を垣間見てしまうことが、侭あります。

雅代さん(仮名・44歳)は、小学校の先生です。指導主事という肩書きももっています。
その雅代さんが、わが社にやって来たのは、二週間前のことです。
「息子が、半年ほど前からいなくなりました。ずっと携帯で連絡とりあっていたんですけど、一ヶ月ほどまえから、それも音沙汰がなくなって、どうしているものやら・・と。」

息子の亮二君は(21歳)。地元の高校を中退したものの、大検を受けて、長崎の大学に進学したものの、数ヶ月しか続かず、ずるずると休学を続けていたそうです。もともと、高校を中退したのも、馬が好きで、それに関連した仕事をしたいと言い出したのを、雅代さんと雅代さんの父母が止めたのが原因でした。

雅代さんは、亮二君が小学校4年生の時、現在の夫と再婚し、その後、今の夫との間にふたりの妹が生まれ、祖父母はなさぬ仲の亮二君を不憫に思い溺愛してきたと、雅代さんは言います。亮二君も母親からお小遣いをひきだせないと、祖父母に上手く取り入って・・という典型的な現代っ子のようでした。
義父はそういう、母親と祖父母を醒めた目で見ながら「甘やかすばっかりしてるから、あいつはどんどん出来損ないになっていくんだ。」と、つぶやいていたそうで、この相談は夫には内緒できましたと、雅代さんは淋しげに言います。

状況をお聞きすると、亮二君は長崎で、ホストをしていたらしく、そこのお客だった亜由美さんという女性を雅代さんに(交際中の彼女)と、紹介しています。亜由美さんは4歳年上で、なんてクラブを二軒経営していると言います。しかも、父親は警察官で、こんな仕事してばれたら困るとも言っていたそうです。
クラブ経営は、眉唾ものですが、どうやらこの亜由美さんがキーパーソンのようです。しかし、雅代さんは、亜由美さんの本名も住所も、店の名前も知りません。ただ「なかざと亜由美」という名前だけが手かがりです。
水商売に入っているのか、所謂「ヒモ」になっているのか・・・いずれにしともちょっと厄介です。

しかし、雅代さんはどうしても捜したいと、思いつめた顔で訴えます。
「自分の子供がこんなことばかりしてて、他人様の子供なんて教育できませんよね。私は、教師失格です。」と、はらはらと涙をこぼします。
たしかに、夫の言い分にも、一理はあるでしょう。
しかし、息子が思春期の微妙な時期に再婚した雅代が、亮二君に対して、うしろめたさと、少しの後悔を抱いているとしたら、その「甘やかし」は、少しだけ判るような気がします。
だから、仕方ないとはいいませんが、少なくとも自分の職業を省みて、こういう自己反省ができる人ですから、ことが終了したときには、今までとは違った観点や、方法、行き方が模索できる人ではないかと思っています。

結局この調査にかかる費用は、祖父母が提供しました。
亮二君は、祖父母にもなんらかのアクションを起こしてくるとは思います(お金がなくなれば・・)
この、亜由美という女性に騙されていないのなら、思いの外早く見つかるでしょう。
しかし、この期待は、どうやらあくまで期待でしかないようです。
今現在、この件は大詰めに向かって進行中です。発見は、N係長はじめ、調査にお任せするにして、私は、雅代さんとコンタクトをとりながら、雅代さんの期待が、亮二君に伝わるようにと、祈らずにはいられません。それを、亮二君が受け止められないのなら、それはそれで仕方のないことです。でも、21にもなって、母親の気持ちの一部でも受け止めて欲しいものだと、私は祈ります。



そして、今日はもうひとりの母をご紹介しましょう。
貴子さん(54歳・仮名)は、地元の大きな病院のひとり娘。夫は優秀な婿養子です。
その貴子さんのご自慢がひとり息子の、翔君(26歳・仮名)です。
国立大学医学部をでて、国家試験もパスして彼が貴子さんに言ったことは「音楽がやりたいから三年間、東京で勉強したい」ということでした。
貴子さんの弁を借りるなら、「翔は、親の私が言うのもなんですが、背も高くて、顔もいいんです。性格もすごくよくて、成績はもちろんいいんです。それで、なんでも出来るんですね。ピアノもあっという間にマスターするし、テニスもそこそこ上手い。ギターもちょっとやったかとおもうと、パソコンで作曲もすると、なんでも才能があるんです。」と・・

