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ゆみこさんは30才で小学4年と1年の子供がいますが、現在は実家に帰っており、新しい職場では人気者になっているようです。
彼女が実家に帰ったのは、そもそもが夫の浮気が原因です。
ゆみこさんと夫は中学の同級生で、その時代から付き合っていて、高校を出るとすぐに結婚しました。
中学の純愛を実らせたふたりは、友達うちではちょっとした「ヒーロー、ヒロイン」でした。
彼は、手作りの家具製作をしていましたが、なかなかに素質があったのでしょう。二年ほど前に独立して、社員1名とバイト2名をかかえる社長になりました。
仲間たちの羨望はますます高まり、二人は幸せの絶頂・・・・の、はずだったのです。

ところが、そう上手くいかないのが世の常・・というものですね。。あら、いやだ。いま「つくもがみ貸します(畠中恵・作)」読んでるものですから、なんだか口調が時代ががってきたみたいですわ(苦笑)

ともかく、彼は絶頂期で、こういうときは周りの女性たちもほおってはおきません。
そうです。お定まりの・・・「浮気」の虫が・・・・・(くっ、やっぱり時代調ですね)

相手はすぐに判りました。
なにしろ、仲間内の有名人です。ゆみこさんが友達に相談するやいなや、友達がそれとばかりに動き出して、少年探偵団さながらに、彼をつけまわし嗅ぎまわったのです。
女は20才のキャバ嬢です。

ゆみこさんは彼を問い詰めました。
そうすると、彼はいともあっさりと女とのことを認め「もうオレは離婚する」と、開き直ったのです。
ゆみこさんは、そんな彼を残して実家に帰りました。
友達の手前もあり、彼女には離婚の意思など皆無です。

なんとかやり直したい・・・と思い詰めるのに、ゆみこさんの行動は・・・
まず子供たちを転校させました。そして自分も新しい職場をみつけました。
そうなんです。彼との暮らしの拠点だった家を自ら捨てたのです。

それなのに、彼とは離婚したくないと言い、もとの家に戻る気はないというのです。
では、彼とよりを戻すには、どうするの?
彼にここにきてもらうの?と尋ねると、ここは実家だし自分の両親も彼のこと怒っているから
ここにはこれない。
じゃあ、新しく家を借りて再出発するのね?と聞くと
そんなことができるのでしょうか?と、マジで問いかけてくるのです。

証拠がとれたと言っても「見たくないですぅ」と拒否し、彼から離婚調停突きつけられても、逢いたくないですと逃げ出す。
私にもいろいろ相談事かけてくるのですが、ちょっと厳しいこと言うと「Aさん、怖いぃぃ」と絵文字メールが届く。

ようするに「子供」なんです。子供なのに子供がいる・・・そんなかんじですね。

ところがこのゆみこさん・・・・子供だったり女だったりするのです。
実家に帰って、再就職した先で、ある男性から声をかけられました。
ゆみこさんにしたら、彼以外の男性というのは初めてのことです。
ドライブ行こう。お茶のもうと誘われて、悪い気はしません。
そして、ずるずると・・・・・

ところがその男性は妻帯者で、しかも二人はもう肉体関係を結んでいました。

もちろん、私は絶句・・・ゆみこさんを責めました。
「だってぇ。旦那さんばっかり遊んで・・・私、淋しいし悔しいし、Aさん、なんとか仇とってくださいよ。早く。早く」

だってぇぇ・・・って(怒)

これではまるで子供です。
世間知らずの子供。
旦那さんが浮気したから、だから私もって・・・・
自分が親である自覚といものは欠落しています。
旦那さんとやり直したいといいながら、子供も転校させて家に戻るつもりはない。

これでは、駄々をこねるだけの子供と一緒です。
これで私が何か言おうことなら「Aさん、こわ~い」と、泣き顔の絵文字メールが届くのです。
・・・・・・・・もう、やだ・・・・・(**)


続いてもう一人・・・

中内光代さんは41才です。
最初の夫とは、夫の暴力が原因で離婚。二回目の彼には1000万も貢いで逃げられ、現在進行形の彼は妻子もちという典型的ダメンズウォーカーです。
その彼も×2の再婚で、子供が三人います。
上の二人は妻の連れ子で、上の子は借金まみれ。次の子は自閉症。下の子はまだ4才という
摩訶不思議な家族です。
光代さんは、彼夫婦が離婚さえすれば、自分は彼と結婚できると思い込んでいるのです。

その光代さんが一昨日、深刻な声で電話してきました。
「また、Aさんに叱られるかもしれないんですけど・・・(むむ・・・私ってそんなにあっちこっちで怒っているの???)」
「なんです?」
「や、やっぱり、怒ってるんですね。・・・じゃ、やめます」
じゃ、やめますってあなた・・・(呆れ・・)

「話たいから電話してこられたんでしょ?」
「そーなんですけど・・・・でも、怒るでしょ?怒りますよね?」

「そんなに何度も怒るかと聞かれても、話、聞いてもないのに答えられないでしょ?」

「そーですよねぇ。あの。。あの、私・・・妊娠しちゃったんです。」
「えっ!・・・それって彼のよね?」
「そうです。」
「・・・避妊とかしてなかったの?」
「・・そのときは・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そのときはって・・・・避妊ってそういうもんじゃないでしょうに・・・。

「でも、彼に認知してもらったら、あなたの立場としては、悪くないかもね。」
「だめです。だめです。前に冗談で、妊娠したらどうするって聞いたら、そんなら別れにゃならんだろっていわれました。」
「じゃ、どうするの?」
「黙って産みます・・ひとりで、誰も知らないところで・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ然・・・・

黙って産みますって・・・あなたには引篭もりの娘がいるけどその子はどうするの?
生活はどうするの??

決して子供とはいえない年齢の光代さんのあまりの「少女」ぶりに、呆れ果てたまま、私には次の言葉が浮かびませんでした。

それにしても・・・この幼児性。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まわりの人たちを、迷惑坩堝でかきまわすような
彼女たちの幼児性に、暗澹として、次の言葉を探す私は、ほんとうに彼女たちが言うような
「怖い人」なのでしょうか??
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいえ。なんと言われてもいいです。
いいですよ。
彼女らから「優しい」と、指差されても、きっと決してなにも嬉しくないと思います。

私は私であるだけです。

by sala729 | 2007-11-14 16:08

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