できない時は、ほんとにできないもので、こんなに長くブログの間隔を開けたのは、初めてのことで、書きたい、書きたい病で心の中はあせりまくり・・状態ですね(笑)

さて、世の中にはいろいろな人がいる・・というのは、語り尽くされている言葉ですが、こんな仕事をしていると、日本語の真実というか、的をえているなと、しみじみ感じさせられることがままあります。
下世話で、恐縮ですが「色恋は灰の中まで」という、歌舞伎中によく使われる科白がありますが、ほんとだな・・と、納得させられる相談に出会いました。

もともとの相談は、先日夫の母が94才で亡くなった。ついては夫の4人兄弟で遺産を分けるのだが、3番目の弟の行方が20年前からわからず、相続手続きがとれないというものでした。
こういう相談自体はよくあることで、弟さんを捜し出すのは難しいことではありません。
しかし、本当に難しいのは、見つけてからで、何年も行方がわからないということは、残された兄弟と、本人の間にはなにか軋轢があったからで、その兄弟が突然、遺産(その多寡はともかく)
を前に対峙して、穏やかに話し合えるはずがないのです。
親もみていないのに同じだけの財産なんてやれるか!と、兄は叫び、どうせろくな世話もしてないくせに、俺は納得できないから判子なんて押さないぞ!と、弟は返す。そういう、亡くなられた方が見たら、胸の潰れるような言い争いがえんえんと続くことも、珍しくはありません。

高田さん(67才・仮名)は、長男の嫁として、葬儀から法事まで取り仕切ってきました。
ふたりの妹にはすでに、姑の遺産として、それそ゛れ幾許かのお金を渡していますが、預金の解約ができません。銀行に掛け合っても、取り合ってくれないどころか、泥棒あつかいです。
憤慨して、その悔しさを吐き出すように、話つづけます。
そして、とうとう、亡くなったお姑さんのことまで、あけすけに話をし始めました。
姑のてるさんは、4度結婚しています。
てるさんは、今でいうところの「セックス依存症」で、3日間、セックスがないと、興奮して錯乱状態に陥るというのです。・・・・・すみません。仕事はいりました。続きは、帰ってから~^^:

ながらくお待たせいたしました。月末はなんだかんだと、多忙を極め心ならずも・・失礼しました。
さて、てるさんの話を続けます。
この「セックス依存症」のてるさんの4番目の夫が癌で入院したのは、てるさんが81才の時です。夫はこの淫乱な妻の性癖を案じて、自分の叔父に留守番を頼みました。この叔父が当時88才。・・・・・しかし・・夫の配慮は見事に裏切られ、4日目の夜、どちらが迫ったかは謎ですが
てるさんと叔父は、肉体関係を結んでしまいました。
・・・・・・・・^^;
そして、数日を経てそれがばればれになると、つるさんは実家に帰され、「今後一切、当家とは
かかわりを待たず」との一筆を入れさされて離縁されました(とーぜんといえば、とーぜんかもしれませんが・・)
しかし、数日後またまた、てるさん、やってくれました・・^^

今度は・・実の兄。認知症(痴呆症)の実の兄と・・・・やっちゃったんですね・・。

こうなると、もうさすがに息子といえど、どうにも手の施しようがありません。とうとう、半強制的に
老人施設に入院させられてしまいました。
ここで、穏やかな余生・・だったかどうかは、実はよく判らないのです。というのも、そんな具合の母親ですから、子供も孫も誰も寄り付かない。
それでも長男の嫁として、高田さんだけは、入院費の支払い。介護保険の申請と、手を尽くしてきましたが、そのてるさんがとうとう亡くなりました。

そして・・前述の事態に陥ったのです。
心情的には、高田さんにすべてあげたいと思っても、日本国の法律では長男の嫁にはなんの権利も与えられません。そして、先に贈与を受けた妹たちも、いざ臨終となると駆けつけ、手をにぎり「お母さん。お母さん」と呼び続けます。
生前は「こんな母親なんていにいほうがいいわよ。恥知らず」と、罵った張本人が・・です。

行方不明の弟は、かつて極道の道に入っていたこともある、母親譲りの困り者。捜すのはなかなかのことです。もしも、弟が亡くなっていたら、今度はその子供を捜さねばなりません。。

本当に、遺産相続というものは、罪作りです。
高田さんご夫婦は今、とても迷っていらっしゃいます。わずかな遺産をまた分けあうために、弟を捜すべきなのか、このままほっておいて、国庫に寄付するか・・。
国庫に・・という案には妹二人が大反対しています。しかし、弟の所在調査にはお金がかかります。もちろん、それは高田さんの負担です。腕のいい大工さんだという高田さんのご主人は、
「もう捜さんでいい」と、言っています。
しかし、それではあとて妹たちからどんなに言われるか・・と思ったら、黙って夫に従えない高田さんでした。。

遺言状って、ほんとに必要ですよ。
しみじみ思います。・・・・・ちなみに、私は毎年1月2日、書初めの代わりに遺言状を書いています。なにがあるわけではありませんが、これを私は、毎年の行事としています。^^
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by sala729 | 2005-04-28 11:42

人はそれぞれとは言うものの、同じことを何度も繰り返す人というのは、どういう思考回路をしているのでしょうか。反省がないというか、学習能力が劣るとか・・・しかも、それが先生と呼ばれたりするんですよね。。・・・まったく、もう・・・

萩原さん(仮名・34才)は、もうこれで三回目のご依頼です。
彼が突然、支社に現れると、おもわず「まいど~~」と、言葉が口をついて出そうです。いつも、突然に現れて、そのたびに、うちは予約制ですから事前にお電話くださいね。と毎回説明して「はい。わかりましたっ。」と、応じて、またもや突然にやってきた彼は、受験生相手の学習塾の経営者兼先生です。