はぁ・・・そ、そーですか。。うーーーん。
そりゃあね、そりゃあ、医学部も国家試験も嘘じゃないでしょう。
でも、でもね。。。ここまで言いますか。しかもです。その続きをきいて、さらにびっくり、
「それで、翔がその前に紹介したい女性がいると申しますの。看護学校の3年で、四国の子だというんです。それで、私、逢いに行きましたの。そしたらですね。・・・びっくりしましたわ。ほんとに・・。ちっちゃくて貧相で、顔だって少しも綺麗じゃないんですのよ。」

?!?****//;;;;xxxxx・・・・@@@×××・・・○○◎◎◎・・・・

・・・・・しばし、口があんぐり・・
言葉の見つからない私でした・・・・しかし、気を取り直して
「ということは、お母様は彼女がお気に召さないと・・」慇懃にお聞きしました。
「もちろんですわよ。なんでこの娘でなきゃいけなのぉ・・・って思いません?」と、私に同意を求めてくるのです。
・・・・人として、言わなければいけないことは判っています。・・・しかし、貴子さんの場合、
なんというか・・・邪気がないというか、悪気がないというか・・・ぜんぶ本音なのですね。
それが、手に取るように判るところに。貴子さんのかわいらしさがあります。
「それでね。これは調べなくっちゃあって思ったんです。だって、一年して看護学校卒業したら
彼女も東京に行くって言うんですもの・・」
・・・・それは大変(笑)・・・・・

文にしてしまうと、なんてやな母親と思われるかもしれませんが、貴子さんはほんとに、いやみなく息子を褒め称えます。あまりの無邪気さに、拍手を贈りたいぐらいです。きっと、家庭でもかわいらしいお母さんであり、奥様なのでしょう。
自分の環境に浸って波風もなく、そのまま妻になり、母になったということでしょうか・・
自分の母親なら、大人になってその母親像をかわいらしいと見ることが出来るかもしれないという稀有なキャラではないかと思います。

ただし、お友達としてなら、その世間知らずぶりにきりきり舞いさせられて、周囲を疲れ果てさせても、そのことには気づかない「絶対にお友達にはしたくないタイプ」の女性であることは断言できますが・・(^^:)
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by sala729 | 2005-06-18 12:37 | Comments(1)

わが社の顧問弁護士のB先生は、なかなかダンディです。月に一度の私たちとの勉強会の時は、中学生の子供が乗り潰したような自転車で現れて、いくら飲んでも、顔色ひとつかえず、さっそうと身を翻して去っていきますが、事務所の駐車場の良く見える位置には白いポルシェが
これみよがしに鎮座しています。(^^)
そして、民事の名手であるとと共に、医療過誤についてもかなり有名な方で、高速道路をこの白いポルシェが疾走していることも多いということです。(・・・それにしても、あの自転車とこのポルシェって・・・落差大きすぎ・・・)

ま、言っちゃなんですけど、昨今のタレント弁護士先生の誰よりも、「いい男」ですよ(にっこり・・)
私も、一度法廷でご一緒しましたけど、うーん。素敵です。確かに、いつもの二割、三割増しで素敵に見えますね。ほんとに・・・。
そのB先生が
「ねぇ、おたくの浜田さん、発信機つけられてるから警察にいますってメール送ってきたよ。Aさんとこでつけたの?」と、電話をかけてきました。
発信機~~って・・・依頼者に???
(浜田さんは、前日の石崎さんに負けず劣らない超恐妻家で、いつも、どーしょう。どーしょうと担当のRさんを困らせ、あきれさせている軟弱夫です)

「いいえ。付けてません。第一、依頼者さんが知らない間に、依頼者さんの車につけるなんてあり得ません。」と、私。
「そーだよね。まぁ、念のために確認しただけだから・・。それにしても、このメール。どうしょうかな・・」ひとりごとのようにつぶやいて、B先生は電話を切りました。

