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とうとう6月に入りました。(^^)

「みんで沖縄」は、遅々として進まず、ついに月を跨いでしまいました。
こうなりゃ、やけくそ(下品で失礼)このまま、突き進みます。
ここまで、お付き合いくださったわけですから、どうぞ最期まで
「腐れ縁」と思し召して、お付き合いくださいませ。(礼)



さて、ホテルに帰ったものの、雨はますます強くなる一方です。
ベランダから見る海は淡い水色と、黄土色の二色に分かれています。
これは、この万座の地域が河口でもあるため、海水と淡水が交じり合って
「汽水」という地域を作り出しているとのことですが、混合している
のではなく、きっちりと領域を分けて、合間見えているためにこんな
二色の色になっている・・と、いうのが息子の見解でした。


それにしても、今朝はこの真下のプールで、かなりの年配の男性が
悠々と華麗な平泳ぎを見せていたのですが、さすがに今は誰もいません。
ただ、その向こうの一見温室に見える、ジャグジーには人影が見えるのは
雨が振り込まないからでしよう。

もちろんビーチにも人影はなし。


「帰ったら、プールくらい入れるかとおもったのにねぇ。」と
誰言うともなく空を見上げます。
でも、ま、これもありです。
自然に人間の英知など勝てるはずもなし。

一日目の美ら海と、二日目のマリンスポーツ三昧が十分楽しめたのだから
それだけで今回の旅行の「元」は取りました。
今日の首里城なんて「おまけ」みたいなものよ(笑)

フロントに下りて、例の丸いかごソファで、曇った海を眺めているのも
いいものです。そうこうしているうちに、「うら庭」さんからの
お迎えの車がきました。

我が家と、あともう一組です。

ここから15分かかると言います。
「結構、遠いですね。」と家人
「ええ。でも、この送迎システム始めたのはうちなんです。だから
他から嫌味も多くて・・」と、運転手さんは苦笑い。

国道に出てしばらくするとなんだか、見慣れた風景が・・
「あれ、私、このお店来たことある。」
車窓に流れる、「万国なにやら雑貨店」という、いかにも怪しげな
お店に見覚えあり。

「右みてごらんよ。」と、息子の冷静な一言。
「あら、ここって・・」
「そうだよ。谷茶ベィ。」

谷茶ベィホテルは前回は家人と、その前は息子や娘と泊まったホテルです。

なんだか懐かしい思いで見ているうちに、国道を逸れてすぐに、本当に
住宅地のうら庭のようなところにお店はありました。
でも敷地は広くて、私達を送迎してくれたような車も何台か停まっています。

雨の中、車が着くと、従業員さんたちが並んでお出迎えしてくれます。
みなさん満面の笑顔で、とてもいい雰囲気です。

黒木メイサさんに良く似た、可愛い女の子が応対してくれて、それだけで
家人の幸せボルテージは全開です。

「石垣牛のステーキは10食限定ですなんですが」メイサ嬢が言い終わらぬ
うちに「それ!」と、家人。
本当に、ちょっと若くて綺麗な子が応対すると、舞い上がるんだから・・。バカ

しかし、これは本当に美味しかったです。
とろけるような肉質と、赤身の弾力が失礼ながら「居酒屋ステーキ」とは
思えない美味しさでした。

アグー豚の照り焼きもOK。

そして、私とちびは入り口に行って、魚の選択です。
何種もある魚に迷っていると、ちびが「ねぇ、ここにもいるよ。」と
指指します。
みると、足元の手水鉢に、メダカが何匹もスイスイ。

「ボクぅ。それは食べれんよぉ」と、年嵩の従業員さんの受けも
のんびりと好ましいです。

お薦めの「チョータロウ」という、イサキを大きくしたような魚を
今夜は塩焼きにしていただきました。
沖縄では、なんでもバター焼きらしいですが、塩焼きもなかなかの美味
でしたよ。

そして、美味しかったのは「海ぶどう」
お昼の、牧志市場のついでに出た海ぶどうの、生育不良とはまるで
別物。

ぷっくりとたわわに連なった、プチプチを
シークワァサーノポンズに付けて食べるのですが、ポンズを決して
海ぶどうにかけてはいけないそうです。

なぜだか不思議だったのですが、誰も試そうとは言い出しませんでした。
それほど、美味しかったということですね。

ちびは、遊び疲れたのかグスグズと言い出し、家人が「口止め遊具」と
して持ち歩いている、ipadを取り出します。
ゲームをしている間はなんとか間が持ちます。

お隣の席のおじさんやおばさんは、ちびが自分でipadを操作して
遊んでいるのびっくり。
「へー」「ほー」と、感心しきり。

口止めに使っている・・・とは言えませんでした(^^:)


その間にも、娘はなにやらカクテルとか、沖縄で唯一の蔵元のお酒とか
息子に薀蓄を求めながら、ぐびぐびとのみ続けております。

部屋に帰れば、まだ昨日のワインがあるというのに・・・やれやれ。

目の前に飲兵衛がいると現実に帰るのか、今日の家人はいくぶん控え目。


最後まで「これ飲もうか。やめようか」と言いながら、トイレに
立つときにさりげなくオーダーして言った、娘の「うわばみ伝説」は
どうやら本物のようです。

今年の夏も、ビアガーデンでその本領を発揮することでしょう。


お料理も美味しく、お酒も美味しく(私には判りませんが・・)
接客も申し分ない夕食を終えると、またホテルまで送ってくださいます。
雨は、大きくなるばかりです。


ホテルに着くと、家人とちびを部屋に上げて、私たちはまたぞろおみやげ
売り場です。
前々日に、私の友人にと、沖縄ガラスのビアーグラスを買ったのですが
その包装がちょっとひどい。
できないなら、オレがするから包装紙貰ってきてという息子に、やり直して
くれるわよと、私。

お店ではその時の人ではなく、女性店員さんが、理由を告げると快く
直してくださいました。

しかし、私がそのまま帰れるはずかなく、自分達用のグラスを買うと
息子も桜色のグラスとグラス敷。
え?・・・さっき、買ったじゃん。
・・・・・・・・・これって、もしかしたら、今流行りの「二股」って
やつ?


そんな疑惑が頭を掠めましたが、そんな器用なことができるはずかないと
打ち消して、このことは心に仕舞っておきました。
いま、広げましたけど・・・(笑)

娘は相変わらずチマチマと小物買いをしています。
「これとこれとを組み合わせて誰々ちゃんに・・」はいはい、ごくろーさん。

ホテルの買い物はすべて「お部屋付け」にしていますが、最初は
「これって、いったいいくらになるの?」と、びびっていた娘も三日目に
なると、余裕です。
それでも、使いたい放題使わないのが小心者の良いところでしょう。

その中で秀逸なのが、「サーターアンダギーの素」
これって、ようはドーナツツの粉ってことですよね?(笑)

部屋に帰ると半眼にして必死で眠気と戦っている家人を尻目にちびは
元気に遊んでいました。


その夜は、娘とちび、そして私でお風呂に入り、息子はやはり一番に
ダウン。
お風呂から帰った、私達を確認して、家人も電池切れのように眠りに
つきました。


明日はいよいよ最終日です。
お天気が気になりつつも、私も心地よく、深い眠りに入りました。

by sala729 | 2012-06-01 13:37

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