「で、今回はどのような?」・・・判ってはいたのですが、一応お聞きしてみました(笑)
「いやぁ、それがですね。今回も、・・・なんですよ」頭を掻きながら、大きな声は一緒です。
まじまじと、そのスタイルを見ると、ベージュのレザーのスーツに、あのマトリックスのコート。
そりゃあ確かに、フェイスは悪くはないです。贔屓目に見れば、郷ひろみをもう少し、腺病質にした感じ・・といえないことはありません。
しかしです。この春の盛り(来られたのは先月末です)に、このいでたち・・ですよ。
・・・・もうちょっと、コーディネートって考えられませんかねぇぇ。。。


萩原さんは独身です。家柄も旧家と呼ばれています。母ひとり、子ひとりで、暮らしています。
月に一度、地元の大学で、専門教科の講義をうけにやってきます。根はまじめで、優秀な人であろうと思います(ちなみに出身校は、東京の某有名私立大学です)

と、ここまで書けば、女の子にもてるんでしょうね。。と、誰もが思うに違いありません。

しかし・・です。
彼が接触するのは、いつも風俗の女の子だけなのです。
いわゆる、キャバクラ嬢。そういう娘しか相手にしなのか、されないのか・・(苦笑)



「いゃあこれがですね。とてもいい子で、仕事やめて下関でふたりで暮らそうと約束したんですよ。そしてら、次の日になって、連絡取れなくなって、店もやめたみたいで・・」
・・・・・・・・・・・・はいはい。
・・・・・・・・あなたね、前の時は、東京で雑貨屋開くって言ってたわよ。その前は、神戸。
「結婚しょう。」「うん。」
で、次の日から連絡取れなくなる・・・・いっも、このパタンーンじゃないの。いーかげんに学習したら?
と、言いたい気持ちを抑えて、私は、微笑みます。

「それで、彼女に直接気持ちを聞きたいわけなのね。」
「そ、そーなんです。彼女の言ってることが嘘なのかどうか。。今回は、もうどこにも動いていません。まっすぐここに来ました。だから、お願いです、捜してください」

実は、初めての時は、彼女から聞きだした、住所とおぼしきところに何日も張り込んで、違う人にストーカー扱いされ、その次は、その近くと思われるマンションに片っ端から、問い合わせに行き、警察に通報されてもいます。
しかも、他社でとんでもないお金払って、なにもわからずじまいということにされているのです。
そして、流れ流れてうちに来た・・ということで、必ず結果を出していますので、今では全幅の信頼を持ってくれてはいるのですが・・・。。
しかし、性格でしょうね。なにもしないで待つ・・ということができません。彼は・・・

2回目の時は、送っていったときの記憶を頼りに、町中を歩き回って、住宅地図に赤印をつけて
あるいていました。執念というか・・しっこい・・というか、ほんとに一歩間違えたら、ストーカーですよ。

そして、三度目。今回も概要はほぼ同じ。しかも、やはり彼、やってくれてましたね。。
調査にはいってすぐ、市内の情報でここではないかといわれる町に聞き込みに行くと
「じつはね。先月なんですけど、ぜんぜんしらない人からメール便が届いたんです。
お宅に○○さんはいらっしゃいますか。将来を約束した萩原ですって、住所も書いてある手紙がね。。」と、その主婦は気味悪そうに言います(たしかに、気持ちのいいものではありませんよね)
聞けば、近所の同姓の家、軒並み届いているそうです。

そのことを萩原さんに追求すると「いやぁ。もう、ばれちゃいましたかぁ。さすがですね。」と、笑ってごまかそうとします。
こういうことを事前にされると、調査はとてもやりにくいです。萩原さんの気持ち、判らなくはないんですけどね。。
でも、そういうときは、言っておいてもらわないと、こちらの調査方法も変わります。

と、いろいろあって・・・・彼女のことが判明しました。
本名・・もちろん嘘。年齢4歳ほどサバよんでました。家庭環境も真っ赤な嘘。しかも同棲中の
彼もいました。
でもね。これは当然のことなんですよ。
彼女にしてみれば、夢を売るのが「お仕事」なんですから、それは、いわば暗黙の了解というやつですね。だから、彼女にしてみれば、それを責められるのはお門違いというものです。

今日、報告書が出来上がって、送付しました。
彼はたぶん、むさぼり読むことでしょう。。
でもね、萩原さん、あなたもいーかげんにしないとだめよ。
彼女に「火曜日と金曜日逢いに来て。でないと、わたし他のいやなお客さんに付かないといけないの。」なーんて甘えられて、塾の受験生ほったらかしにして、毎週通いつめてあなたの生徒たちはどうなるの?。しかも、受験が間近に迫ったときだったというのに・・。

ま、もう一度、その「とんでもコーディナイト」をなんとかして、次は、風俗じゃない娘を捜しなさいよ。あなた、決して誰にも振り返られないような、そんな容姿じゃないわよ。話さえしなげれば・・。


ところで、このブログを読んでいただいている皆様に、お願いがあります。
お忙しい、時間のなかで、この「長々しいブログ」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。仕事で忙しくて、書けない日もありますが、ブログにむかう時間は、私自身の楽しいひとときでもあります。
そこで、あつかましいお願いではありますが、お読みいただいてのご意見・ご感想をぜひ、お寄せください。一行、一言で結構です。たまにで、結構です。毎回なら、なお嬉しいです。(笑)
感想をお寄せいただいているときは、とても嬉しく、励みにもなります。どうぞ、よろしくお願いします。
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by sala729 | 2005-04-22 14:26

ばたばたと忙しい数日がすぎて、やっとブログに向かうと、なんだか懐かしい気持ちがしてくるものですね(笑)

長原そのさん(80才)の電話を受けたのは、数日前のことです。落ち着いたしっかりとした話ぶりに、気品と知性が感じられました。
「お恥ずかしい話ですが、息子が7年前から家を出ております。わたくしも八方手をつくして探しましたけれど、どうしても見つからずとうとう、去年主人が亡くなりました。わたくしも、もう年ですし、なんとか捜したいと思っていましたら、ある方からこういうところがあると、教えていただきまして・・」