それにしても・・・
浜田さんは、妻の浮気現場を撮り、相手男性を突き止めておきながら、離婚届は妻に握られ(すべて記入済みですから、出す出さないは妻の判断なのだそうです・・)。相手男性への慰謝料は、妻に値切られ、その上、この発信機さわぎ・・・。
まぁ、よくもここまで舐められたものです。(怒)
妻はそういう夫の詰めの甘さ、決断のなさを、よーく知っててその上での行動のようですね。

だけど、奥さんの致命的失敗は、「お金を惜しみすぎたことですね」・・・・
あの、浜田さんにさえ、気づかれるような、そんな発信機の付け方してたら、誰を相手にしてもバレバレですよ。
無能な「探偵」に、料金の安さだけに目がくらんで頼んだのか、それとも、もっとお手軽に知り合いにお願いしたのかは知りませんが、・・・「ど素人」・・・の、ひとことに尽きますね。

さて、この日は、私とOリーダーは不在だったのですが、久々にTキャラがやってきました。
来るなり、バッグから、Rさんいわく、(おもちゃの)ティアラを取り出して、頭に付けて「どーお?
これ。」と、詰め寄ったそうです。
「な、なんですか。それ・・」
「ティアラよ。ティアラ。ウェディングドレスに合わせた、ティアラがあったんだけど、どこに片付けたか判らないようになったのよ。それで、お友達のバトンの先生に言ったら、じゃあ、子供たちがつけるこれがあるから貸してあげるって、貸してもらったよ。」
・・・・子供の・・・バトンの・・・おもちゃの・・・・切れ切れのフレーズがRさんの中で渦巻いています。
きらきらと光るイヤリングと、汚れたシルバーのティアラで飾ったTキャラに、戸惑うRさんの姿が
見えるようです・・約一時間ばかり、TキャラはRさん相手にのろけまくり、嵐のように去っていったらしいのですが、それまでにビルの中のお掃除さんにも、ビルの近くの八百屋さんにも、趣味のお店のオーナーさんにも、クリーニング店の店番さんにも、ともかくも、このご近所中のみなさんに「芦屋の花嫁」を吹聴して歩いたらしく、昨日、今日と道行くご近所さんから、戸惑いと可笑しみをたたえた笑顔で問いかけられて、なぜかこちらの顔が赤くなる日々でした。
ほんとにもう、はた迷惑な・・・
と、抗議しょうにも、本人は三度目の「予行演習」とかで、浮かれっぱなし状態なのですから、
始末におえません。
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by sala729 | 2005-06-15 15:20 | Comments(0)

ほんとうに、暑い昼下がりです。
梅雨入り宣言は、たぶん明日か、明後日かと、いうところでしょう。季節は巡る・・とはいうものの
去年とはまた違う夏の形で、今年の夏もやってくるのでしょうね。廻る時空は同じでも、その中の私達、ひとりひとりが違うように・・。

石崎さん(34才)は、確かに「うちの嫁さんは気が強いですよ。半端じゃありません」とは、言ってました。しかし、ほんとにまぁ、あれほどとは・・(苦笑)

石崎さんから電話がかかってきて、相談受けたときも、「まずいっすよ。ここにオレの車があることが判ったら、なにされるかわかんないんすっよ。」と、待ち合わせの喫茶店に40分も遅れて現れました。
「でも、職場から離れたところじゃ、毎日奥さんが走行距離見てるから、だめっておっしゃったんでしょ。そしたら、帰り道のここしかないじゃないですか。」
大きな体を窮屈そうに、壁に貼りつけるように座る石崎さんは、茶髪の介護士さんです。しかし、そわそわと物腰は落ち着かないし、視線は宙をさ迷っています。「そーなんですけど、嫁さんの浮気相手は、オレとおなじ職場なんで、いつも行動みられてるんすよね。」
珈琲にお砂糖をいれる手が震えています。

