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昨夜、と言ってももう日付も変わっている時間ではあったのですが、DVDで「終戦のローレライ」を観ました。毎月のことながら、仕事の忙しい月末ほど、私的にもいろいろやりたいこと、やっておきたいことがあれもこれもと噴出してきて、私の時間は夜も昼も、なくなるのです。そして、それが嬉しくもある・・というなんとも「倒錯した心根」の私ですから、もちろんこの時間帯を愛してやまないのは言うまでもありません(^^;)

前にもここで書きましたように、「終戦のローレライ」と「亡国のイージス」は、わが支社での今年の「ヒットNO1」であることは、揺るぎません。たとえ、「」がこようと、「東京タワー」が迫ってこようと、この二作の堂々たる位置は変わりません。
しかも、「亡国のイージス」はすでに、映画化されたものを、映画館で見ていますから、多少の期待は、もちろんあります。しかも、この忙しい時期に見るわけですからね(笑)

そうですね。「CG逆効果」というのが第一声でしょうか?
こんなこと言うと、「アナログ人間」と、蔑まれそうですが、私だってCGの効果は認めているんです。かって、ちゃっちい怪獣特撮映画や、みえみえの合成画像の映画を見て育ったのですもの
CGの精密さや、リアルさは理解しているつもりです。こういうスペクタル映画に効果的なこともよーく知っています。
でも、でもね。使えばいいってものではないのですよ。
多用すれば、それでスペクタルか・・といえば、それは違うんじゃないですか?と、言わざるを得ない・・・それが今回の感想・・ですね。

もっとも、シーンの大部分が、潜水艦ですから、閉ざされた艦内と深海ですから、やむ得ないことも、ま、多少は認めましょう。
でも、私にはどうしても、タイタニックのパクリではないかとしか見えなかった、パウラと折笠の艦上デートシーンなんて・・・いらないじゃんって思ってしまったのはわたしだけ???(@@)
艦長が、未来の日本を語り、ナルシストの愛国将校が、自決を図り、その思いが映画のメッセージとしたいのなら、あんなに「宗教画の絵」のような海は、何度も見なくていいですし、アメリカの軍艦が、太平洋にずらっと並んで、威力誇示するシーンなんて、もう何十年も前に、日本の作った戦争映画の中で、もっとホンモノらしいものを「円谷プロ」が、その手法で見せてくれていました・・と、言ってしまうのは、私のただのノスタルジィでしょうか?


もっとも、原作からして「奇想天外・ありえな~~い」シチェーションですから、これもあり・・・って言ってしまえば、それまで・・・なんですけれどもね。
(ご存知でない方の為に、ストーリーを一言で説明しますと、ドイツからの潜水艦に、超能力
をもつ少女が隠されており、その少女の誘導で、たった一機の潜水艦が、海に広がる幾多の米国艦隊を翻弄し、予定されていた三番目の原爆・・東京に投下予定であったもの・・・を、撃墜するという、まことに、胸のすく戦争巨編なのです・・^^;;)


伝え聞くところによりますと、もともとこの作品は、「亡国のイージス」を映画化するという話が先にあって、戦争物でも、一大スペクタルを見たいけど、やっぱりハリウッドじゃないとね・・と言った福井敏晴氏に、製作者の亀山千尋氏が「じゃ、原作かけよ」・・・・からはじまったそうで、
夢があり、現実的でないところが、もち味なのかもしれません。

ともあれ、私はやっぱり、原作も映画も「亡国のイージス」のほうに、軍配を上げますね。。。
設定も、動機も展開も、そして映像も、こちらのほうを支持しますね。

などと言っているうちに、夜が明けてきそうです。明日の予定を確認したら、私も、眠りにつくことにしましょう。このまま眠れば、もしかしたら大海にゆらゆらと漂っている、潜水艦の背中で、ローレライを聞きながら、お昼寝している夢でもみれるでしょうか?
夢の中で、また寝ているなんて・・・・寝すぎじゃない?という声が、聞こえたような気がしますが、これは現実でしょうか???

by sala729 | 2005-10-27 12:02

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