そうなんです。家族が家出をしたとき、普通はみなさん心当たりを捜しまくります。友人・知人にも電話かけまくります。それは、肉親の情として、当然だとは思います。
思います・・・が・・・・
仕事としてお受けする側からの、お話をさせていただければ、調査は早ければ、早いほど、効果も早くでます。協力者がかくまっている・・・ということも珍しいことではないのです。
ただ、あくまでこれは、仕事する側からの意見です。
肉親としての感情なら、当然、私も電話かけまくりますし、尋ね歩きます。
誰が、そのさんを責められるでしょうか。

聞けば、そのさんのお家は、お舅さんが創業者の家具卸業を営んでいて、息子さんはその三代目として、若い社長をつとめていたのですが、この不況です。いくら老舗とはいえ、経営に翳りが見えて、他にご迷惑のかからぬうちにと、廃業したいとそのさんは息子さんから相談を受けていました。そのさんも、息子が決めたことならそれでいいと内諾していたのですが、息子さんの心の中には、それ以上の複雑な思いもこめられていたようです。

そのさんには、この息子さんの上に娘がいました。地元の素封家の次男と結婚しましたが、夫の仕事の関係で東京に住んでいました。当時の長原家の戸主である、舅はこの孫娘を可愛がっており、孫娘夫婦に家業を継がせたいと呼び戻したのです。
もちろん、家業を娘の夫に譲り、自分は引退すると言って・・。
娘夫婦は帰ってきましたが、これに反対したのは、そのさんでした。
「隆夫(仮名・息子)は、大学でてからずっとこの仕事してきてます。それもこれも、継ぐことが自分の使命と思ったからこそ。うちには、立派な長男がいるんですから、跡は隆夫に継がせます」

母親としては、立派な見解だと思います。
ただ、隆夫さんはこのことをとても気にしていたようです。
自分のために、姉夫婦は東京から帰りながら、住居も社宅扱いの借家住まいです。義兄は仕事も辞して来ています。
自分は、広い母屋で結婚もせず、母親と寝たきりの父親と暮らしているという事実。
その上に、いまの家業の現状・・・それらを見たとき、彼は自分を責めたのかもしれません。
そして、ある朝、突然といなくなっていました。
青年会議所の役員として、スポーツマンでギターが好きで、子供好きの気のいい若社長は、
その優しさゆえに、このままでいるをよし・・とは思わなかったようです。。

彼が行方をくらませてから、そのさんは、弁護士や税理士と相談をしながら、他のどなたにも迷惑のかからぬようにと、家業を閉じました。すべての債務を、不動産の売買や、財産の整理で片付け、自らがてがけていた、家具の小売業を、たってと望む娘夫婦に譲り、隆夫さんが為すべき整理をすべて終わらせたのでした。

そしてそれから、そのさんは、夫の看護の傍らで、隆夫さんを捜し歩きましたが、それにも限度・・があります。
「娘にも可哀想なことをしたと思っています。でも、お舅さんの言い分は、わたくしには認められなかったし、世間様にもなんと思われるか・・」

今回の調査も、娘さんご夫婦は反対しているそうです。親族ですから、一応相談はしませんと・・と言って帰っていったそのさんですが、
「娘夫婦は案の定大反対です。でも、わたくしはやっていただきたい。お捜ししていただきたいのです」と、きっぱりと言い切って、調査は開始されました。

<家出のH>の異名をとるH氏いわく・・
「大丈夫・・このパターンは絶対、見つかりますよ」と、にっこり笑ってVサインを送ってくれました。ハンサムな人は、なにしても「さま」になっていますよね。。。(笑)
私は、何度も何度も頭を下げて「よろしくお願いします」と、振り向き振り向き帰っていったそのさんの小さな後姿を思い出すたび、一日も早く・・と、祈らずにはいられません。
そして、そのあとで、いつもH氏のあの「Vサイン」を思い浮かべるのです。。。
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by sala729 | 2005-04-21 12:41

いい女とは・・どういう女性を指すのでしょうか・・・。
この仕事をしていると、様々な夫婦の形。親子の形。男と女の形に触れていきます。何例かは、ここでもあげていますが、そのどれもが同じようであり、そのどれもがひとつひとつ違ったものなのです。百には百の、千には千の男と女がいて、その形は二人が組み合わさることで、より複雑になっていったり、また、単純に解決したりと・・始って終わってみなければその形は見えません。

そんな中で、先日ここでもお話した、しのぶさんのこと、覚えておいでですか?
不倫同士で再婚して、25年。それが夫婦喧嘩の末、夫が前の妻のもとに戻っていたというケースでした。
しのぶさんは、いわゆる「やり手」です。水商売とはいえ、何軒かの店を切り盛りして、地元でも
ちょっと有名な「やり手ママ」と知られているそうです。
でも、そうだからこそ、誰にも心が打ち明けられません。
稼ぎのない、愛想の悪い夫に出て行けと宣告して、出て行かれて、今更「さみしいと帰って欲しい」とは言えないのです。
そして、夫はしのぶさんの呼び出しに、嬉々として応じ、ドライブに行ったりしているのです。
その日、夫から「ふたりでもう一度やり直すか。神戸に行こうか。」と言われて、有頂天になったと言います。でも、その日も夫は、前妻のところに帰って行きました(夫はしのぶさんが、彼が
前妻のところにいることを知っているとは判っていません)

しのぶさんは言います「私は25年前、あの女から夫を取りました。当時12歳の彼の娘から電話で、くそばばぁと罵られました。それはしょうがない。でも、ここでまた、夫が私のもとに帰ったら、私はまたあの女から、夫を取ることになるんですよね。2回も・・」
エルメスのバッグから、取り出したハンカチをそっと目頭に当てています。