石崎さんの妻は31才。看護士です。どういった経路かはわかりませんが、浮気をするようになって、(ここから話が少し込み入ってきます。^^:)ちょうどそのころ石崎さんは失業中で、仕事を探していたのですが、妻が捜してきたのが現在の職場です。
妻の紹介で勤めはじめたのですが、どうも彼の行動が逐一妻に知られている・・と不審に思ったのは勤めはじめて間もなくのことでした。
例えば、石崎さんが職場でどんな失敗をしたか、看護士長にどんなことで叱られたか。介護のおばーさんを上手くフォローできず、転がしてしまったとか・・なぜか妻は知っているのです。
そして、悪し様に彼を無能呼ばわりするのです。(まぁ、聞く話、聞く話、失敗談ばかりですからね・・)

そんな日が続いて、あるときから、彼は妻の携帯がつながらなくなっている日があることに、気づきました。そして、それは石崎さんの職場の先輩、中西(仮名)が、休みを取った日と重なっていることに気づきました。・・・・・・・
石崎さんは、気づいてすぐ妻を責めました。なぜ携帯がつながらないのか・・と。
午後、子供を保育園に迎えに行かずになにしてるのかと・・。

すると、するとです。妻が「逆ギレ」しちゃったんです。
「なにえらそーなこと言ってるのよ。ちゃんと子供の面倒はみてるわよ。今日だってお迎え行ってるわよ。なんの文句があんのよ。だいたい、用もないのに携帯なんてかけてこないでよ。」
「でろよ。」
「ふん。ばっかじゃないの?」
それからは、なにかにつけて喧嘩、喧嘩の毎日です。
この日も見てくださいよと、私に二の腕を内側を見せます。
あらら・・・・ほんと・・(苦笑)

腕には、赤いひっかき傷が幾筋も、幾筋も線を引いています。バンドエイドの先からは血が固まっているようにも見えます。反対側は青紫の噛み跡が数カ所・・・これはひどいわね・・と、思いながらも、なぜか可笑しくなってしまうのは、私だけでしょうか??

それから、妻の反撃が始りました。
毎日毎日、彼の車の走行距離のチェックです。たった2キロ差があるだけで、追求されます。
友達と会うからというと、「誰と?」と、問い詰めその人に彼の目の前でその人に電話をします。
本当なら、今後は誘わないでと言い放ちます。
会社で・・というのは通用しません。もうすでに、彼の行動はバレバレなんですから・・。

しかも、信じられないことに、妻の浮気を妻の母と二人の妹は諌めるどころか、応援協力しているというから、あきれるばかりです。

この情けないというか、超気弱というか、不甲斐ないというか、ともかくこの石崎さんの勇気を奮い立たせて、なんとか調査にこぎつけました。(やれやれ・・これは手間がかかるわねと、私は秘かに溜息をつきました)

さっそく、その日の夕方、この溜息が溜息だけでなくなりました。
ル、ルルル・・・ルル
私の携帯がなります。石崎さんからです。
「はい。」
私は、どの相談者からでも、自分からは名乗りません。もしも・・のことがあっては困るからです。
「どなたです?あなたどなたです?」キンキンと針で突き刺さるような声が耳元で響きます
(鬼嫁・・さっそくかかったわね・・・)
「かけてこられたのはあなたですよ。あなたこそどなたですか?」
わざと、つめたーい声で答えます。
「私は、石崎です。主人の携帯に残っていた番号だからかけてるんです。あなたどなたですか?」もう、喧嘩腰の物言いです。
「存じませんよ、なにかのお間違いじゃないですか?」
「じゃ、この番号はなに?なに?」
「知りませんよ。間違い電話かけられて、なになにって言われても、こちらのほうが迷惑です。」
・・・んとにもぅぅ。。。着信や通話記録は消しておきなさいよ。いしざきぃぃ。。・・・・・

なにか言ってる声を無視して、私は携帯を切りました。
たしかに、これは手ごわい(笑)
また、携帯が鳴り響きます。やっぱり、彼女です。・・・・うーん。しっこいわね。。。

