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秋来ぬと、目にはさやかに、見えねども・・・
なんて和歌が思い浮かぶ季節の端境期を感じる昨日、今日ですね。
昨日は特に、山深い里に行っていたので、夕暮れ時の外気温が25度という涼やかさ。


見るとはなしに、中学校を眺めていると、下校準備の生徒が三々五々、正門前に
屯しています。
しばらくすると、小型バス程度の大きさの地元のタクシーがやってきて、生徒を乗せて
走り去ります。
また5分もすると、生徒が集まり、今度は古い型のタクシーが現れ、その子らを乗せて
走り去ります。

想像を逞しくすると、かってはこの奥に、いくつかの分校があったのかもしれません。
それが廃校になって、少し残った生徒がここまで通うには遠いので、役場の経費で
スクールバス代わりのタクシー通学となったのではないかと・・・
そうだとすると、秋から冬にかけては積雪や、木枯らしや、大変なのだろうなと、
余計な心配がかすめます。
なにしろ、高速道路の注意看板に、熊や猿が描かれている土地柄ですから。

こんな税金の使い方なら、大賛成ですね。
子供はできうる限り、平等な教育環境を与えられるべきです。
それでなくとも、大都市と地方の子供たちの教育環境には大差があると私は考えています
から・・。


それからもうひとつ、ちよっと感激したのはこの学校の生徒達の態度の美しいこと。
ぼんやり、野球部の練習を目で追う私の遥か前に生徒の打ったボールが転々・・・
すると追いかけてきた小柄な生徒君は、きちんと帽子を脱いで「こんにちわ。すみません
でした。」

こんな中学生はついぞ見たことがありません。
しかも、この学校、小柄君だけでなく、次にボールを取りに来たノッポ君も、帽子を取って
挨拶からはじめます。
要するに、ここの生徒はみんなが、いや一人二人の例外はあるかもしれませんが
おしなべて全生徒がこんな感じであろうと推測されます。


思わず、鬼ババの目も逆さ三日月になって、慣れない笑顔で返しましたとさ。(笑)


田舎が素朴だからとか、都会の子がすれているからとか言う気はさらさらありません。
これは、田舎、都会というよりも、教育の実践の賜物というべきでしょう。

こんな時代に、だれかれに挨拶交わすのは危険というご意見もあろうかとは思いますが
それを最優先してしまうと、人間関係は築けません。

ちょっと冒険的極論で、恐縮ですが、人間関係が上手く築けるかどうかは、とても
重要なことで、その人間の人生のすべてを決めると、私は思っています。
そして、今の時代はその練習がとても難しいことになっています。
用心にこしたことはないけれど、用心を最優先にしてしまうと、何も見えなくなり、
何も聞こえなくなり、たったひとりの世界を生きていかなければならなくなります。

危険を知らないでなく、危険を回避することを教えるためには、何が危険かを
知らしめなければ、教えることはできません。
ここが、とても難しいところです。
親だけでも、先生だけでもできないところです。



それにしても、すがすがして初秋の空気のような「こんにちわ~」を聞いていたら
子育てしたくなっちゃいま・・・・せんよ(笑)今からはもう無理です。
私は、自分のしたい子育ては、思い通りにしてきました。

結果が失敗だったか成功だったかは、神のみぞ知る・・ですが、私の子育てに悔いは
ありません。
私のやりたいようにやって、それを試された息子や娘には気の毒ですが、楽しい「母親
ライフ」を、送らせていただきました~(笑)
願わくば、自らの気持ちを推し量りながら、君達も自分の子育てを満喫して欲しいもの
です。(息子にはそれ以前の、大きな問題がありますが・・笑)



あらら・・・
なんだか、とりとめもなく書き綴っちゃいました。


話はがらりと変わりますが、実は今、私「読書椅子」が欲しいのです。
いや、椅子というか照明というか、読書台というか・・・ともかく、安定した姿勢で
長時間本が読めるような環境が欲しいのです。

ご承知のように、私の生活に本は「食事」のようについております。
しかし、寄る年波には勝てず、もともと近視のコンタクト使用の身に、老眼が遠慮もなく
忍び寄り、とても不可解な状況に陥っております。

仕事中はコンタクトで通しています。
ただ、ゼンリン地図の番地は・・・見えません。その時のために、会社には外見は
絶対に「老眼鏡」には見えないファッシヨナブルな「遠視用メガネ」を使用します。

そして自宅に帰れば、コンタクトを外し、メガネに変えますが、これはテレビ用(洋画の
字幕や、ニュースのテロップ見ないといけませんから)です。
しかし、自宅で本を読むときは、反対にメガネを取ります。
すると字も大きく見え、メガネ時より却って読みやすいのです。

しかし、これにも問題があり、腕が微妙に疲れるのですね。
しかも、ダイニングの椅子では背中が直角。ただ、テーブルに肘や本を置ける利点が
あるのです。
ソファは楽チンですが、腕を宙に浮かしたままの状態になるので、長続きしません。
しかも、照明の加減で、手元が暗くなることもあり、照明が上手くいくようにと姿勢を
帰ると、へんに捩子ってしまう有様です。

かといって、フローリングに絨毯の床にペタンと座っていると、腰に負担が
すぐに立てない・・・(呆れ・・)


どーすりゃいいのよっ!!


みなさんはどうしてらっしやいます?
上司がネットでこれいいんじゃない?と、教えてくれたのは、寝ながら本読める道具。
捜してくれたのはありがたいけど・・・・これは「いやです」
なんだか、寝たきり老人の予行演習みたいですもの・・・

どなたか、私に快適な「読書時間」のすごし方の手ほどきを、お願いします。

by sala729 | 2010-09-10 13:04

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