しのぶさんは、そのまま話を続けます。
私は、やり手と言われたこともありますが、ほんとは馬鹿なんじゃと思います(苦笑)
前の夫も、やっぱり浮気してました。でも、籍も抜かず、ぐたぐだしているうちに女に子供ができました。私にもあの人ができて、やっと籍を綺麗にして、それぞれの生活をはじめて、少しして
前夫の女が、私に泣きついてきました。主人が仕事せず、お金が一円もないのです。ミルクも買えなくて・・と、私の膝元に泣き崩れました。
ほっとけなかった・・ですね。
その場でお金をあけで、子供の七五三から、入学までずっと面倒みました。
彼女も店で働かせて、甲斐性のない前夫とは離婚させて、再婚させて親元に返してやりましたよ。

しのぶさんは寂しげに笑いますが、私はその涙で汚れた派手目の化粧の顔を美しいと思いました。前夫の妻子になかなかこれだけのことを出来る女はそうはいません。
でも、こうして片肌脱いで世話をしてあげる強さと、寂しさを打ち明けられない弱さを、一緒に心に棲まわせているのが、しのぶさんという女性なのです。

私は、こういう女性を「いい女」と、言うのだなと思います。
強くて、人間くさくて、繊細で、女としても、人間としても多面体をもった素敵な人ではありませんか。

しのぶさんは「私は、主人とやり直すつもりで、一緒に神戸に行きます。そして、前の人がなにも言ってこないなら、私は主人をもう一度奪います。でも、前の人が、返してくれと言ってきたら・・・その時は・・返します」と、涙をたたえた瞳をあげて言いきりました。
それが、しのぶさんの決心なのでしょう。私は、黙ってうなずくしかありませんでした。

「でも、ね。Aさん。こんなえらそーなこと言っても、私Aさんの前で素の自分見せてしまったから
また、心が動くかもしれない。その時は、力になってくださいね。」

(もちろんですとも・・)・・・私は言葉には出さずに、深くうなずきました。
しのぶさんの明日が、どうなるかはまだ判りません。でも、彼女はきっと自分の道を見つけられるに違いないと思います。
そして、それにもしも、私の力が必要なら、もちろん喜んでお貸しします。
いつでも。。。
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by sala729 | 2005-04-16 23:05

久々に、Tキャラが出社しました。
あの、大騒ぎした「新車こだわり色事件」以来です。しかし、今朝のおとなしいこと・・・かえって不気味です・・。

「あの、おとなしさはどーしたんでしょうね?」と、そっとOリーダーに囁くと「ほら、きのうのことがあるから、恥ずかしいんじゃない?」と・・・
昨日のこと・・・
それは、いつもの時間にかかってくるTキャラの「欠勤こじつけ仮病電話」をRさんがとった時から始まりました。
「はい。○○(会社名ですね)です。」
「う、う、ううぅぅ。。。。うぅぅぅぅっっ」
「もしもし、もしもし、どちらさまですか??」
電話をとると突然のむせび泣きです。Rさんでなくても、びっくり・・・は、当然ですよね。
「もしもし・・もしもし」
ここでRさんは、その電話の主がTキャラだと気づきました。

こんな早朝に、こんなシチェーションで電話してくるなんて、彼女以外には考えられません。
「Tさん???Tさんですね?」
「うぐっ・・ぐぐっ・・・ぐえっっっぐえっ」・・・(これじゃまるで、ひき潰される寸前のカエルですよ・・)
「どーしたんです?。なにがあったんです?大丈夫ですか?」
優しくまじめな、しかしまだ十分にはTキャラを理解し切れてないRさんは、尋常でないTキャラを
本気で案じています。

「ぐえっ・・・ぐぐっつ・・・あ、あのね、あのね。。。わ、私の、私が・・・お世話になった・・昔の人が
ね。死んだのよぉぉぉおお~~~ぐぅえ~~ん~~。ゴックン。ゴクゴク・・ふぅ。。」
要するに、、昔、Tキャラがお世話になった方が亡くなったということを、朝っぱらお酒をあおり飲み下しながら、泣き喚いて言い募っているのです・・^^:
「えぇっ。それって・・」まじめなRさんは、Tキャラの親族か誰かではないかと思い、「待ってください。リーダーと替わります」と、Oリーダーに電話を渡し、リーダーが一言「もしもし」と言った途端・・・プープープ-・・・・切れてました。。。

この状況だけで、Oリーダーや私は、大体のTキャラの様子は想像ができます。なにしろ、電話口で号泣ですから、これをもしTキャラ以外の人がしたら、私だって、本気で心配しますよ。それぐらいの「心」は、持ってます。でも、あの、Tキャラ・・ですからねぇ。。。
しかし、Rさんは本気で心配しています。もしも・・ほんとに誰かが・・そしたら彼女はひとり暮らしだし・・と、いろいろと気を揉んだのが昨日のこと。。。

それが、今朝はケロッと出社・・・です。
さすがに、おとなしくしているのでしょう。。さぁて、いつまで持つか・・。
・・・・・・・・・・・・・・30分と持ちませんでした・・・呆

ますば、カップラーメンにお湯を張ってズルズル・・それから美容院に・・そしてクリーニングに・・しゃぶしゃぶ屋に(ここはお休みだったそーです)
これ午前中のTキャラの行動。すべて仕事中の出来事です。

「昨日はびっくりしましたけど、今日はなにも無かったように来ましたね」とRさん。
「そーよ。あんなものよ。まだまだ修行が足りないわね。Rさん」笑いかける私に続いて、Oリーダーがとっておきの話をしてあげようと、笑います・・・

「前にね、彼女、亀飼ってたのよ。」
「ええ。独り暮しの人には多いらしいですね。手間がかからないからと」と、Rさん。
「そそ。でね。ある年の冬、亀が動かなくなったので、死んだと、彼女、亀を土の中に埋めちゃった。・・そしたらね、亀だから死んだんじゃなくて冬眠してただけだったんで、生き埋めになったようなの。不運だったよね。その亀も・・」
「・・(絶句)・・」Rさん。
「それからね。いつだったか、真剣な顔して彼女がぽつりと漏らすのよ。{うちの、メダカ、なかなか蛙にならないのよ}って・・」

