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慣れるものですねぇ。「メモ帳入力」・・
タイピングしていると、余裕ですかね。判るんです。あ、いま左の薬指がTabに触れた・・とか。
「でも、消えない」って、安心してましたら、やっちゃいました。
つい、今・・・
綿々と書き連ねて、たった今・・・
右手の薬指が、ツンと、Enterに・・・(泣)
はい、消えました。きれいさっぱりと・・


frankurin様、mori様
申し訳ありません。本当に、私は不出来な生徒でございます。
慢心と増長の衣を、いくつになっても、脱ぎ去れない「愚か者」でございます。
・・・と、自己反省しつつ、まっ、こんなこともあろうかと・・(笑)
どうぞ、こんなゆる~い、私めを、ご甘受くださいね~(ホントは反省してないんだろ?←
カゲの声)


で、気を取り直して、再度向かっているわけでございます。



さて、今朝のことです。
私が目覚めてリビングに行くと、ベランダに出る吐き出し窓に、見慣れないダンボールがひとつ。
「なにこれ?」
「え、うん。スカパーのパラボラアンテナ」と、言葉少なの家人。
「スカパーって、見えてるじゃん。」
「う、うん。でもさ、ほら、せっかくテレビ大画面になったじゃない? 綺麗に見たいじゃん。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・????

確かに、我が家はテレビを買い換えました。
ここから話を遡ると・・・・


家人は世に言う「家電フェチ」です。これは自他ともに認めるところです。
何しろ、何か電化製品を買うとなったら、徹底的に調べ尽くします。
性能、効果、耐用年数、もちろん価格。
それは、それは日頃どこに隠しているかというような、執念と緻密さと情熱をもって事に
あたります。

そんな人間がいる我が家ですから、世の中の「地デジ」コールに対応しないわけはないのですが
じつは我が家のブラウン管テレビ100キロあるのです。しかも、我が家のリビングは二階。
クレーン車であげたといういわくつき。
そこで、買い替えはぎりぎりまで待とうと決めました。
でも、地デジ対応は怠りませんよ。なんとかチューナーで、もうずっと前から見ています。


そんなこんなで折り合いつけていたのですが、昨年末、食卓の上に置く小さなテレビを買おうかと
ある家電店に行くと・・(そこには家人のお友達となった店員さんがいるのです。お友達が店員さんではありませんよ。店員さんが
お友達になったのです・)


そこに、60インチのLEDアクオスが、置いてあり、その前には赤いソファ。ソファは関係あり
ませんが・・
そして、間の悪いことにというか、運よくというか、衛星NHK第二で1月から始まる「蒼穹の昴」の
予告編が、何度も何度も流されていたのです。

みなさんもご存知と思いますが、浅田次郎さんの大河小説で、とても魅力的な西太后が描かれて
います。浅田次郎さんの作品は、私の中では、好・嫌の差がはっきりしていて、「鉄道員」や
「メトロにのって」などや、ピカレスク系は、ほどほどにせよ、「壬生義士伝」や「日輪の遺産」は、
大好きなんです。
もちろん、「蒼穹の昴」も、その大好きの中に入ることは言うまでもありません。

しかも、舞台が清王朝、出演者が後宮の女性に宦官といったら、そのきらびやかさは想像に
難くありません。しかも、中国の全面協力で故宮をはじめオールロケ。
その画面には、高貴な黄色の冠衣を身に着けた若き光緒帝のりりしい姿や、勇壮にして華麗
広大にして、繊美な故宮の内側。そして女性たちの、艶やかさ・・・
それが、繰り返し、繰り返し、私の目の前で、映し出されるのです。家人はお友達の店員さんと
何やら話し込んでいましたが・・。


「これ買います。」
「はぁ??」
一番驚いたのは家人。・・・・私、テレビはあまり見ない人なんですね。キョーミがないのです。
BGM代わりにかけてはいますが、ドラマは馬鹿にしていますし、ワイドショーは軽蔑していますし
ニュースにしたって半信半疑という人間なのです。