典型的な気弱亭主と強気妻の組み合わせですが、引き受けた以上は結果を出さない訳にはいきません。
さぁ、今からが、わが社の腕のみせどころです。
この結果・・・どうでるか、石崎さんには悪いんですけど、楽しんでみせてもらいましょーか??
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by sala729 | 2005-06-12 19:43 | Comments(4)

相談電話は、前夜にありました。
関西訛りを隠そうともせず、「ぼくら、あやしいもんちゃいますねん。いま、○○市にいてますんやけど、お金貸した人間の実家ですわ。ほんで、親におうたんですけど、本人いてませんねん。なんとかしたいおもーうて。」
・・・自分で怪しい者じゃないて・・それだけで充分怪しいと思うけど・・

でも、内容を要約すると、彼は大阪から、お金を貸した人を捜して、ここに来たらしいということ。実家には本人はいなくて、両親がいたが、両親は本人のしたことだからと、とりあわないということ。いつまでも、ここにいるわけにはいかないので、今夜はここに泊まって、朝一番に相談に行きたいということが判りました。・・・ま、いいでしょう・・話は聞いて見なければ判らないものです。
来る者は拒まず・・が、モットーなのですから・・

翌朝、9時と同時にチャイムの音。
Rさんが、応対にでて面談室に通している気配が伝わってきます。そして、お茶の準備に戻ったRさんの笑顔がひきっつています。。。
「ん・・?」
「三人きてますよ。それも、・・・・とっても・・・・」
濁した語尾には、「怪しい」と入るのか「怖い」とはいるのか・・・などと考えながら、面談準備をして、ノックして返事を待たずに入ります。
・・・・お、おぉぉぉ・・・・た、たしかに・・・

長いすに三人並んだその見かけは、正真証明「その筋」の方々であることを、その服装センス、
物腰が、語っています。
まず、向かって左の40歳前後は、白い七分袖のトレーナーにハーフパンツ。ブランドは、お決まりの、左向きのポインターの刺繍(Aで始まるブランドです。たしか、前に日本放送のアナウンサーで、いまはフリーの福○さんが、好んで着ていたように思います。。苦笑)。無理やり日焼けした顔にあご髭。茶色のサングラス。がばぁっと股を開いて座った姿は・・そのまま。。。
真ん中は、一応は渋めに見えるスーツを着ていますが、よーく見ると、チャコルグレィの地色の中に、赤のペンシルストライプが見えます。そして、お決まりの黒シャツに赤ネクタイ。そして、不似合いな上質のキャメル革のビジネスバック。軟派なロックシンガー崩れのような容貌のなかの小さな目が、これまた茶色のサングラスの奥で、ずるそうに、小心そうに時々光っています。これは、20代後半でしょうか。
右端は、このふたりに比べたら、少々異端ともいえる、着古したビジネススーツに、白ワイシャツに地味系ネクタイで、黒枠のめがねをかけています。一番年上で、50にも、それ以上にも見えます。

まずは、小池と名乗る、きのうの電話の人である、白トレーナーに名刺を渡します。
「じつはでんな。金貸してますのんや。それで、その相手探しに、ここまで来たんですが、親がだしよらしません。居場所も知ってるのに、言いよりませんねんや。しまいには、警察呼ぶ言いますから、望むところや、呼んでくれいいましても、呼びよらしませんのや。それで、どうにしこうにもしょうがのーて、お電話さしてもろーたんですわ。」
「失礼ですが、お宅様たちは、金融関係の方ですか?」
「いやいや。ちゃいます。ちゃいますよ。人に頼まれて、こうしてやってきてますねんや。ほら、この通り、借用書かてありますんや。」
小池氏が促すと、キザスーツが、たいそうなバックから、ぼろぼろになりかけの紙を二枚取り出しました。
動作は大層だけど、あのバッグの中は、もしかして、この二枚だけしか入ってないのかしら?
そう思うと、急に可笑しくなるのは、私の悪い癖です。そして、次になにか言いたくなっちゃうんですね。。(苦笑)
破れないように、そっと開いてみると、一応文具店で売っている形式の「借用書」ではありました。しかし、金利は記入してないし、保証人(連帯保証人ではありませんよ)欄には、実家の住所と電話番号だけしかなく、両親のどちらの氏名もかかれておりません。