「へ???へ・・蛙って・・メダカが蛙にって・・」
「メダカは蛙にはならんでしょうって言うとね、{えぇぇっ。いつから?いつからならなくなったの?}と、叫ぶのよ。。。」Oリーダーの笑みは何なんでしょうね。
Rさんは、まだまだTキャラに対する自分の認識の甘さをしみじみと感じた一日でした。

こうして、月半ばの穏やかな春の日は、ゆっくりと時間を刻みながら過ぎて行きました。
私は、Tキャラの言葉の一つ一つを無視して、やっと探し当てた「九月が永遠にすぎれば」を
読みながら、(これって、上手いけど、安部公房と谷崎潤一郎を足して2で割ったような、そんな
匂いがするわね。。)なんて毒づきながら、最後のページを閉じました。
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by sala729 | 2005-04-15 22:42

その電話は、妻からのものでした。
「夫が不倫をして、相手女性と別れたいと言っています。別れる話をする前に相手がどんな女なのか知りたいのです。」
これは、ちょっと珍しい話です。
夫の不倫が発覚して、その相手のことが知りたい・・という相談は山のようにあります。
しかし、この中畑夫妻(仮名)の場合は、夫は妻に不倫を告白して、女とは別れる。だから
その前に女のこと調べたいと言った・・そう言うのです。

お宅に伺うと、夫婦で待っていました。夫はノートを取りだし、今までの経過を話はじめ、妻は合槌を打ちながら聞いています。これって、活字で見たら、うんうんそうか・・って思うかもしれませんが、状況的にはかなりへんなのですよ。
もの判りのいい妻・・・と、いうべきなのでしょうか・・・

夫は会社で出入りしている某保険会社の保険レディに誘われて、援助交際していたと言います。一回なんと5.000円!(50.000円ではありませんよ。念のため)
この金額を会社で、話したとたん、「や、やすい!!」と、驚嘆の声(?)があがりました。
で、何回か関係をもって、半年。今月の始めに、彼女から「妊娠」を告げられました。彼女も、もちろん夫も子供もあります。

妻は「私は、ある程度の遊びは許してたんです。男ですから・・。この人いー人だから、それもしょーがないって・・でも、今回だけは、ほっとけないなって思って・・それで相談の電話してみたんです。ね、智ちゃん(夫に名)、だからあんたが考えているほど、簡単な話じゃないのよ。」
・・・・・ちょっと、ざらつくこの感覚はなんなんだろうと思いを巡らせて、気づきました。
中畑さんは、ご夫婦の会話というより、母親と息子の会話のようなのです。

夫は妊娠の有無を疑っていました。そして、堕胎費用を請求されていることにパニックになって
仕事を休みつづけているのです。
彼自身にも子供がふたりいて、大手の自動車販売会社の中間管理職の人が・・ですよ。ちなみに妻は専業主婦です。
「ほら。はやくメモして。・・・これもよっ」
妻の指示は飛び交います。夫は黙ってそれに従います。

こういうのも夫唱婦随・・というのでしょうか。
妻の主導で、調査をするということを決めたものの、なんとも頼りない限りです。
この夫婦の最後の会話・・・
「どーする?、どーするのよ。うちは貯金なんて一円もないのよ。」
「でも、しないわけにはいかんだろ。」
「そーね。でも、どーする?」

・・・・・・・・・どちらでもいいですげとね、私も忙しいのです。
お二人の、会話は私が帰ってから、ずっとお続け下さい・・・いつまでも・・・ずっと・・ね。

私が帰社してものの10分もたたない間に電話がありました。
「お、女からのメールです。どう返事しましょう??」と、うろたえた夫の声。
「つ、妻がなんでもAさんに指示してもらえと・・」
・・・・・・苦笑・・・・失笑・・・・・微微笑・・・・・笑・・・・・・なんといえばよいのか・・・・

そして、その夜・・・
再び夫から電話が入りました・・・
「あの・・その・・・やっぱり調査やめます。・・・・うち、お金ないんです・・。妻と相談して
一から考え直そうって・・」

はいはい・・・。結構ですよ。

きちんと自分のやりたいこと、求めていることを、ご相談くだされば、お力にはなんでもなれます。しかし、こうして、ふらふらと考えが変り、気持ちがぐらぐらと揺れる方に、渡す処方箋はありません。

あなたの、大好きな「ママ妻」に、これからもなんでもご相談なさい・・・と、いう言葉を呑み込んで
「はい。承知いたしました」と、私は電話を切りました。
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by sala729 | 2005-04-12 21:44

わが支社は、自分で言ってはなんですが、とても優秀です(・・照)
先月度も、どこの支社よりも優れた結果を残したので、その打ち上げと、N係長たちの昇進のお祝いをすることになりました。

少し、早めに仕事を終わらせて、私達は、市内で一番高級なステーキハウスに繰り出しました。
これは、K主任の希望です(・・K主任、その細身に似合わず、肉食科人間なのです。あんがい、ワイルド・・かも。)
最高級のお肉を、ヒレとサーロインで注文して、まずビールで乾杯!
休むまもなく2000年物のイタリアワインです。こう言っちゃあなんですが、わが社はほんとに酒豪揃いです。ビールなんて水がわり。ワインはジュース??なんていう者ぱかり。
そして、飲むほど、食べるほどに、それぞれの酒席のハプニングが披露されます。
私と、Rさんは、お腹をかかえて笑いながら、その先を促して、また、食べます(笑)