お友達店員さんもぼー然。何度かここには来ていますから、私のことを彼もよく知っています。
家電談義が始まると、いつもいやーな顔していすから、彼も私にはかなり気を使っている様子は
見受けられました。


「これ、買う。で、蒼穹の昴をこれで見る」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まだ、二人は私を見ています。
すると、あわてて店員さんが
「いや、あの実はこれ、まだ納品がなくて、一月半ばか二月でないと・・」

すると今度は家人があわてて
「いや、それなら、それまでのはビデオに撮っておけばいいよね。ためておいて一度に見れば?」
うっ・・・さすが、私の掴みどころ知ってます。
私はどちらかというと、毎週見るよりも、溜めて一度に見る派なのです。それを知っていて・・
こんなチャンスを見逃すような、やつではありません。


「いや、でも・・」
なんでも、納得しないと、言いかがりをつける(これは家人が言ってることで、私はそうは
思っていませんよ)私のことを心配して、なぜか及び腰の店員さん。

ところが、この日、家電屋さんでなんと四時間。
というのも、家電フェチの家人。この機会を逃してなるものかと、ついでというのか、やつにして
みれば当たり前というのか、音響もふさわしいものがいると・・主張するのです。
私はもう面倒くさいので、なんでもいいというのに、これとこれと、聞き分けてくれと、別の売り場の
音響システムに私を連れて行くのです。
でも、これはポーズ。もう自分で決めてはいるのです。どれにするかは。
でも、一応、相談して決めたねって、そう思わせたいだけなのは、判っています。
だって、結局決めたのは、私の試聴したどのメーカーでもなく、ヤマハのなんとか5.1って
やつなのだそうです。


もちろん、私は今、大変機嫌よく「蒼穹の昴」見ていますよ。
はい、とても美しいです。ほんとに綺麗。
若くて綺麗なはずの俳優さんや、女優さんたちも、アップになると、けっこう顔に
凹凸あるんだなぁなんて発見もありました。(笑)
でも、好きですよ。そんなリアリティ。

そして、思いがけずよくテレビ見る人間になりました。私。
ただ、ドラマはあまり見ません。クイズやバラエティも見ませんね。映画やドキュメンタリー、
自然、動物物が殆どですが
あと、舞台中継や歌舞伎も楽しめるようになりましたね。テレビで・・


そんなこんなで、私は私なりにテレビライフを楽しんではいるのです。


しかし・・・それにしても、家電フェチの考えることには、限りがありません。
次はスカパーが綺麗に見たいですって。。。
毎年負け続ける、阪神の試合を見れなくなって、途中でサンテレビ解約するのは、いったい誰?

「でもさ、映画もあるよ。古い日本映画。新藤さんのもあるよ。いいよね。昔の日本映画は。」
・・・・・・・・・私の掴みどころを知っているやつは、これだから嫌いよっ・・・・




確かに、人の価値観は違います。
何に価値を見出すかは、我が家はまったく違います。
そして、お互い、なるべくそれには立ち入らないようにはしています。入ると最後は
喧嘩か、怒りの爆発でしかないのですか・・(笑)
違う価値観も、趣味もあり、同じところもあるかな・・・ってくらいが丁度いいのでしょう。


でも、
「どうせ、地デジと、アナログの違いが、判らないんだから、確かに、何見ても一緒だよね。」
と、独り言のようにつぶやいた家人の言葉を聞いて(・・・私地獄耳なんですの。ほっほほ)
アンテナ付け替えるために、ベランダのてすりを乗り越えようとしたやつが落ちればいいのにと
願った私は、悪魔ですか?


 
(訂正)

すみません。上記の「ヤマハ5.1は、ヤマハ7.2」の間違いだそうです。
私はどーでもいいんですけど、たまたまブログを見たらしい、家人から強い訂正
依頼がありましたので、仕方なく記しておきます。

by sala729 | 2010-04-17 12:07

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