「これ、金利が書かれていませんね。無効ですよ。」私が小池氏を見ると彼はあわてて
「いや、それは本人もしっとることですから」と、訳のわからぬ言い訳を並べます。
「保証人も、名前がないですよね。保証人さんに確認されました?」
「え。は、あ、あ、いやそれも、本人しっとることですから」
「それに、この借用書、債権者のお名前も記載されてないですよ。この方はどなたにお借りしたんでしょう?」
「いや、本人しっとることですから・・」

なに言ってるのこの人・・と、思わず笑いたくなる自分を抑えて
「この日付、三年前ですけど、この間、請求してました?」
「いや、本人しっとることですから」
・・・・・ほんとは、こいつは「オウム」か・・と、思いながら、同じ言葉を繰り返す、小池氏を見ていると、なんだか面白くなってきました。
「ご両親のお名前もなく、金利も記載なし。しかも、単なる保証人ですよね。連帯じゃなくて・・」
「いや、あの、本人(しってますから。。でしょ?とは、さすがに言えませんでした・・ほんとはすごく言いたかったんでけれど・・)」

「うちらは、取立てやとはちゃうんですわ。この女が仕事してた店のオーナーに借りた金で、うちらはそこの従業員ですねん。それで、社長に言われてきてますねん。」
「債権者はその社長さんですね。その方のお前は?」
「いや、それは・・(はい。はい。例のセリフですね。もう、耳にタコですよ・・)」

「僕らは、いつまでもここにいられませんから、なにか手かがりもって帰りたいんです。」
初めて、キザスーツが口を挟みました。
「いゃあ、なにも実家で、悪口言おうとか、近所にいやがらせしょうとか、そんなことおもーてまへん。そや。手かがりがほしいんですわ。」
小池氏もスーツに賛同しています。ビジネスさんは、黙ったままです。

「判りました。少しお待ちください。」
実は、面談の前にOリーダーには、彼らからの電話のことは話をしていました。
もちろん、そうなのかそうてないかは、逢ってみないと判らないことなので、お逢いしてからということになったのですが、やっぱり・・・と、いうことで、Oリーダーに経過を報告します。
苦笑いしながら、黙ってうなづくリーダーの意図を受けて、面談室に戻った私は、身を乗り出して、小池氏に向かいました。
「これはたいへん難しいですよ。彼女はまだ22さい。当時は19歳でしょ。しかも、ずっと風俗畑ですから、行方といっても、まず一筋縄ではいかない。それはご理解いただけますね。」
小池氏は、黙ってうなづきます。見積もり金額がいくらになるか、きっとどきどきして待っているのでしょう。

こういう時って、みんな同じ反応なので、嬉しくなっちゃいますね。(笑)
「見つかりますかいな?」
「判りません。だって風俗ですもの。。」
「そ、そうでんな。せやけど、なんか手がかりはつかめますやろな?」
「それは当然です」

私たちは、こういう依頼は受けてはいけないことになっています。
彼らはどう見ても、堅気の人ではありませんし、本人たちが否定すればするほどれっきとした「取立て屋」であることは、間違いありません。こういう公序良俗に反することについては、お受けしてはいけないことになっています。
例えば、ストーカー行為目的の所在調査なども、それに該当しますね。


私は、おもむろに見積書を取り出して、おもいっきりの数字を並べました。もちろん、彼らが取り立てる予定の何倍もの額です(笑)
にっこり笑ってそれを見せると、小池氏は、二、三度、私と見積書を見比べて「うーむ」と一言。
隣からそれを覗き見たスーツは、案外冷静な声で
「これだと、どのくらいの期間がかかりますか?」と、聞いてきます。