そこには、私の知らないOリーダーやN係長。K主任がいて、とても生き生き(?)と、活躍しています。
Oリーダーの「不倫未遂事件」は、もう終わったことと、断ってはいましたが、まだ密かに、彼女の写真を写メールに残しているんです。こんなこと・・奥様にはとても言えませんが・・(どうぞ、O夫人がブログをみませんように・・アーメン)
しかし、自慢するだけあって、美人です。さる航空会社の客室乗務員だそうですから、いつか巡り合える奇跡をOリーダーは信じています。
日ごろの、現実主義的な仕事運びからは信じられないような、「乙女チック」な、御伽話ではありませんか。。。

K主任は・・・じつはあまりにありすぎて、話がとりとめられなくなり、次のスナックに場所を移しました。美味しいお肉を、思いっきりたべて、いつも男性陣がくりだす、スナックに向かいます。
そして、年齢は重ねているもののとても上品なママに、笑顔で迎え入れられたとたん、K主任の行状がぼろぼろと・・・・
あ~~~~でも、言えない。ここでは言えない
もしも、ここで暴露しちゃったら、もしかして・・・ここでのブログ・・掲載禁止になるかも・・・。。。(悩)
カウンターの上に・・・あぁぁぁ、やっぱり言えない。。。。

ごめんなさい。これ以上、聞きたい方は、わたくしまで個人的にメール下さい。それでしたら、すべてを包み隠さずお話いたします。
ここで、公開しては、「嫁取り前のK主任」のこれからと、私のブログ禁止がかかっています。お許しください(・・・深謝)

でも、そのスナックでの彼らはスターでした。まちがいなく。。。
まず、N係長。
さすが、中州のライブでボーカル張ってただけのことはあります。
もう、独壇場。・・・声の張りと乗りといったら、スナックの入っているビル全体に響くようです。
浜田省吾から、な、なんと「河内のオッサンの唄」までという幅のひろさ。しかも、演歌まで、パンク調に歌いこなしてしまいました・・(唖然)
これには、カウンターにいた(わたしたちは、ボックス席でした)韓国の旅行者カップルもやんやの拍手。

そして、K主任は、幼き頃の思い出に浸りながら、「にんげんってい~~な~~」と、先ほどの武勇伝が嘘みたいな可愛らしさ・・・

悠然と、裏切りの街角を歌うOリーダーは、さすがです。これで、夜の街に人気者になっているのだなと・・理解しました。

え・・私??
私ですか・・・私は・・・まっ、いいじゃないですか。次の機会ということで・・・(苦笑)

そして、スナックが終わると、私とRさんはタクシーに乗りこみ、男性達は夜の街に消えて行きました。その夜のうちに帰ったのか、日にちが変ってから帰途についたのかは・・不明です。
また、その夜、それぞれの自宅でどのような会話と、出来事があったかも・・・不明です。
・・・・たぶん、後日談があるのでは・・と思います・・(合掌)
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by sala729 | 2005-04-10 19:08

最近は、女性と男性のありかたがずいぶんと変わってきました。
男女雇用均等法が、制定されて間もなくは、まだまだ偏見やこだわりがあったものですが
今では育児参加しているサラリーマンお父さんもそう珍しくはありません。

しかし・・です。それを男女ともに世間も受け入れられるのは、まぁせいぜい30代くらいまでの間ではないでしょうか。(もちろん何にでも例外はありますが・・)

しのぶさん(仮名)50半ば。喫茶店や麻雀店を複数経営しているというだけあって、話しぶりもはっきりしていますし、その勝気そうな性格は、まっすぐに眼を見据えて話すその姿勢に現れています。個人的には、私、こういうタイプの女性すきですよ(そりゃーそーだ。気の強いところなんて、自分とそっくりだもんね。←カゲの声)

・・・・・その、しのぶさんが、ぽつりぽつりと話はじめました。
「夫と二日前に離婚しました。」
ふんふん。そういう話は、仕事上、めずらしくはありません。それで??
「原因は、とりたててないんです。じつは、結婚以来25年間、夫は、定職に就いていません。無職です。あえて仕事というなら、わたしのアッシー君(。。ちょっと古いかな。。)をしてもらっていました。
私がこういう性格ですから、ささいな喧嘩はしょっちゅうありました。この、のーなしの{ウドの大木}とか、役立たずとか罵ったこともあります。でも、夫もわがままで、私が仕事にかまけていて
お客さんと話をしていたら、ぷいと不貞腐れて横を向いてしまうことなんて珍しくもありません。客商売ですから、これではほんとに困るんです」
そうでしょうね。しのぶさんの言うことも、判るような気がします。

じつは、このふたり、25年前に、不倫同士がお互いの相手と離婚して再婚した夫婦でした。
お互いに子供もいます。3年前から、しのぶさんの連れ子の長女とその夫。ふたりの子供と
二世帯住居をたてて同居しています。
しのぶさんは、長女の夫に、彼は義理の娘に、いろいろ言いたいことがあったのでしょう・・しかし、それを口にせずかまんしてきました。それが同居のルールとしのぶさんは考えていたそうです。「自分も好きなことしてたのに、いまさら、娘の孫への教育がどうたらなんて言えません・・と
しのぶさんは寂しく笑います。
そして、夫はそういうしのぶさんに対しても、はがゆい思いをしていたらしいのです。
自分に向かっては、きついことをぽんぽん言うくせに、娘にはなぜ何も言えないと、詰め寄られて、それも喧嘩の種でした。

直接的には今月に入って、事業がはかばかしくなく、手形が落ちる落ちないという事態になって
しのぶさんもいらいらしていました。そこにもってきて、また、夫のぐちぐちがはじまって
しのぶさんは・・・ぱぁ~~んと、はじけてしまったのです。
別れる、別れないになって、じゃあ出て行く。おう出て行けという、なかば売り言葉に買い言葉で
夫はそのまま出て行ってしまいました。
離婚届をもったままで・・(もちろん、記名捺印済みのものです)
そして、その日のうちに、役所に提出してきたらしいのです。

