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春のなごりの三月が・・・と、思いきや、なんのなんの、三月に入ってから 冬戻り したかのような、この寒さ。北の地方には雪が積み、ここいらには雪が舞い、なんともはや・・・終末世界のような・・・と、言うのは、ちょっと大げさすぎでしたね(^^;)
(じつは・・・ここだけの話なのですが・・と、言ってももう既成事実なのですが・・・あのTキャラが、帰ってきました。
ええ・・もえ何度目の復帰なのか、誰も判りません。
・・・・・誰も知らない・・・・の、です。。。

なぜそうなったのか、どんな経緯でなったかは、定かではありませんが、気がつくと既成事実が
出来上がっていたという、本当に摩訶不思議な出来事で、これぞ真性の「春の嵐」です。


そんなこんなで、わが社では今、心理水面下ではそれぞれが各々の「熾烈で苛酷な戦い」を、
繰り広げているところです(^^;)(^^;)(^^;)


そんなこんなで、ジタバタしつつも、日々は過ぎていき・・・・・・・


「すみません。先月ご相談した、木野口(仮名・40才)ですが・・」という、か細い声を聞いたのが土曜日のことでした。
仕事柄、大抵の方のお名前は覚えています。自慢じゃありませんが、自分の仕事データに関して情報は、PCよりは早いですよ。←それって自慢じゃん。(カゲの声)

木野口さんは、独身ですが、取引先の妻子ある男性と不倫をしています。
その男性は玉木さんと言って、なんだか、不揃いな関係を暗示するような名前ですが(苦笑)、
三回目の妻と、その妻の連れ子2人(20才と14才)。そして2人の間の子供(3才)と、実父母と
暮らしています。
一番目の妻との間には2人(15才と13才)。二番目の妻との間にも11才の子供がいます。
それぞれの妻が引き取って、彼は養育費も払ってはいません。

木野口さんはそんな彼に惚れてしまったわけです。。。。

そして、あろうことか、彼女は、玉木さんと妻を別れさせてと切望しています。

理由をよくよくお聞きすると・・・・

玉木さんと妻は、出会いサイトで知り合い、子供はできちやった婚。しかも結婚するときに、20才の連れ子の借金500万を、玉木さんの両親に肩代わりしてもらったと言うのです。
しかも、現在も妻は仕事と言っては、毎晩のように出かけ、翌朝にならないと帰ってきません。

ギャンブルも夫婦揃って大好きらしく、休みには開店から終店までいるそうです。もちろん
妻は妻でも行っているとのことです。

玉木さんはそれでも妻を責めず、問い質しもせず、なすがままにしているそうなのですが、木野口さんから見れば、妻は絶対に浮気していると言います。
(・・・ま、正直、人のことは言えないとは思いますがね・・・。笑)

そんな彼らを離婚させて、自分が彼と生活したいと熱く語るのです。



・・・・・・断っておきますが、木野口さんは一見ふつーの女性です。
華美でも、古臭くもない、好感の持てる洋服を着こなし、ほどほどの栗色の髪を肩にたらし、
やや茶色を帯びた瞳は、エキゾチックですらあります。
少しからだを斜めにして、上目づかいにこちらを見る仕草は、「滝川クリステ○」ばりの色っぽさです。
これを「男好きのする顔」と、言うのでしょうか・・・・(きっと、女には嫌われると思います)



でも、結婚している夫婦を離婚させるなんてできるはずがないじゃありませんか。
前回はそう言って、おひきとり願っていました。

でも、今日は、彼の奥さんの行動を知りたいと訴えてきたのです。
・・・んとにまぁ、手を変え品を変えよーやりますわ。。。。

正直、心は動きません。でも、仕事であるならば、やれる限りのことを尽くす・・・それがサラリーマンの宿命ですから、いろいろな方法を考えました。

そして、お見積もり・・・・・・・・

「で、できません。今の私にはできません・・・・」
と、そこから今度は切々と、自らの遍歴を語り始めるのです。。。。

5年前、交際男性のために、自らが借金して1000万近くのお金を作って騙し取られたこと。
その借金のために、自己破産したこと。
両親からも半分勘当されていること。
つましい生活のなかで、彼との恋愛だけが、生きがいになっていること・・・・。

でも、それを聞いていると、私は言わずにはおれませんでした。
「悪いけど、玉木さんだって、そんないい人とは思えませんよ。むしろ計画性のない、本能のままに生きる人みたいですよね。失礼だけど、そんな人と一緒になってあなた幸せになれるの?」


「そーなんです。みんな言います。あんな人のどこがいいの?って。ても、好きなんです。
判っているんですけど、好きなんですよ。」

あーあー・・・こりゃダメだ。もう、どっぷり「演歌の世界」に、入っている・・・
とても立派なダメンズウォーカー だわ。こりゃあ・・・・。


予算がないならできない。予算の中でなら、自分が思うようにはできない・・・と、したら、どちらかを選びますよねぇ。たいていの大人は・・・・。
でも・・・・
木野口さんは、それができない。
自分が納得するまで見て欲しい。でも、それではお金がない。お金にあわせて時間を削るのはいや・・・・・と、言い続けるのです。ほんとに、もう「子供」です。。。
さっきまでの、印象がガラガラと音をたてて崩れていきました。



「できないものはできません。あれもしたい。これもしたい。でも、予算がないのでできない。というなら、予算にあわせて項目を減らすしかないでしょ?。あれもいや。でもこれもできないでは、
駄々をこねる子供と同じです。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は、普段言うように、言ったつもりだったのですが・・・・・


彼女は突然 ガバッ と、テーブルに顔を伏せたかと思うと
「許してください。許してください」と、
号泣
しはじめたのです。

老舗の和菓子屋さんの奥にある、小さな喫茶室です。
この突然の号泣に、周囲の人はびっくりして、私たちを見ています。
ひそひそと、何事かかわしている人もいます。
年配のウェイトレスさんも固まって、私と木野口さんを見ています。。。。

あぁぁぁぁ・・・

これって、これって、完全な誤解だと思います。(--)



もう二度と、この店には来られない・・・・・(パリっとした皮に大きな粒アンの最中が大好きだったのに・・・・くっ・・な、泣きたいのはこっちよ!!)

by sala729 | 2007-03-12 10:34

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