ん・・まずい。乗り気になられたら困るのよ。小池氏と同じ反応でいてほしいのに・・と、内心の動揺を隠して
「判りませんね。人をお探しすることですからね。期限切るのは難しいです」と、応えて見せます。確かに、その通りではあるのですが、しかし、現実には話を聞いてみれば、目安をえられることは多いのです。
じつは、わが社は、家出人をはじめ、人捜しということなら、全国一の発見率をずっと維持し続けている会社なのです。
しかし、誰にでも、それを使っていただこうとはおもっておりません。
仕事になればそれでよいなんて、そういうことは、会社の理念に反します。

昔、松田優作さんが演じていた、探偵や、土曜サスペンスみたいな探偵は、あくまで「探偵」であって、「調査会社」ではありません。
現実の社会生活のなかで、ほんとうに困ったときや、迷ったときに、なにがどうできるか、それを
相談するのに、決心と勇気が必要なことは、確かですが、もうひとつ「選択」も、欠かせないことであることは、断言できます。
一般的な会社(社会全体のいろいろな会社という意味で)よりも、更に、更に、高い理念をもっていなければ、この仕事に携わることはできないと、わが社は考えていますし、もちろん、その末端の私も、そうでなければならないと、今日は改めて感じました。

「考えさせてください。」
それまで、ずっと黙ったままのビジネスさんが、最後に言った一言をしおに、三人は帰っていきました。
考えなくていいです(苦笑)。
そういう裏ビジネスは、そちらで処理してください。私たちは、私たちが求められている相談者のために、ありたいと思います。
たとえば、その彼女のご両親が、娘の行方を捜したいとこられるのなら、それはもちろんご相談に応じます。どうぞ、いつでもお越しください。。。。
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by sala729 | 2005-06-08 11:12 | Comments(7)

先月のことですが、「不幸せの構図」というタイトルで、ここに、ご紹介した真弓さんのことを、覚えておいででしょうか?
ご主人のご実家は、他を圧倒するような大豪邸で、夫は父の会社の常務というのに、女性関係が派手でお給料を殆いれません。真弓さんには自閉症の長男がいて、毎日矯正施設に送迎しながらの暮らしのなかで、スーパーでキャベツの外葉を拾ったり、知人のお古をいただいたりの生活をしているという、あの「真弓」さんです。

その、真弓さんが、どうしてもと不退転の意志で臨んだ調査の結果が、見事にでました。あの、因縁ぶかい地縁と、霊感少女(真弓さんの長女)の、霊視をかいくぐって、K主任が見事に、相手女性を突き止め、証拠写真をとり、相手の顔はもちろん、氏名や家族(バツイチで娘がひとりのようです)まで、突き止めてくれました。・・・・さすが・・です。

そして、報告書を作成していますが、それまでの間に少しのタイムラグが生じます
その間に真弓さんは、わが社の紹介の弁護士にすでに一回目の相談に行ったそうです。彼女のなかの抑えていたものが、女の存在が現実化したことで、行動になって発散したのでょうね。
そして、私もその彼女の気持ちを応援しょうと、相手の女の写真をプリントアウトしてもらって、先にそれだけ送ってあげることにしました。

お互いの感情がどうであれ、調査をしてその結果が得られたなら、相手の顔を早く見てみたいと思うのは当然のことです。無理を言って、プリントしてもらって真弓さんに送って二日目のことです。

私の携帯が鳴りました。真弓さんからです。。
弁護士の先生のところにいった話から入って、次のひととおりの行動について打ち合わせをして、一息ついたとき、真弓さんの唾を飲み込む音がして・・「あのぉぉ。あのね、Aさんだから言いますけどね、あの写真・・・」
「は?」やけにもったいぶって、なかなか次を言い出しません。
「なんですか?。奥さんのお知り合いだったのですか?」と、私。
「いえいえ。知りません。知ってる女かとおもったんてすけど、全然知らない人でした。そうじゃなくてぇ。。あの写真、バリバリの心霊写真でしたよね?」と、一気に続けます。
「心霊写真??。あれですか?。どのぶんです?5枚くらい送ってますけど・・」
「あの、女のアップのと、主人が女のマンションからでてくるのには、はっきりでてるでしょ?」
・・・・・出てるでしょと言われても・・・私にはそんな鋭利な感性は・・・ありませぬ・・