現実に夫が家をでて2日。しのぶさんはふかーい後悔にみまわれました。
ああは言ったものの、やはり淋しい。それに、彼に行くところなどないはずだから、どうしているか心配でたまらなくなったのです。

その、厳しい瞳いっぱいに溜めた涙を時折、ハンカチで拭いながら、夫がいまどこにいるか
知りたい。そして、話をしたい・・やりなおす話がしたいといいます。

この調査は誰にもいえません。もちろん娘夫婦にも言えるはずがありません。
そんな、みじめなこといえません・・というのがしのぶさんの口癖です。

そして、翌日、しのぶさんの協力もあって、彼の居場所は判明しました。N係長が、眉根にしわを寄せて「Aさん・・こやつ前の奥さんのところにいますよ。昨夜は泊まっています。」
と、資料を見せてくれます。
わが社の行動調査で逃れられるはずがないことは、判っていましたが、こうも簡単に割れるなんて・・しかも、しかも、情報として、渡していただけの前妻のところにいるなんて・・。

前妻は美容師です。小さいながら、お店ももっています。なんと、彼は、その日午前中、しのぶさんと逢って、お茶飲んで、パチンコして、しのぶさんを駅まで送って、そのまま前妻のところに
帰っていたのです・・・・・・・・こ、こんなことって・・・
いくら不倫ではじまったとはいえ、しのぶさんとの結婚生活は25年です。しかも、その間、しのぶさんの商才で自分は定職にもつかず、毎日パチンコ生活を送っていながら、喧嘩して飛び出した先が前妻宅だなんて・・しのぶさんになんといえばよいのか・・。。。

しかし、伝えないわけにはいきません。仕事先であることは判っていましたが、さっき携帯を鳴らしてみました。心待ちにしていのでしょう。すぐに出ました。
「ご主人は、前の奥さんのところにいます。昨夜は泊まったらしいです」
私はできるだけ、事務的に感情を込めずに一気に話ました・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長い沈黙がありまた・・

「そうですか。それじゃあ、帰ってくれなんて言えません。みじめです。」
と、低い声が返ってきました。私はそれにはなにも言えませんでした。
ただ「もう少し、様子は見てみましょう。一晩だけでは、断定はできません。」というのが精一杯でした。
「はい・・ありがとうございました。よろしくお願いします。。」
昨日とは打って変わった、細い声でした。
しかし、しのぶさんはこのまま、今日も仕事を続けるでしょう。私生活になにがあっても、それを
外には見せないで、仕事を続けるでしょう。それが彼女の25年の誇りではないかと、私は思います。

それにしても・・・この夫の25年はいったいなんだったのでしょうか・・
後悔と安寧の年月だとしたら、それはあまりに卑怯です。
失ったもの、得たもの、それはどちらも同じです。男には女を幸せにする要件があり、女には男に託する決心がいるものです。
しのぶさんの決心を、25年たってこうも簡単に踏みにじった夫に彼女はどう対処するでしょうか。。
調査はもうしばらく続きます。この間に、しのぶさんが、どう結論をだすか・・それは今、しのぶさん自身にもわからないことではないかと思います。。。
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by sala729 | 2005-04-09 15:03

春は桜・・と、ばかりに高速道路越に見る山々に桜の花が咲き誇りはじめました。
ほんとに、春本番です。
かつて、桜の根の下には、歴代の怨霊が封じられていて、桜の木を切るのは、その怨霊を解き放つことになると、説いたのは「帝都物語」の荒俣宏氏ですが、私は、半分この話を信じています。同じ本に、小学校の二宮金次郎の像もしかり。その重い銅像の下には、邪悪な自縛霊が押し込められており、近年、おばかな自治体が、時代遅れとその像を次々と廃棄しているのは、悪霊の思う壺。まさに愚かな所業とありましたが、これにもなんだか、うなづけるのは私だけでしょうか?

そんな、あやしの世界をふらふらと行きつ戻りつしながら、私たちの前をいろいろな出来事が
右往左往していきます。
そして目の前をふら~り、ふら~~りと行くのは・・・Tキャラではありませんか。
いつものこととはいえ、最近のTキャラの言動は、ますますその奇異さを際だたせ、「一芸に秀でるものは・・」という言葉がひらめまましたが・・これは、ちょっと意味を取り違えているようです・・(私も春の陽気のせいでしょうか・・トホホ)
「どこ、行くんです?」と、つい言葉をかけると、振り返って
「Oリーダーに叱られたの」と、うなだれています。その様子はまるで、子供。(様子はね。容姿・・ではありませんよ。念のため)

「また、なにしたんです?」・・・またって・・・(苦笑)
「なにもしてないわよ。なにもしてないのに・・。ただ、契約書の印紙の代わりに、切手貼っただけよ」と、むきになります。
・・・・・・印紙がわりに切手・・・・って・・・なんで、そうつながるの???
「それだけなのに、すごく怒って、で、私が、じゃ印紙買ってきますって言ったらまた起こるのよ。」
なぜ?という言葉を飲み込み、状況を次々と想像して
「何枚、買うんです?」
「1000枚」・・・・せ、せんまい・・・千枚ってあなたどーするの???
一ヶ月の半分以上出社しないで、月に五枚つかったって17年かかります。
17年ですよ。。。あなたもういないでしょ?
と、突っ込みたいところをぐっと抑えて、「それは、多すぎ」と、一言いうと、拗ねて横を向いちゃいました。
ほんとに、もう・・先月は契約書に会社印おさず、今週は印紙代わりに郵便切手(80円切手です)
仕事ができるのは、認めますが・・それにしても、これじゃ「山下清」じゃないですか。

もっとも自分では「私は、イチローよ。天才は天才を知る」なんて、イチローファンがひっくりかえりそうな暴言を吐いていますが・・。

そして、今日はこれから、海を渡って相談者のお宅に向かいます。
私たちの仕事はまさしく、タイム・イズ・マネーの世界なのですが、Tキャラは、はるか彼方を見つめるような瞳で「ねぇ、Aちゃん。わたしフェリーで行くわ」というのです。
「高速艇ありますよ」と言うと、
「だって、高速艇だったら、デッキにでれないでしょ。海の風に吹かれたいの」と夢見るように言うのです。

