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一日がどこで終わったか、どこから始まるのかわからないままの何日間かを、幾人もの調査員たちがすごして、ようやく昨夜、舞音さんは無事に自宅に帰りました。
昨日、舞音さんが「彼氏」の部屋を出てきてから、お父さん、お母さんにお引渡しするまで、それはそれは長くとおーい時間がすぎていくような、そんな刻をすごしていました。

状況からして、舞音さんは援交相手と、ご飯を食べて、お酒を飲んでドライブ・・と、いう流れの中にいました。お父さんとお母さんには、すぐそばにいていただいて、いつでもすぐにおいでいただける場所で待機していただきました。
すぐに来て頂いてもいいのですが、ここで親が現れても、舞音さんには疚しい気持ちがありませんから開き直るだけです。しかも、彼氏も含めて話をしょうと思っていましたので、このまま援交男と別れて、彼氏と合流するならそれもいいかと・・・。

しかし、そうはいきませんでした。
車は夜の浜辺に滑り込んで、男は運転席から後部座席の舞音さんのほうに行こうとしています。・・・・ほんとにスリリング・・土曜サスペンスなんてメじゃないでしょ?・・・(^^;)

・・・・・そこまでっ!!・・・・もう限界です。
あの、わが社随一のハンサム、H氏が端正な表情を崩しもせず男に声をかけます・・・・
日下さんご夫婦が駆け寄ってきます。。。
男は・・たぶん状況が理解できず、茫然自失・・・でしょうね。。。


こういう、明らかに公序良俗に反する行為があった場合は、警察に通報します。
もちろん、その前に日下さんには、状況を説明しておいて、了解はいただいております。
私たちは、警察と敵対するものではないのです。
安手のテレビドラマじゃありませんから、警察の鼻を明かそうとか、違法行為をして結果を得ようなどとは思ってもいませんし、なによりそれは社則で堅く禁じられています。

警察に協力もしますし、お力を借りることもありますし、協力要請があれば、もちろん協力します。すべて相談者のご意向に添って・・が、大原則ですけれどもね。。。


男は、有名某企業の社員で48才だそうです。舞音さんぐらいの娘がいてもおかしくない年齢ですよね。日にちを改めて、警察で日下さんと男と、H氏で事情を説明することになるでしょう。

でも、こうして、間一髪、日下さんは娘を無事に手の中に取り戻せたと、H氏から報告を受けた時は、本当に私にも幸せな夜でした。お疲れ様でしたと、心からお礼を伝え、私も安らかな眠りを享受させていただきました。


そして、続いて、今日は、職人N係長が指揮をとる、加納しほりの件が大詰めです。
しほりさんは、父親より年上のかつての上司と、暮らしています。
その男は、妻子もあるしバツ3。しかも、男自身にしほりさんより年上の息子がいます。
その上、借金トラブルあり、社内評価さいてーという、「不良とんでも中年」なのです。
誰もが、なんでこんな男??と、口を揃えるような男のどこに、23才のしほりさんは魅力を感じたのでしょう。。しかも、こともあろに、男はしほりさんの母親にまで、ねばついた視線を向けて
母親を怒らせ、惑わせているのです。

ふたりの住処を調べ、生活状況を調べ、いつどのタイミングで行くか・・という段階にまでなっています。お父さんたちが、迎えにいく用意のために、前夜からしほりさんの行動は監視を続けています。
部屋にいる二人を訪ねたのでは、部屋に閉じこもって出てこないことがあるので、いつ出てくるか・・・・それを知っておくのは大切なことなのです。

家出の調査の一番難しく、大切なのは言うまでもなく、引渡しの時ですね。


世間さまはお盆というのに、H氏にせよ、N係長にせよ、そして、他の調査員さんたちも同様ですが、ほんとに、たいへんな仕事です。
そして、こういう世間的イベント(お盆やお正月など)のときに、忙しくなる・・・というのが、調査員さんたちのご家族にとっても罪作りな仕事・・ですね(苦笑)

全調査員の奥様t方~~すみません。。
わざと・・ではないのですが、たまたまこういう時間のめぐり合わせになってしまうのです。。。
そーなんです。こういうご相談を、次々と受けてくる私が・・・・は、はい。
私が悪いのです・・・すみません。ごめんなさい。。。(礼)

と、心の奥深くて手を合わせつつ、鳴り始めた電話に無意識に手を伸ばし
「はい。ご相談ですね?」と、何事もなかったかのように、相談をお受けしている、私を・・・・どうぞ、お許しくださいませ。。。。(合掌)

by sala729 | 2005-08-12 13:05

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