さて、年末年始の間に、いろんなことが起こりました。
楽しい「京の旅」は、すでに書きましたが、楽しくないことも起こっています。

いや、厳密に言えば、これも楽しんでいる・・と、言えないこともないのですが(笑)

お正月休みの最終日、4日には、買い忘れていたカレンダーを購入。いつも同じ
パターンのものを使っているので、最後のひとつだったことに、満足。
そして、もうひとつも恒例の「阪神タイガース」・・・これ、結構余ってましたよ。ちなみに
年明けに買うと、10%値引きしてくれました。by紀伊国屋。

余談ですが、我が家ではこの阪神タイガースカレンダーの1月は使いません。
つまり、1月中は表紙のまま、飾っておくのです。なぜって?
おりがみ様なら、とっくにご承知でしょうが(笑)1月は監督がメインになっています。
今年は当然、真弓監督ですね。その前は岡田監督。
いつからかは、もう忘れましたが、たぶんその頃から、我が家の阪神1月はありません。
ずっとスター選手が、輪っかになっている表紙のままです(笑)


さて、本題に戻ります。
お昼を終えて、今日は早めに帰って、ひさしぶりにwillカラオケしょうか・・
なんて話になりまして、地元のデパートでお惣菜を買って、夕飯にすることにしました。
私達は二人暮らしなので、日曜日にはよくこのコースを取ります。

いつものお気に入りのお惣菜屋さんよりも、まだ今日あたりはお正月モードでと
ばかりに、デパ地下に入っている「美濃吉」さんの、お弁当を買って帰ることにしました。
私用のがひとつ。家人のお酒用におかず盛り合わせがひとつ。ちらし寿司がひとつ。
アルバイトのおねーちゃんの愛想もよく、この中の魚なに?と、聞くと表示を確かめて
「サゴシですね。」
あーよかった。私、鯖が食べるのはもちろん、匂いもだめなので、お弁当にお魚が
見えたら、それは確認しておかないとエライ目にあうのです。

ひとつひとつの蓋の上に、保冷剤を貼り付けて持ち帰りました。

そしてひとしきりカラオケを楽しんだあと、さてご飯よ~と、それぞれの蓋を取って
箸を入れました。
「なかなかいい味じゃん。」
「さすが、お弁当とはいえ、美濃吉だよね。」と、言いながら箸を動かしていると

ん??んんんん・ん・・・・・な、なにこれ???
黄色も鮮やかな出し巻き卵をパクっとばかりに口に入れ、半分を噛み切って
咀嚼しょうとすると、ぷ~んと、口から鼻に抜けるこの匂い。
ちょっと酢っぱ味を帯びた、違和感のある舌触り。


正面に座る、家人に構わず、思わず手の中にそれを戻してシンクのゴミ入れに
向かいます。こういうことは本能なので、相手には失礼ながらお許しあれ。

「これ、へんだよ。なんだか匂う。」

家人に言わせれば、私は食べ物のにおいに敏感なのだそうです。なんでも匂いを嗅いで
食べるというのですが、もしも、腐ったもの食べて命を落としたら、後々、法事のたびに
親戚中に「ほんとにいやしい人だったわねぇ」と、笑われ続けるのですよ。
それを思ったら、そんなことで死ねません。・・・・また、極端なと家人は笑いますが
浅漬けのきゅうりに、転々と足跡を残した白いカビを気づかずに、二切れ食べた人には
言われたくありませんっ。


「でも、まぁお正月だし、それだけ捨ててあと大丈夫なら、我慢してもいいんじゃない?」
ここは、家人の言うことももっともと、怒りを鎮めて再び箸を伸ばし、出し巻きと
同じスペースにあった海老を取ると・・・あ、もうだめ。
隣のサゴシも・・・だめだめ。玉こんにゃくの煮物は・・もう匂い嗅ぐ気にもならず。

「やっぱり、一言、言いたい。」私は閉店4分前の百貨店に電話を入れました。
地下の美濃吉さんにつないでと言うと、たまたま接客中なのかでないと言います。

事情を言うと、食品の担当者という男性がでました。
まだ年若いかんじで、説明すると平謝りで、すぐにお伺いすると言うのです。
もう時間も時間だし、指導してくれればそれでいいと言ったのですが、どうしてもと
言うので、では商品を引き取りにきてくださいと、電話を切りました。


「ま、謝ってるし、これでいいかなとも思ったんだけどね。」と、言うと、
「でも、あんだけ言われたら、そりゃ来ないわけにはいかないよな。」と、したり顔の
家人。

「お、そーいえば、うちにはデパ地下クレームのオーソリティがいたじゃないか~」



そうなんです。うちの息子は、東京で某百貨店のデパ地下て゛お酒と催事の担当を
しているのです。
しかも、クレームとなると、ご指名がかかるようで「クレーム処理のA」と
カゲで呼ばれているとか(笑)

これは、ご指導仰がねばと、まず状況お知らせ電話を・・・


私の話を聞き終えた息子は
「ありりゃあ、こりゃやっかいな人を相手にしたもんだ。」が、第一声。


ちょっと待て!!