「さすがに、子供は純粋ですね。あの子にはなにも憑いてません。でも、女の顔の後ろには、しっかり出てますよ。こーいうことしてるから、仕方ないですけどね・・」はき捨てるように言う真弓さんの口調に今までのくやしさが滲みでています。
・・・・・も、もしかしたら、般若がついているのは、ま、ま、真弓さんかも・・・と、いう言葉を呑みこんで・・・・
「そうかもしれませんね・・」と、自己嫌悪の中での迎合・・(くっ・・)
「娘も見えるんですけど、私も見えるんです。娘なんて怖がって近寄りもしませんよ。」真弓さんの言葉は投げやりです。

離婚の有無にかかわらず、10年以上も連れ添った相手に女がいて、その現場を目の前に晒されているのですから、平静でいられるはずがありません。装うことができなくても、誰が真弓さんを責めるでしょうか。。。しかし、それにしても「心霊写真」とは・・・・

休みが明けて、今朝になってまたまた無理を言って、その生写真を見せてもらいました。
もちろん、真弓さんの昨日の言葉をすべて伝えて・・・

わが調査部は、無関心・・です。
無関心というより、まったく心霊写真というものを信じておりません。生写真を見て「この夫の後ろの黒いのは?」
「女の影です」
「この車に差し込んでいる光は?」
「向かいの窓ガラスです」
「この下がぼんやりしているのは?」
「車中から撮ったからです」

どれも、明快すぎる回答が帰ってきます。(苦笑)。写真技術に精通していますから、どんな現象でも、たちどころに理論対応ができてしまうのです。Oリーダーいわく、世に言うバカチョンカメラが出現して以来、心霊写真と称するものは激増したそうです。
かのカメラは、絞ったり、離したりしなので、現象をそのまま馬鹿正直に映しこむので、光が入ったり、カゲができたりするのだそうです。。

そういう話を聞いた昼下がり・・
静かな週の始まりに、思わずいい気持ちになりかけた私を覚醒するように、真弓さんからの電話が入りました。・・・真弓さんは、土日も夫は帰らなかったと、ひとしきり愚痴を吐き出します。
調査の時間は終了していますが、こうして、誰にも話せないことを聞いてあげるのも、私たちの仕事です。
「あの、女の後ろに憑いているのは、だんだんはっきりしてきますね。今では痩せた女だってことまでぐらい見わけられますよ。」と、真弓さんは自嘲します。ただし、夫の後ろのものは、見わけられるまでにはいかないようです。ぼんやりとしか、判らないと今日も言っていました。

これは、一概に真弓さんの思い込みだけでしょうか??
確かに、それもあるかもしれません。しかし、夫に浮気された妻は、ある面での意識が異常に研ぎ澄まされていることがあるのは確かです。
それは第六感なんて、甘い感性ではありません。執念や怨念という言葉で、言い換えたほうが適切ではないかと思うことすらあります。

その想いが、異様に霊能力の高いふたり(少なくとも、長女はそういう体質だと私は信じています。(「不幸せの構図」より)の思料のなかで、女に憑いたものが、少しづつ形を露にしていくということが、ないと、誰が言い切れるでしょうか?
それでなくとも、あの真弓さんたちの住む土地は、いろいろな情念が渦巻いています。ここ(わが社)にあるときよりも、そういう霊環境の中にあったほうが、より強い念になる・・とは考えられないでしょうか?

私は、こうしたことをぼんやりとしか体感できませんので、きちんと説明しろと迫られると、途端に言葉を失うのですが、この世には、誰にも判らないことはたくさんあるのではないですか?
明日のあなたも、あなたの本音も、そして伴侶の心の中もあなたは判っているでしょうか?
この、いまの時間の向こう側には誰がいるのでしょうか・・・
そんなことを考えていたら、いつの間にか、「逢魔が刻」を迎えていたようです。窓の外が
夕闇の色に,下から染まっていくのが見えてます。

あなたもこの錆色の中を帰っていくのでしょうか。。。
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by sala729 | 2005-06-06 16:14 | Comments(2)