「血は水よりも濃し」とは、誰の言葉かは知りませんが、まぁよくもこんな
「いいかげん」なことを・・・と、私は思っています。


もうすぐ、婚外子の相続格差が解消され嫡出子と婚外子との間の遺産相続分の
格差がなくなるようです。
仕事柄こういうニュースには耳目を立てずにはおれませんが、私はこの
法律の制定には疑問・・というより反対しています。



確かに、父と母の関係と子供の境遇を、子供自身はどうすることもできません。
でも、それを言うなら貧富の差だって、生まれながらの環境の差だって、子供
自身にはどうすることもできないではありませんか?


どんな綺麗事を言っても、どんな世界にでも「格差」はあるのです。
格差のない社会なんて、この世である以上「ない」なんて処はひとつも
ありません。
でも、それを受け止めて乗り越えて、乗り越えられない人もいて、更に
進んで・・・転がって・・そういう人たちが生まれて、生きて、死ぬのが
この世の中というものではありませんか?


男と女が出会い、結ばれ、神の前で、血縁や友人の前で互いの愛と誠実を
誓い、子をなし・・・その過程で男は結ばれた女以外の女を求めて、子をなし・・
結ばれた女は、自分の家庭と子を守り、忍耐や諦観を友達に家庭生活を守り
通してきた結果が、亡くなった夫の財産を、「その女の子」に、「自分の子
と同等」に分け与えなくてはならない屈辱と怒りを、法の制定者には判らない
のでしょうね。
(だって、彼らは、お・と・こ・ですもの。)


私は夫を亡くした女ですから、もし亡夫がそうであったとしたらという想像は
できます。
・・・・もちろん、嫌です。

子供に罪がないことは判っています。夫の責任であることも判っています。
でも、夫の責任は夫が取るべきで、夫亡き後の妻やその家族に皺寄せがくるもの
ではないのではないですか?
夫が亡くなったという衝撃の大きさにだけでも、耐えかねているのに、
他に女がいて、子がいて、しかもその子に自分の子と同じ資格を与えなければ
ならないという理不尽。
これを理不尽と言わず、なんと言いましょう。

こんなことが許されるなら、日本の婚姻制度は瓦解します。
というより、必要ないでしょう。
何にも守られず、縛られるだけの制度なんて、なんの値打ちがあるでしょう。

「明治時代から続く婚外子への差別の是正」と、裁判所は言いますが、その
もともとは、婚姻制度に背いて、別の女との間に子をなしたことにあるわけで
死後、その責任を残された妻子にあてがうなんて許されません。
婚外子の母も、その立場は十分に判っていたはずで、知らなかったというのなら
それは自分の不明を恥じるだけでしょう。


女たちよ立ち上がれ!
もともと「死後認知」などという妻の目を欺いたような制度があることすら
男達の甘えとしか思えないのに、その上の今回の民法の改正。


私は、夫亡き後、一度死んで生まれ変わりましたので、今はそういう
制度や、しきたりとは無縁の暮らしをしておりますが(もちろん、自分勝手に
です。笑)このニュースを見たときには、私の多くの友人(健全な夫婦生活を
営んでおります)の、静かな怒りを感じました。
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by sala729 | 2013-12-05 11:20 | Comments(2)

Commented by おりがみ at 2014-01-02 16:31 x
遅くなってしまいましたが・・・・。
私もこの件では「しっくり」こないものを感じていました。
お金でとりあえず平等になったと。
そうでなければ心はどこに行けばいいというのか。
そんな風に思うのです。
Commented by sala729 at 2014-01-06 16:47
わたくしこそ、遅くなりました。一応、今日が仕事始めです。
そうです。私の言いたいのもそこっ。「お金でとりあえず平等」。
この表現は、今のわたくしの気持ちそのままです。

婚姻という法に守られている安心を抱いて結婚生活を送る
女性は案外多いのです。それがいいか悪いかはまた別の議論に
なりますが・・。
真面目に法を遵守している人が、悲しくなったり、不法に扱われたり
するようなそんな制度は、それ自体が間違っているとわたくしは
思っています・・・あら、お正月早々熱く語ってしまいました(笑)

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