やっかいな相手というのは、もしかしたら、もしかしたら、それは私のことかい??

「ねぇ、クレーム受ける方としては、どう言われるのが一番いや?」
「そりゃあ、保健所行くって言われることでしょ。ま、対応次第じゃないの?
誠心誠意、謝って、それでもっていうお客様はいないよ。」

うーむ。最後の一言は私に釘を刺したということなのね。

一時間ほどしてお隣のワンちゃんが吼え、インターホンが鳴りました。
私達はもう、ご飯どころではなく、食欲なんてすっかり失せています。


「私、OO(百貨店名)の、森田(もちろん仮名ですよ)と、申します。このたびは
大変なご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」
息子とたしいして変わらぬ年頃にお見受けしましたが、出された名刺の肩書きは
「課長」さんです。
心の中で、息子もここに行っとけば、出世が早かったかもしれないのに・・と、
ちよっと覘く母心。


「いいえ。私が理不尽な言い掛かりをつけているのではないと、判って下さったら
それでいいので、商品見ていただけます?」と、お弁当を差し出しました。
「では、失礼して。。」
彼は、魚や半分の出し巻きたまご、海老、こんにゃくと、ひとつひとつをつまみあげ
匂いを嗅いでいます。

「確かに、これはちょっと匂うようです。魚ではないかと思います。」
「そうですよね。これって賞味期限今日の21時になってますけど、まだ時間きてない
のに、匂うってどういうこと?」

「いや、あのこれは、じつは岡山の工場で作って、朝持ってきます。そこで検品を
するのですが、それを確かめると、していないと言っておりました。申し訳ありません。」

「それで来て頂いているのはあなただけ?。美濃吉さんはどなたもいらっしゃらないの?」
「あ、いえ、すみません。それが・・・こういう時は、こちらでお伺いするということに
なっておりますものですから・・」
「へー、そうなの。でも、私は美濃吉さんのお弁当だから買ったのよ。美濃吉さんは
そちらのテナントに入ったら、もう何の責任も取らなくていいの?お任せしておけば
それでいいの?」

「す、すみませんっ。それは、仰るとおりで、上司に伝えておきます。」

・・・・ちょっと頼りないけど、誠意は感じました。
それに、息子と同じような年代で、同じような仕事をしていると思うと、多少の
情も移ります。(鬼子母神の涙ってやつね?・・・と、家人。なんでこうも人を
怒らせるようなことばかり、口にできるのでしょうね。バシッ!!)


「このお弁当は、お預かりして、当社で保健所に持って行きます。」
「いいえ。結構です。私がもって行きますから。」
「いえ。そんなご足労おかけする訳にはいきません。」
・・・・・・本心はわかってるわよという言葉を呑みこんで、

「私のご足労の心配はしていただかなくて結構よ。そちらにお願いしたら、ほんとに
持って行ってくれるかどうか、わからないじゃない?」

「いえ。私が責任もって、持って参ります。私を信じてください。」


もうこのへんでいいだろうと、
「判りました。じゃお預けします。結果はきちんとお知らせくださいね。でも、もしも
保健所の検査結果が、菌は出ていますがこの程度なら、食べてもなんともないというもの
でも、私は納得できませんよ。匂っているのは確かだし、あなたも匂いは確認したのだから
大丈夫と言われても、食べるなんてできないわよ。」
「はい。それはもちろん、承知しております。」

「判りました。美濃吉さんへの不信感はぬぐえないけど、○○百貨店さんの誠意は
よく判りました。」

「ありがとうございます。それでは、結果については明日お知らせさせていただきます。」

「はい。でも、私は明日からは仕事なので7時すぎでないといません。ですからそれ
以降の電話にしてください。」
「はいっ!」



ま、しょうがないわよね。まるで居酒屋のメニュー取りのおにーちゃんみたいに玄関で
跪いて話す彼の姿を見て、これ以上はいいかと思ったのは事実です。

あとで、息子に結果を知らせると
美濃吉さんがこないのは、力関係かもしれないと言います。
無理してOOが美濃吉さんに出店お願いしていたら、年若い社員では、あちらが言うこと
聞いてくれないなんてことは、よくあることなんだそうです。

ふーん
そういうものかと、その夜は納得して、京都のお漬物を再びとりだして、その夜の
ご飯に変えたことも、忘れてあげようかな・・と、思っていました。
その時までは・・・

それが・・・・続きはその2へ
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by sala729 | 2011-01-06 13:50

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