あのねぇ・・あなた、何しに行くの??。仕事でしょ。
と、思いつつ、Oリーダーに向き直ると
(いいよ。いいよ。早く行かせなさい。いないほうが、平和・・)と、眼で訴えています。

私は、こうしてTキャラ伝説を書くたびに、一抹の不安を覚えます。これを読んでいただいた
方々が、わが社を誤解しないかということです。
ここではっきり断っておきますが、Tキャラは仕事はできます。これは何度も言いますが、ほんとです。ただ、「基本的人間言語活動」ができないのです。
この余波はいま、多かれ少なかれ、支社全体でかぶっています。被害の多可はもちろんありますが・・・。

しかし、この基本的人間生活欠落人間を、巧みに調教するOリーダーのいる会社・・と、そう判断してください。すべての仕事は、このOリーダーを通してでないと実行されません。
ですから、ご安心ください。仕事の実行にはなんら差し支えはありません。(礼)
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by sala729 | 2005-04-07 17:58

最近では「ストーカー」とか「つきまとい」などという言葉が、珍しくもなく、まるで「普通名詞」のように使われる傾向になっていますが、それはある種異常な社会になっていることに、人が慣れてしまっているのでしょうか?

真央さん(仮名)は、バツイチとはいえまだ若く、きれいな女性です。ある病院のソーシャルワーカーとして勤務しています。その病院で知り合ったのが和也(仮名)です。和也は、交通事故の患者として運ばれてきて、真央さんと知り合い、ふたりは恋人同士になりました。もちろん、彼は
真央さんが離婚していることも、知っています。彼の親などは、そういう苦労した子のほうがお前にはちょうどいいんだと言ったそうです。
しかし、和也には許しがたい癖がありました。最初は判らなかったのですが、だんだんそれが明らかになってくると、真央さんはそれが許せなくなり、和也という人間を信じられなくなりました。

その癖というのは、「うそつき」。しかも、すぐにばれる嘘を言うのです。
例えば、「うちの親父はね、地元では有名な○○産業の重役なんだ」(実際は、有限会社の課長職を昨年退職していました)とか「車?親父はベンツで、僕はS2000。」(実際は父親はフィットで彼はノア。)
ふたりで買い物に行くと宝石店のショーケースと店員の前で「真央にはなんでも買ってやりたい。値段なんかみなくていいから、すきなのえらべよ」と言い放ちます。
真央さんは、うれしくても慎み深い女性です。「いいの。」とやんわり拒否すると、翌日「はいこれプレゼント」と、その店の包装紙。開けてみると、指輪です。・・・・・が、それは明らかに、一番ロープライスの物(値段を意図的に覚えるわけじゃありませんが、女性なら誰でも覚えがありますよね。)
クリスマスには、「これ?うーん。万札10枚くらいかな。でも、ごめんね。真央のほうがいいものくれたね」(真央さんはこのとき、和也が、クリスマスには真央に20~30万くらいのものはあげたいなというので、自分もあまり安いと悪い思ってブルガリの時計を彼にプレゼントしたのでし
た。)
しかし、これもたまたま、同じ店に立ち寄った真央さんが見たのは、そのお店の最高級品の値段は1万円台という悲しい現実でした。

真央さんはとうとう、この彼の虚言癖にあいそをつかして、和也に別れを告げました。

それからです。和也の異常な行動は・・・。まず、真央さんの勤務先におしかけ、別れないでくれと土下座しました。真央さんがとりあわないと、毎日現れて、和也自身は休職してまで、毎日の
ように押しかけます。それでもとりあわないと、メール攻撃です。一日に50本。そして電話。

事件は土曜日の朝でした。和也の偏執的な行動に怯えて、眠りの浅くなった真央さんがやっと
寝付いた午前6時ごろ。・・・・なんだか「へん」。第六感が訴えています。
ぱっと眼を開けると、そこに和也が・・・
きゃあぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~。

もちろん、真央さんは警察に訴えました。ところが敵もさるもの。自分から出頭してきて、事情を
説明しはじめました。もちろん、平謝りに謝りながら・・・自分の気持ちを書いた手紙を、彼女に返した私物のなかに入っていたかどうかを確かめたかった。自分の気持ちをなんとしてでも、伝えたかったと、警察署で涙ながらに訴えたそうです。

こういうときの警察の対応は、殆ど同じです。
真央さんに向かって「今は彼も反省しているしあなたも合鍵わたしたんだろ?事件ともいえない。もし、今後なにかあったらすぐにいくから連絡しなさい」
恋人同士の時代はもちろんお互いの合鍵は交換しています。別れを告げたとき、当然それは返してもらっています。しかし・・です。和也は卑怯にも、返す前に合鍵つくっていたのです。
真央さんにも、隙はあったのでしょう。しかし、この和也は許されるはずがありません。
それでも、警察の対応はこの程度です。(やむ得ないとも思いますが、相談者としては、がっかりしてしまうのも理解できます)

この真央さんをどうしたら救ってあげられるのか・・
とても難しいことですが、こういう事案こそなんとかしてあげたいと切に思います。もちろんOリーダーも同じ気持ちです。
真央さんのお母さんも交えて、なにができるか、よく相談しなくてはいけません。
私たちは、私たちができる最大限のことをしてあげたいと思っています。それを求めて、それを
決めるのは真央さんとお母さんです。

私たちは、助けを求めてくる、おふたりにいつでも諸手をあげて受け入れられるようにしておきたいと思います。
「ストーカー」や「つきまとい」は、もう特別なことではなくなっています。誰もが、その毒牙にかかる危険性をはらんでいます。
今夜、真央さんは眠れるでしょうか・・・
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by sala729 | 2005-04-06 15:48